オーナンバ株式会社(以下、オーナンバ)は、東京証券取引所スタンダード市場に上場する電線・ワイヤーハーネスメーカーです。就職・転職を検討するうえで、「実際のところ年収はどのくらいなのか」を知りたいと思う方は少なくないでしょう。
この記事では、有価証券報告書(EDINET開示)をもとに、オーナンバの平均年収の推移・役職別・年齢別のデータを解説します。推測や独自試算は行わず、公式開示情報のみを使って解説しますので、正確な情報を確認したい方にとって参考になる内容です。なお、本記事の執筆基準日は2026年3月21日です。
オーナンバの会社概要
オーナンバは1941年に大阪で創業した総合配線システムメーカーです。電線・ケーブルを基盤事業としながら、ワイヤーハーネス・太陽光発電関連製品・ハーネス加工用機械・部品という4つの事業領域でグローバルに展開しています。民生機器用ワイヤーハーネスでは国内大手、太陽光発電配線ユニット(PVU)では業界トップクラスの市場シェアを持つことが特徴です。連結子会社・持分法適用関連会社を含めると20社超のグループ体制を持ち、北米・欧州・アジアを含む7カ国以上に海外拠点を構えるグローバル企業です。証券コードは5816で、東証スタンダード市場に上場しています。
オーナンバの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式社名 | オーナンバ株式会社 |
| 英文社名 | Onamba Co., Ltd. |
| 設立 | 1941年9月15日 |
| 証券コード | 5816 |
| 上場市場 | 東京証券取引所スタンダード市場 |
| 本社所在地 | 大阪府大阪市中央区 |
| 業種 | 非鉄金属(電線・ケーブル・ワイヤーハーネス製造販売) |
| 代表者 | 代表取締役社長 木嶋忠敏 |
| IR情報 | オーナンバ株式会社 IRページ |
オーナンバの主力事業は、民生用電子機器・情報事務機器・産業用電子機器に使用される電線・ケーブルおよびワイヤーハーネスの製造・販売です。押出成形技術と電線加工技術をコア技術として持ち、機器用電線・各種ワイヤーハーネス・太陽光発電配線ユニット(PVU-Finder)・蓄電池監視制御システム・空調制御システム(E&E-Solution)など幅広い製品ラインナップを展開しています。中期経営計画「PROGRESS 2026」のもと、脱炭素社会への貢献や「グローバルな総合配線システムメーカー」の実現を目指しており、国内工場の強化と海外拠点戦略を並行して推進しています。
オーナンバの平均年収はどのぐらい?
オーナンバが金融庁EDINETへ提出した有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(単体)の平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数が開示されています。以下ではその開示データをもとに解説します。
年度別の平均年収推移
下表は、有価証券報告書(提出会社の従業員の状況)に記載された数値です。オーナンバの決算期は12月期(暦年)です。Web検索で確認できた直近複数期の数値を記載します。なお、直近期(2024年12月期・2023年12月期)の有報数値については、本執筆時点のWeb検索では二次情報を含め数値の確認が取れませんでした。確定値は金融庁EDINETまたはオーナンバ公式IRページの有価証券報告書にてご確認ください。
| 年度(決算期) | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2019年12月期 | 553 | 49.4 | 14.5 | 127 |
| 2020年12月期 | 非開示 | 非開示 | 非開示 | 非開示 |
| 2021年12月期 | 非開示 | 非開示 | 非開示 | 非開示 |
| 2022年12月期 | 577 | 非開示 | 非開示 | 128 |
出典: オーナンバ株式会社 有価証券報告書(2019年12月期・2022年12月期)、EDINET開示情報をもとに二次情報サイトで確認。2020年・2021年12月期の数値は今回のWeb検索では取得できなかったため「非開示」と記載しています。確定値は直接有価証券報告書をご参照ください。
確認できた範囲では、2019年12月期に553万円だった平均年収が2022年12月期には577万円へと緩やかに上昇していることがわかります。平均年齢が49.4歳と高め・勤続年数が14.5年と長いことが特徴です。従業員数は127〜128名と、非常にコンパクトな単体組織規模であることも読み取れます。
他企業との比較データ
下表はオーナンバと、同じ非鉄金属・電線ケーブル分野の上場企業の平均年収を比較したものです。各社の数値は有価証券報告書に開示された提出会社ベースの数値を、二次情報サイト経由で確認できた期のものです。数値の確定は各社EDINETの有価証券報告書にてご確認ください。
| 企業名 | 証券コード | 平均年収(万円) | 参照期 |
|---|---|---|---|
| オーナンバ | 5816 | 553〜577 | 2019〜2022年12月期 |
| タツタ電線 | 5809 | 639 | 二次情報(時期不特定) |
| カナレ電気 | 5819 | 非開示 | 非開示 |
| 非鉄金属業界平均(上場企業) | — | 640 | 二次情報(時期不特定) |
業界平均(非鉄金属・上場企業)の約640万円と比べると、オーナンバの553〜577万円はやや低い水準です。ただし、オーナンバは単体従業員数が130名未満と小規模であり、グループ全体の収益や海外子会社の従業員は反映されていない点に留意が必要です。カナレ電気(5819)の数値は今回のWeb検索では確認が取れなかったため「非開示」としています。
オーナンバの役職別年収データ
有価証券報告書の「従業員の状況」では、提出会社全体の平均年間給与が開示されますが、役職(一般社員・主任・課長・部長など)ごとの年収内訳は法定開示事項ではなく、オーナンバの有価証券報告書においても役職別の年収データは公式データとしては非開示となっています。
なお、オーナンバの採用サイトや有価証券報告書には役職ごとの報酬テーブルの記載はありません。役職別の年収水準を詳しく知りたい場合は、転職エージェントや口コミサイトへの登録を通じて個別に確認することをおすすめします。
| 役職区分 | 公式開示の状況 |
|---|---|
| 一般社員 | 非開示(有価証券報告書に記載なし) |
| 主任・係長クラス | 非開示(有価証券報告書に記載なし) |
| 課長クラス | 非開示(有価証券報告書に記載なし) |
| 部長・管理職クラス | 非開示(有価証券報告書に記載なし) |
| 取締役・役員 | 総額は開示(個別役員ごとの開示は1億円以上のみ義務) |
取締役・監査役を含む役員報酬の総額は有価証券報告書の「役員の報酬等」欄に開示されていますが、個別役員ごとの開示は報酬総額が1億円以上の場合にのみ義務付けられており、オーナンバの規模では該当役員の個別開示は行われていない可能性が高いです。役員報酬総額は最新の有価証券報告書でご確認ください。
オーナンバの年齢別年収推移
オーナンバの有価証券報告書では、年齢層ごとの平均年収(例: 25歳・30歳・35歳など)は公式データとしては非開示となっています。有価証券報告書の「従業員の状況」で開示されるのは、提出会社全体の平均年齢・平均年間給与・平均勤続年数であり、年齢帯別の内訳は法定開示事項には含まれません。
| 年齢帯 | 公式開示の状況 |
|---|---|
| 20代 | 非開示(有価証券報告書に年齢別内訳なし) |
| 30代 | 非開示(有価証券報告書に年齢別内訳なし) |
| 40代 | 非開示(有価証券報告書に年齢別内訳なし) |
| 50代以上 | 非開示(有価証券報告書に年齢別内訳なし) |
なお、参考情報として、有価証券報告書に開示されている全体平均では、2019年12月期時点で平均年齢49.4歳・平均勤続年数14.5年・平均年収553万円となっています。平均年齢がやや高めであることから、長く勤めることで着実に年収が積み上がるキャリアパスが存在していると推察されますが、年齢帯別の具体的な数値は公式には開示されていないため、推測・試算による数値の記載は行いません。年齢別の詳細な年収水準を確認したい場合は、転職エージェントへの相談や、オーナンバの採用窓口への直接問い合わせをご検討ください。
【中途採用】オーナンバのような優良企業への転職おすすめサービス
オーナンバのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
おすすめ転職エージェントサービス
オーナンバの福利厚生
オーナンバの福利厚生については、有価証券報告書や採用サイト(採用情報ページ)に体系的な一覧の掲載は確認できていません。以下では、採用関連の公開情報および口コミ情報をもとに確認できた制度・環境を紹介します。なお、制度の詳細や最新の適用条件は、採用窓口または面接時に直接確認することをおすすめします。
休暇制度については、 有給休暇は法令に基づいて従業員に取らせる仕組みがあり、法令順守がなされているという評価が口コミで見られます。 また、OpenWorkに登録された社員・元社員のデータでは、有給休暇消化率が79.1%、月間残業時間が9.6時間と報告されています。 残業時間が比較的少なく、有休の消化率も高めの水準であることが読み取れます。
職場環境については、 「オフィス内はすごく綺麗で、フリーアドレスを導入しているので出社時は好きな席に座れる」という口コミも確認されています。 本社は大阪市中央区の御堂筋ダイビル19階に位置しており、設備の新しさが評価されているようです。
社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)については、上場企業として法定通りに整備されているものと考えられます。退職金制度・住宅手当・財形貯蓄・社員持株会などの個別制度の有無や詳細については、現時点の公式開示資料からは確認が取れないため、公式データとしては非開示です。制度の詳細を確認したい場合は、採用窓口への問い合わせ、または転職エージェント経由での確認を推奨します。
| カテゴリ | 内容・確認状況 |
|---|---|
| 社会保険 | 健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険(法定通り整備) |
| 有給休暇 | 法令に基づき取得推進(消化率79.1%、口コミ情報) |
| 残業時間 | 月間平均9.6時間(OpenWork登録の社員・元社員データ) |
| オフィス環境 | 本社フリーアドレス導入(口コミ情報) |
| 退職金・住宅手当・財形貯蓄等 | 非開示(公式資料で確認できず) |
出典: OpenWork(社員・元社員による登録データ)、エン カイシャの評判(口コミ情報)、オーナンバ株式会社採用サイト。いずれも公式一次開示ではなく、口コミ・登録データに基づく参考情報です。
オーナンバの転職難易度は?
オーナンバへの転職難易度について、公式に選考通過率や倍率を示した資料は開示されていません。ここでは、採用求人情報や公開されている企業情報をもとに、転職を検討する際の参考情報を整理します。
求められる人材像
オーナンバは民生・産業用電子機器向けの電線・ケーブル・ワイヤーハーネス、および太陽光発電配線ユニットを主力とする総合配線システムメーカーです。 求人情報では、電線・ケーブルの構造設計など上流工程を担う開発職が募集されており、「東証スタンダード上場の総合配線システムメーカー、グループ5,400名規模」という組織環境での業務が想定されています。
製造・開発領域では、押出成形や電線加工に関する技術的な知識・経験が評価されます。一方で、 「異業種からの転職者も多数在籍しており、未経験の方でもOJTにより研修を行う」という求人情報も確認されています。 職種によっては未経験からの応募も受け付けているため、ものづくりへの志向性や学習意欲が重視されると考えられます。また、採用サイトでは「世界中に広がるオーナンバのネットワーク、あなたの活躍の舞台は世界です」と紹介されており、 グローバルな業務環境への適応力も求められる場面があるでしょう。
単体従業員数が130名未満と非常にコンパクトな組織であることから、中途採用の募集ポジション数はさほど多くなく、欠員補充型の採用が中心と推察されます。営業・技術開発・品質管理・生産管理など、専門性の高い職種での即戦力が歓迎される傾向が見られます。なお、求められる具体的なスキルセットや資格要件は、職種や配属先によって異なるため、最新の求人票を直接確認することが重要です。
転職成功のポイント
オーナンバへの転職を成功させるうえで、まず事業領域への理解を深めることが重要です。電線・ケーブル・ワイヤーハーネス・太陽光発電配線ユニットという4つの事業軸と、中期経営計画「PROGRESS 2026」が掲げる脱炭素社会への貢献という方向性を把握したうえで、自身のキャリアとの接点を具体的に語れるよう準備しましょう。
単体規模が小さく、ひとり一人の業務範囲が広い環境でもあるため、与えられた役割を超えて主体的に動いた経験や、課題解決に向けて周囲を巻き込んだエピソードは評価されやすいと考えられます。海外拠点を持つグローバル企業であることから、英語をはじめとする語学力や、海外業務経験があれば積極的にアピールすることをおすすめします。
採用窓口や最新の求人情報はオーナンバ採用情報ページから確認できます。転職エージェントを活用すると、非公開求人の有無や選考傾向について情報を得やすくなるため、複数のチャネルを並行して活用することが転職成功への近道です。
オーナンバのまとめ
この記事では、有価証券報告書(EDINET開示)をもとに、オーナンバの平均年収・福利厚生・転職難易度を解説しました。最後に要点を整理します。
平均年収については、有価証券報告書(提出会社ベース)で確認できた直近のデータでは、2019年12月期に553万円、2022年12月期には577万円と緩やかな上昇傾向が見られます。平均年齢が49.4歳(2019年12月期)、平均勤続年数が14.5年と長期勤続者が多い組織であり、腰を据えて働くことで着実に年収が積み上がるキャリアパスが存在していると考えられます。非鉄金属・上場企業の業界平均(約640万円)と比べるとやや低い水準ですが、単体従業員数が130名未満と小規模な点や、グループ全体の収益が単体数値に反映されていない点を考慮する必要があります。
役職別・年齢別の年収データは有価証券報告書では法定開示事項に含まれないため、公式データとしては非開示です。詳細が知りたい場合は、転職エージェントや採用窓口への直接問い合わせを通じて確認することをおすすめします。
福利厚生面では、有給休暇消化率が高め(79.1%、口コミ情報)で月間残業時間も比較的少なく、ワークライフバランスを重視したい方にとって検討しやすい環境と言えます。転職を検討する際には、最新の求人票および採用担当者への直接確認で制度詳細を把握したうえで判断することが重要です。
オーナンバへの入社・転職を検討している方は、まずオーナンバ公式IRページで有価証券報告書を確認し、事業内容・業績・従業員の状況を一次情報として把握することをおすすめします。そのうえで転職エージェントへ相談することで、より精度の高い情報収集と選考準備が実現できるでしょう。


