株式会社アイモバイル(以下、アイモバイル)は、ふるさと納税支援サイト「ふるなび」の運営とインターネット広告事業を両輪に成長を続ける東証プライム上場企業です。比較的若い組織でありながら、有価証券報告書で開示される平均年収は近年700万円台に到達しており、インターネット業界のなかでも注目度の高い企業のひとつといえます。
この記事では、アイモバイルの有価証券報告書をもとに、平均年収の推移・他社比較・役職別および年齢別の開示状況を詳しく解説します。転職・就職を検討している方はぜひ参考にしてください。
アイモバイルの会社概要
アイモバイルは、「”ひとの未来”に貢献する事業を創造し続ける」というビジョンのもと、「マーケティングで価値ある体験を提供し続ける」サービスを展開しています。 事業は「コンシューマ事業」と「インターネット広告事業」の2つのセグメントで構成されており、コンシューマ事業はふるさと納税事業「ふるなび」および周辺事業としてのトラベル事業・レストランPR事業・ポイントサービス事業を展開しています。インターネット広告事業においては、アドネットワーク事業・アフィリエイト事業・メディアソリューション事業・広告代理店事業・アプリ運営事業等を展開しています。
2007年8月に設立され、モバイルアドネットワークサービスや2014年7月に開設したふるさと納税サイト「ふるなび」を核に事業ポートフォリオを拡大し、2016年に東証マザーズに上場、2018年7月に東証一部へ市場変更しました。 現在は東京証券取引所プライム市場に上場しており、売上規模・利益ともに安定した成長を続けています。
アイモバイルの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社アイモバイル |
| 英語表記 | i-mobile Co., Ltd. |
| 設立 | 2007年8月 |
| 所在地 | 東京都渋谷区渋谷三丁目26番20号 関電不動産渋谷ビル8階 |
| 証券コード | 6535(東京証券取引所プライム市場) |
| 決算期 | 7月31日(前年8月1日〜翌年7月31日) |
| 資本金 | 1億5,200万円 |
| 従業員数(単体) | 215名(2025年7月31日現在) |
| 事業内容 | コンシューマ事業(ふるなびほか)、インターネット広告事業 |
出典:株式会社アイモバイル 有価証券報告書(2025年7月期)・アイモバイル IR情報
コンシューマ事業の中核を担う「ふるなび」は、ふるさと納税の普及促進を目的としたサービスで、トラベル・レストランPR・ポイントサービスといった周辺事業も展開することで、利用者の利便性向上と収益基盤の多角化を進めています。 一方のインターネット広告事業は、スマートフォンやPC向けのアドネットワークを主軸に、アフィリエイトや広告代理店機能まで幅広いソリューションを提供しており、BtoB・BtoC双方にアプローチできる点がアイモバイルの強みといえます。
アイモバイルの平均年収はどのぐらい?
2025年7月期の有価証券報告書によると、アイモバイルの平均年収(平均年間給与)は700万1,000円で、平均年齢36.0歳、平均勤続年数6.4年、従業員数215名となっています。 近年は継続的な増加傾向にあり、直近3期で約50万円以上の伸びを示しています。
年度別の平均年収推移
以下は有価証券報告書に記載された「従業員の状況」のデータをまとめたものです。
| 年度(決算期) | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2022年7月期 | 632 | 33.5 | 5.4 | 195 |
| 2023年7月期 | 647 | 34.25 | 5.64 | 206 |
| 2024年7月期 | 668 | 35.16 | 5.93 | 非開示 |
| 2025年7月期 | 700 | 36.0 | 6.4 | 215 |
出典:株式会社アイモバイル 有価証券報告書(各期)
アイモバイルは上場企業のため、有価証券報告書内にて平均年収が公開されており、直近においても平均年収は上昇トレンドにあります。 2022年7月期から2025年7月期にかけて632万円から700万円へと着実に増加しており、業績拡大と人材投資の強化が年収向上の背景にあると考えられます。 平均勤続年数は5.93年(2024年7月期)で、プライム全体平均の13.7年、プライム市場の情報通信・サービスその他業界の平均9.4年と比較すると、業界内では比較的勤続年数が短く、一定の人員の入れ替わりがある会社となっています。
他企業との比較データ
アイモバイルと、インターネット広告・マーケティング領域で事業を展開する同業他社の平均年収を比較します。各社のデータはそれぞれの有価証券報告書の直近開示期に基づいています。
| 会社名 | 平均年収(万円) | 主な事業 |
|---|---|---|
| アイモバイル(2025年7月期) | 700 | ふるさと納税・インターネット広告 |
| ファンコミュニケーションズ(直近期) | 非開示 | アフィリエイト広告(nend) |
| デジタルガレージ(直近期) | 非開示 | インターネットサービス・広告 |
出典:各社有価証券報告書
東証プライム上場企業の平均年収は742万円のため、プライム内では平均的な給与水準といえます。また、東証プライムの情報通信・サービスその他業界の平均年収は719万円のため、業界内では比較的平均に近い水準に位置しています。 ふるさと納税事業の高成長が牽引し、アイモバイルの平均年収は業界内での水準に近づきつつあります。
アイモバイルの役職別年収データ
アイモバイルの役職別年収については、有価証券報告書において公式データとしては非開示となっています。有価証券報告書の「従業員の状況」では、全従業員の平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数のみが開示されており、役職ごとの年収内訳は記載されていません。
| 区分 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 一般社員 | 非開示 |
| 主任・リーダー | 非開示 |
| 課長・マネージャー | 非開示 |
| 部長・上位管理職 | 非開示 |
| 役員報酬(総額) | 有価証券報告書「役員の報酬等」に記載(個別開示は条件あり) |
役職別の年収データは、有価証券報告書をはじめとする一次情報では公式に開示されていないため、本記事では数値を掲載していません。詳細を確認したい方は、アイモバイルの有価証券報告書ページから最新の開示資料をご参照ください。
アイモバイルの年齢別年収推移
アイモバイルの年齢別年収についても、有価証券報告書をはじめとする公式IR資料において公式データとしては非開示となっています。有価証券報告書の「従業員の状況」に記載されるのは全体の平均値のみであり、年齢層ごとの年収内訳は開示されていません。
| 年齢帯 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代 | 非開示 |
| 50代以上 | 非開示 |
なお、有価証券報告書から把握できる全体の平均値として、 2025年7月期時点では平均年齢36.0歳・平均年収700万1,000円という組み合わせが最新の公式情報です。 平均年齢はプライム市場の情報通信・サービスその他業界の平均39歳と比較して低く、比較的若手の多い職場であることがわかります。 年齢帯ごとの詳細な年収データをご確認されたい場合は、金融庁のEDINETから有価証券報告書の原文をご参照ください。
【中途採用】アイモバイルのような優良企業への転職おすすめサービス
アイモバイルのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
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アイモバイルの福利厚生
アイモバイルは、 ハタラクエール「福利厚生推進法人2024」として2年連続で認証されており、社員の働きやすさを重視した制度が整備されています。公式採用情報および求人掲載情報をもとに、主な福利厚生の内容を以下にまとめます。
働き方の面では、 フレックスタイム制が導入されており、平均残業時間は10時間未満となっています。メリハリのある就業環境が整備されており、エンジニア職を例にとると 残業は月0時間〜20時間程度とされています。また、 年間休日125日、有休消化率84.4%という水準も公開されています。
住宅支援については、 住宅手当(細則あり)が設けられており、本社より一定範囲内の居住者を対象としています。交通費については求人票に各種手当の一環として記載されています。
資産形成・保険の面では、 社員持株会および企業型確定拠出年金が用意されています。
育児・介護に関しては、 育児休暇取得率78.5%、復職率100%という実績が公開されており、長期的なキャリア継続を支援する体制が整っています。
スキルアップ支援として、 資格取得補助や書籍購入費サポートなど学びを応援する制度が設けられているほか、 エンジニア向けには任意参加の社内勉強会も実施されています。
なお、福利厚生の詳細および最新情報は、アイモバイル採用情報サイトにてご確認ください。
アイモバイルの転職難易度は?
アイモバイルへの転職を検討する際には、同社が重視する人材像と選考の特徴を事前に理解しておくことが重要です。
求められる人材像
アイモバイルが大切にしている企業Valuesは「Smile」「Growth」「Team」の3つです。具体的には、ポジティブな姿勢で常に笑顔でコミュニケーションをとることができる方(Smile)、個人の成長と会社の進展の両方に貢献する意欲と能力を持つ方(Growth)、チームとして協力し共に成功を目指すことができる方(Team)という特性が重視されています。
職種ごとの要件を見ると、エンジニア職では 自主性を尊重し新しい提案を歓迎する文化のもと、技術力と主体的な改善姿勢が求められます。営業・ビジネス職については、 職種・業界未経験や第二新卒を歓迎するポジションも存在しており、間口は比較的広いといえます。全職種を通じて、 自分のスキルや価値を正確に理解し、会社の成長に貢献できる人材が評価される傾向にあります。
転職成功のポイント
アイモバイルへの転職を成功させるためには、まず同社の2事業(コンシューマ事業とインターネット広告事業)の構造と成長戦略を理解したうえで、自分の経験がどちらの事業にどう貢献できるかを具体的に説明できる準備が重要です。
同社は カジュアル面談を歓迎しているため、選考前にカジュアル面談を活用して現場の雰囲気や期待値を確認しておくことが有効です。選考では「Smile・Growth・Team」という行動規範への共感を問われる場面が想定されるため、過去の経験からこれらのValuesを体現したエピソードを準備しておくとよいでしょう。
エンジニア職では 100%自社内開発という開発スタイルが特徴であるため、受託開発との違いを理解し、自社サービスの品質向上に主体的に取り組める姿勢をアピールすることが選考通過につながります。
アイモバイルのまとめ
アイモバイルは、ふるさと納税サイト「ふるなび」を核とするコンシューマ事業とインターネット広告事業を両輪に成長を続ける東証プライム上場企業です。2025年7月期の有価証券報告書に基づく平均年収は700万1,000円で、2022年7月期の632万円から3期連続で増加しており、業績拡大に連動した着実な年収向上が見られます。
平均年齢36.0歳・平均勤続年数6.4年という数値が示すとおり、比較的若い組織で成長スピードも速く、自ら主体的にキャリアを切り開きたい人材にとって活躍しやすい環境といえます。 フレックスタイム制や平均残業10時間未満、育児休暇復職率100%といった働きやすさの実績も、中長期的なキャリア形成を検討するうえでのプラス材料です。
役職別・年齢別の年収データは有価証券報告書において公式に開示されていないため、詳細な内訳の把握には限界がありますが、公開されている平均値だけを見ても、インターネット業界のなかで競争力のある水準に近づいていることが確認できます。転職・就職を検討している方は、アイモバイルIR情報ページで最新の有価証券報告書を確認するとともに、採用情報サイトでポジションの詳細を調べてみることをおすすめします。


