株式会社アイリッジ(以下、アイリッジ)は、スマートフォンアプリの開発・運用支援やO2O(オンラインからオフラインへの集客)サービスを中核事業とする、東証グロース市場上場のITベンチャーです。金融庁EDINETに提出された有価証券報告書によると、アイリッジの平均年収(平均年間給与)は657万円であることが開示されています。ITエンジニアや企画職を多く抱える同社の年収水準は、情報・通信業の中でも比較的高い水準にあります。
この記事では、アイリッジの平均年収を有価証券報告書の公式データにもとづいて解説します。年度別の推移・他社比較・役職別・年齢別のデータを順に紹介しますので、転職・就活の参考にお役立てください。
アイリッジの会社概要
アイリッジは2008年8月に設立された情報・通信業の企業です。 本社は東京都港区麻布台1-11-9 BPRプレイス神谷町10Fに所在し、 東京証券取引所グロース市場に2015年7月16日に上場しています。 スマートフォンアプリのプランニング・開発・運用を一貫して提供する「アプリビジネス」領域と、位置情報や購買データを活用した「O2Oソリューション」領域、さらにはフィンテック・不動産テック向けのシステム開発まで手がけるグループ企業です。
顧客企業との戦略的パートナーシップを通じた収益機会の創出や成長加速への取り組みを強化しており、中期経営計画においても事業基盤の拡大と企業価値の向上を目指しています。近年は金融機関向けアプリ開発やDXソリューションの提供に注力しており、大手企業との取引実績を着実に積み重ねています。
アイリッジの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社アイリッジ(iRidge, Inc.) |
| 設立 | 2008年8月 |
| 本社所在地 | 東京都港区麻布台1-11-9 BPRプレイス神谷町10F |
| 証券コード | 3917 |
| 上場市場 | 東京証券取引所 グロース市場 |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 決算期 | 3月31日 |
| 資本金 | 約11億8,887万円 |
| 代表者 | 小田 健太郎 |
| 事業内容 | スマートフォンアプリ開発・運用支援、O2Oソリューション、フィンテック・不動産テック向けシステム開発 |
アイリッジの事業の中心にあるのは、企業が自社アプリをユーザーとのコミュニケーション基盤として活用できるよう支援する「アプリプラットフォーム事業」です。スーパーアプリやポイントサービスの浸透を背景に、流通・金融・不動産などの業界から幅広い引き合いを受けています。グループ会社を通じてデータ分析やマーケティング支援も展開しており、アプリ開発から集客・販促施策の実行まで一気通貫で対応できる体制を整えています。
アイリッジの平均年収はどのぐらい?
有価証券報告書の「従業員の状況」に記載された平均年間給与(賞与含む)をもとに、アイリッジの平均年収を確認します。最新の開示データでは、 アイリッジの平均年収は657万7,000円となっています。情報・通信業の上場企業全体と比べても高水準であり、ITベンチャーとして専門性の高い人材を採用していることがうかがえます。
年度別の平均年収推移
下表はアイリッジが提出した有価証券報告書に記載の「従業員の状況」をもとに作成しています。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)の推移を確認できます。
| 年度(決算期) | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月期 | 657 | 38.1 | 2.6 | 174 |
| 2020年3月期以前 | 非開示 | 非開示 | 非開示 | 非開示 |
出典:株式会社アイリッジ 有価証券報告書(2022年3月期)。2020年3月期以前の各期については、本記事執筆時点でWeb上から一次情報として複数期分の数値を確認できなかったため、該当セルを非開示としています。最新データを確認する場合は金融庁 EDINET またはアイリッジIR情報ページより有価証券報告書をご覧ください。
平均勤続年数は2.6年、平均年齢は38.1歳、従業員数は174人という数値は、ITベンチャーとして人材の流動性が高く、中途採用による即戦力補強を積極的に行っている企業の特徴をよく示しています。勤続年数が短い一方で平均年収が高い点は、即戦力として採用されたエンジニアや企画職が一定の年収水準で入社してくることを示唆しています。
他企業との比較データ
アイリッジと同じ情報・通信業に属する上場企業の平均年収と比較します。下表の数値はいずれも各社の有価証券報告書(直近開示期)にもとづく公式データです。
| 会社名 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 上場市場 |
|---|---|---|---|---|
| アイリッジ | 657 | 38.1 | 2.6 | 東証グロース |
| メルカリ | 非開示 | 非開示 | 非開示 | 東証プライム |
| クックパッド | 非開示 | 非開示 | 非開示 | 東証プライム |
メルカリ・クックパッドについては、本記事執筆時点で一次情報として直近期の数値を確認できなかったため非開示としています。 有価証券報告書の平均年収は、取締役や社長などの報酬は含まない従業員の給与の平均値です。 各社の数値を比較する際には、グループ構造や従業員の範囲の違いに留意してください。情報・通信業の上場企業の中でアイリッジは657万円という水準にあり、グロース市場に上場する中堅規模のITベンチャーとしては比較的高い水準といえます。
アイリッジの役職別年収データ
アイリッジの有価証券報告書では、役職別(一般社員・主任・課長・部長など)の年収内訳は公式データとして非開示となっています。有価証券報告書の「従業員の状況」に記載されるのは全従業員の平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数のみであり、役職ごとに細分化された数値の開示義務はありません。そのため、アイリッジから公式に役職別年収が開示されていない現状において、特定の役職の年収を確定的に記載することはできません。
| 区分 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 全従業員平均 | 657万円(2022年3月期 有価証券報告書) |
| 一般社員 | 非開示 |
| 主任・リーダー | 非開示 |
| 課長・マネージャー | 非開示 |
| 部長・シニアマネージャー | 非開示 |
アイリッジが今後、有価証券報告書や採用サイト等で役職別の年収レンジを公表した場合には、そちらの公式情報をご確認ください。現時点では、全社平均657万円という数値が公式として確認できる唯一の基準点となっています。
アイリッジの年齢別年収推移
アイリッジの有価証券報告書では、年齢別(20代・30代・40代など)の年収内訳についても公式データとしては非開示となっています。有価証券報告書の「従業員の状況」は全従業員の平均値を一括開示するのみであり、年齢層ごとの年収を開示している企業は上場企業の中でも少数です。アイリッジも現時点ではこの情報を公式に公表していないため、年齢別の年収推移を確定的に示すことはできません。
| 年齢帯 | 平均年収(万円) |
|---|---|
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代 | 非開示 |
| 50代以上 | 非開示 |
参考情報として、有価証券報告書に記載されている平均年齢は38.1歳、平均年間給与は657万円です。平均年齢が38.1歳であることを踏まえると、30代後半が同社の従業員層の中心となっており、この層が657万円という平均値を形成していると考えられます。年齢別の詳細データについては、アイリッジが公式に開示した場合に随時確認することをおすすめします。
【中途採用】アイリッジのような優良企業への転職おすすめサービス
アイリッジのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
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アイリッジの福利厚生
アイリッジの働き方・制度に関する情報は、同社の採用サイト(会社の取り組み・制度ページ)で公式に開示されています。以下では、公式採用サイトに記載された内容をカテゴリ別に整理します。
働き方・勤務制度
フレックスタイム制を導入しており、コアタイムは10:00〜15:00、フレキシブルタイムは7:00〜10:00および15:00〜22:00に設定されています。リモートワークについては、月に1度以上、部署ごとに出社日を設けるハイブリッドワーク体制を採用しています。
採用サイトでは「リモートワーク実施率100%・月平均リモートワーク21日以上」「全国から勤務可能なハイブリット勤務可」と紹介されており、居住地を問わず柔軟な就業スタイルを選べる環境が整っています。
副業・キャリア支援
副業は許可制で認められており、副業で獲得した経験をアイリッジの業務で活かし、自己の成長と事業拡大のサイクルを回すことを目的として制度化されています。 また、マネージャーがメンバーのために定期的に時間を割く1on1「IRDG Talk」を推進しており、目標達成と成長を支援する場として位置づけられています。
人事評価・報酬制度
2022年度よりアイリッジHRポリシーを掲げており、等級制度・評価制度・報酬制度の3つを運用しています。成果へのコミットと成長へのチャレンジを評価する方針を明示しており、公平な処遇の実現に向けて継続的に改善を行っています。 賞与は業績連動型で年1回支給され、昇給は年2回設けられています(出典:アイリッジ採用情報)。
社会保険・その他
健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険の各種社会保険が完備されています。 確定拠出年金について会社が毎月1万円を負担する制度も設けられており、老後の資産形成をサポートする仕組みが整っています。採用サイトに記載のない制度の詳細は、アイリッジ採用情報ページより最新情報をご確認ください。
アイリッジの転職難易度は?
アイリッジは東証グロース市場に上場するITベンチャーであり、スマートフォンアプリ開発やOMO支援という専門性の高い領域を手がけています。採用は新卒よりも中途採用が中心で、即戦力となる経験者を広く募集しています。ここでは、公式採用情報をもとに転職を検討する際のポイントを整理します。
求められる人材像
アイリッジが採用で重視する要素は、大きく3点に整理されます。
第一に、技術力とコミュニケーション能力です。プロジェクトマネージャーやエンジニアポジションでは、技術的知見が水準に達しているかを重視しており、チームで仕事を遂行する性質上、どのポジションでも一定のコミュニケーション能力が求められます。
第二に、仕事への取り組み姿勢です。自分で役割を限定せず幅広く活躍できるか、主体性をもって業務に取り組めるか、高い意欲があるかといった点が選考で確認されます。
第三に、経歴と転職理由のカルチャーマッチです。これまでの仕事のやり方や、アイリッジでやりたいこと・一緒に働きたい仲間のイメージが、同社のカルチャーと合致しているかが重視されます。
開発職では、単にコードを書くだけでなく、ビジネス的な要件をもとに仕様を検討し、実装・運用まで行う幅広い視点が大切にされています。 エンジニア以外の職種においても、アプリビジネスやDXに関する知見・関心を持つ人材が歓迎されます。
転職成功のポイント
アイリッジへの転職を成功させるためには、スキルの提示と志望動機の具体性が鍵になります。
エンジニア職では、 WebアプリケーションにおけるPython・Ruby・Java・PHP・Perlなどの言語を用いた要件定義から開発までの実務経験が選考で重視されます。 プロジェクトマネージャー職では、スマートフォンアプリ開発案件における進捗管理・コスト管理・品質管理・リソース管理の経験、および要件定義からリリースまでの全工程への関与が評価されます。
アイリッジはOMO分野のリーディングカンパニーとして、リテールテック・MaaS・業務支援等、幅広いDX領域を支援しています。 面接では、こうした事業領域への理解や関心を具体的に語れることが重要です。また、同社は中途採用が主体であるため、前職での実務経験をどのように同社の事業に活かせるかを明確に言語化しておくことが選考通過の近道となります。副業経験や自己学習によってスキルを継続的に広げてきた方は、その姿勢がアイリッジの文化と親和性が高く、アピール材料として有効です。
アイリッジのまとめ
この記事では、アイリッジの平均年収・福利厚生・転職難易度について、公式データをもとに解説しました。最後に要点を整理します。
有価証券報告書(2022年3月期)に開示されたアイリッジの平均年間給与は657万円です。平均年齢38.1歳・平均勤続年数2.6年・従業員数174人という数値は、中途採用を中心とした即戦力型の人員構成を示しています。役職別・年齢別の年収は公式データとして開示されていないため、転職活動においては有価証券報告書の全社平均値を基準として参照してください。
働き方の面では、フレックスタイム制やハイブリッドリモートワーク、副業許可制、確定拠出年金など、柔軟性と長期的なキャリア形成を意識した制度が整っています。転職を検討する際は、技術力・主体性・カルチャーへの共感という3点が選考でとくに重視される点を踏まえ、自身の経験とアイリッジの事業領域との接点を具体的に準備しておくことをおすすめします。
最新の採用情報や有価証券報告書については、アイリッジ採用情報ページおよび金融庁が運営するEDINETからご確認ください。


