株式会社アイ・アールジャパンホールディングス(以下、IRジャパンHD)は、IR・SR支援やM&Aアドバイザリーを中核事業とする資本市場特化型コンサルティングファームです。東京証券取引所プライム市場に上場しており、少数精鋭の専門家集団として高水準の年収で知られています。転職先や就職先として気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、有価証券報告書に開示された公式データをもとに、IRジャパンHDの平均年収の実態と推移、同業他社との比較、役職別・年齢別の開示状況などを詳しく解説します。転職・就職活動の参考にぜひお役立てください。
アイ・アールジャパンホールディングスの会社概要
IRジャパンHDは、 東京都千代田区霞が関に本社を置く日本のコンサルティングファーム・M&Aアドバイザリーファームです。 ボストン・コンサルティング・グループ出身の鶴野史朗氏が1984年に日本初のインベスター・リレーションズ専門会社として創業し、これをマネジメント・バイアウトした寺下史郎氏が2015年に持株会社として設立した会社です。 企業向けコンサルティング事業を軸に、実質株主判明調査やアクティビスト対策、株主総会運営などの助言を手がけています。
2017年に東京証券取引所市場第二部へ市場変更、2018年に同市場第一部へ上場市場を変更しており、現在はプライム市場に上場しています。 当社グループは当社と連結子会社3社で構成され、事業活動を展開しています。 持株会社単体の従業員は少数に絞り、実務はグループ会社(株式会社アイ・アールジャパンほか)が担う体制です。
アイ・アールジャパンホールディングスの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社アイ・アールジャパンホールディングス |
| 英文名 | IR Japan Holdings, Ltd. |
| 証券コード | 6035(東京証券取引所プライム市場) |
| 本社所在地 | 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 |
| 設立 | 2015年 |
| 決算期 | 3月31日 |
| 資本金 | 7億9,500万円 |
| 業種 | サービス業 |
| 代表取締役社長・CEO | 寺下史郎 |
| 連結子会社数 | 3社 |
| 従業員数(単体) | 7名 |
| 従業員数(連結) | 172名(臨時19名含む) |
| 公式サイト | https://www.irjapan.jp/ |
出典:株式会社アイ・アールジャパンホールディングス 有価証券報告書(2025年3月期)
IRジャパンHDの主要事業は、 実質株主判明調査、議決権賛否シミュレーション、コーポレートガバナンス・コンサルティング、プロキシー・アドバイザリー(株主総会議案可決における総合的な戦略立案)、投資銀行業務、証券代行事業等を中心とするグループの中核的サービスです。上場企業が機関投資家株主の動向を正確に把握し、IR・SR活動を実効的に推進できるよう支援することを主な役割としています。また、M&Aや企業防衛に関するフィナンシャル・アドバイザリー業務にも力を入れており、 独立系の強みを活かし、徹底的にクライアントサイドに立ったソリューションを提供しています。
アイ・アールジャパンホールディングスの平均年収はどのぐらい?
有価証券報告書に基づく直近の公式データによると、IRジャパンHDの平均年収は1,270万円(単体)、平均年齢46.4歳、平均勤続年数4.7年、単体従業員数7名となっています。持株会社として少数の役員・幹部クラスが在籍する構造であるため、グループ全体の平均とは異なる点に注意が必要です。それでも、コンサルティング・金融業界の中でも突出した水準であることは間違いありません。
年度別の平均年収推移
以下の表は、有価証券報告書に基づく直近3期分の公式データです。いずれも提出会社(持株会社単体)の数値となります。
| 年度 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3月期 | 1,141 | 非開示 | 非開示 | 6 |
| 2024年3月期 | 1,281 | 非開示 | 非開示 | 9 |
| 2025年3月期 | 1,270 | 46.4 | 4.7 | 7 |
出典:株式会社アイ・アールジャパンホールディングス 有価証券報告書(各期)
IRジャパンHDの平均年収は直近9年間で約49.6%増加と上昇トレンドを示しており、平均年収が増加していることがわかります。 2023年3月期から2024年3月期にかけて1,141万円から1,281万円へ大きく伸び、2025年3月期は1,270万円とわずかに落ち着いています。持株会社単体の在籍者数が少ないため、メンバー構成の変化が平均値に影響しやすい点は留意が必要です。
他企業との比較データ
IR・SR支援やM&Aアドバイザリーを手がける同業他社との比較は、各社の有価証券報告書(開示があるもの)をもとに以下の表にまとめました。いずれも提出会社単体ベースの公式数値です。
| 会社名 | 平均年収(万円) | 備考 |
|---|---|---|
| アイ・アールジャパンホールディングス | 1,270 | 2025年3月期・単体 |
| GCA株式会社(現フーリハン・ローキー) | 非開示 | 上場廃止のため直近データなし |
| 株式会社FRONTEO | 非開示 | 有報に平均年間給与の記載なし |
| 株式会社日本M&Aセンターホールディングス | 約1,200 | 2024年3月期・単体(有報ベース) |
出典:各社 有価証券報告書(各期)
IRジャパンHDは持株会社単体という性質上、在籍者の多くが上級職・専門職のため、一般的な事業会社との単純比較は難しい面があります。ただし、同じく資本市場関連のアドバイザリーを提供する日本M&Aセンターホールディングスと比べても遜色のない、あるいは上回る水準であることがわかります。
アイ・アールジャパンホールディングスの役職別年収データ
IRジャパンHDの有価証券報告書には、役職別の年収内訳は記載されていません。提出会社(持株会社)単体の在籍人数が少数であるため、役職別に集計・開示すると個人が特定されるリスクがあることから、公式データとしては非開示となっています。
| 区分 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 代表取締役・取締役(役員報酬) | 有価証券報告書「役員の報酬等」に個別開示(1億円以上の場合は氏名・金額を記載) |
| 管理職(部長・課長クラス) | 非開示 |
| 一般社員 | 非開示 |
出典:株式会社アイ・アールジャパンホールディングス 有価証券報告書(2025年3月期)
なお、役員報酬については有価証券報告書の「役員の報酬等」欄に個別開示の記載がありますが、一般社員・管理職クラスの役職別年収は公式データとして開示されていません。外部調査や口コミをもとにした推計値については、一次情報として確認できないため本記事では掲載を控えています。詳細は金融庁EDINETにて最新の有価証券報告書をご確認ください。
アイ・アールジャパンホールディングスの年齢別年収推移
IRジャパンHDの有価証券報告書には、年齢別の年収内訳も記載されていません。持株会社単体の在籍人数が7名程度と極めて少数のため、年齢層別の集計・開示を行うと個人が特定されるリスクがあります。そのため、公式データとしては非開示となっています。
| 年齢区分 | 平均年収(万円) |
|---|---|
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代 | 非開示 |
| 50代以上 | 非開示 |
出典:株式会社アイ・アールジャパンホールディングス 有価証券報告書(2025年3月期)
有価証券報告書で開示されている平均年齢は46.4歳(2025年3月期単体)であり、在籍者の年齢構成が高めであることがうかがえます。年齢別の年収推移については公式データとしては非開示であるため、本記事では推計値等を掲載していません。一次情報を確認したい場合は、IRジャパンHD IRページまたは金融庁EDINETの有価証券報告書をご参照ください。
【中途採用】アイ・アールジャパンホールディングスのような優良企業への転職おすすめサービス
アイ・アールジャパンホールディングスのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
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アイ・アールジャパンホールディングスの福利厚生
IRジャパンHDおよびグループ中核会社である株式会社アイ・アールジャパンの福利厚生については、採用サイトおよびdoda等の求人情報に一部記載があります。ただし、持株会社(IRジャパンHD)単体としての福利厚生制度の詳細は公式サイト上で網羅的に開示されていないため、以下はグループ会社(株式会社アイ・アールジャパン)の採用情報・求人情報をもとにまとめています。
勤務制度については、 フレックスタイム制が導入されており、年間休日は122日と求人情報に記載されています。また、 中途採用者の割合が多く、年齢や入社年次によらずキャリアアップが可能な風土であることが特徴として挙げられています。
健康管理・メンタルヘルスの面では、 健康診断、ストレスチェック、産業医面談等のメンタルヘルス・健康推進業務が整備されています。確定拠出年金については、 確定拠出年金等の各種届出・制度対応が労務業務として運用されており、制度として導入されていることが確認できます。
人材育成の観点では、 実務知識習得のための社内勉強会の開催や適切なコンプライアンスに関する各種研修を継続的に実施しています。また、 人材投資の一環として新卒初任給の大幅な引き上げを実施し、優秀な人材の確保・育成や組織力の強化にも積極的に取り組んでいます。
交通費・住宅手当等の詳細な制度内容については、公式採用サイト(株式会社アイ・アールジャパン採用サイト)にて最新の募集要項をご確認ください。持株会社単体の福利厚生制度については公式データとしての開示が限られているため、選考過程での確認を推奨します。
アイ・アールジャパンホールディングスの転職難易度は?
IRジャパンHDおよびグループ会社への転職は、コンサルティング・金融業界の中でも難易度が高い部類に位置します。少数精鋭の専門家集団であるため、採用枠自体が限られており、応募から内定まで高いハードルがあることを理解したうえで準備を進める必要があります。
求められる人材像
採用サイトでは、求める素養として 必要な知識・スキルはハイレベルながら、初めて覚えることが多いので、まずは何でも吸収できる「素直さと柔軟性」が第一に求められます。さらに事実を徹底的に分析して何が最善かを考える「論理的思考力」、日々激動する市場を相手にするので絶えず「挑戦し続ける気持ち」が第二・第三の求められる素養と明示されています。
また、 人と協調しながら、刺激し合って互いに研磨し、チームや株式会社アイ・アールジャパンを高みへけん引する「リーダーシップ」も期待されています。専門性の面では、IR・SR・コーポレートガバナンス・M&Aアドバイザリーといった資本市場領域に関する知見が問われる場面が多く、金融機関・証券会社・コンサルティングファーム・法律事務所などでの実務経験が強みになります。
転職成功のポイント
人材こそが当社グループの競争力の源泉との考えのもと、新卒・中途を問わず優秀な人材の積極的な登用が方針として掲げられており、通年採用が行われています。一方で、 高度な専門性と成果主義のカルチャーが求められるため、転職難易度は高めといえます。
選考では論理的思考力と事実に基づく分析力が重視されます。 インターン選考でも、アクティビストから買収されようとしている会社に対してアイ・アールジャパンとしてどちら側の意見を支持するかを情報から判断するワークが課されるなど、資本市場に関する実践的な問題設定が特徴です。中途採用においても、担当領域(投資銀行・コンサルティング・リサーチアナリスト・ITエンジニアなど)に応じた専門スキルと、IRジャパンHDのビジネスモデルへの深い理解が選考通過のカギとなります。事前に有価証券報告書やIR資料を読み込み、同社が提供するソリューションの独自性を自分の言葉で説明できるよう準備しておくことが有効です。
アイ・アールジャパンホールディングスのまとめ
本記事では、IRジャパンHDの平均年収・推移・転職難易度について、有価証券報告書をはじめとする一次情報をもとに解説しました。
有価証券報告書に基づく2025年3月期の公式データでは、持株会社単体の平均年収は1,270万円、平均年齢は46.4歳、平均勤続年数は4.7年です。年度別に見ると2023年3月期の1,141万円から2024年3月期の1,281万円へと大きく増加しており、直近3期を通じて高水準を維持しています。ただし、在籍者が7名程度と極めて少数であるため、メンバー構成の変化が平均値に影響しやすい点には留意が必要です。
役職別・年齢別の年収内訳は公式データとして非開示です。持株会社単体の在籍人数が少数であることから個人特定のリスクを避けるためであり、本記事では推計値の掲載を控えています。詳細な一次情報は金融庁EDINETにて最新の有価証券報告書をご確認ください。
転職・就職を検討する方へのアドバイスとして、IRジャパンHDおよびグループ会社は少数精鋭の専門家集団であり、採用ハードルは高めです。素直さと柔軟性・論理的思考力・挑戦心・リーダーシップが求められる組織文化のもと、資本市場に関する専門知識や実務経験を積み上げることが、選考突破への近道といえます。採用情報はIRジャパンHD公式サイトにて随時更新されていますので、最新情報を確認しながら準備を進めてください。


