アウンコンサルティング株式会社(以下、アウンコンサルティング)は、SEM(検索エンジンマーケティング)を軸にグローバルマーケティング支援を展開する東証スタンダード上場企業です。国内のみならず、アジア各国に拠点を持ち、多言語でのデジタルマーケティング支援に強みを持っています。転職先・就職先として検討する際、気になるのはやはり「実際の年収水準」ではないでしょうか。
この記事では、有価証券報告書をはじめとする公式一次情報をもとに、アウンコンサルティングの平均年収の推移・他社比較・役職別および年齢別データの開示状況を詳しく解説します。キャリア選択の参考としてぜひお役立てください。
アウンコンサルティングの会社概要
アウンコンサルティングは、SEM(検索エンジンマーケティング)を中心に、英語や中国語などのグローバルマーケティングに関するコンサルティングを展開する会社です。1998年6月に設立され、2005年11月に東証マザーズへ上場、2016年10月に東証スタンダード(旧東証二部)へ市場変更しました。 社名の「アウン」は「阿吽(あうん)の呼吸」に由来し、顧客と阿吽の呼吸で接するパートナーという理念を体現しています。
マーケティング支援事業では、企業のマーケティング活動を支援する各種サービスを日本語および多言語で国内外の企業に提供しています。SEOではGoogle・Yahoo!・Bingなどの検索エンジンに最適化したコンサルティング、PPCでは検索リスティング広告の取り扱い・運用コンサルティング、そのほかソーシャルメディアやスマートフォン広告の運用、Web・アプリ・バナーなどの企画・制作を行うクリエイティブ事業も展開しています。
アウンコンサルティングの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | アウンコンサルティング株式会社 |
| 英語名 | AUN CONSULTING, Inc. |
| 設立 | 1998年6月8日 |
| 代表者 | 信太 明 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区丸の内二丁目2番1号 岸本ビルヂング6F |
| 資本金 | 1億円 |
| 証券コード | 2459(東京証券取引所 スタンダード市場) |
| 決算期 | 5月31日 |
| 事業内容 | マーケティング事業(SEM・SEO・多言語デジタルマーケティング) |
出典:アウンコンサルティング株式会社 公式サイト 会社概要・株式情報ページ
アウンコンサルティングは少数精鋭の体制で業務を行っており、一人ひとりの担う裁量が大きく、ベンチャー企業ならではのスピード感と個人の裁量の大きさが特徴です。 連結子会社4社を持ち、業種はサービス業に分類されています。
アウンコンサルティングの平均年収はどのぐらい?
2023年度の有価証券報告書での平均年収は505万円です。 これは賞与を含む正社員の平均年間給与であり、有価証券報告書の「従業員の状況」に記載の数値です。以下では年度別の推移と他社との比較を確認していきます。
年度別の平均年収推移
アウンコンサルティングの有価証券報告書(提出会社・単体)に記載された平均年間給与の推移を以下の表にまとめました。なお、同社の決算期は毎年5月31日です。
| 年度(決算期) | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2015年5月期 | 368 | 30.9 | 3.6 | 35 |
| 2019年5月期 | 435 | 32.3 | 4.6 | 36 |
| 2023年5月期 | 505 | 非開示 | 4.9 | 46 |
出典:アウンコンサルティング株式会社 有価証券報告書(各年5月期)/金融庁EDINET
2015年5月期の平均年収は368万円で、前年(2014年5月期)の408万円から減少していました。 その後、2019年5月期には平均年収434万円(約435万円)、平均年齢32.3歳、平均勤続年数4.6年、従業員数36名という状況でした。 2023年5月期には505万円まで上昇しており、長期的には増加基調にあることがわかります。 平均勤続年数は約4.9年と、サービス業全体の平均(8.3年)と比較すると短い水準にあります。
他企業との比較データ
アウンコンサルティングと同じくデジタルマーケティング・SEO・Webコンサルティングを手掛ける上場企業の平均年収(各社有価証券報告書ベース)との比較を以下に示します。
| 企業名 | 平均年収(万円) | 市場 | 備考 |
|---|---|---|---|
| アウンコンサルティング | 505 | 東証スタンダード | 2023年5月期有報 |
| セプテーニ・ホールディングス | 非開示 | 東証プライム | 持株会社のため提出会社単体非開示 |
| デジタルホールディングス | 非開示 | 東証プライム | 持株会社のため提出会社単体非開示 |
同業の中小規模デジタルマーケティング会社では持株会社形態をとるケースが多く、提出会社単体での平均年間給与が開示されていないケースもあります。アウンコンサルティングの505万円(2023年5月期)は、 サービス業の中では比較的小規模な企業ながら、デジタルマーケティング分野の専門性を反映した水準となっています。
アウンコンサルティングの役職別年収データ
アウンコンサルティングの有価証券報告書(「従業員の状況」)では、提出会社の平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数が開示されていますが、役職別(一般社員・主任・係長・課長・部長など)に区分した年収データは公式には開示されていません。
| 区分 | 公式開示の状況 |
|---|---|
| 一般社員 | 非開示 |
| 主任・係長相当 | 非開示 |
| 課長相当 | 非開示 |
| 部長・マネージャー相当 | 非開示 |
| 役員報酬 | 非開示(個別開示基準未達) |
有価証券報告書および同社のIR資料において、役職別の年収区分は公式データとしては非開示となっています。 少数精鋭の体制で事業を行っているため、個別の役職ごとの開示を行うと特定個人が識別される可能性があることも、非開示の背景の一つと考えられます。 役職別の具体的な年収水準を知りたい場合は、同社の採用担当者へ直接確認することを推奨します。
アウンコンサルティングの年齢別年収推移
アウンコンサルティングの有価証券報告書では、年齢別(20代・30代・40代など)に区分した年収データは公式には開示されていません。
| 年齢区分 | 公式開示の状況 |
|---|---|
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代以上 | 非開示 |
有価証券報告書・IR資料を通じた公式データとしては非開示となっています。参考情報として、 2019年5月期の有報に記載された従業員の平均年齢は32.3歳であり、 2022年11月末時点では平均年齢33.5歳と若い人材が中心の職場構成になっています。年齢別の具体的な年収レンジについては、同社の採用情報や採用担当者への問い合わせを通じて確認されることをおすすめします。
【中途採用】アウンコンサルティングのような優良企業への転職おすすめサービス
アウンコンサルティングのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
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アウンコンサルティングの福利厚生
アウンコンサルティングは、 「よく働き、よく休む!」をコンセプトに、社員がプライベートも充実できる環境づくりに取り組んでいます。 以下では、休暇・資産形成・育児支援・健康・成長支援の各カテゴリごとに主な制度をまとめます。出典はアウンコンサルティング株式会社 採用情報ページです。
休暇・休日制度については、 土日祝休みの完全週休2日制に加え、夏季・冬季休暇、バースデー休暇、ニューボーン休暇があり、さらに1時間単位で有給を取れる時間休制度も整備されています。 また、ボランティア休暇やブライダル休暇など、ライフイベントや社会貢献活動に対応した特別休暇も複数用意されています。
育児支援については、 子が2歳になるまで育児休業を取得でき、小学校3年生までは時短勤務が可能です。直近5年間の育休復職率は100%となっています。 また、病児保育を利用する場合は1日あたり2,500円、1か月あたり10,000円を上限に会社が費用を補助する制度もあります。 女性の就業環境にも配慮しており、女性の役職者は役職者全体の50%を占めています(2022年11月時点)。
資産形成・インセンティブ面では、 従業員持株会制度があり、毎月の給与から積み立てた拠出金に対して奨励金が支給されます。 また、業務時間中に社外研修を受講できる社外研修制度も設けられており、ビジネスマナーから企業戦略まで幅広い学びの場が提供されています。 さらに、資格取得インセンティブとして、簿記やTOEICなどの資格取得に対し最大50,000円の支援があります。
健康・メンタルサポートとしては、 仕事やプライベートの悩みを臨床心理士やキャリアコンサルタントに相談できるオンラインカウンセリングサービスを利用できます。 また、健康保険・厚生年金保険・労働者災害補償保険・雇用保険の社会保険が完備されています。 そのほか、福利厚生施設として温泉宿泊施設・スポーツクラブ・レストランなどの優待利用が可能です。
副業については、 代表が別会社を持っていることもあり、副業が公認されています。 柔軟な働き方を支援する姿勢が社内文化として根づいています。
アウンコンサルティングの転職難易度は?
アウンコンサルティングは少数精鋭の体制を維持しており、採用枠は大企業と比較して非常に限られています。その分、選考では専門性・成長意欲・カルチャーフィットが厳しく問われます。ここでは、求められる人材像と転職成功のポイントを解説します。
求められる人材像
アウンコンサルティングの採用サイトや求人情報によると、 クライアント企業の国内外への販路開拓・販売促進の課題に対し、日本語・多言語SEOやWeb広告・SNSを活用した最適な解決方法を提案し、実装・運用・改善に伴走できる人材を求めています。 グローバルマーケティングを事業の軸に置いているため、デジタルマーケティングの基礎知識はもちろん、英語などの多言語スキルや異文化への適応力も評価ポイントになります。
社風・カルチャー面では、 年齢を問わずチャレンジしたい人を応援する社風が特徴で、裁量権を持って仕事をし、経験を積んで成長したいという成長意欲の高い人にぴったりの環境です。 また、代表であっても「さんづけ」で呼ぶフラットな風土のもと、ベンチャーならではのスピード感と少数精鋭ならではの大きな裁量が特徴です。 自律的に動き、変化に対応できる主体性が求められると言えます。
グローバル志向については、 日本で経験を積んだ後、希望次第で海外拠点のマネージャーとして、経営者と同じ目線で拠点運営に携わることもできます。 海外拠点でのキャリアを視野に入れている方にとっては、挑戦しやすい環境です。
転職成功のポイント
アウンコンサルティングへの転職を成功させるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
第一に、デジタルマーケティングの実務経験を具体的に示すことです。SEO・リスティング広告・SNS広告など、いずれかの分野で成果を出した経験があれば選考で有利に働きます。特に多言語・グローバル案件の経験があれば、同社の事業戦略と直結するため強みになります。
第二に、少数精鋭組織への適性をアピールすることです。 他社で数年かかる知識やスキルも、アウンコンサルティングなら短期間で手に入れることができるという環境特性上、自己成長への高い意欲と幅広い業務を担える柔軟性を面接で伝えることが効果的です。
第三に、採用枠と求人情報を定期的に確認することです。 中途採用の求人が公開されている数は少なく、募集ポジションが限られる傾向があります。同社の採用情報ページをこまめにチェックするとともに、転職エージェントへの相談も有効な手段です。選考は比較的和やかな雰囲気で行われますが、志望動機や自己PRの深掘りはしっかりと準備しておきましょう。
アウンコンサルティングのまとめ
この記事では、アウンコンサルティングの平均年収・役職別・年齢別データ・福利厚生・転職難易度について、公式一次情報をもとに解説しました。最後に要点を整理します。
年収水準については、2023年5月期の有価証券報告書に記載された平均年間給与は505万円です。2015年5月期の368万円から長期的に増加しており、デジタルマーケティング専門企業としての実力が反映された水準と言えます。役職別・年齢別の年収データは公式には非開示のため、詳細は採用担当者への直接確認を推奨します。
職場環境については、 残業時間は月平均30時間以内で、完全週休2日制、各種特別休暇、時間単位の有給取得が可能な働きやすい環境が整っています。 育休復職率100%(直近5年)や病児保育費用補助など、ライフイベントへの対応も充実しています。
転職・就職の観点では、少数精鋭のため採用枠は限られますが、その分若いうちから大きな裁量を持って働ける環境です。グローバルマーケティングの専門性を磨きたい方、自律的に成長したい方に向いている会社と言えます。最新の募集状況は、アウンコンサルティング公式採用ページおよび金融庁EDINETの有価証券報告書で随時確認されることをおすすめします。


