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コンサル業界の事務職への転職|仕事内容・求められるスキル・成功のポイントを解説

コンサル業界の事務職への転職|仕事内容・求められるスキル・成功のポイントを解説
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「コンサル業界に転職したいけれど、コンサルタント職は難易度が高すぎる気がする……」「事務職としてコンサルファームで働くことはできるのだろうか?」そんなふうに悩んでいる方は、少なくないはずです。実は、コンサルティング会社には営業事務・一般事務・アドミニストレーション・ナレッジマネジメントなど、コンサルタント以外のポジションが複数存在しており、事務経験を武器にして転職するルートは確かに存在しています。この記事では、コンサル業界の事務職の種類と仕事内容、求められるスキル・資格、転職を成功させるためのポイントまでを整理してお伝えします。ぜひ情報収集の参考にしてみてください。

目次

コンサルティング会社の事務職とはどういうポジションか

コンサルティングファームとは、コンサルティングサービスを提供する組織・企業を指し、総合系・戦略系・財務会計系・IT/デジタル系・組織人事系・シンクタンク系などさまざまな種類が存在します。
こうしたファームでは、クライアントへの提案や課題解決を担うコンサルタントが注目されがちですが、その裏側ではファームの業務を支える事務・バックオフィス系のスタッフも欠かせない存在として活躍しています。

コンサルタントの仕事は、クライアント企業の経営課題や悩みを見つけ、改善策を提案することであり、経営戦略の策定や企画立案、業務プロセスの見直しなど、経営の根幹から着手します。
コンサルタントがこうしたフロント業務に集中できるよう、提案書類の作成補助・スケジュール調整・経費精算・契約書管理・情報整理といった事務作業をサポートするのが、コンサル業界の事務職の大きな役割です。

コンサル業界の事務職は、一般企業の事務とは環境が異なる点もあります。プロジェクトの期限が短く業務スピードが速い、英語でのやり取りが生じるケースがある、などの特徴が挙げられます。その分、仕事を通じてビジネス知識が広がり、スキルアップを実感しやすいと感じる方も多いとされています。

コンサル業界の事務職の主な種類

コンサルティング会社における事務・バックオフィス系の職種は、ポジションによって担う業務が異なります。以下に代表的なものを整理しました。

  • 営業事務・アドミニストレーション(コンサルタントのスケジュール管理、資料作成補助、請求書・契約書の処理、社内外の調整など)
  • ナレッジマネジメント・ドキュメント管理(提案書や成果物の体系的な管理・活用促進、品質底上げへの貢献)
  • バックオフィス横断業務(経理・人事・総務などを横断した業務改善・運営サポート)
  • 受付・秘書(外部からの来訪対応、幹部のアシスタント業務、外国語対応が求められるケースも)
  • リサーチ・データ整理サポート(市場調査や資料収集の補助など、プロジェクトを下支えする役割)

バックオフィスを横断し、業務改善・経営改革・内部統制構築を企画推進するポジションも存在しており、単純な事務作業にとどまらない業務を担うケースもあります。また、デジタルコンサルティングやITコンサルティング、ビジネスコンサルティングを手掛けるファームでは、官公庁向けの電子入札・電子契約の代行業務や精算書類の作成を担うポジションも存在します。

コンサル業界の事務職に求められるスキルと資格

コンサルティング会社の事務職は、一般事務の経験があれば即戦力として評価されやすい部分もありますが、ファームならではの環境に対応するためのスキルがより重視される傾向があります。

パソコンスキルと文書作成力

Word・Excel・PowerPointといった基本的なオフィスソフトの操作スキルは必須に近い要件です。特に、コンサルティングファームではプレゼン資料(デッキ)のフォーマット整理や表・グラフの作成補助を求められることも多く、PowerPointの操作に慣れていると強みになります。Excelについても、集計や関数の基本が扱えると業務の幅が広がります。

ビジネスコミュニケーション力と調整力

コンサルタントの仕事は「段取り八分」といわれるように、段取りにより成否が決まるとされています。
事務職もこれに近い考え方が求められ、複数のプロジェクトが並走するなかで優先度を判断しながら関係者間の調整をこなす力が重視されます。
利害関係者との対話を厭わない調整力・忍耐力・寛容さも、コンサルファームの事務・サポート系ポジションで求められる要素とされています。

英語力(大手・外資系ファームの場合)

外資系や大手のグローバルファームでは、英語での文書対応やメールのやり取りが求められるケースがあります。ただし、すべての事務ポジションで高度な英語力が必須というわけではなく、「英語力不問」と明記した求人も多く存在します。自分が応募を検討するファームの求人要件を都度確認することが重要です。

守秘義務・情報管理意識

コンサルティング会社はクライアント企業の機密情報を扱う場合も多く、情報管理への意識の高さが求められます。前職での守秘義務対応や、個人情報・機密資料の管理経験がある方は、選考でのアピールに活用できるでしょう。

コンサル業界が未経験者を採用する背景

コンサルタント職に限らず、事務・バックオフィス職においても、コンサルティング業界は採用を積極化している傾向があります。その背景を理解しておくと、転職活動において説得力のある志望動機を組み立てやすくなります。

コンサルティング業界では、未経験者の採用が増加傾向にあり、その背景には業界を取り巻く環境の変化があります。デジタルトランスフォーメーション(DX)の波が社会を席巻するなか、コンサルティングファームへの需要が急増しています。
DX以外にも、働き方改革や企業活動のデジタル化など、新しい分野でのコンサルティングニーズが高まっており、これらの分野では従来のコンサル経験よりも、新しい視点や専門知識を持った人材が求められています。

こうした背景から、フロントのコンサルタント採用のみならず、業務を支えるバックオフィス・事務系の人員も必要とするファームが増えています。
コンサル業界は積極的に中途採用を実施しており、業界未経験から転職できるチャンスのある業界といえます。
事務職としてコンサルファームに入ることで、コンサル業界の仕事の進め方や専門知識を身近に学べる環境に身を置くことができます。

事務経験からコンサルタント職への転職はできるのか

「せっかくならゆくゆくはコンサルタント職にもチャレンジしたい」という方もいるかもしれません。事務系の職種からコンサルタントへのキャリアチェンジは、完全に不可能というわけではありませんが、一定のハードルがあることも事実です。

経営戦略・企画、事業戦略・企画、マーケティング、サプライチェーン、経理、人事領域などのプランニングや制度設計など、何かしらの領域で企画職としての経験を持つ方は、コンサルタントの採用選考で高く評価されやすい傾向があります。
コンサルティング業界では、2022年ごろまで未経験者の採用が活発でしたが、スタッフクラスや新卒入社者が増えたことで、育成やマネジメント、プロジェクトをドライブできる方へのニーズが高まり、現在は経験者採用にシフトする動きが見られます。
ただし、IT領域での経験、企画職の経験、時勢に合うスキルを持つ方については、まだまだ採用意欲が高い状況とされています。

ファーム内で事務職として実績を積みながら、業務範囲を広げたり社内公募を活用したりして徐々にコンサルタント職にシフトしていくルートを描く方もいます。これはファームによって可否が大きく異なるため、転職活動の段階でキャリアパスについてしっかり確認しておくことをおすすめします。

ITコンサルへの転職を視野に入れている方は、こちらの記事も参考になります。

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コンサル業界の事務職への転職を成功させるポイント

ファームの種類と業務領域を事前に把握する

コンサルティング会社は一口に言っても、総合系・戦略系・シンクタンク系などの分類があり、それぞれ提供するサービスや対象クライアントが異なります。
事務職に求められるスキルセットも、ファームの特性によって変わってくるため、応募前に各ファームの特徴を把握しておくことが重要です。
調査会社の試算によると、コンサルティング業界の世界市場規模は2024年に3,540億米ドルを超え、2029年までに年平均成長率(CAGR)4.81%で拡大すると予測されており、業界全体として成長の勢いが続いているなかで、どのような事務ポジションが増えているかをリサーチする視点も有効です。

職務経歴書で「ファームへの貢献」を具体的に示す

コンサルティング会社は、事務職の選考でも「論理的に自分の経験を説明できるか」という観点を見ている傾向があります。これまでの事務経験において、「何を工夫したか」「どのような改善をもたらしたか」を数字や具体的なエピソードを交えて記述することが効果的です。「スケジュール管理で複数プロジェクトの納期遅延をゼロにした」「資料フォーマットを整備して担当チームの作業時間を削減した」など、プロセス改善に関わる経験はコンサルファームの事務職でも評価されやすいといえます。

転職エージェントを活用してファームの実情をつかむ

コンサル業界の求人は非公開のものも多く、一般的な転職サイトだけでは情報が限られることがあります。転職エージェントを活用することで、非公開求人への接触やファームの社風・選考プロセスについての具体的なアドバイスが得られます。

転職活動でエージェントを複数社使うか1社に集中するかは迷いやすいポイントです。初めてコンサル業界に挑戦する場合は、まずはコンサル業界に知見のあるエージェント1社との面談から始め、情報収集と自分の強みの整理を進めるのが無理のないスタートといえるでしょう。手ごたえや必要に応じて、後から別のエージェントを追加するという進め方もひとつの選択肢です。

コンサル業界向けのおすすめ転職エージェントについては、下記の記事でまとめています。転職活動の第一歩として活用してみてください。

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コンサル業界の事務職における年収水準と働き方

大小含めたコンサルティングファームの平均年収は、職種・役職・ファームの規模によって幅があり、600万円前後とされることもありますが、コンサルタント職を含む全職種の数字であり実態は大きく異なります。日本の平均年収と比較すると高めの水準が多い一方、業務での専門性や知識が必要となり、仕事の責任範囲も重くなります。

事務職・アドミン職の年収はポジションや経験年数によって異なります。求人票に記載の年収レンジや、エージェント経由で得られるリアルな情報を参考にしながら確認することが大切です。

働き方については、コンサルティングファームは一般的に業務スピードが速くプロジェクトの締切が厳しいとされる一方、近年は在宅勤務制度の整備が進んでいるファームも増えているとされています。
求人情報によっては始業時間選択制や在宅勤務など、柔軟な働き方が採用されているポジションも存在します。

コンサル業界の事務職への転職活動の進め方

コンサル業界の事務職への転職は、以下のような流れで進めるとスムーズです。

  1. 自分の事務経験・スキルを棚卸しし、コンサルファームの事務職で活かせる強みを整理する
  2. 転職エージェントや求人サイトでコンサル業界の事務求人を調べ、ファームの種類や業務内容を把握する
  3. 応募先ファームの特徴・社風・選考フローについて情報収集を行う(エージェントの活用が有効)
  4. 職務経歴書・履歴書を、コンサル業界の文化に合わせて論理的・具体的な記述に仕上げる
  5. 面接では、事務経験の中での改善・提案エピソードを準備し、ファームへの貢献イメージを伝える

コンサル業界の文化や採用基準を深く知ったうえでサポートを受けると、転職活動の精度が上がります。
コンサルタントは独立した立場によって、客観的視点で経営課題や組織変革といった分析・提言ができることが強みです。
そうした環境で働くことに興味がある方こそ、コンサル業界の事務職への転職を検討してみる価値があるでしょう。

コンサル業界への転職に特化した情報は、こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。

コンサル業界向けのおすすめ転職エージェントの選び方と特徴を解説

まとめ|コンサル業界の事務転職は情報収集と準備が鍵

コンサルティング会社の事務職への転職について、ここまでご紹介してきました。最後にポイントを整理します。

  • コンサルファームには営業事務・アドミン・ナレッジマネジメントなど、コンサルタント以外のポジションが複数存在する
  • DX推進や業界拡大を背景に、バックオフィス・事務系の採用ニーズも高まっている
  • 求められるスキルはPCスキル・調整力・情報管理意識が中心で、英語力はポジションによって異なる
  • 職務経歴書では業務改善・プロセス改善のエピソードを具体的に記述することが効果的
  • コンサル業界に詳しいエージェントを活用することで、非公開求人へのアクセスや選考対策が期待できる

コンサル業界への転職は情報の非対称性が大きい分野でもあります。まずは信頼できるエージェントへの相談から始めて、自分のペースで情報収集を進めてみてください。

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