「営業職に転職したいけど、20代の自分でも通用するのだろうか」「未経験でも採ってもらえる会社はあるの?」──そんな不安を抱えたまま、転職に踏み出せずにいる方は少なくありません。今の仕事が自分に合っていないと感じながらも、次の一歩をどう踏み出せばいいか分からず、毎日モヤモヤしている方もいるでしょう。でも実は、20代で営業職へのキャリアチェンジは、今がもっとも動きやすいタイミングです。企業側も20代の若手を積極的に採用したがっており、未経験でもポテンシャルを評価して採用する企業が数多く存在します。
この記事では、20代が営業転職を成功させるための具体的な戦略を「前半・後半」で分けて解説するとともに、どの業界の営業を選べば30代以降のキャリアが広がるのかまで、実践的な視点でお伝えします。
20代が営業転職で有利になれる3つの理由
「営業は特別なスキルがないとできない」と思っている方もいるかもしれませんが、実は営業職は20代にとって最も転職しやすい職種のひとつです。その理由を、転職市場のデータも踏まえながら3つの観点から整理します。
求人数が圧倒的に多く、チャンスが豊富
営業職は、転職市場において常に高い需要をキープし続けている職種です。厚生労働省のデータをもとに算出された2025年1月時点の営業職の有効求人倍率は2.12倍と、求職者1人に対して2件以上の求人が存在する状態が続いています(出典:KOTORA JOURNAL「営業職は本当に転職しやすい?有効求人倍率から読み解く理由」)。さらに新規求人倍率は3.61倍に達しており、新しい求人が次々と生まれているのが営業職の特徴です。
また、2026年も引き続きIT・SaaS領域や人材業界を中心に、若手・未経験者の採用が拡大傾向にあります(出典:doda「営業の転職市場動向 2026上半期」)。業界を問わず、すべての企業が「売上を作る人材」を必要としているため、景気の波を受けにくいのも営業職の強みです。転職先の選択肢が多ければ多いほど、自分に合った環境を選ぶ余裕が生まれます。
ポテンシャル採用が主流で、未経験でも門戸が広い
営業職の採用は、他職種と比べて「未経験者歓迎」の求人が圧倒的に多いことが特徴です。エンジニアや専門職のように資格や技術スキルが選考の前提となるわけではなく、「人柄」「意欲」「コミュニケーション力」が評価の中心です。企業は20代の若手に即戦力よりも「伸びしろ」を求めており、「この人なら教えれば育てられる」という直感を重視した採用、いわゆるポテンシャル採用が主流となっています。
特に社会人経験が3年未満の第二新卒世代は、「一度社会の常識を身につけた上で、素直に会社のやり方を吸収できる人材」として企業から高く評価されます。前職の業種や職種が全く異なっていたとしても、「なぜ営業をやりたいのか」「何を成し遂げたいのか」が明確であれば、採用される可能性は十分あります。
営業で身につくスキルは30代以降のキャリアを広げる資産になる
20代のうちに営業職を経験する最大のメリットは、「どの職種・業界にも転用できるスキル」が身につくことです。営業で鍛えられる能力は、顧客の課題をヒアリングして解決策を提案する力(コンサルティング力)、数字を見ながら戦略を立てる力(PDCA・論理思考)、相手に伝わるように話す力(プレゼン・交渉力)など、ビジネスの根幹となるポータブルスキルが揃っています。
こうしたスキルは30代になってからマーケティングや企画、経営企画、マネジメントなどへキャリアチェンジする際にも強力な武器になります。「20代で何か特別なことを身につけた自信がない」という方こそ、営業という土台を築くことで、30代以降の選択肢が大きく広がるのです。
20代前半と後半では営業転職の戦略がまったく異なる
「20代」とひとくちに言っても、22〜25歳の前半と26〜29歳の後半では、企業に求められるものも、自分がアピールすべきことも大きく違います。この違いを理解せずに転職活動を進めると、伝わるはずの強みが伝わらなかったり、的外れな求人に応募してしまったりすることにつながります。
20代前半(第二新卒)の転職戦略
社会人経験が3年未満の20代前半は、「第二新卒」として扱われることがほとんどです。この時期の転職では、過去の仕事上の実績よりも「今後どう成長するか」という将来性が重視されます。企業は「まだ前職の色に染まりきっていない」「素直に自社のやり方を吸収できる」という点を評価してくれるため、前職の成果が地味であっても、意欲と方向性が明確であれば十分に戦えます。
この時期の面接で大切なのは、「なぜ前職を辞めるのか」ではなく、「なぜ営業をやりたいのか・この会社でやりたいのか」を前向きに語ることです。退職理由は「〇〇が嫌だったから」という後ろ向きな言い方ではなく、「△△を実現したいから、この会社の営業職に挑戦したい」という形に言い換えることが鉄則です。また、前職での経験が営業と直結していなくても、「接客でお客様のニーズを聞いた経験」「チームでプロジェクトを進めた経験」など、コミュニケーションや行動力が伝わるエピソードを準備しておくとよいでしょう。
求人選びでは、入社後の研修制度が充実しているかどうかも重要な判断基準です。営業未経験者を積極的に採用している企業のほとんどは、商材の知識からロールプレイまでを体系的に学べる研修プログラムを用意しています。「どんな研修があるか」「OJTの体制はどうなっているか」を面接で具体的に確認することで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
20代後半の転職戦略
26〜29歳になると、企業側の視点が変わります。ポテンシャルだけでなく、「これまでの仕事で何を学び、何を成し遂げてきたか」が問われるようになるのが20代後半の特徴です。前職が営業以外の職種だったとしても、「営業に活かせる経験・スキル」という観点で自分のキャリアを整理し直すことが重要になります。
たとえば事務職の経験があれば「顧客対応のスピード感や正確さ」を、接客業の経験があれば「お客様の本音を引き出すヒアリング力」を、製造現場の経験があれば「商品知識の深さや品質への感度」を営業スキルとして言語化できます。大切なのは、「〇〇の仕事をしていた」という事実ではなく、「その経験を通じて何を得たか、それが営業でどう活きるか」まで一歩深く掘り下げることです。
また、20代後半はいくつかの業界知識や商材への理解が深まっている時期でもあります。「業界経験×営業」という掛け合わせで求人を選ぶことで、入社直後から活躍できる可能性が高まり、採用担当者にも「即戦力になれる20代後半」として映りやすくなります。たとえば、IT企業で社内SEをしていた方がSaaS系の法人営業に転向する、医療事務の経験がある方がメディカル営業に挑戦するといったパターンは、業界知識がアドバンテージになる典型例です。
| 項目 | 20代前半(第二新卒) | 20代後半 |
|---|---|---|
| 企業が重視すること | ポテンシャル・素直さ・意欲 | 経験・再現性・業界知識 |
| 面接のアピール軸 | 「なぜ営業か」「将来どうなりたいか」 | 「前職経験が営業でどう活きるか」 |
| 求人選びのポイント | 研修制度の充実度・成長環境 | 業界経験が活かせるか・即戦力性 |
| 転職のしやすさ | ポテンシャル採用が主流で間口が広い | 業界・スキルの掛け合わせで差別化できる |
20代の営業転職でおすすめの業界・職種
「営業職に転職する」と決めた次に悩むのが、「どの業界の営業を選ぶか」という問題です。営業といっても、扱う商材・営業スタイル・評価制度・キャリアパスは業界によって大きく異なります。20代のうちにどの業界で営業経験を積むかによって、30代以降の市場価値や年収水準が大きく変わるため、ここは慎重に選びたいポイントです。以下では、20代の転職先として特におすすめできる4つの業界を、それぞれの特徴とメリットとともに解説します。
IT・SaaS業界の営業
IT・SaaS領域の法人営業は、現在の転職市場でもっとも需要が高まっている営業職のひとつです。SaaS(クラウド型のサービス)を企業に導入提案する仕事で、インサイドセールス(非対面でのオンライン商談)やフィールドセールス(訪問型の対面営業)など、様々な形態があります。doda の市場動向レポート(2026年上半期版)によれば、DX推進・AI導入支援が加速するIT・SaaS領域では、若手・未経験者の採用枠が拡大傾向にあるとされており、20代が入り込みやすい環境が整っています。
IT営業の最大の魅力は、「論理思考×提案力」が身につくことです。クラウドサービスや業務システムは顧客ごとに課題が異なるため、ヒアリングから課題抽出、最適な提案設計までを一貫してこなす力が鍛えられます。この経験は、将来マーケティングや事業企画、コンサルティングにキャリアチェンジする際にも非常に高く評価されます。また、IT業界自体の市場規模が拡大し続けているため、転職先を変える際も「IT営業経験者」というだけで書類が通りやすくなる傾向があります。
人材業界の営業
人材紹介・人材派遣・求人広告などを扱う人材業界の営業は、未経験者が最も入りやすい業界のひとつです。専門的な商材知識よりも「人と話すことへの抵抗のなさ」「熱量とフットワークの軽さ」が重視されるため、異業種からの転職でも採用されやすい傾向があります。また、求職者と企業の両方と関わる「両面型」の仕事が多く、人の人生やビジネスの課題を同時に解決するやりがいが感じられます。
人材営業で得られる最大のスキルは「ヒアリング力と信頼構築力」です。求職者の本音を引き出し、企業の採用課題を把握し、双方にとって最良のマッチングを作る仕事は、ビジネスの根幹である「人を動かす力」を鍛えてくれます。この経験は、将来HR領域の専門職や、組織コンサルタント、または起業時の採用活動にも直結します。ただし、インセンティブ型の給与体系が多く、入社直後の年収が低め設定の会社もあるため、報酬設計は入社前にしっかり確認しておきましょう。
不動産業界の営業
高単価な商材を扱う不動産営業は、インセンティブによる収入増が期待できる業界として20代に人気があります。住宅の仲介・販売から、投資用不動産、法人向けの賃貸仲介まで種類は様々ですが、1件の成約で数十万円規模のインセンティブが発生するケースもあり、努力が収入に直結しやすい環境です。宅地建物取引士の資格取得を支援している会社も多く、20代のうちに国家資格を取得してキャリアの幅を広げることができる点も魅力のひとつです。
一方で、不動産営業は土曜・日曜が繁忙日となることが多く、休日は水曜などの平日になるケースが一般的です。また、ノルマの厳しい会社も存在するため、求人票だけでなく口コミサイトや転職エージェントを通じた情報収集で、働き方の実態を事前に把握することが重要です。近年は働き方改革の影響で残業時間や休日取得の改善が進んでいる会社も増えており、企業選びの精度を上げることで長く活躍できる環境は十分に見つかります。
医療・ヘルスケア業界の営業
医療機器・医薬品・介護サービス・デジタルヘルスなどを扱う医療・ヘルスケア系の営業は、少子高齢化が進む日本において長期的な需要が見込める分野です。病院・クリニック・薬局・介護施設などへの提案型営業が中心で、社会的意義の高い仕事として「やりがい」を感じやすいのが特徴です。未経験でも入れる求人は多く、入社後に医療知識を体系的に学べる研修制度を持つ企業も少なくありません。
医療営業は、顧客である医師や薬剤師・施設長といった専門家との信頼関係を築く仕事です。そのため、「誠実さ」「継続的なフォロー力」「専門知識への学習意欲」が特に求められます。この業界で経験を積むと、「医療業界に強い営業パーソン」としてのブランドが形成され、転職市場での評価が高まりやすい傾向があります。将来的には医療コンサルやMSL(メディカルサイエンスリエゾン)などの専門職へのキャリアアップも視野に入ります。
| 業界 | 未経験のしやすさ | 年収アップの期待度 | 30代以降のキャリア展望 |
|---|---|---|---|
| IT・SaaS営業 | ○ | ◎ | マーケ・事業企画・コンサルへ展開しやすい |
| 人材業界営業 | ◎ | ○ | HR専門職・組織コンサルなどへ発展できる |
| 不動産営業 | ○ | ◎ | 宅建取得でキャリアの幅が広がる |
| 医療・ヘルスケア営業 | ○ | ○ | 業界専門知識で希少人材になれる |
営業転職で最初に選ぶ会社が20代後半・30代を決める
「どこでもいいから早く転職したい」という気持ちはよくわかります。ただ、20代の最初の営業転職で選ぶ会社は、その後のキャリアに想像以上の影響を与えます。良い会社に入れれば30代以降の選択肢が一気に広がりますが、反対に後悔しやすい会社を選んでしまうと、再転職のたびに「前職が短い」「一貫性がない」と評価されるリスクが高まります。ここでは、長期的なキャリア形成の視点から、会社選びで意識してほしいポイントを整理します。
良い最初の会社を選ぶと広がるキャリアの例
最初の営業転職先として「良い会社」とはどんな会社でしょうか。それは必ずしも大企業や有名企業とは限りません。「営業プロセスを体系的に学べる研修・教育体制がある」「数字の達成だけでなくプロセスも評価される仕組みがある」「上司や先輩から営業のフィードバックをもらえる環境がある」といった要素を持つ会社です。
こうした環境で2〜3年間しっかり経験を積んだ20代は、転職市場での評価が大きく変わります。たとえば、人材業界でルート営業から新規開拓まで幅広く経験した方がIT企業のエンタープライズ営業に転向するケース、SaaS営業で提案力を磨いた方がコンサルティングファームのビジネスディベロップメント職に採用されるケースなど、最初の会社で築いた「営業の基礎体力」が次のステップへの切符になる例は多くあります。
後悔しやすい会社の特徴
一方で、転職後に後悔しやすい会社にはいくつかの共通パターンがあります。まず「数字だけ追わせてスキルが身につかない会社」です。目標達成だけを求められ、営業の型や提案スキルを学ぶ機会がない環境では、数年後に「何をアピールすればいいかわからない」状態になりかねません。次に「離職率が高く、ナレッジが属人化している会社」です。周囲の先輩がすぐ辞めてしまうような環境では、学べる知識や経験が極端に少なくなります。
また「とにかく量をこなす営業スタイルしかない会社」も注意が必要です。テレアポを1日100件かけ続けるだけの業務では、提案力や課題解決力といったポータブルスキルが育ちにくく、3年後に転職活動をしても「架電数しかアピールできない」という状況になる可能性があります。こうした会社を見抜くには、面接で「1日の業務の流れ」「どんな営業スタイルが評価されるか」「成績上位者のキャリアパス」を具体的に質問することが有効です。
入社前に必ず確認すべき3つの条件
会社選びを後悔しないために、内定承諾前に必ず確認しておきたいポイントが3つあります。1つ目は「入社後の教育・研修制度の中身」です。OJTの有無はもちろん、ロールプレイや社外研修への参加機会があるかまで具体的に確認しましょう。2つ目は「平均勤続年数と離職率」です。採用ページや面接で質問しにくければ、転職エージェントを経由して事前に収集することができます。3つ目は「成果を出した先輩がどんなキャリアパスを歩んでいるか」です。社内に尊敬できるロールモデルがいるかどうかは、その会社で長く働けるかどうかの大きな判断材料になります。
焦りは禁物ですが、悩みすぎて動けないのも機会損失です。1社1社の情報を丁寧に収集しながら、「この会社なら2〜3年後の自分がどうなっているか」をイメージして選ぶ習慣を持つことが、長期的に見て最も賢い転職活動につながります。
20代が営業転職を成功させる具体的な進め方
「転職したい気持ちはあるのに、何から始めればいいかわからない」という方は多いです。ここでは、20代が営業転職を成功させるための具体的なステップを、自己分析から書類作成・面接対策まで順を追って解説します。
ステップ1|転職の軸を言語化する自己分析
転職活動でもっとも最初にすべきことは、自己分析と転職の「軸」を決めることです。軸とは、「なぜ今の仕事を辞めるのか」「営業職でどんな経験を積みたいのか」「どんな環境・働き方を求めているのか」という3点を整理したものです。この軸が曖昧なまま求人を眺めていると、条件の良さや給与の高さに引っ張られて本来の目的を見失い、転職後に「なんか違った」となりやすくなります。
自己分析の方法は難しく考える必要はありません。「これまでの仕事で楽しかった瞬間・つらかった瞬間」を書き出し、そこから「自分は何に喜びを感じ、何を避けたいのか」を言語化するだけで十分です。たとえば「お客様に感謝されたときが一番やりがいを感じた」という人は、顧客との長期的な関係を大切にするルート営業や法人向け提案営業が向いている可能性があります。「数字で結果が見えることにモチベーションを感じる」という人は、インセンティブ制度が充実した新規開拓型の営業が合うかもしれません。こうした自己理解が、業界や会社選びの精度を高めてくれます。
ステップ2|営業未経験者の職務経歴書の作り方
営業未経験で転職する場合、職務経歴書で「自分には営業に活かせる経験がない」と思い込んでしまう方が多いのですが、それは誤解です。営業に必要なスキル(ヒアリング力・提案力・目標達成力・コミュニケーション力)は、どんな職種の経験からでも引き出すことができます。
コツは「職種名」ではなく「やったこと・意識したこと・結果」を具体的に書くことです。たとえば「飲食店のホールスタッフとして2年間勤務」とだけ書くのではなく、「テーブル単価を高めるためにデザートの案内タイミングを工夫し、月間客単価を平均15%向上させた」という形で、行動と結果を数字とともに表現します。このように前職の経験を「営業視点で読み直す」作業が、説得力ある書類づくりの核心です。数字が出せない場合でも「チームの雰囲気改善のために自ら朝礼の進行役を担った」「クレーム対応で顧客から後日お礼の電話をいただいた」など、営業担当者に必要な素養が伝わるエピソードを盛り込むと効果的です。
ステップ3|面接で20代が意識すべきアピールポイント
営業職の面接では、話の上手さよりも「一緒に働きたいと思わせる人間性」と「論理的に自分を説明できる力」が評価されます。面接官は、その人が顧客の前に出たときに信頼されるかどうかを見ているからです。
20代前半であれば、素直さと成長意欲を伝えることが最優先です。「御社の営業スタイルを早期に吸収するために、入社前から〇〇の勉強をしています」という具体的な行動を伴ったアピールは、「言葉だけでなく動いている人」として好印象につながります。20代後半であれば、前職経験との一貫性を示すことが重要です。「〇〇の経験を通じて、提案営業に必要な課題発見力が身についたと感じており、それを御社の△△という商材で活かしたい」という形で、自己分析と志望動機を繋げて語れると説得力が増します。
また、面接の場は企業が候補者を評価するだけでなく、候補者が企業を評価する場でもあります。「入社後の研修体制」「評価基準の透明性」「成績上位者のキャリアパス」などを積極的に質問することで、入社後のミスマッチを防ぐとともに、「しっかり考えて選ぼうとしている人」という好印象を与えることができます。
20代の営業転職におすすめの転職エージェント
20代の営業転職を効率よく進めるには、転職エージェントの活用が非常に効果的です。エージェントは求人の紹介だけでなく、職務経歴書の添削・面接対策・企業との条件交渉まで無料でサポートしてくれます。特に営業職への転職は「非公開求人」の割合が高いため、自分で求人サイトを検索するだけでは出会えない優良求人にアクセスできるのも大きなメリットです。以下では、20代の営業転職で特に活用しやすいエージェントを紹介します。
リクルートエージェント|求人数・実績ともに業界最大級
リクルートエージェントは、公開求人数70万件以上・非公開求人も20万件超という業界最大級の規模を誇る総合型転職エージェントです。営業職の求人も豊富に保有しており、IT・不動産・人材・メーカーなどあらゆる業界の営業職を網羅しています。初めての転職で何から始めればいいかわからない方や、まず転職市場全体の状況を把握したい方にとって、最初に登録すべきエージェントのひとつです。職務経歴書の添削や面接力診断ツールなど、転職初心者を支援するコンテンツも充実しています。
doda|転職サイトとエージェントの両方を使える利便性
dodaは、転職サイトとエージェントサービスを一体化した転職プラットフォームです。自分で求人を検索しながら、並行してキャリアアドバイザーのサポートも受けられる使い勝手の良さが特徴で、2024年オリコン顧客満足度調査「転職エージェント 20代」で第1位を獲得しています。営業・IT・製造分野に強みがあり、スカウト機能を活用することで企業側からオファーが届くケースもあります。「自分のペースで転職活動を進めたい」「求人数を多く比較したい」という方に向いているサービスです。
hape Agent|営業職に特化した20代・30代向けエージェント
hape Agentは、営業職に特化した転職エージェントで、20代・30代の支援実績が豊富な点が最大の特徴です。保有求人は16,000件以上すべてが営業職関連で、書類通過率90%以上・面接後3人に1人が内定という実績を持っています。ユーザー満足度調査で複数部門の1位を獲得しており、営業未経験者でも安心して相談できるサポート体制が整っています。「絶対に営業職に転職したい」という意思が固まっている方には、特化型エージェントならではの深いサポートが受けられるhape Agentへの登録をおすすめします。
マイナビジョブ20’s|第二新卒・20代の転職に特化
マイナビジョブ20’sは、20代・第二新卒・既卒に特化した転職エージェントで、全求人が20代対象・未経験歓迎の求人が70%以上という構成が特徴です。営業職の求人も豊富に扱っており、「とにかく20代のうちに環境を変えたい」「初めての転職で右も左もわからない」という方にとって、親身なサポートが受けやすいサービスです。適性診断ツールも用意されており、自分にどんな営業スタイルが向いているかを整理する上での参考にもなります。
転職エージェントは1社だけに絞らず、2〜3社に並行して登録することをおすすめします。エージェントによって保有求人や担当者の得意分野が異なるため、複数に登録することで求人の選択肢が広がり、担当者との相性も比較できます。ただし、並行して登録しすぎると面接スケジュールが煩雑になるため、最終的なサポートは信頼できる1人の担当者に集中させるのがスムーズな転職活動のコツです。
| エージェント名 | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| リクルートエージェント | 業界最大級の求人数・総合型 | まず転職市場全体を把握したい人 |
| doda | サイトとエージェントを一体活用 | 自分のペースで進めたい人 |
| hape Agent | 営業職特化・書類通過率90%以上 | 営業転職の意思が固まっている人 |
| マイナビジョブ20’s | 20代・第二新卒特化 | 初めての転職で丁寧なサポートが欲しい人 |
まとめ|20代の営業転職は「今」が最大のチャンス
ここまで、20代が営業転職を成功させるための戦略を幅広く解説してきました。
20代の営業転職は、高い求人倍率を背景に未経験でも挑戦しやすく、一生もののスキルが得られる絶好の機会です。成功のカギは、20代前半はポテンシャル、後半は経験の応用という年代別の戦略と、IT・人材など将来性のある業界選びにあります。
また、最初に選ぶ会社が20代後半・30代の土台を作ります。研修制度・評価制度・ロールモデルの有無を入社前にしっかり確認し、「数字を出しながらスキルも身につく環境」かどうかを判断軸にしてください。
そして、入社後の成長環境を見極めるため、総合型と特化型のエージェントを賢く併用し、情報戦を制することも重要です。転職エージェントをうまく活用することで、非公開求人へのアクセスや書類・面接対策のサポートを無料で受けることができます。リクルートエージェントやdodaのような総合型と、hape Agentのような営業特化型を組み合わせて登録し、自分に合った担当者を見つけることが転職成功の大きな鍵になります。
「まだ準備ができていない」と感じている方も、まずはエージェントへの相談という一歩から始めてみてください。準備が整ってから動くのではなく、動きながら準備を整えるのが、20代の転職活動をうまく進めるコツです。今この瞬間が、あなたにとって最もチャンスの多いタイミングです。

