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40代の事務転職は本当に難しい?成功する人の戦略と狙うべき職種を徹底解説

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「40代になって、事務職への転職って正直もう無理なんじゃないか……」そんな不安を抱えながら、それでも転職を考えてこのページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。確かに事務職は競争率が高い職種です。でも、正しい戦略を知らないまま「難しい」と諦めてしまうのは、あまりにももったいないことです。

実は、40代の転職市場は今、静かに変わり始めています。即戦力を求める企業にとって、豊富な経験を持つ40代は決して「採りたくない人材」ではありません。正しいアプローチで活動すれば、40代からの事務転職は十分に実現できます。

この記事では、事務職の転職市場の現実を正直にお伝えしながら、40代が転職を成功させるために知っておくべき戦略・狙うべき職種・役立つ資格・面接のコツまでを、一気通貫で解説します。「結局、自分はどうすればいいのか」が見えてくる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

40代で事務職に転職できる?現在の転職市場を正直に解説

まず現実から目を逸らさずに見ていきましょう。厚生労働省が発表した職業別の有効求人倍率(2025年平均)によると、事務従事者の有効求人倍率は約0.42倍です。これは、1人の求職者に対して求人が0.42件しかない、つまり求職者が求人数を大幅に上回っているという状態を示しています(出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」)。

介護や建設分野の求人倍率が3倍〜6倍を超えている職種も多い中で、事務職は全職種の中でも特に「狭き門」に分類される職種のひとつです。この数字だけを見ると厳しく感じられるかもしれませんが、この倍率はすべての年代・経験者・未経験者を合算したものです。つまり、事務経験のある40代が正しい戦略で活動すれば、このデータが示す厳しさとは少し異なる可能性があることも知っておいてください。

また、求人倍率が低いということは「求人の数が少ない」わけではなく、「求職者の数が多い」という側面も含まれています。人気職種ゆえに競争率が高いのであって、絶対的な求人数が皆無というわけではありません。

それでも40代の採用が増えている理由——企業側の本音

ここで視点を変えて、採用する企業側の立場から考えてみましょう。実は今、企業の40代採用への姿勢は少しずつ変わってきています。

マイナビが発表した「転職動向調査2025年版(2024年実績)」によると、2024年の転職活動において40代女性の転職率は前年比で0.9ポイント増加、40代男性も0.3ポイント増加しており、ミドル世代の転職が活発化していることがわかります。また、dodaが発表した2024年の転職成功者データでは、40代以上の転職成功者の割合が前年の14.9%から16.6%へと大きく伸びており、継続的な上昇トレンドにあります(出典:パーソルキャリア「転職成功者の平均年齢調査2024年版」)。

この背景には、いくつかの構造的な変化があります。少子高齢化による若手労働者の不足から、企業は従来のように20〜30代の若手だけを採用できなくなってきました。それに加えて、dodaの転職求人倍率レポートでは「中途採用者のオンボーディング(定着支援)や若手育成の役割を期待して、40代以上のビジネスリテラシーのある人材のマネジメント層以外での採用を強化している」という企業の動向も報告されています(出典:パーソルキャリア「doda転職求人倍率レポート2024年10月発行版」)。

つまり企業の本音として、40代の人材には「入社後すぐに働ける即戦力性」と「職場全体を見ながら動ける経験値」を期待しているのです。これは若い世代にはなかなか期待しにくい強みであり、40代ならではの採用されやすい文脈が確かに存在しています。

経験者と未経験者で大きく変わる転職の可能性

40代の事務転職における可能性は、事務経験の有無によって大きく異なります。まず正直にお伝えすると、事務経験のある40代と未経験の40代では、転職活動の難易度はかなり変わります。

事務経験のある方は、即戦力として評価される可能性が十分にあります。特にブランク明けの方であっても、過去に実務経験があることは大きな強みになります。一方で20〜30代の若手と同じ土俵で競い合う場面も多いため、経験を「ただ持っている」だけでなく「具体的にどう活かせるか」を言語化できるかどうかが、採用の分かれ目になります。

未経験から40代で事務職を目指す場合は、正社員での転職は難易度が高いというのが現実です。しかし「不可能」ではありません。派遣社員やパート・アルバイトとして経験を積んでから正社員登用を目指すルートや、前職の経験と親和性の高い事務職種を狙う戦略など、段階的なアプローチをとることで可能性は広がります。次のセクションでは、40代が狙いやすい事務職の種類を詳しく解説していきます。

40代で事務転職を目指すなら知っておきたい「狙いやすい職種」

ひとくちに「事務職」といっても、その種類は多岐にわたります。一般事務・営業事務・経理事務・医療事務・貿易事務・総務事務など、職種によって求められるスキルや採用条件、40代との相性はかなり異なります。以下の表に主な事務職の特徴と40代との適性をまとめましたので、まず自分がどの職種を目指すべきか整理するところから始めてみましょう。

職種主な仕事内容40代未経験でも狙えるか経験者の強み
一般事務書類作成・データ入力・電話対応など難しい(競争率が高い)即戦力として評価されやすい
営業事務受発注処理・顧客対応・営業サポートなど営業経験があれば狙いやすい業界知識×事務スキルが評価される
経理事務仕訳・帳簿管理・決算補助など日商簿記があれば可能性ありスペシャリストとして重宝される
医療事務受付・レセプト業務・会計など資格取得で未経験からも可能医療業界経験があると有利
総務事務社内手続き・設備管理・庶務全般などやや難しい会社全体を見る視点が評価される
貿易事務輸出入手続き・書類作成・英文対応など英語力・専門知識が必要TOEIC+実務経験の組み合わせが強い

40代が特に狙いやすい職種はこの2つ

上記の比較を踏まえると、40代が特に狙いやすいのは「営業事務」と「経理事務」です。

営業事務は、営業部門を数字・資料・顧客対応の面からサポートする仕事です。前職で営業経験や、営業部門との連携経験がある場合、「業界の商習慣がわかっている」「営業の立場から何が必要かがわかる」という実務ベースの強みが非常に活きます。一般事務よりも求人数が多く、業界経験という付加価値を持つ40代にとって競争力を発揮しやすい職種です。

経理事務は、専門性の高さが「40代の強み」に直結しやすい職種です。日商簿記2級以上を持っていれば、未経験でも採用される可能性がぐっと高まります。企業にとって経理は「できる人が限られる専門業務」であるため、即戦力となれる人材はどの年代でも一定の需要があります。また、経理職は年功序列的なキャリア評価がしやすく、40代の経験値を正当に評価してもらいやすい職種でもあります。

ブランクありの40代が事務転職を狙うための考え方

育児や介護などでキャリアにブランクがある方も、決して諦める必要はありません。ただし、ブランク明けの転職には特有の対策が必要です。

まず大切なのは、ブランク期間を「空白」として捉えるのではなく、家庭管理やスケジュール調整、子育てを通じた「人と関わる力」などを経験として整理し直すことです。加えて、ブランク明けの方にとって「医療事務」は比較的取り組みやすい選択肢のひとつです。医療事務の資格は独学や短期スクールで取得でき、クリニックや病院の受付という身近な就業先が全国に多く存在します。時短勤務やパート勤務からスタートして、職場に慣れてから正社員登用を目指すルートが現実的な選択として機能しやすい職種です。

また、まずは派遣社員や契約社員として就業し、職場での信頼を積み上げた上で正社員登用を狙うという段階的な戦略は、ブランクありの40代にとって特に有効なアプローチです。最初から「正社員のみ」にこだわると選択肢が極端に狭まるため、雇用形態の幅を柔軟に持つことが転職成功への近道になります。

企業が40代の事務職に求めるスキルと人物像

「即戦力」という言葉は40代転職の文脈で頻繁に登場しますが、では事務職においての「即戦力」とは具体的に何を指すのでしょうか。採用担当者が40代の候補者を見るときの視点を理解しておくと、選考対策が格段に具体的になります。

「即戦力」とは何か――40代に求められる事務スキルの具体像

事務職における即戦力とは、まず「業務レベルのPCスキル」です。WordやExcelを「使える」という程度では、40代への期待には届きません。採用担当者がイメージしているのは、Excelであればピボットテーブルや関数(VLOOKUP・SUMIFなど)を実務で使いこなしてきたレベル、Wordであれば定型文書のテンプレート作成や差し込み印刷ができるレベルです。「どんな業務でどんな機能を使っていたか」を具体的に説明できるよう、過去の業務を棚卸ししておきましょう。

次に重要なのが「業務の正確性と処理スピード」です。事務職は、ミスが社内外のトラブルに直結するポジションです。「これまで処理してきた書類の種類」「1日あたりのデータ入力量」「ダブルチェックの仕組みを自分で作っていた」といった、正確性を裏づける具体的なエピソードが評価につながります。

さらに、「業務フローへの理解力と改善提案の経験」も、40代ならではの強みとして評価されます。「以前の職場でExcelの集計作業を関数化して処理時間を半分に短縮した」「紙ベースの管理をデジタル化する提案をして実行した」といった実績があれば、積極的にアピールしてください。20代・30代には経験年数で生み出せないこのような貢献が、40代の最大の差別化ポイントになります。

マネジメント・後輩指導経験が意外と評価される理由

「事務職でマネジメント経験なんてない」と思っている方は多いですが、視点を少し変えると評価できる経験が見えてきます。たとえば、新入社員や派遣スタッフに業務の引き継ぎをした経験、チーム全体のスケジュール管理や進捗確認を担った経験、他部署との調整役を務めた経験などは、すべて「組織をまとめる力」として捉えられます。

特に中小企業では、事務担当者が「何でも屋」として庶務全般を仕切るケースが多く、そうした環境でマルチタスクをこなしてきた40代は、職場の安定に貢献できる人材として歓迎されます。「マネジメント経験はありません」と決めつける前に、自分がこれまでどんな場面で周囲を支えてきたかを振り返ってみましょう。

PCスキルは「使える」ではなく「どう使ってきたか」で伝える

PCスキルについての自己アピールで最も多い失敗が「Excel・Wordが使えます」という抽象的な表現で終わることです。採用担当者は「どのレベルで使えるか」を知りたがっています。

たとえば「月次の売上データを1,000件以上Excelで管理し、VLOOKUP関数を使って請求書と突合する作業を担当していました」「社内の備品管理台帳をExcelで一から設計し、部署横断で共有する仕組みを構築しました」のように、業務内容・データ量・使用した機能を具体的に組み合わせて伝えることで、採用担当者の頭に「この人が入社したときのイメージ」が浮かびやすくなります。MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)の資格を保有していれば、客観的なスキル証明にもなります。

40代が事務転職を成功させるための実践的な6つのポイント

現実を正しく理解した上で、では具体的にどう動けばいいのか。40代の事務転職で成果を出している人たちに共通する行動パターンを6つのポイントにまとめました。

①経験者は「付加価値」を言語化する

事務経験がある40代が最も注力すべきなのは、自分の経験を「付加価値」として言語化することです。「事務をやっていた」という事実だけでは、20代・30代の経験者と差別化できません。「どんな業務を、どんな規模で、どんな工夫をしながら担当してきたか」を掘り下げることが必要です。

たとえば、一般事務の経験者であれば「各部署の書類フローを整理してミス発生率を下げた」「ベテランが属人化していた業務をマニュアル化した」といった具体的なエピソードが強みになります。経理事務の経験者であれば「月次決算補助を年間○回担当してきた」「複数拠点の経費精算を一元管理していた」など、実績を数字や規模感で表現するとさらに効果的です。

②未経験者は「同業界の事務職」を最初の一手に

未経験から事務職を目指す40代にとって、最も現実的な第一歩は「これまでいた業界の事務職」を狙うことです。たとえば、製造業で働いてきた方なら製造業の営業事務や総務事務、医療・介護の現場にいた方なら医療事務や介護施設の事務といった具合です。業界の専門知識がある分、「業界未経験の若手」と比べたときに明確な優位性が生まれます。

「事務の仕事自体は初めてだけど、この業界のことは熟知しています」という切り口は、採用担当者に刺さります。業界特有の書類や用語、商習慣を知っていることは、教育コストの削減につながるため、企業にとってもメリットがあります。まずは業界を変えずに職種だけを変えるアプローチで転職活動をスタートさせましょう。

③雇用形態の幅を広げることで選択肢が大幅に広がる

「正社員でなければ意味がない」という考えにこだわりすぎると、40代の事務転職は極端に難しくなります。契約社員・派遣社員・パートタイムといった雇用形態も視野に入れることで、選択肢が一気に広がります。

特に派遣からのスタートは、「職場のカルチャーや業務内容を実際に体験しながら働ける」というメリットがあります。派遣として実績を積んだ後に正社員登用につながるケースも少なくありません。また、医療事務などの分野では、パートから始めて知識と信頼を積み上げ、数年後に正社員として採用される流れも一般的です。最終的な目標が正社員であっても、そこへの「道筋」として他の雇用形態を活用するという発想を持つことが重要です。

④年収ダウンを冷静に受け入れる判断軸の持ち方

dodaが発表している平均年収データによると、事務職(事務・アシスタント系)の平均年収は350万円、女性に限ると335万円という水準です(出典:doda「平均年収ランキング2024年版」)。全職種平均の426万円と比較すると低めであり、他職種から事務へキャリアチェンジする場合、年収ダウンが生じる可能性があります。

年収ダウンへの向き合い方として大切なのは、「入社時の年収だけで判断しない」ことです。残業が少なく生活の質が上がる、長く安定して働ける職場を得られる、健康を保ちながら定年まで就業できる、といったトータルの「働き方の価値」で比較することが重要です。また、入社後に実績を積んでポジションアップを目指すことで、収入を段階的に回復させることも可能です。家族がいる場合は事前に状況を共有し、転職後の生活設計を一緒に考えておくことで、「夫・妻ブロック」と呼ばれる家族からの反対リスクも軽減できます。

⑤面接で企業側の「採用リスク懸念」を先回りして解消する

40代の候補者に対して、採用担当者が内心で気にしていることがあります。「年下の上司の指示に素直に従えるか」「組織に馴染めるか」「前の職場のやり方にこだわりすぎないか」といった懸念です。これらを聞かれてから答えるのではなく、自分から先に払拭できると評価が上がります。

たとえば「これまでのやり方に固執せず、御社の業務フローに合わせて柔軟に対応することを大切にしています」「年齢に関係なく、入社後はまず現場をしっかり学ぶ姿勢で臨みたいと考えています」といった一言を面接の自己PRや志望動機の中に自然に組み込んでおくと効果的です。謙虚さと即戦力のアピールを両立させることが、40代の面接では特に重要です。

また、子育て中の方や育児ブランクがある方の場合は、「子どもが大きくなり、フルタイム就業が可能な状況です」「急な早退が必要な場面は現状ほとんどありません」など、企業側が心配しやすいポイントをあらかじめ丁寧に説明しておくことが、採用率の向上につながります。

⑥転職エージェントを活用すべき理由

40代の事務転職において、転職エージェントの活用は強くおすすめします。理由は大きく3つあります。第一に、40代向けの非公開求人を多数保有しており、求人サイトには出ていない優良案件にアクセスできます。第二に、職務経歴書の添削や面接対策など、プロの視点からサポートを受けられます。40代は「話が長くなりがち」「実績を主張しすぎる」などの面接ミスに陥りやすく、事前のフィードバックが転職成功率を大きく左右します。第三に、年収交渉を代行してもらえるため、提示された条件に自分で交渉しにくい状況でも適切な条件を引き出しやすくなります。

40代の事務転職に役立つ資格・スキル一覧

資格は「取れば転職できる」という魔法のアイテムではありませんが、40代の転職活動において「行動で意欲を示せる証拠」として機能します。特に未経験から事務を目指す場合、資格取得は選考突破の確率を高める有力な手段です。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

WordやExcel、PowerPointのスキルを公的に証明できる資格です。特にExcelのスペシャリスト資格(一般レベル)は比較的短期間で取得でき、PCスキルへの客観的な裏づけとして評価されます。「Excelは使えます」という口頭の主張よりも、資格という形で示す方が採用担当者への説得力が増します。事務職全般に幅広く対応できる資格であるため、職種を問わず取得しておいて損はありません。

日商簿記検定

経理事務・財務事務を目指す方には必須に近い資格です。3級は入門レベルとして短期間での取得が可能で、経理の基本的な仕組みを理解していることを示せます。2級以上になると、企業の財務諸表や原価計算の知識が身につき、経理事務担当者としての即戦力アピールに直結します。40代で経理事務未経験の方が転職を目指す場合、日商簿記2級の取得は選考を突破するための現実的な武器になります。

秘書検定・医療事務系資格

秘書検定は、社会人としてのビジネスマナーや文書作成スキルを証明する資格です。2級・準1級レベルを取得しておくと、営業事務や一般事務の選考でビジネスマナーの高さを示す材料になります。また、医療事務を目指す場合は「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」や「診療報酬請求事務能力認定試験」などが代表的です。民間資格のため取得ハードルは比較的低く、短期の通信講座でも対応できます。

資格名対応する事務職種難易度目安取得期間の目安
MOS(Excel・Word)一般事務・営業事務・経理事務普通1〜2ヶ月
日商簿記3級経理事務やや易しい1〜2ヶ月
日商簿記2級経理事務・財務普通〜難しい3〜6ヶ月
秘書検定2級・準1級一般事務・営業事務・秘書普通1〜3ヶ月
医療事務技能審査試験医療事務普通2〜4ヶ月

資格取得と転職活動を同時並行で進める場合、まず転職エージェントに登録して求人市場を把握しながら、並行して資格勉強を進めるのが効率的なアプローチです。「資格が取れてから転職活動を始める」と先延ばしにしすぎると、転職のタイミングを逃す可能性もあります。学習中の段階であっても「現在〇〇の資格を取得に向けて学習中」と職務経歴書に記載することで、向上心と行動力をアピールできます。

40代の事務転職に強い転職エージェント・サービスの選び方

転職エージェントと転職サイトは、似ているようで役割が異なります。40代の事務転職では、この2つを目的に応じて使い分けることが、効率的な転職活動の鍵になります。

転職エージェントと転職サイトの使い分け方

転職サイトは、自分のペースで求人を検索して応募できるサービスです。時間や場所を選ばず使えるため、在職中で転職活動の時間が取りにくい方や、まずは市場感をつかみたい方に向いています。一方で、書類添削や面接対策といったサポートは受けられないため、自力での準備が必要になります。

転職エージェントは、専任のキャリアアドバイザーが求人紹介から書類添削・面接対策・年収交渉まで一貫してサポートしてくれるサービスです。特に40代の事務転職では、「非公開求人へのアクセス」と「面接対策のフィードバック」という2点においてエージェントの価値が際立ちます。40代は採用担当者から「話が長い」「前職の話に終始する」といった印象を持たれやすく、プロの視点からの事前指摘が内定率を大きく左右します。理想は転職サイトで求人の幅を広げながら、転職エージェントでサポートを受けるという併用スタイルです。

40代の事務転職におすすめの転職サービス

数ある転職サービスの中から、40代の事務転職に特に適したものを紹介します。自分の状況や目的に合わせて複数のサービスに登録し、比較しながら活用することをおすすめします。

「リクルートエージェント」は業界最大級の求人数を誇り、40代向けの事務・管理系求人も幅広く保有しています。非公開求人の数が多く、一般の転職サイトでは出会えない案件にアクセスしやすい点が強みです。転職支援の実績が豊富なため、初めてエージェントを使う方にも安心して利用できます。

「doda」は転職サイトとしての求人検索機能と、転職エージェントとしてのサポート機能を一つのサービスで使い分けられる点が大きな特長です。40代歓迎の求人も数千件以上保有しており、キャリアカウンセリングから入社後のフォローまで対応しています。dodaが発表している年収データや転職市場の情報なども充実しており、転職活動の情報収集にも役立ちます。

「マイナビエージェント」は、地方在住の方や初めて転職エージェントを使う方に特に向いています。3年連続でオリコン顧客満足度ランキング1位を獲得しており(出典:オリコン顧客満足度調査)、担当アドバイザーの対応の丁寧さに定評があります。事務系の求人も幅広く取り扱っており、書類添削や面接対策を丁寧に行ってもらえます。

「女の転職type」は、女性に特化した転職サービスとして、事務職を希望する40代女性から高い支持を得ています。年間5,000人以上のキャリアカウンセリング実績があり、ライフステージに合わせた転職ノウハウを持っている点が心強いです。育児や家庭との両立を考えながら転職活動を進めたい方には特に向いています。

「FROM40」は、40代・50代のミドルシニア層に特化した転職サービスです。ミドル層の転職活動を熟知したアドバイザーが在籍しており、40代ならではの悩みや壁に対して的確なサポートを提供しています。40代・50代の転職に特化しているため、求人の質と担当者の理解度の両面で、他の総合型エージェントにはない強みがあります。

サービス名こんな方におすすめ特長
リクルートエージェント幅広い求人から選びたい方・初めての方業界最大級の求人数・非公開求人が豊富
dodaサイトとエージェントを併用したい方求人検索とエージェント機能が一体型
マイナビエージェント地方在住・丁寧なサポートを求める方顧客満足度3年連続1位・地方求人が充実
女の転職type40代女性・両立重視の方女性のキャリアに特化した専門ノウハウ
FROM40ミドル層の転職に不安がある方40代・50代専門・ミドル転職に精通

40代の事務転職でよくある失敗と回避策

正しい戦略を持って動くことと同じくらい、「やってはいけないこと」を把握しておくことが重要です。40代の事務転職活動で実際に起きやすい失敗パターンと、その回避策を整理します。

「正社員にこだわりすぎ」で好機を逃す

40代の転職活動で最も多い失敗の一つが、「正社員でなければ転職しない」という姿勢で選択肢を狭めすぎることです。正社員にこだわる気持ちはよく理解できますが、事務職の求人市場では、正社員よりも契約社員・派遣・パートタイムの求人の方が圧倒的に多い現実があります。

最初から正社員にこだわって長期間内定が出ない状況が続くよりも、まず契約社員や派遣として実績を積み、職場での信頼を得た後に正社員登用を目指すルートの方が、結果的に早く安定した雇用に辿り着けることがあります。雇用形態にこだわる前に「この職場で長く働けそうか」「スキルを活かせる環境か」を優先基準に置くことが、40代の事務転職における現実的な判断軸です。

面接で実績話が長くなりすぎる

40代の面接でよく起きる失敗が、自分の実績や経験を語る際に話が長くなりすぎることです。豊富な経験があるからこそ話したいことが増えるのは自然なことですが、採用担当者が求めているのは「自社での活躍イメージ」であり、過去のすべてを知りたいわけではありません。

面接では「結論→理由→具体例→まとめ」というシンプルな構成を意識し、一つの質問への回答は2〜3分以内に収めることを目安にしましょう。エージェントを活用している場合は、模擬面接でフィードバックを受けることを強くおすすめします。「話が長い」という指摘は、自分では気づきにくいだけに、第三者の視点が非常に有効です。

家族の反対への備えを忘れる

40代の転職では、家族からの反対、いわゆる「夫ブロック・妻ブロック」が転職活動の大きな障壁になるケースがあります。子どもの学費・住宅ローン・老後の備えなどが重なる40代は、家庭の財政的な安定に対するプレッシャーが高い時期です。転職による年収ダウンが見込まれる場合、配偶者から強い反対を受けて内定辞退に至るケースも実際に少なくありません。

この問題を回避するために最も重要なのは、転職活動を始める前に家族と率直に話し合っておくことです。「なぜ転職したいのか」「転職後の年収はどう変わるか」「長期的には生活がどう変わるか」を具体的に共有し、家族が不安に感じるポイントに先回りして答えておきましょう。転職エージェントに相談することで、同様の状況を乗り越えた事例を聞くこともできます。家族を味方にすることが、40代転職の成功を後押しする大切な要素の一つです。

まとめ:40代からの事務転職を成功させるために今日できること

40代の事務転職は、確かに簡単ではありません。しかし同時に、正しい戦略を持って動いている40代が転職を実現しているのも事実です。

経験者は過去の実績を具体的に言語化し、付加価値として届けることが最優先です。未経験者はいきなり広い競争に飛び込まず、同業界の事務職や医療事務など「入りやすい扉」から攻めることが現実的な一手になります。

職種の選択では、一般事務よりも営業事務・経理事務・医療事務など専門性のある方向に絞る方が、40代には有利に働きます。そして雇用形態は最初から正社員にこだわらず、契約社員や派遣から始めて実績を積むルートも、長い目で見れば合理的な選択です。

面接では謙虚さと即戦力を同時にアピールし、企業側が抱きやすい懸念を先回りして払拭することが重要です。資格取得は転職活動と並行して進め、MOS・日商簿記・医療事務系資格などを目指す職種に合わせて準備しましょう。そして転職エージェントへの登録は、今すぐ動ける最初の一歩として最もおすすめできる行動です。

40代はキャリアの終盤ではありません。定年まで20年以上ある方も多く、今から事務職というフィールドで新たなキャリアを積み上げていくことは十分に可能です。「難しい」という壁を知った上で、それでも一歩踏み出す方を、今日からの転職活動が後押ししてくれるはずです。

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