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【富士通】企業紹介|特徴・年収・採用について就活生向けに分かりやすく解説

PCメーカーとして富士通の名前はよく聞くけれど「実際にどんな会社かよく分からない」「年収や採用について知りたい」と思っている就活生も多いのではないでしょうか。

富士通は、日本の大手電機メーカーであるだけでなく、高い技術力でグローバルにデジタルサービスを提供している会社です。

この記事では、富士通について知りたい就活生に向けて、企業の特徴や年収・採用などを解説します。解説内容は以下のとおりです。

  • 富士通とはどんな会社?
  • 富士通6つの事業
  • 富士通の職種紹介
  • 富士通の採用大学
  • 富士通の採用について
  • 富士通の年収・給料

富士通に就職したいと考えている就活生の方は、ぜひ選考に臨むための参考にしてください。

目次

富士通とはどんな会社?

ここでは富士通がどんな会社なのか特徴を解説します。富士通の特徴は以下の通りです。

  • 高い技術力でグローバルにデジタルサービスを提供する会社
  • 社員一人ひとりが「パーパス」の実現に向けて挑戦する会社

それぞれの特徴を解説していきます。

高い技術力でグローバルにデジタルサービスを提供する会社

富士通は日本を含む世界各国でデジタルサービスを提供する会社です。主な事業としては、PCやその他電子機器の製造販売に加え、システムの構築やコンサルティングサービスなどがあります。

2023年の実績では売上収益が3兆7,560億円、ITサービスの国内売上高は1兆3,280億円にものぼり、日本1位の売上を記録しています。

1935年の創業以来、高い技術力を発揮しながら、顧客のビジネス変革を支援してきた会社です。

<参考サイト>富士通|企業情報 富士通|事業内容

社員一人ひとりが「パーパス」実現に向けて挑戦する会社

「パーパス」とは、企業や個人が社会において「なんのために存在するのか」という「存在意義」を意味する言葉です。富士通では「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」をパーパスとしています。

また、世界各国の多様な社員一人ひとりが自身のパーパスに向き合い、実現のために「挑戦」「信頼」「共感」の3つの価値観を大切にしながら働いています。

<参考サイト>Fujitsu Way:富士通

富士通6つの事業

富士通の事業は大きく分けて6つの事業があります。6つの事業は以下のとおりです。

事業内容
サービスソリューション顧客が抱えている問題をITシステムを用いて解決すること(コンサルティングやシステム構築など)
Fujitsu Uvance(フジツウユーバンス)お客様が抱える環境問題や社会問題に関する課題に対して、解決策を提供すること
ハードウェアソリューションハードウェアの販売・保守サービス
ユビキタスソリューションパソコンやタブレットの製造・販売
デバイスソリューション電子部品の製造・販売(半導体パッケージや電池など)
研究開発デジタルテクノロジーの研究開発

富士通は高い技術力により、世界中のお客様にテクノロジー・サービス・ソリューション・製品を提供しています。富士通が提供しているデジタルサービスは、現代のビジネスを支えています。

<参考サイト>事業内容|富士通 社会課題解決とビジネスを両立させる、新しい事業モデル「Fujitsu Uvancs」解説|富士通

富士通の職種紹介

富士通の職種は大きく分けて6種類のグループに分けられます。6種類のグループは以下のとおりです。

  • 事業変革・改善に向けた価値を提供する「事業開発職」
  • システムを形にする「エンジニア職」
  • 製品の開発や価値を創造する「研究開発職」
  • 製品リリース後の運用をサポートする「運用管理職」
  • ビジネスを支える「事務職」

富士通では様々な職種の社員が専門性を掛け合わせることで、お客様が求める価値を提供しています。

<参考サイト>職種紹介-採用情報:富士通株式会社 

事業変革・改善に向けた価値を提供する「事業開発職」

事業開発職を細かく分けると、さらに4つの職が存在します。

ビジネスプロデューサーお客様との窓口として情報収集や企画提案を行う。製品を売るだけでなくソリューションの提案を行う。営業職。
マーケティングブランドや商品のプロモーション活動全般を担当。メディアやイベントでの宣伝、ショールームの運営などを行う。
コンサルタントお客様の既存業務の改善や経営課題の解決。新しいビジネスモデル・事業開発を目的としたコンサルティングを行う。
デザイナーハードウェアの外観やユーザーインターフェースのデザインを設計する。

事業開発職は、お客様の事業変革や事業の改善に向けて、市場分析したりビジョンを構築していく仕事です。

システムを形にする「エンジニア職」

エンジニア職を細かく分けると、さらに4つの職が存在します。

ソリューションエンジニアお客様の課題に対して、情報通信技術を活用して具体的なシステムの設計・構築を行う。
データサイエンティストお客様のデータを分析することで、新たな事業に変換する作業。
インフラエンジニアITインフラ環境を構築する。
施工管理施工現場のプロジェクトに関する全般を計画・管理する。

エンジニア職は、お客様の課題に対する解決策を、具体的なシステムとして形にしていく仕事です。システムを提供したあとは安全に運用することを目指しています。

製品の開発や価値を創造する「研究開発職」

研究開発職の業務内容は以下のとおりです。

研究開発AIなどの次の時代を担うテクノロジーを生み出し、実用化するための基礎研究。
技術・製品へと結びつけるための応用研究。
ソフトウェアなどの製品の開発。

研究開発職は、お客様に提供する様々なシステムの開発や、新しい技術を生み出す仕事です。

製品リリース後の運用サポートをする「運用管理職」

運用管理職を細かく分けると、さらに2つの職が存在します。

カスタマーエンジニア予防保守、機器構成の調整に関してお客様に助言をする事で、製品の性能と顧客満足度の向上を図る。操作や故障に関するお客様からの質問に対応する。
テクニカルサポート機器の導入・トラブルシューティングなど、製品販売後や設置後にお客様からの問い合わせを受ける。

運用管理職は、お客様にサービスを提供した後に専門的なサポートをする仕事です。

ビジネスを支える「事務職」

事務職を細かく分けると、さらに3つの職が存在します。

インサイドセールスお客様やパートナー企業への機器の手配。提案資料や見積書などの作成を行う。営業サポート。
人材育成スペシャリスト育成プログラムの企画・運営。
コーポレート人事・総務・財務経理などビジネスを支える。

事務職は、富士通のビジネスやものづくりを支えるバックオフィス部門の仕事です。

富士通の採用大学

2023年の富士通の採用大学は、採用人数が多い順で並べると以下のとおりです。

順位採用大学就職者人数
1位早稲田大学82名
2位慶應義塾大学52名
3位明治大学37名
4位横浜国立大学31名
5位法政大学28名
6位大阪大学27名
6位同志社大学27名
8位東京理科大学22名
9位東北大学21名
10位東京大学20名
10位中央大学20名

富士通の採用大学は、有名私大・難関国立大学など、高学歴大学が多く見られます。採用されている高学歴大学の人数がとても多いことから、学歴フィルターは少なからずあると考えられるでしょう。しかし、中には中堅私立大学からの採用実績もあるため、学歴で就職を諦める必要はありません。

学歴フィルターを乗り越えるために、ESや面接対策を十分に行いましょう。学歴だけでなく部活動や課外活動などで得た経験やエピソードからも、今後の活躍が期待できる人材だと伝えることができます。学歴以外の活動や経験で得たことをアピールして、学歴フィルターを乗り越えましょう。

<参考サイト>大学通信ONLINE|富士通|企業ごとの大学別就職者数

富士通の採用について

富士通の新卒採用では、4つの応募コースが用意されています。4つのコースは以下のとおりです。

  • ソリューションエンジニアコース
  • ビジネスプロデューサーコース
  • JOBマッチングコース
  • 研究所コース

それぞれのコースの説明と選考フローを解説します。

<参考サイト>応募コース・選考フロー – 新卒採用情報:富士通株式会社

ソリューションエンジニアコース

ソリューションエンジニア職を志望する就活生向けのコースです。内定時にソリューションエンジニア職が約束されます。

ソリューションエンジニアコースへの応募は、一般公募型の「自由応募」と富士通が求人を送付している学校の方が対象の「学校推薦」の2つがあります。

選考フローは以下のとおりです。

情報収集職種紹介
各本部の業務内容やミッションの紹介
応募公式HPのマイページより
「履歴書」「エントリーシート」提出
「適性検査」の受験
「成績登録」の実施
書類審査提出した情報を元に、書類審査の実施
面接複数回の面接選考

ソリューションエンジニアコースはSEを目指す学生におすすめのコースです。

ビジネスプロデューサーコース

ビジネスプロデューサー職を志望する就活生向けのコースです。内定時にビジネスプロデューサー職が約束されます。

ビジネスプロデューサーコースへの応募は、一般公募型の「自由応募」のみです。

選考フローは以下のとおりです。

情報収集職種紹介
各本部の業務内容やミッションの紹介
応募公式HPのマイページより
「履歴書」「エントリーシート」提出
「適性検査」の受験
「成績登録」の実施
書類審査提出した情報を元に、書類審査の実施
面接複数回の面接選考

ビジネスプロデューサーコースは営業職を希望する学生におすすめのコースです。

JOBマッチングコース

JOBマッチングコースは、希望本部との面接を実施した上で、内定時に配属本部および職種が約束されるコースです。

JOBマッチングコースへの応募は、一般公募型の「自由応募」と富士通が求人を送付している学校の方が対象の「学校推薦」の2つがあります。

選考フローは以下のとおりです。

情報収集各本部の業務内容やミッションの紹介
各テーマ毎に募集職種、人材要件の紹介
応募公式HPのマイページより
「履歴書」「エントリーシート」提出
「適性検査」「コーディングテスト(必要な本部のみ)」の受験
「成績登録」の実施
書類審査提出した情報を元に、書類審査の実施
マッチング面接希望テーマとの面接
面接時に「自己PR資料」を準備し自己PRを行う
人事面接人事最終面接の実施

JOBマッチングコースは、希望する本部や職種が決まっている学生におすすめのコースです。

研究所コース

研究職を志望する就活生向けのコースです。希望領域の研究員とのマッチングを実施し、内定時に研究領域を決定します。

研究所コースへの応募は、富士通が求人を送付している学校の方が対象の「学校推薦」のみです。

選考フローは以下のとおりです。

情報収集研究領域の確認
研究所のミッションなどの紹介
応募公式HPのマイページより
「履歴書」「エントリーシート」提出
「適性検査」の受験
「成績登録」の実施
書類審査提出した情報を元に、書類審査の実施
マッチング面接希望領域の研究員との面接
面接時に「自己PR資料」を準備し自己PRを行う
人事面接人事最終面接の実施

研究所コースは、修士課程修了見込み、または博士号取得予定の方を対象としているので、応募の際は注意が必要です。

富士通の年収・給料

富士通の新卒採用の初任給は以下のとおりです。(2025年度初任給予定)

  • 博士:月給315,000円以上 ※経験・能力を考慮し、決定
  • 修士:月給294,000円
  • 学部:月給264,000円
  • 高専:月給229,000円

賞与は6月と12月の年2回支給されます。

富士通の有価証券報告書によると2024年3月31日現在の平均年収は965万円となっており、他企業と比べて高い水準と言えます。

<参考サイト>募集要項 – 新卒採用情報:富士通株式会社

まとめ

この記事では、富士通について知りたい就活生に向けて、企業の特徴や採用・年収などを解説しました。

富士通は、高い技術力でグローバルにデジタルサービスを提供している会社です。また、世界各国の多様な社員一人ひとりが自身のパーパスに向き合い、実現のために「挑戦」「信頼」「共感」の3つの価値観を大切にしながら働いています。

選考では自身の経験から「挑戦」「信頼」「共感」に関する強みを自己PRできると、好印象を与えられるでしょう。

富士通に就職したいと考えている就活生の方は、この記事を読むことで富士通への理解を深め、選考に臨む際の参考にしてください。

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