三菱商事とはどんな会社？特徴・年収・採用について就活生向けに解説

2024年10月26日2024年11月11日

三菱商事について、企業名は知っているけれど「会社の規模が大きすぎてよく分からない」「何をしている会社か知りたい」と思っている就活生も多いでしょう。

三菱商事は日本を代表する総合商社の一つで、貿易のみならず、資源の開発や生産・製造も担う企業です。幅広い事業を展開しており、国際的なネットワークを活かしてビジネスを展開しています。

この記事では、三菱商事がどのような会社か知りたい就活生向けに、会社の特徴を分かりやすく解説します。

三菱商事についての理解を深め、今後の選考に役立てましょう。

三菱商事とはどんな会社？

三菱商事は日本を代表する総合商社の一つで以下のような特徴があります。

それぞれの特徴を解説していきます。

三菱商事は総合商社として貿易や中間流通などの仲介業をしているイメージが強いですが、事業モデルは仲介業だけではありません。

時代や顧客ニーズに合わせて事業モデルを変化させ、貿易などの仲介業のみならず原料企業から販売企業に至る幅広い企業に出資を行うことで、資源の開発や生産・製造も担う会社として発展しました。

年代	事業モデル	事業内容
1870年代〜	トレーディング	輸出入・中間流通といった企業と企業をつなぐ仲介業として、国境を超え幅広い産業を下支えを行う
1980年代〜	トレーディング発展期	原料企業から販売企業に至る幅広い企業への出資により、取引量の維持・拡大を行い、中間流通業者として付加価値を強化
2000年代〜	事業投資	仲介事業の枠を超え、事業投資に力を入れることで、事業そのものの運営に乗り出す
2018年頃〜	事業経営	事業に投資するだけでなく、事業の中に入り主体的に事業経営を行うことで企業の価値を向上させる

多様で強い事業を数多く保有していることが、三菱商事の大きな強みと言えます。そして、保有している事業同士を結びつけ、新しい事業モデルや事業を生み出すことで社会に新たな価値を提供しています。

三菱商事は長年世界中の企業と協働しながらビジネスを展開している会社です。

三菱商事の拠点は世界約90の国・地域にあり、連結対象会社は約1,300社にものぼります。世界の幅広いネットワークを活用して事業に活きる情報を収集・発信することで、三菱商事は新たな事業機会を得たり、成長の芽の発掘に繋げたりしています。

世界中の顧客やパートナーとの良好な関係を築くことで生まれた総合力は、三菱商事の大きな資産であり特徴とも言えるでしょう。

三菱商事は幅広い産業と事業領域を展開しており、主なグループとしては以下の8つの営業グループがあります。

グループ名	事業概要
地球環境エネルギーグループ	エネルギーの開発・生産事業（水素・石油・液化天然ガスなど）
マテリアルソリューショングループ	素材の製造・販売・開発事業（セメント・鉄鋼製品・石油系原料など）
金属資源グループ	金属資源のトレーディング・資源投資・事業開発（原料炭・銅）
社会インフラグループ	国内外での不動産開発・データセンターの開発運用・船舶や宇宙航空機事業
モビリティグループ	自動車の海外現地生産・販売事業
食品産業グループ	食に関わる事業（食料資源の生産・安定供給体制の構築など）
S.L.C グループ（スマートライフソリューショングループ）	日用品など生活に関わる事業（アパレル・医療機器・データマーケティング・物流事業など）
電力ソリューショングループ	電力事業（電力トレーディング事業・小売事業・次世代エネルギーの開発）

三菱商事は様々な事業を通して、世界中の人々・地域・産業と繋がり、社会課題の解決に挑んでいます。

2023年の三菱商事の採用大学は、採用人数が多い順で並べると以下のとおりです。