株式会社アクセル(以下、アクセル)は、パチンコ・パチスロ向けグラフィック・サウンドLSIの開発・販売を主力とするファブレス半導体企業です。東証スタンダード市場に上場しており、電気機器セクターに属しています。従業員数は100名を下回る規模ながら、専門性の高いエンジニアを中心とした組織を築いており、有価証券報告書に開示された平均年間給与は1,000万円超という高い水準が特徴として知られています。
この記事では、アクセルの有価証券報告書をもとに、年度別の平均年収推移や会社の基本情報を詳しく解説します。転職・就職を検討している方はぜひ参考にしてください。なお、役職別・年齢別の年収データは有価証券報告書では公式に開示されていないため、本記事では一次ソースに基づくデータのみを掲載しています。
アクセルの会社概要
アクセルは1996年2月に設立された、LSIをはじめとする電気機器の開発・販売を手がける日本の企業です。新日本製鐵(現・日本製鉄)の半導体部門出身の創業者らによって設立され、遊技機(パチンコ・パチスロ)向けのグラフィック処理・サウンド出力用LSIの開発・販売に特化したファブレスビジネスモデルで成長してきました。自社では製造設備を持たず、設計・開発に経営資源を集中させているため、少人数で高い収益性を実現しています。
近年はAI領域など新規事業への展開も積極的に進めており、既存の遊技機向け事業で培った画像処理技術を活かした多角化を図っています。東証スタンダード市場に上場し、電気機器業種に分類されています。
アクセルの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社アクセル |
| 英文社名 | AXELL CORPORATION |
| 設立 | 1996年2月 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区外神田4丁目14番1号 |
| 上場市場 | 東証スタンダード |
| 証券コード | 6730 |
| 業種 | 電気機器 |
| 決算期 | 3月末 |
| 会計監査人 | EY新日本有限責任監査法人 |
| 公式サイト | http://www.axell.co.jp/ |
出典:株式会社アクセル 会社情報・有価証券報告書
アクセルの主力事業は遊技機(パチンコ・パチスロ)向けグラフィック・サウンドLSIの開発・販売で、連結売上高に占めるLSI開発販売関連の比率は97%前後と非常に高く、同社の収益の大部分を担っています。一方で、新規事業関連としてAI領域を中心とした事業も進めており、将来的な収益柱の多様化を目指しています。製造は外部ファウンドリに委託するファブレス方式を採用しているため、売上高に対して高い利益率を維持できる事業構造となっています。
アクセルの平均年収はどのぐらい?
アクセルは有価証券報告書の「従業員の状況」において、平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数を毎期開示しています。主力事業であるLSI開発に従事する高度な専門技術職が多いことから、従業員規模が小さいにもかかわらず、平均年収は上場企業のなかでも高水準にあります。
年度別の平均年収推移
以下の表は、アクセルの有価証券報告書(提出会社の状況)に開示された直近複数期分のデータをまとめたものです。
| 年度 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月期 | 999 | 43.8 | 9.3 | 84 |
| 2023年3月期 | 1,057 | 44.4 | 10.0 | 84 |
| 2024年3月期 | 1,140 | 46.7 | 11.5 | 92 |
出典:株式会社アクセル 有価証券報告書(第27期・第28期・第29期)
アクセルの平均年収は3期連続で増加しており、2024年3月期には1,140万円に達しています。従業員数も84名から92名へと緩やかに増加しており、企業規模の拡大とともに処遇水準も向上していることが読み取れます。平均年齢は46.7歳と比較的高い水準にあり、ベテランエンジニアが多い組織構成であることも平均年収を押し上げる要因のひとつです。
他企業との比較データ
以下の表は、アクセルと同じく電気機器セクターに属するファブレス・半導体関連の上場企業との平均年収を比較したものです。各社の有価証券報告書に開示された直近期のデータを使用しています。
| 会社名 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 従業員数(名) | 出典期 |
|---|---|---|---|---|
| 株式会社アクセル | 1,140 | 46.7 | 92 | 2024年3月期 |
| ザインエレクトロニクス株式会社 | 非開示 | 非開示 | 非開示 | —— |
| 株式会社EIZO | 非開示 | 非開示 | 非開示 | —— |
上記の比較表のうち、ザインエレクトロニクスおよびEIZOの各数値については、今回の調査では有価証券報告書原本の数値を直接確認できなかったため、非開示としています。アクセルの平均年収1,140万円は、電気機器業種全体の上場企業平均(約667万円前後)と比較しても非常に高い水準です。これはファブレスモデルによる高い利益率と、LSI開発に携わる専門技術職の比率の高さが背景にあると考えられます。
アクセルの役職別年収データ
アクセルの有価証券報告書では、役職(職位)ごとの年収内訳は公式データとして開示されていません。有価証券報告書の「従業員の状況」に記載されるのは、全従業員を対象とした平均年間給与のみです。役職別の年収データは公式に非開示となっているため、本記事では掲載できません。
アクセルへの転職・就職を検討している方が役職別の年収水準を詳しく知りたい場合は、アクセル公式サイトの採用情報や、面接の場での確認をおすすめします。
アクセルの年齢別年収推移
アクセルの有価証券報告書には、年齢別・年代別の年収内訳は公式データとして開示されていません。開示されているのは全従業員の平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数のみです。したがって、年齢別の年収推移については公式データとしては非開示となっています。
なお、有価証券報告書(2024年3月期)によると、アクセルの従業員の平均年齢は46.7歳、平均勤続年数は11.5年です。専門技術職が中心の少数精鋭組織であることを踏まえると、勤続年数や職位の上昇に伴って年収が段階的に増加する構造が想定されますが、具体的な年齢別の金額については一次ソースに基づく情報がないため、本記事では掲載しません。正確な情報は金融庁EDINETに掲載の有価証券報告書でご確認ください。
【中途採用】アクセルのような優良企業への転職おすすめサービス
アクセルのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
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アクセルの福利厚生
アクセルの福利厚生の詳細な一覧は、有価証券報告書では網羅的に開示されていません。公式採用情報(アクセル採用情報)に記載の内容をもとに確認できる範囲をご紹介します。なお、制度の詳細や最新状況については、必ず公式サイトまたは採用選考の場でご確認ください。
法定福利として、健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険の各種社会保険が完備されています。交通費については、一般的な上場企業と同様に通勤交通費の支給が行われているものとみられますが、支給上限等の具体的な条件は公式には開示されていません。
休暇制度については、有価証券報告書(2024年3月期)の記載から、年次有給休暇をはじめとする法定休暇が整備されていることが確認できます。ファブレス型の専門技術職を中心とした少数精鋭の組織であることから、エンジニアが集中して開発業務に取り組める環境づくりが重視されていると考えられます。退職金制度・財形貯蓄・社員持株会等の詳細については、公式採用情報に記載がなく、現時点では公式データとしては非開示です。福利厚生の最新・詳細な情報は、アクセル公式採用ページまたは採用選考の場でご確認ください。
アクセルの転職難易度は?
アクセルは従業員数92名(2024年3月期)の小規模なファブレス半導体企業であり、採用枠は非常に限られています。平均年収1,140万円という高い処遇水準は、それに見合った高度な専門スキルが求められることの裏返しでもあります。転職難易度は全体として高めと言えます。
求められる人材像
アクセルの主力事業は遊技機向けグラフィック・サウンドLSIの設計・開発であり、LSI設計やデジタル回路設計に関する深い技術知識が中核的なスキルとして求められます。具体的には、RTL設計・論理合成・タイミング解析といったASIC・LSI開発の上流工程の経験、あるいは画像処理アルゴリズムや組み込みソフトウェア開発の経験が評価される傾向にあります。
また、近年はAI・機械学習、暗号・ブロックチェーン技術を活用した新規事業も積極的に進めており、これらの領域に関する知見や開発経験を持つ人材へのニーズも高まっています。少人数組織であるため、特定の専門領域を深く掘り下げられる自律型の人材が歓迎される傾向があります。公式採用情報では「テクノロジーで未来への加速度をあげる」という企業姿勢が示されており、先端技術に対する強い興味・探究心も重要な要素です。
転職成功のポイント
アクセルへの転職を成功させるうえで最も重要なのは、LSI設計・画像処理・AI開発などの専門技術における具体的な実績を応募書類や面接で明確に伝えることです。従業員規模が小さいため、即戦力として貢献できる技術力と、少数精鋭のチームに馴染める協調性の双方をアピールすることが効果的です。
また、アクセルはファブレスビジネスモデルを採用しており、設計・開発に経営資源を集中させています。製造現場の経験よりも、設計・開発の上流工程における経験が評価される可能性が高いため、これまでの業務でどのような技術課題に取り組み、どのような成果を出したかを具体的に整理しておくことが大切です。求人情報や採用動向は時期によって変動するため、アクセル公式採用ページを定期的に確認することをおすすめします。
アクセルのまとめ
この記事では、株式会社アクセル(証券コード6730)の平均年収や会社概要について、有価証券報告書の一次ソースをもとに解説しました。
アクセルの平均年収は、2022年3月期の999万円から2024年3月期には1,140万円へと3期連続で増加しています。従業員数92名という小規模ながら、ファブレスモデルによる高い収益性と、LSI開発に携わる専門技術職の比率の高さが、上場企業の中でも際立った高水準の年収を支えています。平均年齢46.7歳・平均勤続年数11.5年という数値からも、ベテランエンジニアが長期にわたって活躍し続ける組織文化がうかがえます。
転職・就職を検討している方にとっては、高い処遇水準と引き換えに求められる専門スキルのハードルも相応に高い企業です。LSI設計・画像処理・AI開発などの技術領域で確かな実績を持つ方や、先端技術の開発に深く携わりたいエンジニアにとって、魅力的な選択肢となるでしょう。最新の採用情報や福利厚生の詳細については、アクセル公式採用ページおよび金融庁EDINETに掲載の有価証券報告書を直接ご確認ください。


