株式会社キャリアデザインセンター(以下、キャリアデザインセンター)は、転職サイト「type」や「女の転職type」で知られる東証プライム市場上場の人材サービス企業です。転職を検討されている方の中には、キャリアデザインセンターの年収水準や昇進の可能性、福利厚生制度などについて詳しく知りたいという方も多いでしょう。
本記事では、キャリアデザインセンターの最新の平均年収データをもとに、年度別推移、役職別・年齢別の詳細な年収情報、他企業との比較、福利厚生制度、そして転職難易度まで、転職検討者が知っておくべき情報を包括的に解説します。実際の転職活動における判断材料として、ぜひお役立てください。
キャリアデザインセンターの会社概要
キャリアデザインセンターは、1993年に創業されたリクルート出身の多田弘實氏が設立した人材サービス企業です。「いい仕事、いい人生」を企業理念として掲げ、主にキャリア志向の高いエンジニア、営業職、女性をターゲットとした転職支援サービスを展開しています。転職サイト「type」の運営会社として広く知られており、人材業界では女性向け転職サービスやIT・エンジニア向けサービスに強みを持つ企業として評価されています。
キャリアデザインセンターの基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 株式会社キャリアデザインセンター |
本社所在地 | 東京都港区赤坂3-21-20 赤坂ロングビーチビル |
設立年 | 1993年7月8日 |
業種 | サービス業(人材サービス) |
事業内容 | 転職サイト運営・人材紹介・人材派遣・転職フェア開催 |
上場市場 | 東京証券取引所プライム市場(証券コード:2410) |
キャリアデザインセンターの主力事業は、メディア情報事業、人材紹介事業、新卒マーケット事業、IT派遣事業の4つの柱で構成されています。特に「type」「女の転職type」といった転職サイトの運営では国内最大規模を誇り、年間を通じて大規模な転職フェアも開催しています。また、IT業界に特化した人材派遣サービス「typeIT派遣」や、新卒向けの就職支援サービス「type就活」なども手がけており、採用市場において幅広いソリューションを提供する総合人材サービス企業として成長を続けています。
キャリアデザインセンターの平均年収はどのぐらい?
キャリアデザインセンターの平均年収について、最新の有価証券報告書および各種データを基に詳しく解説します。同社の年収水準は人材業界の中でも比較的良好な水準にあり、特に成果に応じたインセンティブ制度が充実していることが特徴です。
年度別の平均年収推移
キャリアデザインセンターの過去数年間の平均年収推移を見ると、堅調な成長を続けていることがわかります。2021年以降、平均年収が500万円台に上昇し、直近では549万円となっています。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 従業員数 | 平均勤続年数 |
---|---|---|---|---|
2024年 | 549万円 | 30.1歳 | 835名 | 5.3年 |
2023年 | 555万円 | 30.0歳 | 783名 | 5.2年 |
2022年 | 544万円 | 30.4歳 | 695名 | 5.5年 |
2021年 | 518万円 | 29.8歳 | 650名 | 5.0年 |
2020年 | 492万円 | 29.5歳 | 605名 | 4.8年 |
2019年 | 485万円 | 29.2歳 | 580名 | 4.5年 |
出典:株式会社キャリアデザインセンター 有価証券報告書(2024年9月期)および各年度データ
過去5年間で平均年収は約64万円上昇しており、年平均成長率は約2.8%となっています。特に2021年以降の上昇が顕著で、これは同社の業績向上とIT派遣事業の成長が寄与していると考えられます。平均年齢は30歳前後で推移しており、若い企業風土を維持しながらも着実に年収水準を向上させていることがわかります。
他企業との比較データ
人材業界における主要企業との平均年収比較を行うと、キャリアデザインセンターの年収水準の位置づけが明確になります。業界トップクラスのリクルートと比較すると差はありますが、同規模の企業と比較した場合は競争力のある水準にあります。
企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 備考 |
---|---|---|---|
リクルートホールディングス | 1,119万円 | 40.5歳 | 業界最大手 |
パーソルキャリア | 540万円 | 31歳 | 同業大手 |
キャリアデザインセンター | 549万円 | 30.1歳 | – |
エン・ジャパン | 533万円 | 30.8歳 | 同業中堅 |
この比較からわかるように、キャリアデザインセンターの平均年収549万円は、同業他社と比較して競争力のある水準にあります。特にパーソルキャリアとほぼ同水準であり、平均年齢が若いことを考慮すると、年齢対比での年収水準は良好と言えるでしょう。ただし、業界トップのリクルートとは約570万円の差があり、さらなる成長の余地があることも示しています。
キャリアデザインセンターの役職別年収データ
キャリアデザインセンターの役職別年収について、口コミサイトの情報および同社の評価制度を基に推定年収をご紹介します。同社は成果主義を重視した評価制度を採用しており、実績に応じて昇格のスピードが変わる特徴があります。
役職 | 推定年収(万円) |
---|---|
メンバークラス(新卒1-3年目) | 350-480 |
チーフクラス(中堅社員) | 450-600 |
主任クラス | 550-700 |
課長クラス | 650-800 |
部長クラス以上 | 800-1,000 |
キャリアデザインセンターでは、年4回の昇進・昇格の機会が設けられており、成果を出した社員は比較的早期に昇格することが可能です。特に営業職においては、インセンティブ制度が充実しており、目標達成による追加報酬が年収に大きく影響します。社員の口コミによると、年間1億円の受注を達成すると100万円相当のインセンティブが支給されるなど、成果に対する還元が手厚いことが特徴です。ただし、基本給は他社と比較してやや低めに設定されており、手当やインセンティブで補完する給与体系となっています。
キャリアデザインセンターの年齢別年収推移
キャリアデザインセンターの年齢別年収推移について、転職口コミサイトのデータを基に分析します。同社は若い企業風土を持ちながらも、経験を積んだ社員に対して適切な処遇を提供していることがわかります。
年代 | 推定年収範囲(万円) |
---|---|
20代前半(22-25歳) | 350-450 |
20代後半(26-29歳) | 400-550 |
30代前半(30-34歳) | 500-700 |
30代後半(35-39歳) | 600-800 |
40代以上 | 700-1,000 |
キャリアデザインセンターの年収カーブは、20代から30代前半にかけて比較的急峻な上昇を示しています。これは同社の成果主義的な評価制度と、若手社員にも責任のある業務を任せる企業文化が反映されています。特に営業職では、入社数年で年収500万円を超えるケースも多く、実力次第では20代で600万円台に達することも可能です。一方で、40代以降の年収の伸びは他の大手企業と比較するとやや控えめとなる傾向があり、長期的なキャリアプランを考慮した転職検討が重要となります。
キャリアデザインセンターの福利厚生
キャリアデザインセンターの福利厚生制度について、同社の公式情報と社員の口コミを基に詳しくご紹介します。同社は社員の働きやすさとワークライフバランスを重視した制度設計を行っています。
家族・パートナー支援制度
サンクスパートナー制度では、既婚社員のパートナーの誕生日にワインなどのプレゼントが贈られ、家族への感謝を表現する独自の取り組みを実施しています。結婚時には5万円と慶事休暇5日間、出産時には2万円と慶事休暇2日間が支給される結婚・出産お祝い制度も充実しています。
健康・メンタルヘルス支援
HR(Healthy Room)制度として、月1回の産業医による健康相談の機会を提供しています。CR(Comfort Room)制度では、プライベートな悩みを相談できるカウンセリングサービスを外部機関と連携して実施しており、社員のメンタルヘルスケアに力を入れています。
キャリア支援・育児支援制度
CCR(Career counseling Room)制度では、外部のキャリア専門家によるキャリア相談サービスを利用可能です。GO(頑張るお母さん・お父さん)制度として時短勤務制度を整備しており、産休復帰率はほぼ100%の実績を誇ります。復帰後も時短勤務で管理職として活躍する社員も多数在籍しています。
その他の制度・手当
通勤費は全額支給、年次有給休暇に加えて夏季休暇や慶弔休暇を完備しています。勤続5年ごとに20万円と特別休暇10日間が付与されるスコレー制度も特徴的です。ただし、住宅手当や家族手当などの伝統的な福利厚生制度は提供されておらず、その分を成果報酬や基本給に還元する方針を取っています。退職金制度は3年以上の勤務者に対して支給されますが、金額は期待するほど高くないとの社員の声もあります。
キャリアデザインセンターの転職難易度は?
キャリアデザインセンターへの転職難易度について、同社の採用方針と求められる人材像を基に分析します。人材業界での知名度と成長機会の豊富さから転職市場でも人気が高い企業ですが、適切な準備により転職は十分可能です。
求められる人材像
キャリアデザインセンターが求める人材の特徴は以下の通りです。まず、高い目標に向かって努力した経験がある人材を重視しており、挫折や困難を乗り越えた経験を持つ候補者を評価します。また、キャリアに対して真剣に向き合い、自身のキャリアビジョンを明確に語ることができる人材が求められています。
同社の企業理念である「いい仕事、いい人生」に共感し、求職者の転職を真摯に支援したいという想いを持つ人材が歓迎されます。特に営業職やキャリアアドバイザー職では、コミュニケーション能力と相手の立場に立って考える共感力が重要視されています。学歴や経歴よりも、成果に対するコミットメントと成長意欲を重視する実力主義の採用方針を取っています。
転職成功のポイント
キャリアデザインセンターへの転職を成功させるためのポイントをご紹介します。面接では「何かに没頭した経験」「困難を乗り越えた経験」について具体的に語れるよう準備することが重要です。同社は成果主義を重視するため、過去の実績と成果を数値を交えて説明できるようにしておきましょう。
キャリアビジョンについて明確に語れることも重要な要素です。転職理由と将来のキャリア目標を一貫性を持って説明し、キャリアデザインセンターでなければ実現できない理由を具体的に伝えることが求められます。人材業界やIT業界の知識を事前に身につけ、業界トレンドや課題について自分なりの見解を持っておくことも面接での評価につながります。
募集職種は学歴・経歴不問とされていますが、職種によってはIT業界の知見や営業経験が有利に働くケースがあります。未経験からの転職も可能ですが、業界研究と志望動機の明確化は必須です。同社の事業内容や競合他社との差別化要因について理解を深め、なぜキャリアデザインセンターを選ぶのかを論理的に説明できるよう準備しておくことが転職成功の鍵となります。
まとめ
株式会社キャリアデザインセンターの年収は、平均549万円(2024年度)と人材業界の中でも競争力のある水準にあります。過去5年間で約64万円の年収増加を実現しており、業績向上とともに社員の処遇改善も着実に進んでいることがわかります。
同社の特徴は、成果主義に基づく評価制度と充実したインセンティブ制度です。特に営業職では実績に応じて年収が大きく変動し、若手でも高年収を目指すことが可能です。年4回の昇進機会により、成果を上げた社員は比較的早期にキャリアアップできる環境が整っています。
福利厚生については、伝統的な住宅手当や家族手当はありませんが、ユニークな制度が多く、特にワークライフバランスと社員の心身の健康をサポートする制度が充実しています。産休復帰率ほぼ100%という実績からも、働きやすい環境づくりに力を入れていることが伺えます。
転職を検討される方は、同社の実力主義の企業文化と「いい仕事、いい人生」という理念に共感できるか、成果に対するコミットメントを持てるかを慎重に検討することが重要です。適切な準備と明確なキャリアビジョンを持って臨めば、転職成功の可能性は十分にあります。人材業界でキャリアを積みたい方、特に女性やエンジニアの転職支援に携わりたい方にとって、キャリアデザインセンターは魅力的な転職先と言えるでしょう。