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【最新】DTSの平均年収は601万円|役職別・年齢別推移を詳しく解説

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株式会社DTS(以下、DTS)は、1972年の創業以来50年以上にわたって一度も赤字を計上していない独立系システムインテグレーターの大手企業です。金融・通信分野を中心とした強固な事業基盤を持つ同社の平均年収は601万円(2023年3月期)で、IT業界の中でも安定した給与水準を維持しています。この記事では、DTSの年収について役職別・年齢別の詳細データとともに、転職を検討されている方に役立つ具体的な情報をお伝えします。

目次

DTSの会社概要

DTSは東京都中央区に本社を置く独立系システムインテグレーターで、メーカーや親会社に属さない独立した経営を行っている企業です。特に金融機関や通信事業者向けのシステム開発に強みを持ち、創業以来50年以上にわたって黒字経営を続けてきた安定した企業として知られています。

株式会社DTSの基本情報

項目詳細
会社名株式会社DTS
本社所在地東京都中央区八丁堀2-23-1エンパイヤビル
設立年1972年8月25日
業種情報・通信業(システムインテグレーター)
事業内容システムインテグレーション、ITコンサルティング、システム運用保守
上場市場東京証券取引所プライム市場(証券コード:9682)

DTSの事業は主にシステムインテグレーション事業、ITコンサルティング事業、システム運用・保守事業の3つに分かれています。特に金融機関向けの基幹システム開発や、通信事業者向けのネットワーク管理システムの構築で豊富な実績を持っています。また、近年はクラウド移行支援やデジタルトランスフォーメーション(DX)関連のサービスも積極的に展開しており、変化するIT市場のニーズに対応しています。

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DTSの平均年収はどのぐらい?

年度別の平均年収推移

年度平均年収平均年齢従業員数
2023年3月期601万円39.6歳3,071名
2022年3月期600万円39.8歳2,999名
2021年3月期611万円39.2歳2,950名
2020年3月期619万円39.0歳2,889名
2019年3月期609万円38.7歳2,813名
2018年3月期599万円38.5歳2,763名

出典:株式会社DTS 有価証券報告書(2023年6月期、2022年6月期、2021年6月期、2020年6月期、2019年6月期、2018年6月期)

直近6年間の推移を見ると、600万円前後で安定した水準を維持しており、2020年期の619万円をピークに多少の変動はあるものの、大きな増減はありません。全国の平均年収443万円と比較すると、約160万円高い水準を保っており、IT業界の中でも安定した給与体系が確保されています。

他企業との比較データ

企業名平均年収業界内順位
伊藤忠テクノソリューションズ941万円1位
NTTデータ860万円2位
富士通865万円3位
NEC814万円4位
富士ソフト606万円5位
DTS601万円6位

大手システムインテグレーター6社との比較では、DTSは6番目の年収水準となっています。伊藤忠テクノソリューションズやNTTデータなどの大手企業と比較すると差がありますが、独立系SIerとしては安定した水準を維持しており、創業以来の黒字経営という堅実な経営基盤を反映した給与体系となっています。

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DTSの役職別年収データ

役職推定年収(万円)
一般社員400~580万円
主任クラス580~700万円
課長クラス700~900万円
部長クラス900~1,200万円

DTSの役職別年収は、一般社員から部長クラスまで段階的に上昇していく体系となっています。同社では技術力と管理能力の両方を評価する人事制度を採用しており、技術的な専門性を極めるITスペシャリストコースと、プロジェクト管理や組織運営を担うマネジメントコースの2つのキャリアパスが用意されています。どちらのコースでも実力次第で高い年収を実現することが可能です。

DTSの年齢別年収推移

年代推定年収範囲(万円)
20代350~500万円
30代500~700万円
40代650~850万円
50代以上750~1,000万円

年齢別の年収推移では、30代から大きく年収が伸びる傾向があり、40代でピークを迎えます。新卒の初任給は学歴により異なり、大学院修了で月額27万2,000円、大学卒で月額25万5,000円、短大・高専卒で月額22万9,000円からスタートします。昇給は年1回(4月)、賞与は年2回(6月・12月)支給され、安定した収入増加が期待できます。

DTSの福利厚生

制度・手当内容
住宅制度独身寮(首都圏のみ、地方出身者優先)
社会保険健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険完備
退職金制度確定拠出型年金・確定給付型年金
休暇制度年次有給休暇・産前産後休業・育児休業・介護休業
その他手当財形貯蓄・社員持株会・慶弔見舞金

DTSの福利厚生は上場企業として充実した内容となっています。健康経営に力を入れており、専属産業医と保健師が常駐し、健康推進室やカウンセリングルームも設置されています。また、17の同好会(テニス、ボウリング、釣り、将棋、合唱団など)があり、社員同士の交流促進にも配慮されています。

特に働き方改革にも積極的で、育児休業制度は法律で定める期間を超えて小学校就学前まで延長が可能です。健康保険組合の直営保養所や契約ホテルの利用、ベネフィットステーションの各種サービス割引なども利用でき、ワークライフバランスを重視した制度が整備されています。

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DTSの転職難易度は?

求められる人材像

DTSでは「技術をもって顧客の信頼を築く」という企業理念のもと、高い技術力と顧客志向を持った人材を求めています。同社が特に重視するのは以下のような人材です。

  • ITシステムを通じて社会課題の解決に貢献したいという志を持つ人
  • 継続的な技術学習と自己成長に積極的に取り組める人
  • チームワークを重視し、プロジェクトを成功に導く責任感のある人
  • 変化する技術トレンドに柔軟に対応できる適応力のある人

転職成功のポイント

項目内容
中途採用実績経験者採用を積極的に実施
応募条件大学卒業以上・IT関連の実務経験
選考プロセス書類選考→適性検査→面接(複数回)
重視される経験システム開発経験・プロジェクト管理経験・金融・通信業界知識

DTSへの転職成功には、同社の事業領域である金融・通信分野での経験や、システム開発プロジェクトでの実務経験が重要な要素となります。特にプロジェクトマネジメントの経験や、顧客との折衝経験は高く評価される傾向にあります。

面接では技術的な知識だけでなく、顧客の課題を理解し解決策を提案できるコンサルティング能力も重視されます。同社は創業以来黒字経営を続けてきた堅実な企業風土があるため、長期的な視点でキャリアを積みたい方や、安定した環境で技術力を磨きたい方にとって魅力的な転職先といえるでしょう。

まとめ

DTSの平均年収601万円は、全国平均を大きく上回る水準であり、独立系システムインテグレーターとしては安定した給与体系を提供しています。創業以来50年以上にわたって黒字経営を続けてきた堅実な経営基盤により、長期的なキャリア形成と安定した年収向上が期待できる環境が整っています。

充実した福利厚生制度と健康経営への取り組みも同社の大きな魅力です。専属産業医の常駐や健康推進室の設置など、社員の健康と働きやすさを重視した環境づくりが行われており、ワークライフバランスを保ちながらキャリアを積むことができます。転職を検討される方は、同社の技術重視の企業文化と顧客志向への共感を明確に示すことが成功への鍵となるでしょう。

DTSは「ITシステムを通じて社会の課題解決に貢献する」という使命感を持って事業を展開しており、技術者としてのやりがいと安定した収入の両方を求める方にとって、理想的な転職先の一つといえるでしょう。金融・通信分野での豊富な実績と堅実な経営体質を背景に、今後も持続的な成長が期待できる企業です。

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