アイビーシー株式会社(以下、アイビーシー)は、ITインフラの性能監視・運用支援を専門とする東証スタンダード上場企業です。自社開発ソフトウェア「System Answer」シリーズを軸に、セキュリティ診断や各種ソリューションも展開しており、ITエンジニアやキャリアチェンジを考えるビジネスパーソンにとって注目度の高い企業の一つです。
この記事では、アイビーシーの有価証券報告書に基づく平均年収・年収推移・役職別および年齢別の公式データを解説します。転職や就職活動の参考情報として、ぜひ最後までご覧ください。
アイビーシーの会社概要
アイビーシーは2002年10月に設立された、ITインフラ運用支援を専門とする企業です。主力製品である「System Answer」シリーズは、ネットワーク・サーバ・クラウド環境のパフォーマンス情報を高速に収集・表示・解析する性能監視ソフトウェアであり、官公庁・金融機関・製造業をはじめ幅広い業種のシステム運用現場で採用されています。東京都中央区に本社を構え、大阪府にも拠点を持ちます。
事業規模としては従業員数100名前後の小規模ながら、2025年9月期の売上高は24億円(前期比14.8%増)を見込むなど堅実な成長を続けています。情報・通信業のなかでも「ITインフラの可視化・監視」という特定領域に深く特化しており、ニッチトップ型のビジネスモデルが特徴です。
アイビーシーの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式社名 | アイビーシー株式会社 |
| 英文社名 | Internetworking & Broadband Consulting Co.,Ltd. |
| 設立 | 2002年10月 |
| 本社所在地 | 東京都中央区 |
| 証券コード | 3920(東証スタンダード市場) |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主な事業 | ITインフラ性能監視ソフトウェア「System Answer」シリーズの開発・販売、セキュリティ診断・ソリューション提供 |
| IRページ | アイビーシー株式情報(公式IR) |
アイビーシーの主力事業は、自社開発の情報管理・性能監視ソフトウェア「System Answer」シリーズの提供です。サーバやネットワーク機器から大量のパフォーマンスデータを瞬時に収集・解析する独自技術を持ち、顧客のITシステムの安定運用を支援しています。また、セキュリティアセスメントや各種ソリューションの提供にも力を入れており、総合的なITインフラ運用支援企業としてのポジションを強化しています。直接サポートを通じて蓄積したノウハウを製品の機能拡張やコンサルティングに還元する体制が、高い顧客継続率につながっています。
アイビーシーの平均年収はどのぐらい?
アイビーシーは東証スタンダード上場企業として、有価証券報告書の「提出会社の状況(従業員の状況)」において平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数を毎期開示しています。最新の有価証券報告書(2025年9月期)に基づく平均年収は655万円です。情報・通信業の上場企業平均と比較しても、一定の水準を維持しています。
年度別の平均年収推移
下表は、アイビーシーの有価証券報告書に記載された従業員の状況データをまとめたものです。
| 年度(決算期) | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2023年9月期 | 582 | 35.8 | 4.7 | 75 |
| 2024年9月期 | 非開示 | 非開示 | 非開示 | 非開示 |
| 2025年9月期 | 655 | 非開示 | 非開示 | 非開示 |
出典:アイビーシー株式会社 有価証券報告書(2023年9月期・2025年9月期)/日本経済新聞 有価証券報告書データベース
2023年9月期と2025年9月期の間で平均年収は582万円から655万円へと約73万円増加しており、上昇傾向が見られます。2024年9月期については、今回の調査の範囲では平均年収・平均年齢・勤続年数・従業員数の各数値を一次ソースで確認することができませんでした。確実な数値はアイビーシーの公式IR情報または金融庁EDINETに提出された有価証券報告書でご確認ください。
他企業との比較データ
アイビーシーと同じく東証スタンダード市場に上場する情報・通信業の企業、または類似規模のITインフラ・システム運用支援企業と比較します。下表の数値は各社の有価証券報告書に基づきます。
| 企業名 | 市場 | 平均年収(万円) | 出典・年度 |
|---|---|---|---|
| アイビーシー(3920) | 東証スタンダード | 655 | 有価証券報告書(2025年9月期) |
| 情報・通信業(東証スタンダード平均) | 東証スタンダード | 非開示 | 各社有価証券報告書より集計値なし |
アイビーシーは従業員数100名前後のニッチ特化型の小規模企業ですが、平均年収655万円は情報・通信業の上場企業としては一定の競争力を持つ水準といえます。同業種の東証スタンダード市場における横断的な集計データは公式に公開されておらず、単純な業種平均との比較は現時点では困難です。転職・就職検討の際には、個別企業の有価証券報告書で最新データを確認することをおすすめします。
アイビーシーの役職別年収データ
アイビーシーの有価証券報告書では、「従業員の状況」として平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数が開示されていますが、役職(たとえば一般社員・主任・課長・部長・役員など)ごとの年収内訳は公式データとして非開示となっています。
| 区分 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 一般社員 | 非開示 |
| 主任・リーダー相当 | 非開示 |
| 課長・マネージャー相当 | 非開示 |
| 部長・シニアマネージャー相当 | 非開示 |
| 役員(取締役・監査役) | 非開示(個別開示基準未満) |
有価証券報告書の「役員の報酬等」欄では、報酬総額1億円以上の役員については個人別開示が義務付けられていますが、アイビーシーは該当者がいないため個別の役員報酬額は記載されていません。また、役員報酬の総額についても確認が必要ですが、今回の調査範囲では役職別・グレード別の年収データを一次ソースで取得することができませんでした。役職別の詳細な報酬水準を確認したい場合は、アイビーシーの有価証券報告書の「役員の報酬等」の項目をご参照ください。
アイビーシーの年齢別年収推移
アイビーシーの有価証券報告書では、年齢別(年代別)の年収内訳は公式データとして非開示となっています。有価証券報告書の「従業員の状況」に記載されるのは会社全体の平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数のみであり、年齢帯ごとの年収データは法定開示項目に含まれていません。
| 年齢帯 | 平均年収(万円) |
|---|---|
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代 | 非開示 |
| 50代以上 | 非開示 |
年齢別の年収データは有価証券報告書・決算短信・IRページを含む公式一次情報において開示されておらず、公式データとしては非開示となっています。一方で会社全体の平均値として、2023年9月期時点の平均年齢は35.8歳・平均勤続年数は4.7年・平均年収は582万円という開示があります。これは30代前半から30代後半の年齢層が中心となっていることを示しており、若手人材が活躍しやすい環境であることがうかがえます。年齢帯ごとの詳細な年収水準を確認したい場合は、採用情報や公式求人票をご参照ください。
【中途採用】アイビーシーのような優良企業への転職おすすめサービス
アイビーシーのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
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アイビーシーの福利厚生
アイビーシーの福利厚生制度については、公式採用ページおよび求人情報に記載のある内容をもとに以下のとおり整理します。なお、制度の詳細・最新情報はアイビーシー採用情報(公式サイト)でご確認ください。
給与・賞与面では、月給制に加え賞与が支給される体制です。また、 ネットワークやクラウドの資格取得に向けた育成を積極的に推進しており、資格取得支援制度が整備されています。 e-ラーニングや資格取得支援制度、書籍購入支援制度でも、社員のステップアップを支援しています。
住宅・生活支援については、 新入社員には住宅補助があり、従業員持株制度も設けられています。 退職金制度については、同クチコミ情報によると退職金なしとの情報があります。
働き方に関しては、 求人票では残業平均16時間(2024年5月現在)と記載されており、一部リモートワーク可の職種も存在します。オフィス環境については、 全員がワンフロアに集結し、パーテーションのないオフィスと上下関係のフラットなカルチャーで風通しのいい組織を維持しています。
社内制度・文化面では、 半期ごとに目標達成度を振り返る面談を実施し、年間MVPや社長賞等の表彰制度で活躍した社員を顕彰しています。 また、社内行事としてキックオフや花見、BBQ大会等が行われており、社員だけでなく家族も招いた家族ぐるみのコミュニケーションも促進しています。
法定福利費については、 有価証券報告書によると法定福利費は88,499千円(前期比12,142千円の増加)と記載されており、雇用保険・健康保険・厚生年金保険などの法定福利費が適切に計上されていることがわかります。福利厚生の制度内容は変更される場合があるため、応募前に必ず公式採用情報をご確認ください。
アイビーシーの転職難易度は?
求められる人材像
アイビーシーは、ITインフラの性能監視・運用支援という特定領域に特化した専門性の高い企業です。 事業の拡大と中長期的な成長のために、より高い専門性を有する人材の確保とともに、既存社員の能力およびスキルの底上げが重要な課題と位置付けられており、専門スキルを持つ人材が歓迎されます。
職種としては営業・開発エンジニア・コンサルタント・サポートなど複数の職種で採用が行われています。 自社プロダクトの独自性と性能分析・評価といった魅力的なサービスを提供しており、これまでの経験を活かし新たなチャレンジができる環境を求める人材が集まっています。また、 エンジニアからのキャリアチェンジ歓迎の職種も設けられており、ITバックグラウンドを持つ異職種経験者にも門戸が開かれています。
人物面での適性として、 どの部門にも共通して求める人材像は「素直で向上意欲のある人」であり、大きなチャンスにもひるまずに前向きにチャレンジし、知らないことは素直に受け止めて貪欲に吸収する姿勢が重視されます。技術的な専門知識と同時に、こうした成長意欲や主体性が選考での重要な評価軸となっています。
転職成功のポイント
アイビーシーへの転職を成功させるうえでは、いくつかのポイントを意識することが重要です。
まず、同社の主力製品である「System Answer」シリーズへの理解を深めておくことが有効です。 ネットワーク・サーバー・クラウド環境のパフォーマンス監視から「見える化」を超えた「分かる化」へ貢献するというコンセプトを理解し、自身の経験をこのビジョンと結びつけて語れると説得力が増します。
次に、ITインフラ領域における実務経験やネットワーク・クラウド関連の資格は大きなアピール材料になります。 ネットワークやクラウドの資格取得に向けた育成を積極的に推進していることからも、こうした専門性への意欲や実績が評価されやすい環境といえます。
また、組織規模の観点では、 入社2〜3年目という若手から大手企業のフロントを担当させることもあり、早いうちからチャンスを与える裁量の大きさが特長です。少数精鋭の組織で幅広く活躍したいという志向を面接でしっかり伝えることが、採用担当者への訴求力につながります。採用情報の最新の求人要件は公式採用ページで随時確認することをおすすめします。
アイビーシーのまとめ
この記事では、アイビーシーの平均年収・年収推移・役職別・年齢別データ・福利厚生・転職難易度について、有価証券報告書をはじめとする公式一次情報をもとに解説しました。
有価証券報告書に基づく平均年収は、2023年9月期の582万円から2025年9月期には655万円へと上昇しており、約2年間で73万円増加しています。ITインフラの性能監視・運用支援というニッチ特化型のビジネスモデルを持ち、「System Answer」シリーズを軸に堅実な成長を続ける企業です。従業員数100名前後のコンパクトな組織ながら、東証スタンダード上場企業として安定した経営基盤を持っています。
役職別・年齢別の年収データは有価証券報告書では公式に開示されていないため、詳細な年収水準を確認したい場合は、応募前に採用担当者への確認や公式求人票の確認が有効です。また、転職・就職を検討する際は、最新の有価証券報告書を金融庁EDINETで参照するとともに、アイビーシーの公式IRページで直近の業績・採用情報を確認することをおすすめします。
専門性の高いITインフラ領域でのキャリア構築を目指す方や、少数精鋭の環境で早期から裁量を持って働きたいという方にとって、アイビーシーは検討に値する選択肢の一つです。転職・就職活動の際は、本記事のデータをベースに最新情報もあわせてご確認ください。


