株式会社アイフィスジャパン(以下、アイフィスジャパン)は、金融情報サービスを中心に、ドキュメントソリューションやITソリューションなど幅広い事業を展開する東証スタンダード上場企業です。証券アナリストのレポートや企業決算データを機関投資家・証券会社に提供するBtoB特化型の事業モデルで、金融業界を支えるインフラ企業として独自のポジションを確立しています。就職・転職を検討する際に気になる平均年収について、有価証券報告書をもとに年度別推移や周辺データを詳しく解説します。
なお、本記事で取り上げる平均年収・平均年齢・平均勤続年数・従業員数は、すべて提出会社(単体)の有価証券報告書「従業員の状況」に記載の数値を使用しています。役職別・年齢別の年収については有価証券報告書に記載がなく、公式データとしては非開示となっています。
アイフィスジャパンの会社概要
アイフィスジャパンは1995年に創業し、証券調査レポートの印刷・配送事業からスタートした金融情報サービス会社です。「紙媒体と電子媒体の融合」をコンセプトに掲げ、機関投資家・金融機関を主要顧客として投資情報事業、ドキュメントソリューション事業、ファンドディスクロージャー事業、ITソリューション事業、その他事業の5セグメントを展開しています。国内に7社の連結子会社、海外に2社の子会社と1社の関連会社を持つグループ体制を取っており、東京証券取引所スタンダード市場に上場しています。近年は翻訳・通訳事業のM&Aなど新たな成長路線にも踏み出しており、2025年12月期連結業績では売上高69.56億円(前期比18.7%増)、営業利益8.51億円(同26.4%増)と大幅な増収増益を達成するなど、業績は拡大基調にあります。
アイフィスジャパンの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社アイフィスジャパン |
| 英語名称 | IFIS JAPAN LTD. |
| 証券コード | 7833(東証スタンダード) |
| 本社所在地 | 東京都港区六本木一丁目8番7号 |
| 代表取締役 | 大澤 弘毅 |
| 設立 | 1995年(上場2005年9月21日) |
| 資本金 | 3億8,200万円 |
| 決算期 | 12月31日 |
| 従業員数(単体) | 103名(2024年12月期) |
| 事業内容 | 投資情報事業、ドキュメントソリューション事業、ファンドディスクロージャー事業、ITソリューション事業、その他事業 |
アイフィスジャパンの主力サービスである「IFIS Research Manager」は、主要証券会社が機関投資家向けに発行する証券調査レポートをWeb上で一元管理・検索・閲覧できる電子書庫サービスです。また「IFIS Consensus」は機関投資家やヘッジファンド、大手証券会社などから市場実態に即したアナリストコンセンサスとして高い評価を受けており、100%自社作成による精緻性と即時性が競合との差別化ポイントとなっています。さらに企業の適時開示資料を自動収録・提供する「IFIS Disclose Manager」など、金融業界のインフラを支える多彩なプロダクトを展開しています。会社の公式情報はアイフィスジャパン公式サイトから確認できます。
アイフィスジャパンの平均年収はどのぐらい?
有価証券報告書「従業員の状況」によると、アイフィスジャパンの2024年12月期における提出会社単体の平均年間給与は535万7,497円です。金融情報サービス業という専門性の高い業種に属しながら、単体従業員数100名程度の比較的コンパクトな組織規模となっています。以下では年度別の推移と他企業との比較データを確認していきます。
年度別の平均年収推移
下表は有価証券報告書(提出会社単体)に記載された過去3期分のデータです。
| 年度 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2022年12月期 | 526 | 39.5 | 6.4 | 104 |
| 2023年12月期 | 547 | 40.8 | 6.9 | 109 |
| 2024年12月期 | 536 | 42.0 | 7.7 | 103 |
出典:株式会社アイフィスジャパン 有価証券報告書(各年12月期)
平均年収は2022年12月期の526万円から2023年12月期に547万円へと増加しましたが、2024年12月期は536万円とやや減少しています。一方で平均年齢は39.5歳から42.0歳へ、平均勤続年数は6.4年から7.7年へと着実に上昇しており、組織の定着率が改善傾向にあることが読み取れます。従業員数は2023年12月期の109名から2024年12月期に103名へ若干減少しました。なお、2022年12月期の平均年齢・勤続年数については、各期有価証券報告書における開示数値を参照しています。
他企業との比較データ
アイフィスジャパンと同じ金融情報サービス・フィンテック領域に属する上場企業との比較を下表にまとめました。各社の数値は直近の有価証券報告書(提出会社単体)に基づいています。
| 会社名 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 参照期 |
|---|---|---|---|---|
| アイフィスジャパン | 536 | 42.0 | 7.7 | 2024年12月期 |
| QUICKコープ(野村グループ) | 非開示 | 非開示 | 非開示 | — |
| 東洋経済新報社(非上場) | 非開示 | 非開示 | 非開示 | — |
| フィスコ(証券コード3807) | 474 | 40.2 | 5.1 | 2024年12月期 |
| ウルトラファブリックス・ホールディングス(証券コード7551) | 非開示 | 非開示 | 非開示 | — |
出典:各社有価証券報告書(各年12月期・一次ソース確認済)
比較可能な同規模の金融情報サービス上場企業として、フィスコ(証券コード3807)の平均年収は約474万円であり、アイフィスジャパンの536万円はこれを上回る水準にあります。ただし、事業規模・事業モデル・従業員構成が各社で異なるため、単純な優劣比較には注意が必要です。なお、QUICKや東洋経済新報社など同業他社は非上場または持株会社構造のため、有価証券報告書の単体従業員データとの比較が難しい状況にあります。アイフィスジャパンの最新のIR情報はアイフィスジャパン IRページからご確認いただけます。
アイフィスジャパンの役職別年収データ
アイフィスジャパンの役職別年収については、有価証券報告書および公式IR資料において、役職ごとの年収区分や報酬レンジの開示はありません。公式データとしては非開示となっています。
| 区分 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 一般社員 | 非開示 |
| 主任・リーダー | 非開示 |
| 課長相当 | 非開示 |
| 部長相当 | 非開示 |
| 取締役(役員報酬) | 非開示(総額のみ開示) |
有価証券報告書の「役員の報酬等」欄では、取締役全体の報酬総額は記載されているものの、個人別の役員報酬は最高報酬受領者を除き非開示です。また、一般従業員の役職別年収レンジについても、有価証券報告書・採用サイト・公式IRのいずれにも開示されていません。役職別の年収水準を把握したい場合は、転職活動を通じた企業への直接確認が有効な手段となります。
アイフィスジャパンの年齢別年収推移
アイフィスジャパンの年齢別年収についても、有価証券報告書および公式IR資料において年齢区分ごとの年収データの開示はありません。公式データとしては非開示となっています。
| 年齢帯 | 平均年収(万円) |
|---|---|
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代 | 非開示 |
| 50代 | 非開示 |
有価証券報告書「従業員の状況」には提出会社単体の平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与のみが記載されており、年齢帯別の内訳は開示されていません。2024年12月期時点での全従業員の平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は7.7年、平均年間給与は535万7,497円です。年齢別のより詳細な年収感を知りたい場合は、選考プロセスを通じた個別確認や、採用サイトでの情報収集をおすすめします。アイフィスジャパンの採用情報はアイフィスジャパン採用サイトからご確認いただけます。
【中途採用】アイフィスジャパンのような優良企業への転職おすすめサービス
アイフィスジャパンのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
おすすめ転職エージェントサービス
アイフィスジャパンの福利厚生
アイフィスジャパンの福利厚生について、採用情報および公開求人票に記載された内容をもとにまとめます。なお、制度の詳細や最新の適用条件は採用選考を通じた個別確認を推奨します。
給与・賞与
賞与は年2回支給されており、過去の求人票では賞与4ヶ月分の実績が示されています。 また、交通費は月額5万円を上限として全額支給されます。
働き方・休暇
リモートワークと出社を組み合わせたハイブリッド勤務を採用しており、商談がない日はカジュアルな服装での勤務も認められています。チーム内で業務上の支障が生じないよう調整しながら、週2〜3回のリモートワークを実施しています。 フレックスタイム制も導入されており、年間休日は125日となっています。
健康・保険
同社が加入する健康保険組合はIT業界で評判の高い健保であり、付加給付金制度や充実した保養施設を利用できます。提携する宿泊施設や健保会館付属のレストランをお得に利用できると社員から好評です。 また、残業については社内の衛生管理委員会がモニタリングを行い、アラートが上がった際は上長・管理部門・産業医に通達され、必要に応じて面談やケアを実施するなど、社員の心身の健康管理に注力しています。
資産形成・その他
確定拠出年金制度および社員持株会が導入されています。一方、住宅補助等は設けられていません。 なお、上記の福利厚生情報は採用求人票および公開情報に基づくものであり、適用条件や制度内容は変更となる場合があります。最新情報はアイフィスジャパン採用ページでご確認ください。
アイフィスジャパンの転職難易度は?
アイフィスジャパンへの転職を検討する際、採用側が重視するポイントと選考通過のコツを整理します。有価証券報告書によると2024年12月期の単体従業員数は103名であり、年間の採用人数は限られます。中途採用比率が高い組織であることも特徴です。
求められる人材像
採用担当者によると、営業職では攻めの姿勢で新規顧客を開拓していける人材を求めており、エンジニア職ではPM志向で顧客と直接やり取りしながら企画・要件定義等の上流工程を担える人材を歓迎しています。 金融知識は実務を通じて習得できるため、知識の有無よりも挑戦への意欲を持つ人材を重視する方針です。
採用担当者が挙げるスキル・資格以外の求める人物像として、チャレンジ精神のある方、将来的にマネジメントを希望する方、コツコツと作業に取り組める方が挙げられています。 第二新卒や業界未経験者も歓迎しており、金融機関向けDXソリューションの提案営業職などでは経歴よりも意欲を重視した採用が行われています。
転職成功のポイント
同社は数千人規模の企業のような深い階層がなくフラットなコミュニケーションが特徴であり、過去の実績に固執しないフレキシブルな対応を持ち味としています。 選考では、金融業界やフィンテック領域への関心、および「顧客課題を解決したい」という具体的な志向性を示すことが有効です。
全社員の80%が中途入社であり、キャッチアップ体制が整っています。 そのため、異業種からの転職であっても入社後の適応環境は整っており、面接では前職での課題解決経験や提案営業の実績を具体的に伝えることが選考通過につながりやすいと考えられます。また、創業以来の無借金経営で自己資本比率が高水準を維持していることは 、財務安定性を重視する候補者にとってもアピールポイントとなるため、企業研究の一環として理解を深めておくと面接での会話に深みが出るでしょう。
アイフィスジャパンのまとめ
アイフィスジャパンは、金融情報サービスを軸にドキュメントソリューションやITソリューションを展開する東証スタンダード上場企業です。有価証券報告書(提出会社単体)によると、2024年12月期の平均年間給与は535万7,497円であり、平均年齢42.0歳・平均勤続年数7.7年という落ち着いた組織構成となっています。過去3期の推移をみると、2022年12月期の526万円から2023年12月期に547万円へ増加した後、2024年12月期は536万円とやや調整しています。組織の定着率を示す平均勤続年数は3期を通じて着実に伸びており、長期就業しやすい環境が整いつつあります。
役職別・年齢別の年収については有価証券報告書に記載がなく、公式データとしては非開示です。福利厚生面では確定拠出年金・社員持株会・フレックスタイム制・リモートワーク制度・年間休日125日などが整備されており、IT系健保の充実した給付も社員から評価されています。転職難易度については、全社員の約80%が中途入社という実績が示すように、異業種からの転職にも積極的です。金融業界への関心と、顧客課題を解決したいという意欲を面接で明確に伝えることが選考通過のカギとなります。
就職・転職を検討される方は、最新の求人情報や制度内容をアイフィスジャパン採用ページおよびアイフィスジャパンIRページでご確認ください。


