NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(以下、NXHD)は、総合物流国内最大手グループの持株会社です。子会社に日本通運を擁し、国内外の物流ネットワークを統括しています。転職・就活を検討している方にとって、気になるのが「実際の年収水準」ではないでしょうか。
本記事では、NXHDが金融庁への提出書類として公開している有価証券報告書のデータをもとに、平均年収の実態を解説します。なお、NXHDは純粋持株会社であり、有価証券報告書の単体従業員データは持株会社本体(役員・管理部門スタッフ等)に限定されます。実際の物流現場を担う日本通運(連結子会社)の従業員は連結ベースの人員に含まれますが、連結ベースの平均年収は有価証券報告書上で開示されていません。この点を念頭に置いたうえでご参照ください。
執筆基準日は2026年3月20日です。掲載している数値は、いずれも同社が開示した有価証券報告書・IR資料に基づいており、推定値は含みません。
NIPPON EXPRESSホールディングスの会社概要
NXHDは日本通運をはじめとするNXグループを統括する純粋持株会社であり、日経平均株価およびJPX日経インデックス400の構成銘柄の一つです。 日本通運株式の上場廃止(2021年12月29日)に伴い、NIPPON EXPRESSホールディングスとして2022年1月4日に上場しました。 グループ全体では航空・海上・陸上輸送から倉庫・重量品建設・警備輸送まで幅広い物流サービスを世界規模で展開しており、総合物流国内最大手として、国際的な複合輸送に強みを持ちます。
NIPPON EXPRESSホールディングスの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式社名 | NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 |
| 英語名称 | NIPPON EXPRESS HOLDINGS, INC. |
| 証券コード | 9147(東証プライム) |
| 本社所在地 | 東京都千代田区神田和泉町2番地 |
| 資本金 | 701億7,500万円 |
| 決算期 | 12月31日 |
| 業種 | 陸運業 |
| 連結従業員数 | 76,389名(臨時8,711名)※2024年12月期 |
| 単体従業員数 | 286名(臨時39名)※2024年12月期 |
出典:NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 有価証券報告書(2024年12月期)、IRバンク掲載データ
NXHDの事業セグメントは「日本」「東アジア」「南アジア・オセアニア」「欧州」「米州」「重量品建設」「警備輸送」「物流サポート」の8セグメントで構成されています。 2022年12月期の有価証券報告書より、従来の日本基準に替えて国際財務報告基準(IFRS)を任意適用しています。 グループ中核の日本通運は、国内貨物から国際複合輸送まであらゆる輸送モードを手がける総合物流企業であり、NXグループの売上の大部分を担っています。
NIPPON EXPRESSホールディングスの平均年収はどのぐらい?
有価証券報告書に記載される「平均年収」は、提出会社(持株会社本体)の単体従業員を対象とした数値です。NXHDの場合、単体従業員は2024年12月期時点で286名(臨時39名)と、連結グループ全体(76,389名)と比較して非常に少ない人数です。持株会社には役員をサポートする管理・企画・IR担当者など、グループの中枢を担う人材が集まることから、単体平均年収は高めに算出される傾向があります。この点を踏まえたうえで、以下のデータをご確認ください。
NIPPON EXPRESSホールディングスの年度別平均年収推移
以下の表は、有価証券報告書に開示されたNXHD単体の従業員データです。 2022年12月期以降の平均年収は、日本通運の親会社で持株会社であるNIPPON EXPRESSホールディングスの平均年収となっています。 2021年12月期以前は日本通運(旧上場会社)の数値であり、単純比較はできません。
| 年度 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 単体従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2022年12月期 | 非開示 | 非開示 | 非開示 | 非開示 |
| 2023年12月期 | 非開示 | 非開示 | 非開示 | 非開示 |
| 2024年12月期 | 892 | 47.7 | 22.3 | 286 |
出典:NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 有価証券報告書(2024年12月期)。2022年・2023年12月期の各数値は、本記事執筆時点(2026年3月20日)において当編集部が確認できた公開情報には含まれておらず、非開示と記載しています。正確な過年度データは公式IR(有価証券報告書ページ)または金融庁EDINETでご確認ください。
有価証券報告書によれば、2024年12月期におけるNIPPON EXPRESSホールディングスの平均年収は892万円(平均年齢47.7歳)となっています。 単体従業員数が286名と少規模であることから、グループ全体の給与水準を代表する数値とは性格が異なります。より広い従業員実態を知りたい場合は、子会社の日本通運が開示している社会データ(サステナビリティ関連情報)も合わせて参照することをおすすめします。
NIPPON EXPRESSホールディングスと他企業との比較データ
同業の物流・陸運大手との比較として、各社が有価証券報告書等で開示している平均年収(提出会社単体ベース、直近開示分)を以下にまとめます。なお、各社の事業規模・持株会社構造の有無・決算期が異なるため、単純な優劣比較には適していません。
| 企業名 | 証券コード | 平均年収(万円) | 対象年度 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| NIPPON EXPRESSホールディングス | 9147 | 892 | 2024年12月期 | 持株会社単体(286名) |
| SGホールディングス(佐川急便親会社) | 9143 | 非開示(要EDINET確認) | — | 持株会社 |
| ヤマトホールディングス | 9064 | 非開示(要EDINET確認) | — | 持株会社 |
| センコーグループホールディングス | 9069 | 非開示(要EDINET確認) | — | 持株会社 |
出典:各社有価証券報告書。SGホールディングス・ヤマトホールディングス・センコーグループホールディングスの平均年収は本記事執筆時点において当編集部が数値を一次ソースで確認できていないため、「非開示(要EDINET確認)」と記載しています。正確な数値は各社IR情報または金融庁EDINETでご確認ください。
物流業界では、持株会社(ホールディングス)が上場しているケースが多く、有価証券報告書に記載される単体平均年収は持株会社本体のごく少数の社員を対象としています。そのため、いずれの企業も「持株会社単体の年収=グループ社員全体の年収水準」と捉えることには注意が必要です。就職・転職の検討においては、事業子会社(日本通運など)の採用情報や、各社が公開するサステナビリティレポート・社会データも参照することが重要です。
NIPPON EXPRESSホールディングスの役職別年収データ
有価証券報告書には、役員報酬の総額(取締役・監査役等の区分別)は開示されていますが、一般従業員の役職別年収(課長・部長・一般社員など)は開示されていません。
| 区分 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 取締役(役員)報酬 | 有価証券報告書の「役員の報酬等」欄に区分別総額を開示(個人別は一部開示) |
| 課長・部長・一般社員 等 | 公式データとしては非開示です |
出典:NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 有価証券報告書(2024年12月期)
役員報酬の詳細については、有価証券報告書の「第4 提出会社の状況」内「役員の報酬等」の項目に記載があります。一般従業員の役職別年収については、NXHDとしての公式開示がないため、当編集部では数値を掲載していません。グループ中核の日本通運については、 日本通運の社会データとして、性別・役職別の平均賃金が開示されています。 詳細は日本通運のサステナビリティ関連ページをご参照ください。
NIPPON EXPRESSホールディングスの年齢別年収推移
年齢別の年収推移(たとえば「25歳で○○万円、30歳で○○万円」といった段階的データ)については、公式データとしては非開示となっています。有価証券報告書に記載されるのは「平均年齢」「平均年収」「平均勤続年数」の3項目のみであり、年齢階層ごとの年収分布は開示されていません。
| 項目 | 2024年12月期(単体) |
|---|---|
| 平均年齢 | 47.7歳 |
| 平均勤続年数 | 22.3年 |
| 平均年収 | 892万円 |
| 年齢別年収内訳 | 公式データとしては非開示です |
出典:NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 有価証券報告書(2024年12月期)
平均勤続年数が22.3年、平均年齢が47.7歳という数値は、持株会社として長年グループを支えてきたベテラン層が中心であることを示しています。若手・第二新卒での入社後のキャリアパスや年収推移については、NXHDの公式IRページや、採用窓口を担う日本通運の採用サイトで確認することをおすすめします。年齢別の詳細な年収データを希望する場合は、各社が公開するサステナビリティレポートや、OB・OG訪問などの手段も有効です。
I’ll research the welfare/benefits information and hiring requirements for NIPPON EXPRESS Holdings before writing the article.検索結果と一次情報(有価証券報告書・公式採用サイト)をもとに、ステップ2の範囲のみをGutenberg HTMLで出力します。なお、福利厚生の詳細数値(家賃補助割合等)は一次ソースで確認できていないため、確認できる範囲の公式開示情報のみを記載します。NIPPON EXPRESSホールディングスの福利厚生
NXHDが直接公開している福利厚生の詳細一覧は、持株会社としての採用サイト上では限定的な開示にとどまっています。ここではNXHD有価証券報告書および公式グループ採用情報ページ(NIPPON EXPRESSホールディングス グループ採用情報)で確認できる範囲の情報を記載します。確認できていない項目は「公式データとしては非開示です」と明記します。
住宅関連では、転勤を伴う異動の際に社宅制度が用意されていることが確認できます。持株会社本体(NXHD単体)の従業員はグループ内の中枢管理業務を担うため、転勤機会に応じて社宅を活用できる仕組みです。賃料補助の具体的な割合・上限金額については、公式データとしては非開示です。
法定福利厚生として、健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険の各種社会保険が完備されています。退職金制度の有無および詳細については、公式データとしては非開示です。
休暇制度については、労働基準法に基づく年次有給休暇のほか、NXグループ全体では育児・介護関連の休業制度を整備していることをサステナビリティ関連資料で確認できます。有給休暇取得率や育児休業取得率の具体的な数値は、日本通運が開示する社会データ(サステナビリティレポート)に記載されており、NXHDとしての単体数値は公式データとしては非開示です。
財形貯蓄・社員持株会・慶弔見舞金・各種健康支援プログラムについては、グループ各社の採用情報に記載がある場合がありますが、NXHD持株会社単体としての公式開示は本記事執筆時点(2026年3月20日)において確認できていません。詳細を確認したい場合は、NXグループ採用情報ページまたは選考プロセス内でご確認ください。
| カテゴリ | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 住宅 | 転勤者向け社宅制度あり | 補助割合・上限は公式データとしては非開示 |
| 社会保険 | 健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険 | 法定福利厚生として完備 |
| 休暇 | 年次有給休暇・育児休業・介護休業 | 取得率の単体数値は公式データとしては非開示 |
| 退職金 | 公式データとしては非開示 | — |
| 財形貯蓄・持株会等 | 公式データとしては非開示 | グループ各社の採用ページで要確認 |
出典:NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 有価証券報告書(2024年12月期)、NXグループ採用情報ページ。表中「公式データとしては非開示」の項目は、本記事執筆時点において当編集部が一次ソースで数値を確認できなかったものです。
NIPPON EXPRESSホールディングスの転職難易度は?
NXHDへの転職を考える際、まず理解しておくべきは「持株会社への直接採用」と「グループ事業会社(日本通運等)への採用」は別ルートである点です。NXHD単体の従業員は2024年12月期時点で286名と少数精鋭であり、持株会社本体の採用枠は非常に限られています。一方、グループ全体では中途採用を継続的に行っており、事業会社経由での入社という選択肢もあります。ここでは持株会社NXHDおよびNXグループを見据えた転職全般の観点から解説します。
求められる人材像
持株会社NXHDが担うのは、グループ全体の経営管理・IR・財務・法務・人事・コーポレートガバナンス等の中枢機能です。そのため、持株会社への転職においては、グループ経営を俯瞰できる高い専門性と、複数のステークホルダーを巻き込む調整力が求められます。具体的には、財務・経理・法務・IR・サステナビリティ推進などの分野で即戦力となる経験がある人材、あるいはグローバルな物流・サプライチェーン領域の業務経験者が評価されやすい傾向にあります。
NXグループは8つの事業セグメントを世界規模で展開しており、英語をはじめとする語学力や海外拠点との折衝経験も評価ポイントの一つになります。また、2022年12月期からIFRS(国際財務報告基準)を任意適用していることから、国際会計基準への理解も財務・IR系職種では強みになります。なお、NXHDとして公式に公開している「求める人材像」の詳細については、採用活動の状況により変わるため、最新情報はNXグループ採用情報ページでご確認ください。
転職成功のポイント
持株会社NXHDの採用枠は限られているため、まずは募集職種の動向を継続的にウォッチすることが重要です。Open Workや各転職エージェントの情報によれば、時期によっては求人が表示されない期間もあります。転職を検討する場合は、複数の転職情報サービスに登録してアラートを設定し、募集開始のタイミングを逃さないようにしましょう。
選考対策として重要なのは、物流業界・NXグループのビジネスモデルへの深い理解です。NXグループは「日本」「東アジア」「南アジア・オセアニア」「欧州」「米州」「重量品建設」「警備輸送」「物流サポート」の8セグメントで事業を展開しており、各セグメントの位置づけや収益構造を把握したうえで「自分がどの分野でグループに貢献できるか」を具体的に示せると評価が高まります。
グループ事業会社(日本通運等)への入社を経てNXHDへキャリアアップするルートも現実的な選択肢の一つです。NXグループ全体は76,389名(2024年12月期・連結)規模の組織であり、グループ内でのキャリアパスは多様です。事業会社での実績を積んだうえで持株会社中枢に進むというキャリア設計も検討に値します。
NIPPON EXPRESSホールディングスのまとめ
本記事では、NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(NXHD)の平均年収を中心に、年齢・役職・福利厚生・転職難易度まで解説しました。最後に要点を整理します。
有価証券報告書(2024年12月期)によれば、NXHDの単体平均年収は892万円(平均年齢47.7歳、平均勤続年数22.3年、単体従業員数286名)です。ただし、この数値はあくまで持株会社本体の少数精鋭スタッフを対象としたものであり、グループ全体76,389名の給与水準を代表する数値ではありません。グループ中核の日本通運をはじめとする事業会社の年収実態を確認したい場合は、日本通運が開示するサステナビリティ関連の社会データや各事業会社の採用情報を合わせて参照することをおすすめします。
役職別・年齢階層別の年収については、有価証券報告書上で公式データとしては非開示であり、当編集部では推計値を掲載していません。正確な一次情報は、金融庁EDINETまたはNXHD公式IRページで公開されている有価証券報告書からご確認ください。
転職・就活の観点では、NXHD持株会社本体の採用枠が限られている一方、NXグループ全体では幅広い職種で採用活動が行われています。財務・IR・法務・国際物流など専門性を持つ方や、グローバルな物流ビジネスに携わりたい方にとって、NXグループは多様なキャリアパスを提供できる環境といえます。最新の求人・採用情報はNXグループ採用情報ページおよび金融庁EDINETでご確認ください。


