わらべや日洋ホールディングス株式会社(以下、わらべや日洋HD)は、コンビニエンスストア向けの中食商品を製造・販売する食料品業界の有力企業です。セブン-イレブン・ジャパンをはじめとするコンビニ向けにおにぎり・弁当・調理パン・惣菜・和菓子などを幅広く供給しており、国内中食業界のリーディングカンパニーとして知られています。就職・転職を検討している方にとって、年収水準は気になるポイントのひとつです。
本記事では、わらべや日洋HDが有価証券報告書で開示している公式データをもとに、平均年収の推移・役職別・年齢別の年収状況を詳しく解説します。数値はすべて有価証券報告書など一次情報に基づいており、推測値は使用していません。転職・就職活動の参考にぜひお役立てください。
わらべや日洋ホールディングスの会社概要
わらべや日洋HDは、東京都新宿区に本社を置く食料品メーカーの持株会社です。 証券コードは2918で、主な事業は米飯群・調理パン群・調理麺群・焼きたてパン群・惣菜群・和菓子などの調理済食品の製造・販売および食品用材料の仕入・加工・販売です。 1999年11月に東京証券取引所市場第二部に上場し、2003年8月に市場第一部指定となりました。2022年4月よりプライム市場に移行しています。
中食業界でトップクラスの地位を誇り、米飯類を主力に調理パンや和菓子も展開し、セブン-イレブン向けを中心に事業を行っています。 1978年にセブン-イレブン・ジャパンとの取引を開始したことが同社にとって大きな転機となりました。 その後、国内各地に工場を展開するとともに、ハワイ・米国本土・中国など海外事業にも積極的に進出し、グローバルな食品グループとして成長を続けています。
わらべや日洋ホールディングスの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | わらべや日洋ホールディングス株式会社 |
| 英語名 | WARABEYA NICHIYO HOLDINGS CO.,LTD. |
| 証券コード | 2918(東証プライム市場) |
| 本社所在地 | 東京都新宿区富久町13番19号 |
| 設立 | 1975年5月(日洋デリカ株式会社として設立) |
| 決算期 | 2月末日 |
| 資本金 | 80億4,900万円 |
| 業種 | 食料品 |
| 主な事業 | 調理済食品の製造・販売、食品用材料の仕入・加工・販売、物流・配送 |
| グループ会社 | 連結子会社11社、持分法適用関連会社1社 |
| 上場市場 | 東証プライム(2022年4月移行) |
出典:わらべや日洋ホールディングス株式会社 有価証券報告書・IR情報(irbank.net経由)、公式サイト会社概要
事業セグメントは食品関連事業・食材関連事業・物流関連事業に区分されており、本社は東京都新宿区富久町に置かれています。 国内では北海道から関西・四国に至る地域でコンビニ向けに商品を製造・販売するほか、米国のWARABEYA NORTH AMERICA, INC.がテキサス州・バージニア州を中心にコンビニ向け調理パン群などを製造・販売しており、中国・北京でも現地法人が事業を展開しています。 持株会社体制のもと、製造・食材・物流の各機能を子会社が担い、一貫した食品供給体制を構築しているのが特徴です。
わらべや日洋ホールディングスの平均年収はどのぐらい?
わらべや日洋HDは上場企業のため、有価証券報告書内にて平均年収が公開されており、2024年度(2025年2月期)のわらべや日洋ホールディングス株式会社の平均年収は746万円でした。 これはホールディングス(持株会社)単体の数値であり、連結グループ全体の数値とは異なる点に注意が必要です。持株会社は本社スタッフ・経営管理職など比較的上位の職位の社員が在籍するため、グループ全体の平均より高めに出る傾向があります。
年度別の平均年収推移
以下の表は、有価証券報告書に基づいてわらべや日洋HD(単体)の従業員データを整理したものです。
| 年度(決算期) | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2024年度(2025年2月期) | 746 | 42.7 | 10.3 | 非開示 |
| 2023年度(2024年2月期) | 701 | 非開示 | 非開示 | 非開示 |
| 2021年度(2022年2月期) | 678 | 42.8 | 6.8 | 33 |
出典:わらべや日洋ホールディングス株式会社 有価証券報告書(各期)/転職回廊(medivoke.co.jp)・日本経済新聞・年収ガイド(nenshuu.net)による集計
2022年2月期(2021年度)の678万円から2025年2月期(2024年度)の746万円へと、直近3期で約68万円の増加が確認できます。 直近においてもわらべや日洋HDの平均年収は8.17%の上昇トレンドにあり、平均年収が継続的に上昇している企業です。 また、平均勤続年数は10.3年で、プライム全体平均の13.7年、プライム市場の食品業界平均の15.2年と比べると、業界内では比較的勤続年数が短く、一定の人の入れ替わりがある会社となっています。
なお、平均年収・平均年齢・平均勤続年数は有価証券報告書「従業員の状況」欄に記載の提出会社(単体)のデータです。2023年度(2024年2月期)の平均年齢・平均勤続年数・従業員数については、今回調査した範囲では一次情報として確認できなかったため「非開示」と表記しています。最新の数値は、わらべや日洋ホールディングス公式サイトのIRライブラリ(有価証券報告書)または金融庁EDINETにてご確認いただけます。
他企業との比較データ
同じ東証プライム上場の食料品・中食関連企業との平均年収を比較します。各社の数値は直近の有価証券報告書または公式IR資料に基づいています。
| 会社名 | 平均年収(万円) | 備考 |
|---|---|---|
| わらべや日洋ホールディングス | 746 | 有報(2025年2月期)単体 |
| シノブフーズ | 非開示 | 非上場のため有報データなし |
| ケンコーマヨネーズ | 非開示 | 今回調査範囲では取得できず |
| 東証プライム 食品業界平均 | 716 | プライム市場食品業界平均(参考値) |
| 東証プライム 全体平均 | 742 | プライム市場全体平均(参考値) |
出典:わらべや日洋ホールディングス株式会社 有価証券報告書(2025年2月期)、転職回廊(medivoke.co.jp)による集計
東証プライム上場企業の平均年収は742万円であり、プライム内では平均的な給与水準といえます。また、東証プライムの食品業界の平均年収は716万円のため、業界内では比較的年収の高い企業となっています。 持株会社という業態上、本社機能を担う少数精鋭の社員が在籍していることが高めの平均年収に影響していると考えられます。
わらべや日洋ホールディングスの役職別年収データ
有価証券報告書には「従業員の状況」として平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数が開示されていますが、役職(等級)ごとの年収内訳は公式データとしては非開示です。わらべや日洋HDは持株会社であり在籍する従業員が30名台と少数のため、役職別の詳細データを有価証券報告書で個別開示する義務はなく、現時点では公式な役職別年収データは存在しません。
| 区分 | 公式開示の状況 |
|---|---|
| 一般社員(総合職) | 非開示 |
| 係長・主任クラス | 非開示 |
| 課長クラス(管理職) | 非開示 |
| 部長クラス | 非開示 |
| 執行役員・役員 | 非開示(有報の役員報酬総額は開示あり) |
出典:わらべや日洋ホールディングス株式会社 有価証券報告書(各期)
役員報酬については有価証券報告書に総額が記載されていますが、役員個人別・役職別の内訳は一定の開示要件を満たす場合のみ公表されます。一般社員の役職別年収については公式データがないため、本記事では数値の掲載を省略します。より詳細な情報は、有価証券報告書(IRライブラリ)にてご確認ください。
わらべや日洋ホールディングスの年齢別年収推移
わらべや日洋HDの有価証券報告書では、年齢別の年収内訳は公式データとしては非開示となっています。開示されているのは従業員全体の平均年収・平均年齢・平均勤続年数のみであり、20代・30代・40代・50代といった年齢層ごとの年収データは有報・IR資料・採用公式サイトいずれにも掲載がありません。
| 年齢帯 | 年収(万円) |
|---|---|
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代 | 非開示 |
| 50代 | 非開示 |
出典:わらべや日洋ホールディングス株式会社 有価証券報告書(各期)
参考として、有価証券報告書に記載の全従業員の平均データとして、 2024年度(2025年2月期)の平均年齢は42.7歳で、プライム市場の食品業界平均41歳と比較すると比較的高年齢層の多い職場といえます。 また、2021年度の有報では平均年齢42.8歳、平均勤続年数6.8年、従業員数33名(単体)が記録されています。 こうした少人数・高年齢・高年収の構造は、持株会社特有の傾向といえます。転職・就職を検討する際には、グループ各社(わらべや日洋食品株式会社など)の採用情報も併せて確認することをおすすめします。
【中途採用】わらべや日洋ホールディングスのような優良企業への転職おすすめサービス
わらべや日洋ホールディングスのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
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わらべや日洋ホールディングスの福利厚生
わらべや日洋HDおよびグループ各社の福利厚生について、公式採用サイトおよびdodaなどの求人情報に記載の内容をもとに紹介します。ホールディングス本体への入社後は子会社への出向という形態をとるため、実際に適用される制度はグループ会社(主にわらべや日洋食品株式会社)の規定に準じる点に留意してください。
住宅・交通面では、 全国転勤を前提とする総合職社員に対して、家賃7万円の賃貸に自己負担1万5千円で入居できる社宅制度が設けられています。 転勤のない管理部門の社員についても、直近数年は転勤者0名という実態 が求人情報に記載されています。
休暇制度については、 勤続期間が5年・15年・25年・35年に達する年度に、連続5日間の特別有給休暇が付与されます。 また、有給休暇消化率は68.4% と、一定の消化が行われている状況です。
資産形成・表彰・レジャー関連の制度として、 社員の財産形成の一助として自社株を月々の拠出金で取得できる持株会制度、20年・30年・40年の勤続を対象とした永年勤続表彰、会社が契約した国内外の観光地に宿泊費(場所によっては交通費も)半額で旅行できる制度、そしてプロ野球観戦チケットを抽選で配布する制度があります。
保険については、健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労働災害補償保険の各種社会保険が完備されています。勤務時間については、 管理部門では残業が年間平均月30時間程度で、土日は有給を活用し休日としている社員が多いとのことです。 一部職種ではリモートワーク(週2回程度)が可能とされており、職種や部署によって柔軟な働き方が認められています。
なお、福利厚生の詳細および最新情報は、わらべや日洋ホールディングス公式採用サイトにてご確認ください。
わらべや日洋ホールディングスの転職難易度は?
わらべや日洋HDへの転職を検討する際に押さえておきたいポイントを、求人情報や採用サイトに基づいて解説します。
求められる人材像
キャリア採用では職種ごとに即戦力となる人材を求めています。 ホールディングス本社で募集されているポジションは、連結決算・開示業務・財務企画・経営企画・IRなど管理部門が中心です。 財務ポジションでは日商簿記2級以上を必須とし、事業会社での財務経験または金融機関でのファイナンス経験のいずれかが求められます。
経営企画・IR領域では、 経営目標を達成するための戦略立案、中長期経営計画の策定、グループ各社の経営方針やガバナンス体制の管理、投資家・株主向けのIR広報といった業務を自律的に進められる人材が期待されています。 商品開発職については、商品の企画・レシピ開発、市場動向を踏まえた既存商品のリニューアル、工場との調整など、商品開発に関わる幅広い業務を担当します。
ダイバーシティ経営を推進しており、外国籍の人材や女性活躍に向けた各種研修を実施するなど、多様な人材が活躍できる環境づくりにも注力しています。 中食業界のビジネスモデルやセブン-イレブンとの取引構造への理解があると、選考で強みになるでしょう。
転職成功のポイント
わらべや日洋HDへの転職で重要なのは、専門性と業界理解の二軸です。ホールディングス本社の募集ポジションは財務・経営企画・IR・システムなど限られた職種に集中しており、公募の母数が多くないため競争率は相応に高いと考えられます。財務や経営管理のポジションを目指す場合は、 連結決算や有価証券報告書・決算短信の作成経験、グループ会社向けの経理指導経験が実績として評価されやすいでしょう。
財務部門は20代から40代のメンバーで構成され、30代が最も多い組織であることが求人情報から確認できます。第二新卒から30代の転職者にとっては門戸が開かれており、経験・スキルが明確であれば挑戦しやすい環境といえます。選考では、即戦力としての専門スキルに加え、コンビニ中食市場の成長性やわらべや日洋グループのビジネスに対する理解と共感を具体的に示すことが重要です。キャリア採用の応募窓口および最新の求人情報は、公式キャリア採用ページから確認できます。
わらべや日洋ホールディングスのまとめ
本記事では、わらべや日洋HDの平均年収・福利厚生・転職難易度について、有価証券報告書をはじめとする一次情報をもとに解説しました。
有価証券報告書(2025年2月期)に基づくわらべや日洋HD単体の平均年収は746万円で、東証プライムの食品業界平均(716万円)を上回る水準です。2022年2月期の678万円から直近3期で約68万円増加しており、継続的な上昇トレンドが確認できます。ただし、この数値はホールディングス(持株会社)単体のデータであり、在籍人数が30名台の少数精鋭組織であることを踏まえた上で参考にしてください。
福利厚生面では、社宅制度・持株会・節目ごとの特別有給休暇・リゾート施設の割引利用など、グループ全体として一定の水準が整備されています。転職市場においては財務・経営企画・IRなど専門職の中途採用が中心で、即戦力を求める傾向が強いことが特徴です。
転職・就職を検討している方は、まず有価証券報告書や公式IRページで最新の開示情報を確認した上で、採用サイトの募集要項と照らし合わせてみることをおすすめします。最新の有価証券報告書はわらべや日洋ホールディングス IRページ、または金融庁EDINETから閲覧できます。


