株式会社やまびこ(以下、やまびこ)は、東京証券取引所プライム市場に上場する屋外作業機械メーカーです。チェンソーや刈払機、噴霧器など「KIORITZ」「Shindaiwa」「ECHO」の3ブランドを展開し、国内市場ではトップシェアを誇ります。就職・転職を検討するうえで気になる平均年収について、有価証券報告書をもとに最新データをまとめました。
本記事では、やまびこの年度別平均年収の推移や同業他社との比較データ、役職別・年齢別の公式開示状況、さらに会社概要まで幅広く解説します。数値はすべて有価証券報告書などの一次情報に基づいており、推定値は掲載していません。転職・就職活動の参考にぜひお役立てください。
やまびこの会社概要
やまびこは、2008年12月に株式会社共立と新ダイワ工業株式会社が経営統合して誕生した屋外作業機械メーカーです。本社は東京都青梅市に置かれ、国内に青梅・横須賀・盛岡・広島の開発・生産拠点を、海外にはアメリカ・中国・ベトナム・台湾・ベルギーの拠点を持ちます。小型屋外作業機械の分野では国内首位、米州でも上位に位置する国際競争力の高い企業です。
主な事業領域は「小型屋外作業機械」「農業用管理機械」「一般産業用機械」の3分野です。チェンソーや刈払機、芝刈機などの林業・緑化向け製品から、噴霧器・管理機などの農業機械、さらにロボット芝刈機のような次世代製品まで幅広いラインナップを擁しています。2025年12月期連結業績は売上高1,740億円(前期比5.6%増)と過去最高を更新しており、安定した財務基盤を持つ優良メーカーとして知られています。
やまびこの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式社名 | 株式会社やまびこ |
| 英語社名 | YAMABIKO CORPORATION |
| 設立 | 2008年12月1日 |
| 本社所在地 | 東京都青梅市末広町1-7-2 |
| 代表者 | 代表取締役社長執行役員 久保 浩 |
| 資本金 | 60億円 |
| 証券コード | 6250(東京証券取引所プライム市場) |
| 事業内容 | 小型屋外作業機械等、各種機械の製造および販売 |
| 連結子会社 | 国内6社、海外8社(2026年1月1日現在) |
やまびこの製品は農家・造園業者・自治体などのプロユーザーを主な顧客とし、厳しい安全基準・環境基準に適合した高耐久製品を世界各国へ提供しています。電動化への対応にも積極的で、バッテリー駆動製品やロボット芝刈機の開発・販売を加速させており、今後の成長が期待される分野にも注力しています。国内外のさまざまな作業現場で不可欠な製品を手がける、ニッチトップ企業といえます。
やまびこの平均年収はどのぐらい?
やまびこは東証プライム上場企業として毎年有価証券報告書を提出しており、従業員の平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数を開示しています。最新の2024年12月期有価証券報告書に基づく平均年収は約792万円で、全国の上場企業平均(約754万円)を上回る水準です。製造業・機械メーカーとしても比較的高い水準といえます。
年度別の平均年収推移
下表は、有価証券報告書(提出会社の状況)に記載された従業員の状況です。やまびこの決算期は12月末であるため、各期の数値は12月期基準で記載しています。
| 年度 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年12月期 | 非開示 | 非開示 | 非開示 | 非開示 |
| 2022年12月期 | 非開示 | 非開示 | 非開示 | 非開示 |
| 2023年12月期 | 717 | 43.67 | 18.1 | 1,145 |
| 2024年12月期 | 792 | 非開示 | 非開示 | 非開示 |
出典:株式会社やまびこ 有価証券報告書(2023年12月期・2024年12月期)、日本経済新聞(有価証券報告書等に基づく2024年12月期データ)
2021年・2022年12月期の平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数については、今回の調査では数値を取得できなかったため「非開示」としています。2023年12月期から2024年12月期にかけては717万円から792万円へと約75万円(約10.5%)増加しており、直近では上昇トレンドにあることがわかります。2024年12月期の平均年齢・勤続年数・従業員数の詳細は、金融庁のEDINETにて最新の有価証券報告書をご確認ください。
他企業との比較データ
やまびこと同じ屋外作業機械・電動工具・農業機械分野で競合する主要な上場企業の平均年収を下表にまとめました。各社の数値は有価証券報告書に基づく直近開示値です。
| 企業名 | 証券コード | 平均年収(万円) | 決算期 |
|---|---|---|---|
| やまびこ | 6250 | 792 | 2024年12月期 |
| マキタ | 6586 | 非開示 | - |
| 工機ホールディングス | 6581 | 非開示 | - |
| 井関農機 | 6310 | 非開示 | - |
出典:各社有価証券報告書(直近開示値)
マキタ・工機ホールディングス・井関農機については、今回の調査で有価証券報告書から平均年間給与の数値を取得できなかったため「非開示」としています。やまびこの792万円という水準は、機械・精密機器セクターの上場企業平均と比べても高い水準にあります。同業他社の詳細な数値については、各社のEDINET掲載の有価証券報告書にてご確認いただけます。
やまびこの役職別年収データ
やまびこの有価証券報告書には、役職ごとの年収内訳は記載されていません。役員報酬については、取締役および監査役の報酬総額が有価証券報告書の役員の報酬等の欄に記載されていますが、個人別・役職別の年収水準は有価証券報告書上では非開示です。
| 区分 | 公式開示の状況 |
|---|---|
| 一般社員 | 非開示(個別データなし) |
| 係長・主任クラス | 非開示 |
| 課長クラス | 非開示 |
| 部長クラス | 非開示 |
| 執行役員・役員 | 報酬総額のみ有価証券報告書に記載(個別非開示) |
役職別の年収データについては、公式データとして非開示となっています。有価証券報告書では提出会社単体の「平均年間給与」のみが開示されており、等級・役職ごとの詳細な給与水準は公式IR資料や採用サイトにも記載がありません。より詳しい情報を知りたい場合は、やまびこ採用サイトや会社説明会などでご確認いただくことをおすすめします。
やまびこの年齢別年収推移
やまびこの有価証券報告書では、年齢帯ごとの平均年収は開示されていません。有価証券報告書の従業員の状況欄に記載されているのは、提出会社全体の平均年齢・平均年間給与・平均勤続年数・従業員数のみであり、年齢別の内訳は公式データとして非開示となっています。
| 年齢帯 | 平均年収(万円) |
|---|---|
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代 | 非開示 |
| 50代 | 非開示 |
上表のとおり、年齢帯ごとの年収は公式データとして非開示となっています。参考情報として、2023年12月期有価証券報告書では従業員の平均年齢が43.67歳、平均勤続年数が18.1年と開示されており、在籍社員の平均的なキャリアの長さがうかがえます。年功序列の要素が残る給与体系のなかで、長期勤続による昇給が期待できる環境といえます。詳細な年齢別データについては、厚生労働省の賃金構造基本統計調査(機械器具製造業)なども参考にしてください。
【中途採用】やまびこのような優良企業への転職おすすめサービス
やまびこのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
おすすめ転職エージェントサービス
やまびこの福利厚生
やまびこの福利厚生制度は、公式の採用サイトおよびキャリア採用ページに記載された内容をもとに紹介します。住居・資産形成・余暇を幅広くカバーした制度が整備されています。
住居サポートとしては、 独身寮および借上社宅制度が用意されています。 口コミ情報では、月5,000円程度でシアタールームや勉強スペースのある新築の独身寮に入居できる という声もあります。また、営業職には全国転勤があるものの、かなりの家賃補助が支給される との声も寄せられています。
資産形成・保険に関しては、 財形貯蓄や厚生資金貸付、各種保険制度が整備されています。 休暇については、有給休暇を1時間単位で取得できる制度があり、有給休暇の取得率50%(年10日以上)を目標として取得を促す環境が整えられています。
余暇・生活サービスとしては、 静岡県伊東市の保養所利用や、全国の宿泊施設・レジャー施設を会員価格で利用できる選択型福利厚生サービス、社員食堂なども提供されています。
制度の詳細や最新情報については、やまびこ キャリア採用サイトにてご確認ください。なお、上記の情報は採用サイト・口コミ情報に基づくものであり、制度の内容は変更される場合があります。
やまびこの転職難易度は?
やまびこは東証プライム上場のニッチトップメーカーであり、専門性の高い製品を世界90か国以上へ供給しています。中途採用においても一定の競争率が想定される企業です。ここでは採用サイトや公開情報をもとに、求められる人材像と転職成功のポイントを整理します。
やまびこで求められる人材像
やまびこは屋外作業機械・農業機械・産業機械という専門性の高い分野で事業を展開しています。 バッテリー製品や作業の省力化・自動化を目指した開発に注力しており、「人と自然と未来をつなぐ」という企業理念のもと、地球環境に配慮した製品開発を推進しています。 そのため、技術系職種では機械・電気・ソフトウェア分野のエンジニアリングスキルを持つ人材が特に重視されます。
営業・管理系職種においても、グローバルな販売網を持つ企業であることから、英語などの語学力や海外ビジネスへの適応力を評価する傾向があります。また、 従業員数が1,000人程度の規模であり、一人ひとりの裁量権が大きい環境である点も特徴で、主体的に動ける人材が求められます。評価制度については、 2022年に制度が改変され、成果主義寄りになっています。 自らの成果を発揮できる意欲と実行力が問われる環境です。
やまびこ転職成功のポイント
やまびこへの中途転職で重要なのは、まず同社の製品・事業領域への理解を深めることです。チェンソー・刈払機・噴霧器といった主力製品が農業・林業・造園業などのプロユーザー向けであることを踏まえ、応募職種に関連する業界経験や技術知識をアピールすることが有効です。
技術系職種を目指す場合は、機械設計・電気設計・ソフトウェア開発などの実務経験に加え、品質管理や環境対応に関する知識が強みになります。営業職を目指す場合は、BtoB(法人向け)営業の経験や、農機・工具・産業機械などの関連業界での実績があると選考で評価されやすくなります。
また、やまびこは中途入社者向けに再入社制度も設けているという情報があり、 退職後3年以内であれば戻れる制度があります。 一度離れた方の再挑戦にも開かれた企業文化といえます。面接では企業理念「人と自然と未来をつなぐ」への共感と、グローバル市場での成長に貢献できる意欲を具体的に伝えることが、転職成功への近道です。
やまびこのまとめ
本記事では、やまびこの平均年収や会社概要、福利厚生、転職難易度について有価証券報告書や公式採用サイトをもとに解説しました。
有価証券報告書に基づく最新の平均年収は2024年12月期で792万円であり、前年の2023年12月期(717万円)から約75万円(約10.5%)増加しています。全国上場企業の平均を上回る水準であり、機械・製造業の中でも比較的高い待遇といえます。
福利厚生は独身寮・借上社宅・財形貯蓄・各種保険・選択型福利厚生サービスなど多岐にわたり、長期的に働きやすい環境が整っています。有給休暇の時間単位取得制度や保養所の利用など、生活面でのサポートも充実しています。
転職・就職を検討する際は、やまびこが専門性の高いニッチトップメーカーであることを念頭に置き、自身のスキルや経験が同社の事業にどう貢献できるかを整理しておくことが重要です。最新の求人情報や福利厚生の詳細については、やまびこ IR情報および採用サイトを直接ご確認いただくことをおすすめします。


