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【最新】ゆうちょ銀行の平均年収は715万円|役職別・年齢別推移を詳しく解説

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日本最大級の預金残高を誇る株式会社ゆうちょ銀行(以下、ゆうちょ銀行)は、郵政民営化によって誕生した日本郵政グループの中核金融機関です。全国に約2万4000の郵便局ネットワークを活用し、個人顧客を中心とした総合的な金融サービスを提供しています。この記事では、ゆうちょ銀行の最新平均年収データから役職別・年齢別の年収推移、福利厚生、転職難易度まで、転職や就職を検討される方に役立つ情報を詳しく解説します。

目次

ゆうちょ銀行の会社概要

ゆうちょ銀行は、2007年の郵政民営化により設立された日本郵政グループの銀行です。2006年9月1日に準備会社として株式会社ゆうちょが設立され、2007年10月1日に株式会社ゆうちょ銀行に商号変更して発足しました。日本全国に展開する郵便局ネットワークを通じて、貯金業務、融資業務、投資信託販売、保険代理店業務などの幅広い金融サービスを提供しています。

ゆうちょ銀行の基本情報

項目詳細
会社名株式会社ゆうちょ銀行
本社所在地東京都千代田区丸の内2丁目7番2号
設立年2006年9月1日
業種銀行業
事業内容貯金業務、融資業務、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、投資信託販売業務、保険代理店業務など
上場市場東京証券取引所プライム市場(証券コード:7182)

ゆうちょ銀行の最大の特徴は、全国約2万4000の郵便局ネットワークを活用した幅広い金融サービスの提供です。従業員数は14,140人で、民営化後は個人向け金融サービスの拡充に加え、投資信託や保険商品の販売強化、法人向けサービスの充実に取り組んでいます。特に資産運用分野では、運用資産のうち国債は40.3兆円、外国証券等は87.4兆円と、国内外の債券・株式への積極的な投資を行っています。

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ゆうちょ銀行の平均年収はどのぐらい?

年度別の平均年収推移

ゆうちょ銀行は上場企業のため、有価証券報告書内にて平均年収が公開されており、2024年のゆうちょ銀行株式会社の平均年収は711万円でした。過去3年間の推移を見ると、着実に年収水準が向上している傾向が見られます。

年度平均年収(万円)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)従業員数(人)
2022年67744.5非開示非開示
2023年68444.8非開示非開示
2024年71145.220.714,140

出典:株式会社ゆうちょ銀行 有価証券報告書(2024年3月期)

2023年度の全国の平均年収は460万円(出典:国税庁)のため、比較的年収の高い企業です。直近においてもゆうちょ銀行の平均年収は5.28%の上昇トレンドにあり、平均年収が日々上昇している企業となっています。

他企業との比較データ

メガバンクおよび大手金融機関との平均年収比較を見ると、ゆうちょ銀行の年収水準は業界内では中位に位置しています。

金融機関名平均年収(万円)平均年齢(歳)備考
三井住友銀行864非開示メガバンク最高水準
みずほ銀行811非開示メガバンク
三菱UFJ銀行812非開示メガバンク
りそな銀行715非開示地方銀行系
ゆうちょ銀行71145.2郵政グループ

東証プライム上場企業の平均年収は742万円のため、プライム内では平均的な給与水準と言えます。また、東証プライムの銀行業界の平均年収は772万円のため、業界内でも比較的年収の低い企業となっています。ただし、全国平均と比較すると十分に高い水準であり、安定した雇用環境と福利厚生が整っている点が特徴です。

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ゆうちょ銀行の役職別年収データ

ゆうちょ銀行の役職別年収について、公式な詳細データは非開示となっていますが、社員の口コミ情報から推定される年収レンジをご紹介します。

役職推定年収(万円)備考
役職なし(一般職)350~500新卒~入社5年目程度
一般主任(2級)500~600入社5年目~
上級主任(3級)600~700入社7年目~
マネージャー(4級)700~850入社9年目~
グループリーダー(管理職)900万円~入社11年目~

ゆうちょ銀行では、主任以下は年収400万代、課長代理が500万〜、担当課長が600万円台後半から700万円台といった給与体系となっています。マネージャー手前までは一律で昇進する制度が基本となっており、年功序列の要素が強い企業文化が特徴です。

他の転職サイトの情報によると、係長の平均年収は839万円、課長の平均年収は1097万円、部長の平均年収は1323万円という推定データもありますが、これらは公式データではなく、各種統計を基にした推計値となっています。

ゆうちょ銀行の年齢別年収推移

年齢別の年収推移について、ゆうちょ銀行では公式データとしては非開示となっていますが、業界統計と口コミ情報から推定される年収レンジは以下の通りです。

年代推定年収範囲(万円)備考
20代350~450新卒~主任クラス
30代500~650主任~課長代理クラス
40代650~750課長代理~課長クラス
50代以上750~900課長~部長クラス

30代の年収が約589万円~(推定)、40代で685万円~(推定)、50代で822万円~(推定)、30代~50代までの年収増加は約240万円以上となっており、年功序列制度により着実な年収アップが期待できる構造となっています。

ただし、そこまで上がることがありません。役職ついても、数万上がるだけで、30代で大幅な年収増加は期待できないという社員の声もあり、他のメガバンクと比較すると昇給ペースは穏やかな傾向にあります。

ゆうちょ銀行の福利厚生

ゆうちょ銀行の福利厚生は充実しており、特に住宅関連の支援制度が手厚いのが特徴です。

住宅関連福利厚生

制度・手当内容備考
社宅制度月10,000円以下で住める社宅都内でも格安で住める
住宅手当上限27,000円/月賃貸住宅入居者向け
通勤手当全額支給上限あり、最短最安が原則

その他の福利厚生

  • 時短制度も充実しており、15分単位で選択ができる
  • 男性でも育休を取りやすい雰囲気。育休の他介護休暇や病休などもある
  • 退職金制度あり(ポイント制)
  • ベネフィットワンの福利厚生があり割引で家電を購入できたり、旅行に行ける
  • 5営業日連続休暇があるので、土日や祝日絡めて9連休以上は作れる
  • 資格取得支援制度

全国転勤型/地域限定型のコース選択が可能で、ライフスタイルに応じた働き方が選べる。福利厚生も充実しており、住宅手当・財形貯蓄・企業年金制度などが整っている点が大きな魅力となっています。

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ゆうちょ銀行の転職難易度は?

求められる人材像

ゆうちょ銀行が求める人材像は、「『誠実』で、『情熱』と『高い志』を持ち、失敗を恐れず『チャレンジ』する人材」です。社会が大きく変化し、ライフスタイルやニーズが多様化する中で、お客さまの声に真摯に耳を傾け、お客さまに真に求められるサービスを提供していくために、常に変革にチャレンジし続けられる人材を求めています。

特に中途採用では、多様な人財に活躍していただき、さまざまな視点から、新たな価値創造、社会変革やイノベーションにつなげていきたい。だからこそ、あなたの力が必要ですとして、専門性を持った人材を積極的に採用しています。

転職成功のポイント

項目内容備考
中途採用実績積極的に実施専門性重視の採用
求める人材像誠実・情熱・高い志・チャレンジ精神変革への意欲が重要
応募条件職種により異なる金融業界経験者優遇
選考プロセス書類選考→面接(複数回)人物重視の選考

転職成功のポイントとして、金融業界での専門知識や経験があることが有利ですが、他業界からの転職も積極的に受け入れています。スキルアップを目指して積極的転職活動をされている方々には、選択肢の1つとして検討されることをお薦めしますとされており、成長意欲の高い人材を歓迎する企業文化があります。

面接では、前職のどういったところが今回の募集職種で活かせますか?といった実務的な質問や、入行動機について詳しく聞かれる傾向があります。志望動機の明確化と、これまでの経験をどう活かせるかを具体的に説明できることが重要です。

まとめ

ゆうちょ銀行の平均年収は711万円で、メガバンクと比較するとやや控えめな水準ですが、全国平均を大きく上回る安定した給与水準を維持しています。年功序列の要素が残る給与体系により、着実な年収アップが期待できる一方で、爆発的な年収増加は期待しにくい構造となっています。

福利厚生面では、住宅手当や社宅制度、充実した休暇制度など、働きやすさを重視した制度が整備されており、ワークライフバランスを重視する転職希望者には魅力的な環境といえるでしょう。

転職を検討される方には、安定した経営基盤と充実した福利厚生を求める方、地域密着型の金融サービスに興味がある方、長期的なキャリア形成を重視する方におすすめの企業です。ただし、年収面で大幅アップを狙う方や、完全実力主義の環境を求める方には、他の選択肢も検討されることをお勧めします。

ゆうちょ銀行への転職を成功させるためには、同社の社会的使命である「最も身近で信頼される銀行」としての役割を理解し、変革への意欲と顧客第一の姿勢を明確にアピールすることが重要です。

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