「『向上心』を企業にアピールしたいけど、どうすればうまく伝わるのかわからない」
「向上心」を持っていることを企業へ上手にアプローチをして、他の学生と差をつけられるようにしたいですよね。
そこで今回は採用担当者の心を惹きつけるための具体的なポイントと例文を解説します。
- 向上心とは?なぜ企業が学生に求めるの?
- 【就活生向け】企業にささる「向上心」の伝え方のポイント
- 【ジャンル別】自己PRの向上心・例文5選
絶対に押さえるべきコツを知っておくことで、他の学生と内容が被っても企業から高い評価をもらえるでしょう。
また、自己PRの書き方については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
向上心とは?なぜ企業が学生に求めるの?
「向上心」とは「現状に満足せず、より優れたものまたはより高いものを目指して努力するマインド」をいいます。
仕事に対して意欲的に取り組み、新しいことに挑戦して知識やスキルを身につけるために必要な力です。
企業は事業を拡大し、より利益を上げようとしています。事業を拡大するためには、同じ業務を繰り返すのではなく、新しいことに挑戦しなくてはなりません。
向上心を持っている学生は、成長意欲と行動力を持っているため、一緒に働いていると部署全体の士気の向上にもつながります。
企業が求めている人物像と重なるため、向上心を持っている就活生は高い評価を受けやすいです。
【就活生向け】企業にささる「向上心」の伝え方のポイント
周りの学生に埋もれないためにも、伝え方を工夫する必要があります。ここでは、企業の印象に残りやすくするための4つのポイントについて解説します。
- 「向上心」を別の言葉で言い換える
- 具体的なエピソードを準備する
- 「どんなことを考えて行動していたのか」を伝える
- 応募している企業にどう活かせるのかを記載する
「向上心」は多くの学生がアピールしますが、ポイントを押さえれば自分の存在感を残すことが可能です。
「向上心」を別の言葉で言い換える
「向上心」を他の表現にして伝えてみましょう。
他の言葉に置き換えて話すことで、採用担当者が「また向上心の話か」と思わなくなり、話を聞いてもらいやすくなります。また、他の学生と重複するのを防ぐことが可能です。
言い換え表現としては、以下が挙げられます。
【表現】
- 挑戦力がある
- めげない
- 諦めない
- 粘り強い
- 努力家
自分の話に興味を持ってもらうためには、企業の目線に立って考えるのが重要です。
具体的なエピソードを準備する
説得力を持たせるために、具体的なエピソードを準備しましょう。
なぜなら、根拠となる体験を伝えると説得力が増すからです。
ただ、口だけで「向上心」があると伝えるだけよりも、「私は向上心があります。大学の授業をもっと深く理解するために、座学だけでなく実際に現地へ足を運びました」と、エピソードを踏まえた方が採用担当者も納得しやすいでしょう。
自分の過去を振り返って、アピールできそうなストーリーを用意することをおすすめします。
「どんなことを考えて行動していたのか」を伝える
体験談を話すときは、自分が当時どんなことを考えていたのかを伝えるようにしましょう。
向上心を発揮した場面で、思考や感情を伝えることで人柄が伝わり、より訴求力が増すからです。
具体的には、「大学の部活でチームの士気を上げるために、自分から率先して長時間の練習に取り組んだ」と話すと、採用担当者の心にささりやすいです。
企業が「採用後も向上心を持って仕事をしてくれるだろう」と安心感を持てます。
応募している企業にどう活かせるのかを記載する
入社後、「向上心」を仕事にどう活かすのかを具体的に書きましょう。
企業は仕事に対して前向きに取り組み、結果を出して会社に貢献してくれる人材が欲しいからです。
例えば、「私は入社後、仕事は常に新しい分野に挑戦し、ただルーティンワークをこなす社員にはなりません」と話しましょう。
企業が学生を採用するメリットがイメージでき、内定率を高めることが期待できます。
【ジャンル別】自己PRの向上心・例文5選
自己PRを書くときはあなただけの独自のエピソードで「向上心」をアピールしましょう。ここでは、ジャンル別に「向上心」をアピールできる例文を紹介します。
就活生が自己PRを書く際は、以下の4ステップを意識してください。
- 自分の強み・アピールポイントを整理する
- エピソードを具体的に書く
- 企業との関連性を強調する
- 簡潔かつ一貫性を持たせる
あなただけが体験したエピソードと上記の4つのステップを合わせることで、採用担当者に説得力を持ってあなたを採用するリターンを伝えられるでしょう。
例文①:部活
私の強みは、場を明るくすることができる点です。
私は大学で4年間、バレー部に所属していました。試合で勝てないときは、仲間の強みや得意を活かせるようにポジションを見直すことが重要だと、今もその考えを大切にしています。結果、大学4年生の最後の大会ではBest4に入ることができました。
貴社では、チームで1つのプロジェクトに取り組むシーンが多いと思います。私が部活動で培った士気を向上させる力を活かすことができるでしょう。
例文②:資格
私の強みは、成長意欲がある点です。
私は在学中に日商簿記2級を取得しました。私は経営学部に所属していましたが、会計の基礎知識や経営の基礎知識をより深く学びたいと思っていたからです。結果、資格を取得したことで授業で好成績を取ることができ、首席で卒業できました。
貴社の経理部門や業務において、私が得た簿記の知識が活かせます。学習意欲の高さを活かしどんどん新しい仕事を覚え、貴社に貢献します。
例文③:アルバイト
私の強みは、失敗から学び次に活かせる点です。
私はカフェのアルバイトをしていました。ある日、お客様の注文を間違えてしまいましたが、すぐに料理を作り直した経験があります。その失敗から必ず復唱して確認をするようにしています。結果、二度とオーダーミスをしなくなりました。
貴社のサービス部門で、もし失敗やクレームが起きてしまった場合、私が再発防止策を考え顧客満足度を向上させることができるでしょう。
例文④:学業
私の強みは、責任感が強い点です。
私は社会学科に所属し、人類学について深く学びました。ゼミでは発表があるのですがスライドを作成しなくてはなりません。私が資料作りを担当していたため、私がいい加減な仕事をしてしまうとチーム全体の評価が悪くなってしまいます。少しでもわかりやすい資料を作ったことで、教授から高評価をもらえることができました。
貴社では、クライアントにプレゼンをする機会が多いと見受けられます。私は任された仕事は絶対に投げ出さず、最後までやり抜くことで貴社に還元します。
例文⑤:サークル
私の強みは、ハングリー精神が旺盛な点です。
映画研究サークルで、イベント企画担当を務めました。誰も真似できないような企画を作るために、斬新な作品や脚本をたくさん残している人から話を聞くようにしています。結果、学園祭での映画上映イベントでは、会場に入りきれないほど人が来てくれました。
貴社では、新しい事業に挑戦しているようにみられます。私はハングリー精神を持って働き、将来新プロジェクトのリーダーとして活躍します。
まとめ
この記事では、企業に「向上心」を説得力を持って伝えるポイントと例文を解説してきました。
押さえるべきポイントは以下の4つです。
- 「向上心」を別の言葉で言い換える
- 具体的なエピソードを準備する
- 「どんなことを考えて行動していたのか」を伝える
- 応募している企業にどう活かせるのかを記載する
「向上心」は企業の反応がいい分、他の学生もアピールしてきます。
例文を参考に他の学生に負けないようにして、内定をつかみ取ってください!