株式会社ASNOVA(以下、ASNOVA)は、くさび緊結式足場のレンタル・販売を主力事業とする東証グロース市場上場企業です。建設現場に欠かせない仮設資材を全国のセンターネットワークで供給しており、中小規模の足場施工会社を中心に幅広い顧客基盤を持ちます。就職・転職を検討するうえで気になる「実際の年収水準」について、有価証券報告書の公式データをもとに詳しく解説します。
本記事では、ASNOVAが金融庁EDINETに提出した有価証券報告書に開示された平均年間給与を中心に、年度別推移・同業他社比較・役職別・年齢別のデータを整理しました。転職・就職活動の参考情報としてお役立てください。
ASNOVAの会社概要
ASNOVAは、くさび緊結式(くさび式)足場の専門レンタル・販売会社として、建設業界で独自のポジションを築いています。2013年12月に「日本レンテクト株式会社」として創業し、2019年12月に現在の商号「株式会社ASNOVA」へ変更しました。「明日の新たな価値を生み出す場所」という意味を社名に込め、足場レンタルを起点とした循環型ビジネスの実現を目指しています。
東海財務局管轄のもと東証グロース市場(優先)および名証ネクストに上場しており、全国に直営機材センターと営業所を展開しています。旺盛な建設需要・リノベーション需要を追い風に売上高・営業利益ともに過去最高を更新し続けており、M&Aも活用しながら成長を加速させている点が特徴です。
ASNOVAの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ASNOVA |
| 英語表記 | ASNOVA Co., Ltd. |
| 設立 | 2013年12月 |
| 代表者 | 代表取締役社長 上田桂司 |
| 本社所在地 | 愛知県名古屋市中村区平池町4丁目60番地の12 グローバルゲート26階 |
| 証券コード | 9223(東証グロース市場・名証ネクスト) |
| 業種 | 建機・建材リース(サービス業) |
| 主要事業 | くさび緊結式足場のレンタル・販売、ASNOVA STATION事業 |
| IR情報 | https://www.asnova.co.jp/en/ir/ |
ASNOVAの事業の核は、くさび緊結式足場機材のレンタル事業です。一般的な建設現場で使用される足場を購入せずレンタルで調達したいという中小の足場施工会社のニーズを取り込み、全国に直営機材センターを展開することで「近くで、いつでも」調達できる体制を整えています。さらに近年はM&Aにより仮設トイレのレンタル事業(ASNOVA STATION事業)にも進出し、事業領域を広げています。ベトナム子会社を通じた海外展開も進めており、国内外で成長を続けている企業です。
ASNOVAの平均年収はどのぐらい?
ASNOVAの平均年収(平均年間給与)は、有価証券報告書の「従業員の状況」に単体ベースで開示されています。直近の第11期(2024年3月期)有価証券報告書によると、平均年間給与は465万円となっています。建設関連のレンタルサービス業としての水準として、後述の同業他社比較とあわせて確認することをお勧めします。
年度別の平均年収推移
下表は、金融庁EDINETに提出されたASNOVAの有価証券報告書から取得した、従業員の状況の開示値です。ASNOVAは2021年6月に東証グロース市場へ上場しており、第9期(2022年3月期)以降の有価証券報告書が提出されています。今回の検索で数値を確認できた期を記載し、確認できなかった期は非開示としています。
| 年度 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 従業員数(名・連結) |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月期(第9期) | 非開示 | 非開示 | 非開示 | 非開示 |
| 2023年3月期(第10期) | 非開示 | 非開示 | 非開示 | 非開示 |
| 2024年3月期(第11期) | 465 | 39.6 | 非開示 | 146 |
出典:株式会社ASNOVA 有価証券報告書(2024年3月期・第11期、2024年6月27日提出)
第9期・第10期の平均年間給与・平均年齢・勤続年数については、今回参照できた範囲では数値の確認ができませんでした。公式の一次情報は金融庁EDINETで提出書類を直接ご確認ください。第11期時点では平均年齢39.6歳・連結従業員数146名という比較的若くコンパクトな組織規模であることがわかります。なお、勤続年数については第11期有価証券報告書の「従業員の状況」において今回の検索では数値を確認できなかったため非開示としています。
他企業との比較データ
ASNOVAと同じ建機・建材レンタル・仮設資材関連の上場企業の平均年収(有価証券報告書開示値)を比較します。
| 会社名 | 平均年収(万円) | 参照年度 |
|---|---|---|
| 株式会社ASNOVA | 465 | 2024年3月期 |
| 株式会社カナモト | 577 | 2024年10月期 |
| アクティオ株式会社 | 非開示(非上場) | — |
| ニシオホールディングス株式会社 | 520 | 2024年3月期 |
| 株式会社レンタルのニッケン | 非開示(非上場) | — |
出典:各社有価証券報告書(カナモト 第67期、ニシオホールディングス 2024年3月期)
ASNOVAの平均年収465万円は、同業の建機・建材レンタル大手であるカナモト(577万円)やニシオホールディングス(520万円)と比較すると50〜110万円程度低い水準にあります。ただし、ASNOVAは設立から10年余りのグロース企業であり、規模・事業フェーズが大手とは大きく異なります。成長フェーズのスタートアップ的な企業文化のなかでキャリアを築きたい方には、年収水準以外の成長機会も加味して検討することが重要です。
ASNOVAの役職別年収データ
ASNOVAの役職別年収(役員報酬を除く一般従業員の職位・グレード別の年収レンジ)については、有価証券報告書・決算短信・公式IR資料のいずれにも具体的な数値は記載されていません。公式データとしては非開示となっています。
| 区分 | 公式開示の状況 |
|---|---|
| 一般社員(正社員) | 非開示 |
| 主任・リーダー相当 | 非開示 |
| マネージャー・管理職相当 | 非開示 |
| 部長・本部長相当 | 非開示 |
有価証券報告書の「コーポレート・ガバナンスの状況」には役員報酬の総額等が記載されますが、一般従業員の職位別年収レンジは上場会社においても開示義務がなく、ASNOVAの公式資料でも確認できません。人事制度の詳細については、ASNOVAの公式IRページや採用サイトで最新情報をご確認ください。
ASNOVAの年齢別年収推移
ASNOVAの年齢別年収データについても、有価証券報告書・IR資料・採用サイトのいずれにも公式な数値の記載は確認できません。公式データとしては非開示となっています。
| 年齢帯 | 公式開示の状況 |
|---|---|
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代 | 非開示 |
| 50代以上 | 非開示 |
年齢別の年収内訳は、日本の上場企業において有価証券報告書への記載義務がなく、ASNOVAも開示していません。参考値として、有価証券報告書(第11期)に記載された単体の平均年間給与465万円・平均年齢39.6歳という組み合わせから、30代後半を中心的な社員層として全社平均465万円が形成されていることがわかります。年齢帯ごとの詳細な年収レンジを知りたい場合は、ASNOVAの採用窓口への直接確認を推奨します。
【中途採用】ASNOVAのような優良企業への転職おすすめサービス
ASNOVAのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
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ASNOVAの福利厚生
ASNOVAの福利厚生・待遇情報は、公式採用サイト(recruit.jobcan.jp/asnova)および各求人媒体への掲載情報をもとに整理しています。なお、制度の詳細や最新状況は変更される場合があるため、選考過程での直接確認を推奨します。
休暇・勤務体制については、 年間休日125日・誕生日休暇の設定が採用情報に記載されています。 勤務時間は8時00分〜17時00分を基本とし、残業は月平均10時間ほどとされており、建設関連企業としてはワークライフバランスを意識した体制です。
手当・給与制度については、 家族手当をはじめとする各種手当が設けられており、昇給の機会は年2回用意されています。資格取得支援として、 フォークリフト免許の取得費用を会社が負担する制度があります。
人材育成・自己啓発支援として、ASNOVAは「ASNOVA WAY」と呼ぶ独自の教育制度を整えています。 ASNOVA Recurrentとして大学院・大学をはじめ専門スキルを磨く学費を会社が負担する制度(社内選抜)、AMP!という自己啓発プログラム、ASNOVA Challenge Systemとして会社のバックアップのもとで新規事業にチャレンジできる制度が設けられています。また、 ASNOVAリベラルアーツとして毎月会社が本を1冊プレゼントする制度もあります。
採用・選考体制としては、 ほとんどの社員が中途採用であり、異業種からのチャレンジでも安心して働ける環境であることが公式採用ページに明記されています。 学歴・業界経験は問わない人物重視の採用スタンスを取っており、第二新卒や異業種転職者にも間口を広げています。
ASNOVAの転職難易度は?
ASNOVAはリクルートエージェント・doda・エン転職など複数の主要転職媒体に常時求人を掲載しており、採用活動を継続的かつ積極的に行っています。 社員のほとんどが中途採用という組織構成からも、異業種・未経験からの採用実績が豊富であることがわかります。求人の出方は通年型であり、特定の採用シーズンに限らず応募の機会を得やすい状況です。
求められる人材像
ASNOVAの求人情報・採用サイトに記載された応募資格・歓迎条件を整理すると、業界知識よりも対人スキルと挑戦意欲を重視した採用方針が見えてきます。
営業職については、 法人・個人を問わず営業実務経験が2年以上あることが必須条件とされており、建設・建築業界での経験や業界知識を持つ方は歓迎されます。機材センタースタッフ等の現場職については 職種・業種・学歴・ブランクを問わないとされており、接客・販売など何らかの顧客対応経験があれば応募できます。
会社全体の姿勢として、 パーパスを起点とした行動指針として「慣習を疑おう・決めるスピードと動くスピードで前へ出よう・まずやってみよう」といった姿勢が掲げられています。自ら考えて動く積極性と、グロース企業特有のスピード感に対応できる適応力が求められる職場です。
転職成功のポイント
まず、業界・職種の未経験はほとんどの求人でハードルになりません。 入社後3カ月間の育成カリキュラムが用意されており、最初の1カ月は機材センターで商材知識を習得し、その後2カ月のOJTを経て担当業務に就く流れが整っています。未経験でも一定の即戦力化が期待できる環境です。
次に、評価制度の透明性をアピールポイントとして意識することも有効です。採用情報では目標の達成度によって昇給額が決まる仕組みが説明されており、努力が処遇に反映されやすい制度設計が示されています。面接では「数値目標に向けて自ら行動した経験」を具体的に話せると好印象を与えやすいでしょう。
また、 ASNOVA Challenge Systemとして新規事業に挑戦できる仕組みが社内に存在することを踏まえると、「将来的に新しい領域にも挑戦したい」という意欲を志望動機に盛り込むことが、企業文化とのフィットを示す観点から有効です。最新の求人状況や選考フローはASNOVA公式採用サイトでご確認ください。
ASNOVAのまとめ
本記事では、ASNOVAの平均年収・福利厚生・転職難易度について、有価証券報告書および公式採用情報をもとに解説しました。最後にポイントを整理します。
平均年収については、有価証券報告書(第11期・2024年3月期)の開示値として平均年間給与465万円が確認できます。同業の建機・建材レンタル大手であるカナモト(577万円)やニシオホールディングス(520万円)と比べると50〜110万円程度低い水準ですが、ASNOVAは設立から10年余りのグロース企業であり、規模・事業フェーズが大手とは大きく異なります。現時点の年収水準だけでなく、成長企業としてのキャリアアップ余地や制度の充実度も含めて総合的に判断することが重要です。
福利厚生・働き方の面では、年間休日125日・月平均残業10時間程度のワークライフバランス重視の体制と、学費負担制度(ASNOVA Recurrent)や新規事業チャレンジ制度(ASNOVA Challenge System)など独自の人材育成プログラムが整っています。
転職・就職を検討する際は、有価証券報告書などの一次情報とあわせて、ASNOVA公式採用サイトおよびIR情報ページで最新の状況を確認されることをお勧めします。


