「グループディスカッションで何を話すんだろう」
「就活に活かせるグループディスカッションのテーマを知りたい」
グループディスカッションについて、こんな悩みがある大学生は多いでしょう。
今回は、グループディスカッションについての必須事項を解説しています。
- グループディスカッションで企業が見る3つのポイント
- グループディスカッションを成功させる2つのコツ
- グループディスカッションのテーマ30選の一覧表
- グループディスカッションのテーマ別解答例3選
この記事を読んで、グループディスカッションの流れを把握し、面接官にアピールしましょう。
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グループディスカッションの目的は学生の資質を見ること
面接官は、グループディスカッションでのやり取りから学生の資質を見ます。複数人との会話を見聞きして、1対1の面接や書類だけでは判断できない能力の深掘りが目的です。役割分担や発言内容など、スキルを確認する方法として導入されています。
グループディスカッションの3つの型
グループディスカッションには3つの型があります。
- 課題解決型
- 自由討論型
- ディベート型
1つずつ把握していきましょう。
課題解決型
課題解決型は、面接官が指定した課題を解決する形式です。主に以下のポイントを評価します。
- 協調性
- 問題解決力
- リーダーシップ
実際の業務に近く、企業に必要な人材かを把握しやすい手法です。学生がグループディスカッションを練習する際も、自分たちで考えた課題を解決するという点から、慣れやすい形式といえます。
自由討論型
自由討論型のグループディスカッションは、解答がない抽象的なテーマで議論する形式です。この形式では主に以下の点が評価されます。
- 柔軟性
- 独自の発想力
- コミュニケーションスキル
自由に意見を発言できますが、全員の意見を効率的にまとめるためには、コミュニケーションスキルが欠かせません。参加者の多くが納得できる意見を用意するのは難しく、日頃から自由な議論を重ねる議論に慣れておく必要があります。
ディベート型
ディベート型は、提示されたテーマで賛成派と反対派に分かれて議論する形式です。主に以下の要素が評価されます。
- 説得力
- 思考力
- プレゼンテーション力
相手の意見に流されない意志も重要ですが、感情的にならない冷静な思考力も必須です。意見を発言し合ううちに、感情的になるケースもあるでしょう。相手を否定するのではなく、全員を納得させるプレゼンテーション力が必要です。
グループディスカッションで面接官が見る3つのポイント
グループディスカッションで面接官が見るのは、以下の3つのポイントです。
- 主体性:積極的に動けるか
- 共感性:相手の立場に立てるか
- 思考力:事実から物事を捉えているか
順番に見ていきましょう。
主体性:積極的に動けるか
面接官は、グループディスカッションで学生の主体性を見ます。主体性とは自ら考え進んで行動する力であり、企業は積極的に動ける人材を強く望んでいます。ただし、がむしゃらに行動すればいいわけではありません。周りを納得させて動かすことができれば、高く評価されるでしょう。
共感性:相手の立場に立てるか
グループディスカッションでは、共感性の持ち主であるかを注視されます。実際の業務ではさまざまな立場の人物と関わるため、相手の立場に立って考える共感性は不可欠。ただし、相手にただ同意するのは共感性といえません。相手の考えを尊重しつつ、自分の意見をアピールできる力を企業は望みます。
思考力:事実から物事を捉えているか
面接官はグループディスカッションの様子から、学生が思考力を備えているかを見ます。業務中に問題やミスが起きた時、焦りや思い込みから原因を決めつければ、問題解決から遠ざかる可能性があります。ミスが起きた事実を冷静に考え、情報を客観的な視点で捉えて解決できる思考力が、企業の求めるスキルです。
グループディスカッションを成功させる2つのコツ
グループディスカッションを成功させるコツは2つあります。
- どの役にも対応できるように練習しておく
- 相手の意見を受け入れてから自分の考えを話す
議論をスムーズに進めるために欠かせない要素です。
どの役にも対応できるように練習しておく
どの役にも対応できるように、グループディスカッションで練習しておきましょう。特定の役割が苦手だからといって練習しないままでは、面接で適切に行動できません。実際の業務で苦手分野を避けていては、評価されないどころか企業にダメージを与えてしまいます。
苦手な役割を練習して面接で上手くこなせれば、自信にも繋がります。全ての役割を練習して、グループディスカッションに備えましょう。
相手の意見を受け入れてから自分の考えを話す
グループディスカッションに限らず、議論では相手の意見を受け入れてから自分の考えを話しましょう。相手の考えを最初から否定すると印象が悪化し、議論が難しくなります。相手の意見を尊重したうえで自分の考えを話せば、こちらの意見が受け入れられる可能性も上がります。面接官や周囲の人物に、会話力の持ち主だとアピールできるでしょう。
グループディスカッションのテーマ30選の一覧表
グループディスカッションのテーマ30選を一覧表にまとめました。
課題解決型 | 自由討論型 | ディベート型 |
---|---|---|
若年者雇用の方法 無駄な残業の削減 高速道路の渋滞軽減 地方の人口流出問題 環境問題への取り組み 自然災害への対策 普及大学進学率の減少改善 リピーター客確保の施策 食品ロスを軽減する方法 英語の効率的な習得方法 | 芸術の役割 理想の人生 多文化の共生 宇宙開発の意義 AI技術発展の影響 グローバル化の影響 SNSはどうあるべきか プライバシーの線引き スマートシティの可能性 ワークライフバランスの問題 | 消費税を増税すべきか 英語教育を増やすべきか 学校制服を廃止すべきか 死刑制度は存続すべきか 監視カメラを増やすべきか 大学教育を無償化すべきか ネット上の検閲を強化すべきか リモートワークを普及すべきか オンライン選挙を実現すべきか 公共交通機関を無料化すべきか |
グループディスカッションのテーマ選別に、ぜひ活用してください。
グループディスカッションのテーマ別解答例3選
グループディスカッションの後にグループの発表者が面接官に発表する際の解答例を、テーマ別に紹介します。
- 課題解決型:加速する少子高齢化に対してどんな解決策がありますか?
- 自由討論型:AI技術を使いこなす人材を育てるためには何が重要ですか?
- ディベート型:ベーシックインカムで国民に一定の収入を保証すべきですか?
解答例を参考にして、グループディスカッションの円滑な進め方を習得しましょう。
課題解決型:加速する少子高齢化に対してどんな解決策がありますか?
「少子高齢化への対策として、育児支援のための転勤制度見直しであると結論付けました。子育て世代には金銭的な支援も重要ですが、転勤や単身赴任による負担も無視できません。
核家族化も進んでおり、長期の単身赴任で家庭から人手が減ってしまえば、残された家族は孤立してしまいます。これらの問題を解消するためには、子育て世代の転勤を見直す必要があります。また地方の現地雇用を創出するべきだとの意見も出ました。」
自由討論型:AI技術を使いこなす人材を育てるためには何が重要ですか?
「AI技術を使いこなす人材を育てるためには、子供と大人両方の学習体制の充足という意見にまとまりました。AIの技術進化に追いつくためには、学習の継続と最新情報への適応力が必須です。AIの技術は複雑であるため、手を出しにくいジャンルと言えます。しかし、子供の頃から授業を通じてAIに慣れておけば、学習へのハードルも下がるでしょう。
また、社会人へのサポートも重要です。業務に追われて学習時間が不足してしまえば、AIの技術進化に取り残されてしまいます。AI技術に知見を持つ層と持たない層の交流を増やせれば、AI技術の情報共有もスムーズになるでしょう。
子供と大人への学習体制の充足が、AI技術を使いこなす人材を育てるために必要な施策であると結論付けました」
ディベート型:ベーシックインカムで国民に一定の収入を保証すべきですか?
「ベーシックインカム導入の是非について、賛成派と反対派の意見をまとめます。賛成派は、貧困解消に繋がるとしてベーシックインカムを導入すべきという意見です。反対派は、労働意欲低下の可能性を指摘しています。
賛成派としては、労働意欲低下の可能性は低いと考えます。実際にフィンランドでベーシックインカムが試験的に導入されましたが、労働者への影響は小さかったという結果が出ました。また、制度終了後の受給者は心身の健康状態も良好であり、ベーシックインカムは総合的にプラスの結果になると結論付けています。
反対派としては、貧困解消に繋がる点に疑問を覚えました。一律で同じ金額が給付されれば格差が固定され、貧困を解消しきれないのではと考えます。
また、フィンランドのベーシックインカムでは確かに一定の成果が見られますが、長期間の影響が予測できません。ベーシックインカムの導入には、慎重な議論が必要だと考えます。
賛成派と反対派の意見をまとめた結果、ベーシックインカムの効果は期待できるが、導入には慎重になるべきという結論に至りました」
参考:国立国会図書館「欧州の「ベーシックインカム実験」と公的扶助改革」 2021/07/15
まとめ
今回は、グループディスカッションについて重要なポイントをお伝えしました。面接官は、グループディスカッションで以下の点を重視しています。
- 主体性:積極的に動けるか
- 共感性:相手の立場に立てるか
- 思考力:事実から物事を捉えているか
グループディスカッションを成功させるコツは以下の2つです。
- どの役にも対応できるように練習しておく
- 相手の意見を受け入れてから自分の考えを話す
この記事の情報を活かして、グループディスカッションを練習し、面接官に印象付けましょう。