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インターンのWebテストは勉強しないと落ちる?選考を通過する方法を解説

インターンのWebテストは勉強しないと落ちる?選考を通過する方法を解説

「インターンの選考でWebテストがあるけど、どんな対策をすればいいの?」
「インターンと本選考のWebテストに違いはある?」

インターンの選考からWebテストを導入している企業もありますが、初めてだとどんな試験なのか不安に思う人もいるでしょう。

気になる企業のインターンであれば、試験を乗り越えて必ず参加したいと思うはずです。そこで今回は、インターンのWebテストの種類や内容、受検するWebテストの見分け方などについて解説します。

インターンで出題されるWebテストを理解することで、通過率が上がり第一志望の企業のインターンに参加できるでしょう。

目次

Webテストとは?

Webテストとは、インターンや本選考のフローに導入されている応募者の能力や性格を測る試験であり、主な受検方法は以下の3つです。

  • 企業側からテストURLが送られてきて自宅などで受検する
  • テストセンターで受検する
  • 試験会場でペーパー試験を受ける

応募者の能力だけでなく、ストレス耐性や性格・価値観を確認することで、自社に適した人材かを見極めます。

Webテストの内訳

受検内容はWebテストの種類によって変わりますが、共通している問題の項目は以下の3つになります。

  • 言語分野(語句の意味・文の序列問題・長文の解読)
  • 非言語能力(推論・確率・場合の数・割合など)
  • 適正検査(行動パターンや考え方などの性格の検査)

中学生レベルの問題のため難易度は低いですが、限られた時間で大量の問題を解く必要があるため対策が必須です。

インターンでWebテストを行う目的

企業がWebテストを実施する目的は2つあります。

1つ目は、採用担当者の負担軽減と選考の効率化のためです。人気の企業であれば数万人からの応募がくるため、全ての応募者の書類に目を通し、面接をするのは困難です。そのため、企業が人数を絞るためにWebテストを実施し、合格基準に達しない人をふるいにかけることで、選考を効率化します。

2つ目は、企業が求める人物像であるかどうかを把握するためです。例えば、ベンチャー企業であれば、事業拡大に向けてどんどん新しいことに挑戦するのが好きな人が向いています。応募者の性格や価値観を知ることで、企業とのミスマッチを減らします。

インターンのWebテストで落とされることはあるの?

たとえインターンでも、合格基準に満たないと落とされます。企業ごとにボーダーラインが異なるため一概に何点を取ればいいとはいえませんが、企業の規模が大きくなるにつれ合格ラインが高くなると言われています。

最初は慣れていないため、時間配分がうまくいかず思ったように問題が解けなくて点数が取れないかもしれません。しかし、問題のレベルは中学校で習う基礎問題であるため、何度もテストを受けていくうちに、段々と合格ラインに近づけます。

Webテストで落とされてしまうのはもったいないので、しっかり対策を立てましょう。

インターンと本選考のWebテストは何が違うの?

インターンと本選考に出題されるWebテストでは、合格基準が異なる傾向にあります。

インターンの時点では、多くの学生が就活をスタートしたばかりで対策が間に合っておらず、受検者の平均が低いと言えるでしょう。そのため、企業側もあえて合格基準を低めに設定している可能性があります。

一方、本選考でのWebテストは本格的に学生も準備をしているため、Webテストの点数が高くなる傾向が見られます。

企業も対策をしていない学生をふるい落とすために、独自の試験を採用していることもあります。しかし、多くの応募者が集まっている企業では、インターンの時点からWebテストの合格基準を高く設定している場合もあるので注意しましょう。

Webテストの種類

Webテストは種類によって出題される問題内容が異なり、企業や業界の特徴に合ったWebテストを採用しています。

今回は頻度の高いSPI、玉手箱、TG-WEB、CAB、GABの5つを紹介します。なお、解答方法は全てマーク式のため、マークミスに注意しましょう。

SPI

大手人材業界のリクルートが各企業に提供していて、幅広い業界・企業が導入しています。

【SPIの特徴】

  • 試験項目は言語(国語)・非言語(数学)・適性検査で構成されている
  • 必要な勉強時間は約30〜60時間程度
  • 1問1問の難易度は高くないが、量が多いためスピードが求められる

受検前から遅くとも1ヶ月前から着手すれば合格ラインに達します。

特に非言語は多くの学生が苦手としているので、重点的に勉強時間を確保しましょう。

適性検査に関しては特別な対策は不要です。適正検査は応募者の性格や価値観を浮き彫りにすることで、企業の社風と合致しているのかを確認するために行われます。

そのため、素直に自分の価値観や考え方に沿って解答しましょう。

玉手箱

人事コンサルティング会社の日本SHL社が企業へ提供しているWebテストで、自宅のパソコンで受検します。

【玉手箱の特徴】

  • 短い時間で問題を解くことが求められる
  • 1分野につき1種類の問題しか出ない
  • 出題傾向として、言語(国語)、非言語(非言語)、適性検査に加え、英語もある。

玉手箱の押さえておくべきポイントは、1分野につき1種類の問題しか出ないことです例えば、非言語であれば図表の読み取り問題が出題された場合、それ以外の問題は出ません。

就職難易度の高い企業で導入されているので、大手企業や学生から人気のある業界で働きたい人は対策が必須です。

TG-WEB

TG-WEBは人事サービス・アウトソーシング業界に属するヒューマネージ社が提供している適正検査です。

【TG-WEBの特徴】

  • 「従来型」と「新型」の2種類が存在する
  • 問題形式は、言語(国語)、非言語(数学)、英語、適性検査の4つ
  • 従来型は特にWebテストの中でも難易度が高い

「従来型」は問題数が少ない分、1問あたりの難易度が高いです。一方、「新型」は問題一つひとつの難易度は低いですが、短い時間でたくさん問題を解く必要があります。

そのため、「従来型」と「新型」によって、本番の時間配分が変わってきます。最低でも30時間以上は勉強時間し、模試を何回も受検することをおすすめします。

CAB

CABは玉手箱と同じく日本SHL社が提供している適性検査です。

【CABの特徴】

  • 出題される問題が非言語のみ(暗算、法則性、命令表、暗号)
  • 筆記の方が問題数が多い
  • プログラマーやSEなどのIT系の企業で導入されている

CABは高い論理的思考力が求められるIT職種向けの適性検査であり、IT業界で働きたい人は対策が必須となります。

GAB

CAB・玉手箱と同様、日本SHL社が提供している適性検査です。

【GABの特徴】

  • 試験形式によって名前が変わる。
    ペーパーテスト(GAB)、テストセンター(C-GAB)、パソコン受検(WebGAB)
  • 試験項目は言語理解、計数理解、適性検査の3つ。C-GABのみ英語が追加される
  • 営業や研究職のような7つの職務に適正性があるのか、マネジメント能力があるのかを測る

出題形式によって受検方法や出題される問題が異なるので注意しましょう。

Webテストの見分け方

Webテストは20種類ほどあり、全てを対策しようとするといくら時間があっても足りません。


そこで、Webテストの見分け方をお伝えします。やみくもに勉強するよりも企業が出題されるWebテストごとに対策を行うことで、効率よく短時間で合格に近づけます。

業界ごとに出やすい試験方式を押さえる

業界ごとに出題されやすいWebテストが存在します。具体的には、IT職種であればCABが出やすいなどの傾向です。

また、インターンシップのための選考か本選考によって、Webテストの形式や受検の場所を使い分ける企業も存在します。例えば、三菱UFJ銀行の場合、インターン時ではTG-WEB、本選考時ではSPIを実施した事例があります。

インターンと本選考を受ける前に、どのWebテストが出るのかを確認しましょう。

口コミサイトから情報を集める・OB/OG訪問をする

口コミサイトで調べたりOB/OG訪問をすることで情報を集めることが可能です。


以下、それぞれのメリット・デメリットを表にしてまとめました。

情報を集める方法メリットデメリット
口コミサイト・誰でも無料で調べられる
・すぐに情報が得られる
・前年と同じWebテストが出題されるとは限らない
・誤った情報の可能性もある
OB/OG訪問・現役社員がおこなっていた対策方法が聞ける
・Webテストの出題形式を聞ける可能性がある
・相手の予定に合わせる必要がある
・Webテストの種類を教えてくれるとは限らない

両者の共通点として、知名度の低い企業の場合、情報が得にくいです。その場合は業界ごとに合わせたWebテストを勉強しておくと良いでしょう。

WebテストのURLのドメインをチェックする

受検用のURLのドメインから、試験の種類を判別することができます。Webテストとドメインの関係をまとめたものを表にしました。

Webテスト名URL
SPI(aroruaを含む)http://arorua.net/
玉手箱・CAB・GAB(Web、tsvs、nsvsを含む)https://web1.e-exams.jp
https://tsvs1.e-exams.jp
https://nsvs1.e-exams.jp
TG-WEB(c-personal、e-gitestを含む)http://assessment.c-personal.com/
http://assessment.e-gitest.com/
https://www.c-personal.com/

自宅で受検する場合は企業からあらかじめURLがメールで送られるので、URLから出題される問題形式の予測に役立つでしょう。

Webテスト対策

Webテストの問題自体はそこまで難しくはないですが、対策しないと落ちてしまうリスクが高まります。

しかし、時間をかけすぎると他の対策ができなくなってしまいます。Webテストの効率の良い具体的な方法について紹介しますので、参考にしてください。

書籍を購入して勉強する

SPIや玉手箱、TG-WEBごとに特化した問題集が市販されているので、購入して問題を解きましょう。

毎日1時間解けば、1ヶ月で最低限の勉強時間である30時間は確保できます。間違えた部分を重点的に最低3周勉強をすれば、Webテストの対策は充分です。

時間を計って問題を解く

問題を解いて感覚や出題傾向を掴んだ後は、本番を意識して時間を計りながら解きましょう。

おすすめは模擬試験を受けてみることです。無料で受検することができますし、書籍によっては巻末についています。

時間配分を意識することで、1問当たりにどれだけ時間がかけられるのかがわかります。

アプリを活用する

最近では、スマホの普及に伴いアプリでもWebテストの対策ができるようになりました。

大学の勉強やアルバイトで忙しい学生でも、アプリなら手軽に勉強することが可能です。Webテストの種類ごとに特化したものや計数問題を重点的に学習できるアプリも存在するので、組み合わせて活用することをおすすめします。

忙しくてなかなか時間が取れない方は、ぜひ隙間時間を有効活用してください。

Webテストを効率良く勉強して、インターンに参加しよう!

この記事では、インターンと本選考の違いから出題されるWebテストの種類や内容について紹介しました。

Webテストは勉強が苦手な人でも何度も繰り返し問題を解くことで、合格圏内まで到達できます。時間さえかければ多くの方が乗り越えられる分、Webテストで落ちてしまうと非常にもったいないです。

最初は慣れていないため、何から手をつければいいのかわからないかもしれませんが、この記事を参考に対策をしていただければ幸いです。

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