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【最新】レオパレス21の福利厚生を徹底解説|住宅手当・休暇制度・退職金まで詳しく紹介

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株式会社レオパレス21(以下、レオパレス21)は、単身者向け賃貸住宅事業で業界トップクラスの地位を築いている東証プライム上場企業です。2014年にダイバーシティ推進室を設置して以来、働き方改革に積極的に取り組み、従業員の働きやすい環境づくりを推進しています。実際に、有給休暇取得率は33%(2014年)から80.5%(2023年)まで大幅に向上し、月間時間外労働時間も27.8時間から16.4時間へと削減するなど、着実な成果を上げています。

本記事では、レオパレス21の福利厚生制度について、住宅関連制度から退職金制度まで網羅的に解説します。転職を検討している方が知っておくべき福利厚生のポイントや、他社との比較情報も含めて詳しくご紹介していきます。

目次

レオパレス21の会社概要

レオパレス21は1973年の設立以来、賃貸住宅業界において数々の「業界初」を創出し、住まいに関する様々な課題・ニーズに対応してきました。特に単身者向けアパート・マンションの建築請負と賃貸管理を一体化した独自のビジネスモデルを構築し、全国約56万戸の管理戸数を誇る業界最大手の一角を占めています。不動産事業を核として、介護事業、リゾート事業まで幅広く展開する総合不動産会社です。

レオパレス21の基本情報

項目詳細
会社名株式会社レオパレス21
本社所在地東京都中野区本町2丁目54番11号
設立年1973年8月17日
業種不動産業
事業内容アパート・マンション・住宅等の建築・賃貸管理及び販売、リゾート施設の開発・運営、介護事業他
上場市場東京証券取引所プライム市場
資本金1億円
従業員数連結3,909名、単体2,723名(2025年3月31日現在)
売上高4,318億3,100万円(2025年3月期実績)

レオパレス21の事業は大きく4つの分野に分かれています。賃貸事業では、単身者向けアパート・マンションの建築請負から一括借上げによる賃貸管理まで一貫したサービスを提供し、「マンスリーレオパレス」として短期滞在ニーズにも対応しています。開発事業では土地活用提案を通じてオーナーの資産形成をサポートし、シルバー事業では高齢化社会に対応した介護施設「あずみ苑」を全国展開しています。さらにリゾート事業として、グアム島の滞在型リゾート施設「レオパレスリゾート・グアム」を運営するなど、多角的な事業展開を行っています。

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レオパレス21の福利厚生制度の特徴

レオパレス21の福利厚生制度は、従業員一人ひとりの多様なライフスタイルに対応できるよう設計されています。2014年のダイバーシティ推進室設置以降、働き方改革を積極的に推進し、働きやすい職場環境の整備に注力してきました。特に住宅関連制度では、不動産事業を手がける企業ならではの充実した住宅サポートを提供し、健康・医療関連制度では従業員の心身の健康維持を重視した取り組みを展開しています。

住宅関連制度

レオパレス21では、不動産事業を展開する企業として、従業員の住環境サポートに特に力を入れています。住宅手当制度では、結婚している従業員に対してエリアにより最大5万円の住宅手当を支給しており、東京都内などの高家賃エリアでの生活をサポートしています。また、独身社宅制度として自社物件を格安で利用できる制度があり、月額3万円程度の負担で質の高い住環境を提供しています。

この独身社宅制度では、レオパレス21が管理する物件を社員が特別価格で利用でき、通常の市場価格と比較して大幅に安い家賃で住むことが可能です。特に若手社員にとっては年次に応じた補助が受けられるため、入社初年度から安心して生活を始めることができます。さらに、自社物件を利用することで、レオパレス21のサービス品質を実際に体験でき、業務への理解も深まるという効果もあります。

健康・医療関連制度

レオパレス21では、従業員の健康管理を重要視し、包括的な健康・医療サポート制度を整備しています。健康保険は関東ITソフトウェア健康保険組合に加入しており、一般的な医療費補助に加えて充実した保険給付を受けることができます。定期健康診断では、法定項目に加えて年齢や職種に応じた追加検査も実施し、早期発見・早期治療をサポートしています。

メンタルヘルスケアにも力を入れており、社外相談窓口を設置して24時間いつでも臨床心理士などの専門資格を有したカウンセラーに無料で相談できる体制を整えています。また、勤務間インターバル制度を導入し、月10日以上勤務間インターバルが11時間を下回った従業員に対しては、希望により医師等による面接指導を実施するなど、従業員の健康リスクを未然に防ぐ取り組みを行っています。ストレスチェックも年1回実施し、職場環境の改善にも積極的に取り組んでいます。

休暇・働き方制度

レオパレス21では、従業員のワークライフバランス向上を目的とした多様な休暇制度を整備しています。年次有給休暇については、2023年時点で80.5%という高い取得率を実現しており、計画年休制度として年2回(夏季・冬季)に計5日間の一斉取得日を設定することで、確実な休暇取得を促進しています。また、半日有給休暇制度や時間単位年次有給休暇制度(年間5日上限)も導入し、柔軟な休暇の取得が可能です。

働き方の多様化にも対応しており、テレワーク制度では育児・介護事情がない従業員でも生産性向上を目的とした在宅勤務が可能で、1日の中で出社と在宅を併用する柔軟な働き方ができます。時差出勤・シフト制では、基本の就業時間9時〜18時を基準に、勤務場所や職種に応じて15分単位で始業時間を変更できるため、個人のライフスタイルに合わせた勤務が可能です。さらに、2015年から導入されたリフレッシュ休暇制度により、全従業員が期初に3日間のリフレッシュ休暇を設定し取得することで、心身のリフレッシュを図っています。

教育・研修制度

レオパレス21では、従業員のスキルアップとキャリア開発を支援する包括的な教育・研修制度を整備しています。Eラーニングシステムを活用し、労働基準法の基礎知識から36協定の順守事項、勤務管理、女性活躍推進法など、幅広い基礎知識の習得を可能にしています。また、ワークライフバランス・労務管理研修を全社員対象で実施し、適切な労働時間管理方法と法令順守の重要性について継続的な教育を行っています。

人材育成面では、360度評価制度を導入し、役員を含む管理職に対して多面的な評価を実施することで、公平性と透明性に基づく人事評価を実現しています。キャリアプラン作成制度では、定期的に自身のキャリアプランを作成し上長と面談する機会を設け、人事部が主体となってキャリア開発支援や各種研修を実施しています。資格取得支援制度では、業務上必要と認定された資格取得時に金銭的サポートを提供し、宅地建物取引士などの業界関連資格については合格時のお祝い金制度も設けています。

レオパレス21の各種手当・補助制度

レオパレス21では、従業員の生活を支援する多様な手当・補助制度を提供しています。通勤手当は月額上限15万円まで支給され、遠距離通勤者にも十分対応できる水準となっています。家族手当制度では、配偶者や扶養家族に対する手当が支給され、従業員の家計負担軽減に配慮しています。また、住宅関連では前述の住宅手当に加え、自社物件利用制度により格安での住環境提供を行っています。

制度・手当名内容対象者
住宅手当結婚している場合、エリアにより最大5万円支給既婚従業員
通勤手当月額上限15万円全従業員
家族手当配偶者・扶養家族に対する手当支給扶養家族がいる従業員
独身社宅自社物件を月額3万円程度で利用可能独身従業員
資格取得支援業務関連資格の取得費用補助・合格お祝い金全従業員
慶弔見舞金慶弔時の見舞金支給全従業員
財形貯蓄制度給与天引きによる財形貯蓄全従業員
従業員持株会自社株購入支援制度全従業員

その他の福利厚生として、社員食堂や施設利用割引制度があり、本社では日替わりランチを500円以内で提供するなど、従業員の食事費負担軽減に配慮しています。また、レオパレス21が運営するグアムのリゾート施設やホテルについては、社員割引価格での利用が可能で、プライベートでの利用時にも優遇を受けることができます。iDeCo(個人型確定拠出年金)についても会社が一部負担を行うなど、従業員の資産形成支援にも力を入れています。

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レオパレス21の退職金・年金制度

レオパレス21では、従業員の長期的な資産形成と退職後の生活安定を支援するため、充実した退職金・年金制度を整備しています。退職金制度は勤続3年以上の従業員を対象とし、勤続年数や評価に応じて支給額が決定されます。従業員は専用システムを通じて現時点での退職金見込額をいつでも確認することができ、将来設計に役立てることが可能です。

企業年金制度についても導入しており、他社と比較して早期の制度導入を実現しています。これにより、退職金に加えて年金という形での長期的な給付を受けることができ、退職後の生活設計において重要な収入源となります。また、財形貯蓄制度や従業員持株会と組み合わせることで、在職中から計画的な資産形成を行うことができる環境が整っています。iDeCo(個人型確定拠出年金)についても会社が一部負担を行うことで、従業員の自助努力による老後資金準備をサポートしています。

レオパレス21の福利厚生の評判・口コミ

レオパレス21の福利厚生に対する従業員の評価は、特に住宅関連制度について高い評価を得ています。就職・転職口コミサイトでは「住宅手当がかなり良く、東京で住む人にはかなり良い」「不動産会社なだけあり、住宅補助が充実している」といった声が多数見られます。自社物件を格安で利用できる制度については「都心部に賃料の3〜4割で住めるのは有難い」という評価があり、生活費負担軽減効果の高さが評価されています。

有給休暇の取得しやすさについても「有給はとても取得しやすい」「1日であれば取りやすい、時間休や半休もある」といったポジティブな評価が目立ちます。80.5%という高い有給取得率は、実際の職場環境においても休暇を取りやすい雰囲気が醸成されていることを示しています。退職金制度についても「退職金は勤続年数や評価によって変わり、いつでも個人で確認できる」という透明性の高さが評価されており、将来設計を立てやすい環境が整っています。

一方で、一部の制度については改善の余地があるという声もあります。基本給とのバランスや、制度変更に関する情報については、今後の動向を注視する必要があります。しかし、全体的には「福利厚生は手厚い方だと思う」「上場企業であれば普通レベルではあるが、福利厚生は整っている」といった評価が多く、従業員の生活支援において一定の評価を得ていることがわかります。

他社との福利厚生比較

賃貸住宅業界におけるレオパレス21の福利厚生を、同業他社と比較してみましょう。業界大手である大東建託、東建コーポレーションとの比較では、それぞれ異なる特色があります。住宅関連制度では、レオパレス21の自社物件利用制度は業界でも特徴的な制度と言えます。

制度レオパレス21大東建託東建コーポレーション
住宅手当結婚時最大5万円・自社物件3万円地域別住宅手当あり住宅手当制度あり
有給取得率80.5%(2023年)業界標準レベル業界標準レベル
退職金制度勤続3年以上・確認システムあり勤続年数に応じて支給勤続年数に応じて支給
テレワーク制度出社・在宅併用可能職種により対応職種により対応
特徴的制度グアムリゾート施設割引大手建設会社の安定性自社生産ネットワーク活用

大東建託は業界最大手として安定した福利厚生制度を提供しており、特に建設業界大手としての安定性が特徴です。東建コーポレーションは自社生産ネットワークを活用した独自の福利厚生を提供しています。一方、レオパレス21は不動産事業の特性を活かした住宅関連制度の充実さと、グアムリゾート事業を活かした施設利用特典など、独自色の強い福利厚生が特徴となっています。有給取得率については、レオパレス21の80.5%は業界内でも高水準を誇っており、働き方改革の成果が具体的な数値として現れています。

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レオパレス21への転職で注目すべき福利厚生ポイント

転職時の福利厚生チェックポイント

レオパレス21への転職を検討する際は、以下の福利厚生ポイントを重点的にチェックすることをお勧めします。まず住宅関連制度については、現在の住環境と比較して自社物件利用制度や住宅手当がどの程度のメリットをもたらすかを具体的に計算してみましょう。特に東京都内在住の場合、月額3万円で質の高い住環境を確保できる可能性があり、年間で数十万円の住居費削減効果が期待できます。

働き方改革の実効性についても確認が重要です。80.5%という有給取得率は具体的な数値として示されていますが、実際の職場環境でどの程度休暇が取りやすいか、テレワーク制度の利用実態はどうかといった点を面接時に質問することをお勧めします。また、教育・研修制度については、自身のキャリアプランと照らし合わせて、資格取得支援制度や研修制度が活用できるかを検討しましょう。長期的なキャリア形成においては、360度評価制度やキャリアプラン作成制度が実際の昇進・昇格にどう影響するかも重要なポイントです。

入社後の手続きと利用方法

レオパレス21に入社した場合の福利厚生利用開始時期と手続きについて説明します。社会保険関連の手続きは入社日から開始され、健康保険証は入社後約1週間程度で交付されます。住宅関連制度については、自社物件利用を希望する場合は入社前の内定時期から相談可能で、入社に合わせて住居の確保ができるよう調整が行われます。住宅手当については入社月から支給対象となり、必要書類の提出により翌月給与から反映されます。

有給休暇については、入社から6ヶ月経過後に法定通りの日数が付与され、それまでは特別休暇制度を利用することができます。テレワーク制度は入社後の研修期間終了後から利用可能となり、直属の上司との相談により柔軟な働き方を開始できます。財形貯蓄や従業員持株会への加入は入社後いつでも可能で、人事部での手続きにより開始できます。資格取得支援制度については、入社後に年間計画を立てて申請することで、スクール費用の割引や合格時のお祝い金を受けることができます。退職金制度の詳細確認は入社後に専用システムへのアクセス権が付与され、将来設計に活用することができるようになります。

まとめ

レオパレス21の福利厚生制度は、不動産事業を展開する企業ならではの特色を活かした住宅関連制度の充実さが最大の特徴です。自社物件を月額3万円程度で利用できる制度や、結婚時の住宅手当最大5万円支給など、生活コスト削減に直結するメリットが豊富に用意されています。また、80.5%という高い有給取得率に代表される働き方改革の実績や、24時間対応のメンタルヘルス相談窓口など、従業員の心身の健康をサポートする制度も充実しています。

転職を検討される方にとって、レオパレス21の福利厚生は特に住居費負担軽減と働きやすさの面で大きなメリットをもたらす可能性があります。ただし、福利厚生だけでなく、業務内容やキャリアパス、職場環境なども総合的に検討することが重要です。今回紹介した福利厚生制度の詳細については、面接時や会社説明会で直接確認し、自身のライフスタイルや将来設計に最も適した選択を行うことをお勧めします。レオパレス21が推進する働き方改革の成果と、不動産業界での安定したポジションを活かした福利厚生制度は、長期的なキャリア形成において有力な選択肢の一つと言えるでしょう。

出典
・株式会社レオパレス21 採用サイト 福利厚生ページ
・株式会社レオパレス21 企業情報・会社概要
・株式会社レオパレス21 有価証券報告書(2024年3月期)
・各種就職・転職口コミサイト情報

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