「集団面接での自己紹介が不安…」

集団面接の自己紹介が不安になる学生は多いでしょう。冒頭に行われることの多い自己紹介ですが、コツを知っていれば安心して集団面接に臨めます。

そこで今回は、新卒の集団面接で自己紹介が成功するコツについて解説します。

• 集団面接とは
• 集団面接で求められる自己紹介の内容
• 集団面接の自己紹介におけるポイント
• 集団面接の自己紹介でのタイムマネジメント
• Webで集団面接する際の自己紹介のコツ

この記事を読めば自己紹介をする不安が解消され、自信を持って集団面接に臨めるでしょう。

集団面接とは

集団面接とは、複数名の就活生が同時に面接を受けることです。就職活動の序盤に、たくさん集まった応募者の人数を絞るために実施される面接試験です。

集団面接では、自己紹介や自己PRにかけられる時間に限りがあります。

集団面接と個人面接の違い

個人面接との大きな違いは、応募者が面接で話せる時間の長さです。個人面接では一人もしくは複数人の面接官に対して、応募者が一人なので、面接中にじっくり時間をかけて対話することが可能です。

集団面接では複数人の学生で面接をするため、自己紹介や自己PRの時間が限られています。また、他の学生と同時に参加するため、タイムマネジメントをしっかりしないと話が長い印象を与えてしまいます。

集団面接とグループ面接の違い

集団面接とグループ面接は同じ意味で使われます。どちらの面接も、複数の応募者が同時に面接を受けるスタイルです。応募者を2〜6人程度のグループにわけ、グループごとに面接を行います。

集団面接とグループ面接は、グループディスカッションのようなグループで与えられたテーマに沿って議論をする選考方法ではなく、集団で面接をすることを指します。混同しないように注意しましょう。

集団面接で求められる自己紹介の内容

集団面接で求められる自己紹介の内容には、共通しているものがあります。ここでは最初に聞かれる2つのテーマについて解説します。

• 大学・学部・学科名
• 自己PRと志望動機のポイント

事前に準備をしておき、落ち着いて答えられるようにしましょう。

大学・学部・学科名

まずは自己紹介をするために、「大学」「学部」「学科」は3つセットにして伝えましょう。「〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇〇です」と名乗ります。

自己紹介を行う際には、どんな活動を大学で行ってきたかを伝えても問題ありません。「学園祭支援ボランティアを4年してきました」や「大学ではヨーロッパの歴史を学んでいます」のように伝えましょう。

自己PRと志望動機のポイント

自己紹介の際に、自己PRや志望動機を簡潔に伝えて企業にアピールすることは重要です。しかし、時間配分に気をつけて長く話さないようにしましょう。

エピソードを長々と伝えて自己PRをしてしまったり、企業の魅力的なポイントを詳細に話してしまったりすると自己紹介がきちんとできない印象を与えます。自己紹介は第一印象につながるため、「〇〇の点に魅力を感じて志望しました」というようにシンプルに伝えましょう。

集団面接の自己紹介におけるポイント

集団面接には他の就活生もいるため、アピールしようと印象に残る自己紹介を考えてしまいがちです。しかし時間制限がある中では、ポイントを絞らなければいけません。

ここでは集団面接の自己紹介で上手に自己アピールができるポイントを2つ解説します。

• 企業に適した趣味や特技を伝える
• 締めの挨拶まで意識する

うまく伝えて、他の就活生よりも自己アピールができるようになりましょう。

企業に適した趣味や特技を伝える

自己紹介で趣味や特技を伝える際には、企業にあった自己PRにつながる趣味や特技を伝えましょう。企業と全く関係のない趣味や特技は効果的な自己PRになりづらいです。

医療職であれば復興ボランティアを行ったことだったり、IT職であればプログラミング作成のことだったりは印象に残る趣味や特技となります。しかし、希望する業種と全く異なる趣味や特技で自己PRすると採用担当者の印象に残りにくいので避けましょう。

締めの挨拶まで意識する

自己紹介の最後には「本日はよろしくお願いします」などの言葉で締めましょう。締めの挨拶がないと、面接官はどこまでが自己紹介かわからず戸惑ってしまう可能性があります。

集団面接では時間が限られているため、締めの挨拶をすると、テンポよく次の方へ自己紹介を誘導することが可能です。「しっかりとしている」という心象を残すためにも、締めの挨拶は意識するようにしましょう。

集団面接の自己紹介でのタイムマネジメント

集団面接の自己紹介では時間を指定されることがあります。「30秒で自己紹介をお願いします」や「1分で自己紹介をお願いします」などと指定されるケースです。

ここでは次の3点について解説します。

• 指定された時間内に要点をまとめるコツ
• 【30秒】自己紹介の例文とポイント
• 【1分】自己紹介の例文とポイント

短い時間でも自分のアピールができるように、自己紹介の例を参考にしてみてください。

指定された時間内に要点をまとめるコツ

自己紹介では、面接官の問いかけに的確に答えることが重要です。面接官が「名前と学部を教えてください」と言っているのに対し、アピールをするために長々と趣味や志望動機などを話してしまうと、質問の受け答えができない人という印象を抱かせてしまいます。

企業によっては「30秒」や「1分」など、時間指定で自己紹介を求められるケースがあります。時間制限のある自己紹介では、時間内に自己紹介の要点を話せるように、事前に話すことをまとめておけば安心です。さらに実際に声に出して、自己紹介の時間を測れば、自己紹介の不安なく面接に臨めます。

【30秒】自己紹介の例文とポイント

30秒で自己紹介をする際は、長々と自分のことについて話さないことがポイントです。

• 大学・学部・学科名
• 名前
• アピールにつながる成果など
• 締めの挨拶

上記のように挨拶できれば、流れがスムーズです。

【1分】自己紹介の例文とポイント

1分で自己紹介をする際は、アピールポイントに加え、エピソードを話すと効果的です。

• 大学・学部・学科名
• 名前
• アピールにつながる成果など
• 成果を達成するためのエピソード
• 締めの挨拶

上記のように話せるようにしましょう。

Webで集団面接する際の自己紹介のコツ

最近では、Web（オンライン）で集団面接を行う企業もあります。Web面接は画面を通しての面接となるため、対面面接とは異なる心構えが必要です。

Webの集団面接で失敗しないように、以下の3点を解説します。

• カメラに目線を向ける
• ゆっくりと明るい声で話す
• 表情や身振り手振りを大きくする

Webでの集団面接に対する対策をして、自分の最大限のアピールをしていきましょう。

カメラに目線を向ける

Webの面接時は、目線をパソコンのカメラに向けましょう。対面と同じように面接官の顔を見ようと画面に目線を送ると、Webの面接官と目線がずれてしまい、違和感を感じられてしまいます。

カメラの場所によっては、思った以上に下を向いているように見えてしまうケースがあります。事前にカメラの調整を行い、自分の目線がどこに向かっているかを確認しておきましょう。

ゆっくりと明るい声で話す

Webの面接では音声が端末のマイクに依存するため、声が小さかったり、暗く聞こえたりします。また、マイクに向かって喋ることを意識しないと、面接官にははっきりと聞こえないため注意が必要です。普段より声の明るさと音量をあげて、面接官への印象が良く映るように話しましょう。

画面越しとはいえ、面接官も志望者の第一印象を重要視しています。Webの面接で暗い印象が残らないように、声の明るさと音量には気を配るようにしましょう。

表情や身振り手振りを大きくする

Webの面接ではオフラインでの面接とは異なり、空気感が伝わりにくいです。さらに、画面が小さいため、表情や身振り手振りも小さく見えてしまいます。

画面越しの面接を受ける際は、少し自分がオーバーだと思うくらいに身振り手振りを強調しましょう。事前にオフラインでの模擬面接を行い、どれほど自分の身振り手振りが小さく見えるか理解しておくと効果的です。

Webの面接での伝わりづらさを把握し、他の志望者よりも一歩リードしておきましょう。

まとめ

この記事では、集団面接で成功する自己紹介について解説してきました。成功する自己紹介のポイントは以下の通りです。

• 集団面接で自己紹介するポイントを理解する
• 集団面接の自己紹介のために事前に話すことをまとめておく
• Webでの集団面接もあるため、事前にカメラ写りや音量をチェックする

集団面接での自己紹介は不安になりますが、事前にしっかりと準備をしておけば、就職活動で困ることは少なくなります。

他の志望者をリードするための、事前準備をしっかりとしておきましょう！