株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)は、「一人ひとりに 想像を超えるDelightを」のミッションのもと、エンターテインメントと社会課題領域の両軸で事業を展開しています。
ゲームを中心としたエンターテインメント領域で培った課題解決メソッドを応用し、健康寿命の延伸と医療格差解消を目指すヘルスケア・メディカル事業や、スポーツを軸とした賑わいのあるまちづくりのほか、社会のさまざまな課題解決を支援しています。
DeNAのサステナビリティにおける基本的方針は、グループミッション(企業使命)、ビジョン(事業展望)そしてバリュー(共有価値観)です。これらをめぐるSDGsへの取り組みを積極的に行い、次世代へ貢献することを目指しています。
今回は、SDGsに対してDeNAが実施している多彩な取り組みを、具体的な事例を含めてご紹介します。
DeNAが追求するサステナビリティとは
DeNAが追及しているサステナビリティ基本的方針と、SDGs達成を目指して取り組んでいる目標をご紹介します。
DeNAのサステナビリティ基本方針紹介
DeNAのサステナビリティを巡る取り組みの基本的な方針は以下の3つです。
MISSION 企業使命
一人ひとりに 想像を超えるDelightを
夢中になって遊ぶ愉しさ、日々実感する確かな便利さ
かけがえのない健やかさ、そして世界があっと驚く新しさ私たちがつくるDelightは、さまざまな形で生活に寄り添い
人生を彩り豊かにします技術と情熱をもって、挑戦と変化を楽しみ
世界にひろがる、未来につながるDelightを届け続けますVision 事業展望
DeNAは、インターネットやAIを自在に駆使しながら
一人ひとりの人生を豊かにするエンターテインメント領域と
日々の生活を営む空間と時間をより快適にする社会課題領域の
両軸の事業を展開するユニークな特性を生かし
挑戦心豊かな社員それぞれの個性を余すことなく発揮することで
世界に通用する新しいDelightを提供し続けますVALUE 共有価値観
DeNA Promise あらゆる行動を通じて、社会に約束するDeNAの提供価値
DeNA Quality DeNAで働くすべての人の日々の行動や 判断の拠り所とする、共有の価値観
DeNAがSDGs達成のために取り組む12の目標
2015年に国連が採択した「アジェンダ2030」の中に盛り込まれているのが持続可能な世界を実現するための目標「SDGs」です。SDGsの目標は17あり、それぞれに具体的なターゲットが設定されています。
【DeNAがSDGs達成に向けて取り組んでいる目標】
DeNAは、以下の12の目標に対して積極的な取り組みを行っています。
- 目標3 すべての人に健康と福祉を
- 目標4 質の高い教育をみんなに
- 目標5 ジェンダー平等を実現しよう
- 目標7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
- 目標8 働きがいも経済成長も
- 目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 目標10 人や国の不平等をなくそう
- 目標11 住み続けられるまちづくりを
- 目標12 つくる責任、つかう責任
- 目標13 気候変動に具体的な対策を
- 目標16 平和と公正をすべての人に
- 目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
DeNAグループのSDGs事例紹介
DeNAがSDGs達成に向けて取り組んでいる代表的な事例をご紹介していきます。
SDGs目標3すべての人に健康と福祉を
あらゆる人の健康を確保し、福祉を促進するための目標です。
【DeNAのSDGs目標3への取り組み事例】
DeNAは自社の健康経営を推進しており、社員の健康管理を担う人事総務部門、常駐の産業医・保健師に加え、健康サポートを行うCHO(Chief Health Officer)室を2016年に設立しました。
さらにインターネットを活用したヘルスケア・メディカルサービスにおいては、楽しみながら「健康寿命」を延ばすためのアプリ「kencom(ケンコム)」の提供などを行っています。
SDGs目標4質の高い教育をみんなに
すべての人々に対して包括的かつ公正で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を推し進めるための目標です。
【DeNAのSDGs目標4への取り組み事例】
DeNAは、IT企業の特性を生かし、プロミラミング教育促進や学校現場へのサポートを行っています。
無料学習アプリ「プログラミングゼミ」は、2014年から佐賀県や神奈川県の公立小学校の低学年を対象に実施したプログラミング授業を通じて開発されました。 実際の子どもたちの使用感や教師の意見を取り入れ、わかりやすく使いやすい教材として、現在は東京都渋谷区をはじめとした公立小学校でも利用されています。
SDGs目標5 ジェンダー平等を実現しよう
男女の社会的性差別をなくし、すべての女性および女児のエンパワーメントを目的とした目標です。
【DeNAのSDGs目標5への取り組み事例】
「DeNA Promise」において「多様な社員が活躍し成長する環境作り」を整えるために、妊娠・出産・育児だけでなく家族の介護・看護や自身の病気・不調など様々なライフイベントによって男女問わず思い切り働きたくても働くことが難しい場合に、社員が限られた時間の中で最大限に活躍できるような土壌作りを積極的に推進しています。
具体的にはリモートワークやフレックス制度の導入、出社を必要としていた業務のDX化等、個人の業務やワークライフバランスに応じた柔軟な働き方を可能にしました。
SDGs目標11 住み続けられるまちづくりを
包括的で安全かつレジリエンスで、持続可能な都市および人の居住を実現するための目標です。
【DeNAのSDGs目標11への取り組み事例】
DeNAグループの「川崎ブレイブサンダース」は、バスケットボールを通じて多くの人に「健康」と「働きがい」の機会を提供し、川崎をより「住んで幸せな街」にコミットするために、SDGsプロジェクト「&ONE」を発足しました。
DeNAはスマートシティ領域において、スポーツを中心に、より便利な日常とワクワクする非日常を提供し、人々のQOLを向上させ、持続的に発展し続ける新しい都市空間を創造することをミッションに掲げる「Delightful City(デライトフルシティ)」構想を推進しています。
SDGs目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
サステナブルな開発のための実施手段を強め、グローバル・パートナーシップを活性化するための目標です。
【DeNAの目標17への取り組み事例】
DeNAは、多くの行政や企業団体とパートナーシップを結び、IT支援やスポーツ振興、地域経済活性化を通じたSDGsへの取り組みを行っています。
「SDGs未来都市」に選定されている横浜市との連携では、多くの人が楽しみながらできる脱炭素への行動のきっかけづくりを推進しています。
また、渋谷区の教育委員会とDeNAを含む民間5社で「プログラミング教育事業に関する協定」を締結し、IT人材育成に向けたキャリア教育支援を行っています。
「一人ひとりに 想像を超えるDelightを」目指すDeNAのサステナブルな躍進
「一人ひとりに 想像を超えるDelightを」をミッションにするDeNAは、一人ひとりの生きる意味と価値を大切にし、新しいDelightを届けることで、多様性・複雑性を許容する、21世紀の彩り豊かな生活や公共の形成への貢献を目指します。
また、顧客、取引先、従業員、株主、地域社会をはじめとするあらゆるステークホルダーとの適切な対話及び協働を通じ、SDGsの達成に向けて貢献をしてまいります。
今回はDeNAのSDGsに対する取り組みをご紹介しました。
▼ 株式会社ディー・エヌ・エー ホームページ
https://dena.com/jp/
▼ 株式会社ディー・エヌ・エー サステナビリティに関するページ
https://csr.dena.com/jp/