「大学3年生になったから、今後の就職活動が不安だ…」
大学3年生になると就職活動が本格化するため、どんなスケジュールで動けばいいかわからないと不安ですよね。そこで今回は、大学3年生の就活スケジュールを月別に解説します。
- 大学3年生で就活を何もしていないのはまずい?
- 【4月〜7月】就活の準備を始めよう
- 【8月〜11月】インターンシップやOB・OG訪問をしよう
- 【12月〜3月】面接対策をしつつ選考を受けよう
大学3年生の就活スケジュールがわかると、焦らずに就活を進めることができます。事前にスケジュールを理解して、自分に合った就活を進めていきましょう。
大学3年生で就活を何もしていないのはまずい?
大学3年生で就活は何もしていないと感じる人のために、就活のスケジュールや話題について紹介します。
- 大学3年生の就活はいつからする?
- 就活解禁日とは?
- 就活の早期化とは?
それぞれについて解説します。
大学3年生の就活はいつからする?
結論から言うと、大学3年生の4月から就活を始めるのがおすすめです。内閣府の委託調査では、卒業前年度の9月に企業説明会やセミナーなどに初めて参加したと回答しています。
企業の説明会の前に自己分析をして、どんな業界を志望するか軸を決めたほうが就活を有利に進めることができます。大学3年生の4月以降に就活を始めても失敗する訳ではありませんが、早期選考に乗り遅れないためにも早めの準備が必要です。
参考:内閣府 令和5年度委託調査事業「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書」
就活解禁日とは?
日本経済団体連合会(経団連)が企業と大学の調整を行い、就活に関する活動が可能となる日を解禁日といいます。一般的には企業の広報活動の解禁となる大学3年生の3月1日を就活解禁日と呼ぶことが多いです。
しかしベンチャー企業など経団連に加盟していない企業や、外資系企業は就活解禁日よりも前に情報公開や選考開始をする場合もあるため、気になっている企業は情報を見落とさないようにしましょう。志望する企業や業界が、昨年どのタイミングで情報公開していたのかを事前に調べることが必要です。
就活の早期化とは?
文部科学省がまとめた「就職・採⽤活動⽇程ルールの⾒直しの概要」によると2025年度(2026年3月)以降の卒業生は、採用スケジュールの前倒しが発表されています。2週間以上のインターンシップを通じて専門性を判断された人材は、原則である6月以降の採用選考から3月以降に採用選考活動をすることが可能です。
応募受付・採用選考が前倒しになるため、企業側も早く採用活動を始めます。自分の自己分析が終わらないうちに採用活動を始めないためにも、大学3年生になったらすぐに就活を始めるようにしましょう。
【4月〜7月】就活の準備を始めよう
【4月〜7月】は自己分析や企業分析などの準備期間にすることがおすすめです。
- 自己分析して自分の軸を作る
- 業界・企業研究をする
- 就活に必要な準備をする
それぞれどうするかを解説します。
自己分析をして自分の軸を作る
志望する業界を決めるためにも自己分析は必須で、5月までに終わらせておく方が無難です。6月になるとサマーインターンの募集が始まるため、自己分析を終わらせておけば興味がある企業に応募できるからです。
自己分析の方法としては自分史を作ったり、フレームワークを使ったり、ツールを使ったりする方法があります。
詳細はコチラの記事を参考にしてください
業界・企業研究をする
興味のある業界がある人でも、まだイメージが固まっていない人でも業界・企業研究は重要です。大学3年生の早いうちは限定しすぎずに幅広く業界を見る必要があります。
6月ごろには大学3年生に向けた合同説明会も頻繁に開催されるため、説明会に参加して色々な企業の情報収集をしましょう。また、就活サイトに登録することもおすすめです。
詳細はコチラの記事を参考にしてください
就活に必要な準備をする
就活にはリクルートスーツやカバン、手帳、時計などが必要です。忘れないように事前に準備しましょう。
最近は就活の際の服装を自由とする企業も増えています。スーツを着たほうが無難ですが、どうしても用意できない場合はオフィスカジュアルな服装や小物を選ぶようにしましょう。
必要な物品についてはコチラの記事を参考にしてください
【8月〜11月】インターンシップやOB・OG訪問をしよう
【8月〜9月】は自己分析や業界分析の結果から、実際に働いている現場を経験したり、先輩から話を聞いたりすることがおすすめです。
- サマーインターンに参加する
- OB・OG訪問をして働くイメージを作る
- 秋・冬のインターンに参加して職種や業界の理解を深める
それぞれ解説します。
サマーインターンに参加する
サマーインターンは大学3年生の6月から選考が始まり、8月9月を中心に開催されます。サマーインターンに参加することで企業と早期に接触することができ、業界や企業研究に役立つことが多いです。
特に外資系やベンチャー企業は、サマーインターンが選考に影響する場合が多くあります。気になる企業は積極的にインターンに参加するようにしましょう。
OB・OG訪問をして働くイメージを作る
OB・OG訪問をして、志望している企業で働いている人材について知り、働くイメージを作ることも大切です。OB・OG訪問して直接話して、説明会では聞きにくかったことや疑問について質問できます。
OB・OG訪問は必須ではありませんが、先輩と会うことでキャリア形成や就活についてアドバイスしてもらえます。自分の就活の軸を決めるためにも、OB・OG訪問に取り組むようにしましょう。
OB・OG訪問についてはコチラの記事を参考にしてください
秋・冬のインターンに参加して職種や業界の理解を深める
秋のインターンシップは大学3年生の9月ごろから始まり10月実施が多く、冬のインターンシップは12月ごろに始まり1月実施が多いです。どちらも大学の休み期間から外れる可能性があるため、学業との両立に気を付ける必要があります。
秋・冬のインターンシップは選考を意識して、早期内定を目的としているインターンシップもあります。サマーインターンに比べると競争率は低いですが、募集要項をしっかりと確認して応募しましょう。
インターンの早期選考についてはコチラの記事を参考にしてください
【12月〜3月】面接対策をしつつ選考を受けよう
【12月〜3月】は就職活動に向けて具体的な対策が必要です。
- エントリーシートを作成する
- 面接の対策をする
- 早期選考にエントリーしたり、外資系ベンチャー企業などの選考を受けたりする
それぞれ解説します。
エントリーシートを作成する
エントリーシート(ES)は、一番初めに企業へ自分をアピールするための提出書類です。ESで興味を持ってもらえないと、書類審査を通過できないのでしっかりと対策する必要があります。
ESの対策は就職エージェントやハローワークで実施しています。特にハローワークでは新卒応援ハローワークも実施しているので、ES支援を受けたい人は利用を検討してください。
参考URL:ハローワークインターネットサービス「よくあるご質問(学生の方)」
ESの書き方についてはコチラの記事を参考にしてください
面接の対策をする
本格的な面接対策も必須です。面接は集団面接やWeb面接、個人面接など形式はさまざまですが、どの面接でも聞かれることや志望業界でよく質問されている項目については回答を事前に用意しておきましょう。
友達と模擬面接を実施したり、大学の就職支援やハローワークの利用をしたりして面接対策を実施しましょう。個人で面接の練習をするのであれば動画撮影をして、目線などを確認してください。動画撮影での面接対策は、特にオンライン面接で有効です。
面接についてはコチラの記事を参考にしてください
早期選考にエントリーしたり、外資系やベンチャー企業などの選考を受けたりする
外資系やベンチャー企業など一部の企業は、大学3年生のうちに選考が始まります。書類や面接対策を活かして、就活に臨むようにしましょう。
また早いうちから選考に参加することは、就活のブラッシュアップにもつながります。書類選考が落ちるようであれば書類の見直しをして、面接で反応が悪ければ質問内容の深掘りをしてください。自分の望む就活ができるように経験を積み重ねるようにしましょう。
早期選考についてはコチラの記事を参考にしてください
まとめ
この記事では、大学3年生の就活スケジュールについて解説しました。大学3年生のスケジュールは以下の通りです。
- 【4月〜7月】就活準備のために自己分析や業界・企業分析をする
- 【8月〜11月】インターンシップやOB・OG訪問で就職のイメージを固める
- 【12月〜3月】選考を受けるための対策を実施する
大学3年生でのスケジュールを知っておけば、慌てることなく就活に臨むことができます。自分の理想や特性に合った就活をするためにも、スケジュールの把握をするようにしましょう。