「スキルアップできる企業に就職したい」
「志望動機でスキルアップを強調したい」
このように思っている大学生は多いでしょう。
この記事では、志望動機とスキルアップを組み合わせた例文を5つ解説しています。
スキルアップに繋がりやすい企業を探せる求人サイトも紹介しているので、就職活動に役立ててください。
志望動機でスキルアップを盛り込む時のポイント
スキルアップの文言を、違和感なく志望動機に盛り込むためのポイントを3つ解説します。
- スキルアップを目指す具体的な理由を伝える
- スキルアップできる企業として選んだ理由を伝える
- 自分がスキルアップした際の企業のメリットを伝える
上記の要素を押さえて、ライバルとの差別化を目指しましょう。
スキルアップを目指す具体的な理由を伝える
企業でスキルアップを目指すためには、具体的な理由を伝える必要があります。例えば、下記のようなポイントを志望動機に含めましょう。
- この業界で長く働けるスキルを鍛えたい
- 昔からの得意分野をスキルアップさせたい
- 企業に勤めるための技術を更に向上させたい
業界や応募企業に関わる理由は、熱意を表明する第一歩になります。スキルアップできる企業で働くためには、意欲の強さを伝えられる志望動機が効果的です。
スキルアップできる企業として選んだ理由を伝える
スキルアップ先の企業として選んだ理由を志望動機に盛り込みましょう。他社と比較して決め手になった理由を伝えて、初めて熱意が伝わります。しかし、ネット上の情報だけではライバルの志望動機と差別化できません。
企業に注目してもらうためには、直接働いた経験を伝えるのが有効です。インターンシップで長期間の業務を経験すれば、企業や業界の詳しい情報が集まり、他社と比較しやすくなります。企業を選んだ理由をまとめるためには、長期インターンへの参加がおすすめです。
自分がスキルアップした際の企業のメリットを伝える
自分が鍛えたスキルで企業にどんなメリットがあるかを伝えましょう。企業が求めるのは業績向上に繋がる人材です。下記のように具体的なメリットを志望動機にすれば、企業の目を惹きつけやすくなります。
- 若手の人材不足を解決する
- 商材を新しい業界に広げる
- 業績が低迷している商材を改善する
企業の問題を解決するポイントを押さえれば、自分の能力をアピールできます。
スキルアップだけを志望動機の理由にしない
志望動機をスキルアップだけに絞るのは不適切です。上昇志向の強さは意欲的な姿勢を示すのに有効ですが、自分を優先し過ぎれば会社に貢献する意志が弱いと見られてしまいます。
企業が大学生に求めるのは将来性です。年単位のキャリアプランなどで長く勤める意志を伝えられれば、好印象です。スキルアップを目指す理由は強調し過ぎず、企業を優先する志望動機をまとめましょう。
志望動機とスキルアップを合わせた例文5選
志望動機とスキルアップを合わせた例文を5つ解説します。
- 営業：売上トップを狙う姿勢を強調する
- 事務：事務に特化したスキルを強調する
- 経理：簿記や会計などの資格をアピールする
- マーケティング：最新情報に強い姿勢をアピールする
- エンジニア：アプリ開発経験やプログラミングスキルを強調する
相手に何かを提案する際には、結論→理由→具体例→締めの結論でまとめるPREP法が有効です。できる限り遠回りな説明を省いた志望動機に仕上げましょう。
営業：売上トップを狙う姿勢を強調する
「私が御社を希望した理由は、顧客と深い関係を構築する体制に魅力を感じたからです。複数の企業をインターンシップで経験した際に、商材のプレゼンテーションで顧客の笑顔を最も引き出していたのは御社でした。営業の成功失敗に関わらず改善点の洗い出しに余念が無く、成長性のある企業の力を実感しました。
私は人のポジティブな要素を見つけ出すことが得意です。強みの観察力を活かして売上トップを目指します。顧客との深い関係構築と業績向上の両立を実現したく、御社に応募しました」
重要なのは、商材やサービスについて具体的な数値を盛り込むことです。企業と業界についての深い情報を提示して、売上に貢献できる行動力をアピールしましょう。
事務：事務に特化したスキルを強調する
「私は御社の営業事務に就きたいと考えています。元々は営業職を希望していましたが、インターンシップで営業と事務の両方を経験した結果、事務に強い魅力を持つようになりました。人と直接コミュニケーションを取る営業は企業に欠かせませんが、事務員として営業を支える業務が私に合っていると実感したのです。その後Microsoft Office Specialistや文書情報管理士2級など、事務員に有効な資格を取得し、スキルアップに挑みました。元々の素質と資格取得で得た知識を御社の営業事務で貢献できると思い、希望しました」
事務には営業・金融・医療などさまざまな種類がありますが、PCや文書などの事務に特化した資格があると有効です。資格を通して事務職をこなせる人材であるとアピールしましょう。
経理：簿記や会計などの資格をアピールする
「私の経理に関する技能は、御社の経理業務に貢献できると考えています。私は昔から計算が得意でした。日商簿記とファイナンシャルプランナーをそれぞれ2級で取得しており、経理業務に必要なスキルを備えています。
御社の職場見学と企業説明会で部署間の活発なやり取りを目にしたため、経理以外のスキルも身につけられると思いました。経理関連のスキルも鍛え、御社の成長に貢献したいと思います」
簿記や会計などの資格を伝えられれば、経理に必要なスキルの持ち主だとアピールできます。また、自分の苦手分野をポジティブな要素に変換するのも、熱意を伝える手段として効果的です。
マーケティング：最新情報に強い姿勢をアピールする
「マーケティング業界で複数の企業のインターンシップを経験しましたが、御社の業務体制が自分に適していると確信して応募しました。最新のトレンドに対する貪欲さは、幅広いジャンルの調査を好む私の性質に合致しています。また、社員に負担を強いることなくミスの対策を提示できる空気は、他社にはないものでした。
私の最新情報への姿勢は、御社と強い親和性があると思います。また、社員が積極的にやり取りできる御社なら、マーケターとしてスキルアップしつつ長く貢献できると思い応募しました」
マーケティング職では最新情報の収集が不可欠。積極的に最新のトレンドに関わる姿勢を強調しましょう。
エンジニア：アプリ開発経験やプログラミングスキルを強調する
「御社のアプリ開発業務に携わりたいと考え、応募しました。私は御社の健康管理アプリを長年活用し、体重を-8kg・体脂肪を-6％のダイエットに成功しています。食事内容や運動方法のわかりやすい提示など、ここまで利用者に寄り添ったアプリは他にありませんでした。
私はJava2級の資格を持っています。御社で利用者を支えるアプリの作り方を学び、スキルアップしたいと考えています」
実際に企業のサービスを使用した感想を盛り込めば、好印象でしょう。
スキルアップできる企業が見つかる求人サイト3選
スキルアップできる企業を探しやすい求人サイトを3つ紹介します。
- ミラサスキャリア：企業紹介記事が満載
- dodaキャンパス：90万人以上の大学生が登録
- マイナビ新卒紹介：新卒に特化した求人サイト
順番に見ていきましょう。
ミラサスキャリア：企業紹介記事が満載
ミラサスキャリアの強みは企業紹介記事の豊富さです。SDGsに取り組んでいる企業をメインに取り扱い、主に下記の内容をわかりやすく解説しています。
- 企業方針
- SDGsへの取組内容
- 業界の問題を解決するための企業活動
例えばアパレル企業の紹介記事では、衣服の効率的な生産体制を確立している様子を紹介。衣服生産時の水分使用量減少に成功している事例が解説されており、環境問題解決への力強い意志が見られます。
また、地方創生・インフラ・食糧問題などのジャンルに分けてインターンシップ先の企業を紹介しています。SDGsの企業を探したい人は、ミラサスキャリアがおすすめです。
dodaキャンパス：90万人以上の大学生が登録
dodaキャンパスは、90万人以上の大学生が就職活動に利用している求人サイトです。挑戦的なベンチャー企業から有名所の企業まで、登録企業数は8,500社以上。プロフィール内容を80％以上充実させた大学生の99％が、企業からのオファーを直接受け取っています。
また、大学3年生になればプロのアドバイザーから下記のサポートを無料で受けられます。
- 求人紹介
- 面接対策
- 書類の個別添削
就職活動で忙しくなる前の1～2年生でも、就職活動のポイントを学べるイベントに参加可能です。大学生専門の求人サイトを利用したい人は、dodaキャンパスを試してみましょう。
マイナビ新卒紹介：新卒に特化した求人サイト
新卒に特化した求人サイトを探している人は、マイナビ新卒紹介がおすすめです。下記のような特徴があります。
- 非公開求人もあり
- 面接の日程調整をマイナビ新卒紹介が代行
- 企業の過去採用データを活かした面接対策
一部の企業ではエントリーシートの提出省略も可能です。日程調整や応募手続きなどを代行してもらえるため、就職活動をスムーズに進行できます。OB・OG訪問やインターンシップなどの就活ノウハウも充実しています。
まとめ
この記事では、志望動機とスキルアップを組み合わせた例文をメインに解説しました。スキルアップを志望動機に盛り込む際には、下記のポイントが重要です。
- スキルアップを目指す具体的な理由を伝える
- スキルアップできる企業として選んだ理由を伝える
- 自分がスキルアップした際の企業のメリットを伝える
- スキルアップだけを志望動機の理由にしない
ライバルと差別化できる志望動機を仕上げ、スキルアップできる企業を目指しましょう。
