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グループディスカッションで必要な役割とは?決め方や進め方について徹底解説

「グループディスカッションってどんな役割があるんだろう?」

就職活動のグループディスカッションで、必要な役割や進め方を知りたい学生は多いでしょう。そこで今回は、グループディスカッションの役割の種類とうまくいくコツを詳しく解説します。

  • グループディスカッションの進め方
  • グループディスカッションの7つの役割の種類
  • 役割がうまくいくコツ
  • グループディスカッションを成功させるためのコツ

この記事を読めばグループディスカッションの不安が減り、積極的に参加できるようになるので最後までご覧ください。

目次

グループディスカッションの進め方

グループディスカッションには進め方があります。

  • グループディスカッションの基本的な流れ
  • グループディスカッションの役割の決め方

それぞれ解説します。

グループディスカッションの基本的な流れ

グループディスカッションは、企業が事前にグループ分けします。会場に着いた後のグループディスカッションの基本的な流れは、以下の6ステップです。

  1. 採用担当者から議論するテーマ、制限時間、細かなルールが伝えられる
  2. グループ内で自己紹介をしあう
  3. 議論を進める役割を決める
  4. 議論する
  5. グループ内の意見をまとめる
  6. 話し合った内容を発表する

グループディスカッションの役割を決めるのは自己紹介の後、議論を始める前に行います。制限時間は長くても60分程度なので、制限時間内に意見をまとめるためにも、はじめのうちに役割を決めた方が時間切れを防げます。

グループディスカッションの役割の決め方

グループディスカッションの役割の決め方として、指名制と立候補制の2つが代表的です。

指名制は主にファシリテーターになった人が「この役割の候補者はいますか?」や「こちらから指名してもよろしいでしょうか?」などと指名して、役割を決めます。自分勝手に進めてしまうと「協調性がない」と思われてしまうため注意が必要です。

立候補制は就活生が自分自身が合っていると思う役割に手を挙げて決める方法です。立候補が出ないと時間が過ぎてしまうため、時間配分に気を付ける必要があります。指名制と同じように、協調性を持って決めるようにしましょう。

グループディスカッションの7つの役割の種類

グループディスカッションには7つの役割の種類があります。

  • 司会・ファシリテーター
  • 書記
  • 発表者
  • タイムキーパー
  • 監視役
  • アイデアマン
  • 役割なし

指名された場合は、自分の適性でなくても役割を遂行しなければいけません。突然の指名でも対応できるように、それぞれがどんな役割なのか解説します。

司会・ファシリテーター

司会・ファシリテーターはグループディスカッションの進行を行い、うまく意見をまとめる役割です。一見、目立つために高評価を得られやすいと思われますが注意が必要です。司会・ファシリテーターは場を仕切るだけが役割ではありません。

司会・ファシリテーターは初対面の人同士の中で発言する人が偏らないように環境を整え、制限時間内に意見をまとめる必要があります。意見がまとまらなかった場合、進行が原因じゃないかという印象が強くなります。他の役割の人たちと協力をしながら意見をまとめる力が重要です。

書記

書記は議論の要点を書き残し、最後の発表に向けてわかりやすく内容をまとめる役割です。手書きの場合は丁寧な字で書くこと、パソコンを使用する場合はある程度のタイピング能力が必要です。

書記は議論で起こった発言全てを記録する必要はありません。議論中に出た要点をうまくまとめ、反対意見や補足説明を体系化して整理できれば、グループディスカッションで活躍できます。発表者が発表しやすくなるように、議論をわかりやすくまとめる力が必要です。

発表者

発表者は、グループでまとめた結論や結果を採用者や他のグループに発表する役割です。ただの読み上げではなく、周りが納得できるようなプレゼンテーション能力も必要です。

グループで話し合った内容をただ単に読み上げるだけだったり、発表の声が小さかったりするとマイナスな印象を採用担当者に与えてしまいます。大勢の前で全員が聞こえる声量でプレゼンテーションを行い、言葉の抑揚をつけて伝える力が必要です。

タイムキーパー

タイムキーパーは制限時間内に意見をまとめるため、時間の区切りを知らせる役割です。タイムキーパーは他の役割と兼任することもあります。ただの時間の読み上げだけでは不十分で、議論の白熱度によって臨機応変な対応力が求められます。

タイムキーパーは1人1人の発言時間配分や、全体の進行時間に注意が必要です。議論が白熱している時こそ「あと〇〇分です」と知らせて、制限時間内にグループディスカッションの結論をまとめられるようにしましょう。全体を俯瞰して時間を管理する力が必要です。

監視役

監視役は議論の論点や進行にズレが起こらないように、グループディスカッションの方向性を修正する役割です。役割として振られることは少なく、司会・ファシリテーターのように表立って進行はしませんが、議論の流れをコントロールする必要があります。

白熱した議論の時など、テーマに合っていないところで議論をしていたり、自分の意見を通すことだけに熱中したりするケースがあります。監視役はテーマに合っていないことや、議論の本筋から外れていることを冷静に指摘することが重要です。傾聴しつつ、判断をして発言する力が必要です。

アイデアマン

アイデアマンは議論が活発化するように、様々な視点や角度で意見を出す役割です。監視役と同様に、役割として振られることは少ないですが役割がない人がアイデアマンを意識すると議論が活発に進みます。

グループディスカッションは初対面同士で実施することが多く、初めのうちは意見が出づらいです。アイデアマンがいればきっかけ作りになるため、発言が出やすくなります。意見を出そうとする積極性や、議論が止まった時などに発言できる勇気が必要です。

役割なし

グループディスカッションの人数が多いと役割がない人も出てきます。役割がなくても、採用担当者からは積極的にグループディスカッションに参加しているかが評価として見られているので、油断してはいけません。

役割がないからと周囲に任せっきりにしてしまうと、採用担当者に消極的だという印象を与えてしまいます。役割なしだからこそ臨機応変に対応したり、役割がある人の補助を的確にしたりする力が必要です。

役割がうまくいくコツ

7つの役割がうまくいくためのコツはあるのでしょうか。

  • 司会・ファシリテーターとしての進行のコツ
  • 書記で心がけること
  • 発表者で大切なプレゼンテーション力
  • タイムキーパーの管理術
  • 監視役の指摘方法
  • アイデアマンの発言方法
  • 役割なしはどんなことが必要か

それぞれのコツについて解説します。

司会・ファシリテーターとしての進行のコツ

司会・ファシリテーターは、自己主張が強くなりすぎないように注意しなければいけません。リーダーシップを強調したいからと強引に議論を進めたり、制限時間を気にしすぎて自分の意見だけを通そうとしたりすることは避けた方が無難です。

司会・ファシリテーターはメンバーの発言を平等に引き出し、重要なポイントで意見をまとめることに注力をしてください。他の役割と協力をしながら、発表者が発表しやすいように意見をまとめる意識を持つようにしましょう。

書記が心がけること

書記は意見をまとめて発表者が発表しやすいように資料をまとめる必要があります。丁寧な字で書くことを心がける必要がありますが、自信がない人は箇条書きでまとめるというのも一つの方法です。

また、自分の役割に熱中しすぎないことが大切です。グループディスカッションなので、書記をしていてもタイミングがあれば発言を心がけるようにしましょう。メモをしながらわからなくなったところや、気になった点は積極的に発言して意見をまとめられるように協力しましょう。

発表者で大切なプレゼンテーション力

発表者は司会・ファシリテーターと同様に注目を集めやすい役割です。しかし発表の際にしっかりとプレゼンテーションできなければ、マイナスな印象を与えてしまいます。

抑揚をつけて聞いている人がわかりやすいように伝える気持ちが重要です。余裕があれば立ち振る舞いや表情にも気を配ってください。緊張して、原稿を読み上げるだけにならないように注意しましょう。

タイムキーパーの管理術

タイムキーパーは全体の議論の進捗に対して、時間を伝えて管理することが重要です。最初に議論として、どの時間に何をするか明確にしておくとグループディスカッションの進行がスムーズにいきます。

また初対面同士が多い中ですが、ファシリテーターや発表者と協力することも重要です。進行とまとめ役と協力することで、より効果の高い時間管理をすることができます。時間管理をしつつ、グループディスカッションの進捗が進むようにコントロールを意識するようにしましょう。

監視役の指摘方法

監視役は議論の方向性を修正する必要があるため、客観的に物事をとらえる必要があります。しかし、正論だからといって喧嘩腰で指摘をしてはいけません。

白熱した議論をしていると感情的になるケースがあります。感情的な方に指摘をするときこそ、冷静に事実の部分を伝えるようにしましょう。自分も感情的になって指摘してしまうと、攻撃性の高い言葉が出てしまいます。協調性がないように思われてしまうため、指摘をするときは感情的にならないように注意しましょう。

アイデアマンの発言方法

アイデアマンは発言をすることが重要ですが、議論のテーマとあまりに違う発言をするとチームが混乱します。発言の量だけに意識を置かずに、どんなテーマで話し合いをしているか注意することが必要です。

テーマに沿った発言ができるようにして、チームの議論が停滞しないように協力しましょう。また、自分の意見だけを発言することにこだわりすぎなくて大丈夫です。他の人の意見に対して共感などでコメントをすることもおすすめです。

役割なしはどんなことが必要か

役割なしはこだわりすぎないことが重要です。「この役割ができなかったからしたくない」や「このサポートはやりたくない」などと考えてしまっては、せっかくのグループディスカッションの雰囲気も悪くなってしまいます。

役割がないということはどんな役割のサポートでもすることが可能です。役割がないことをネガティブにとらえずに、なんでもできるという気持ちを持ってグループディスカッションに臨むようにしましょう。

グループディスカッションを成功させるためのコツ

グループディスカッションは、チームで協力して成功させるためのコツがあります。

  • 自分に合った役割の見つけ方
  • スムーズに役割を決めるテクニック
  • 役割が決まらなかった時の進め方

それぞれのコツを解説します。

自分に合った役割の見つけ方

7つの役割の種類に記載したように、それぞれの役割に違った特徴があります。話したり、積極性がある人は司会・ファシリテーターや発表者をしたり、まとめることが得意な人は書記をしたりなど、自分の適性にあった役割をすることが採用担当者へのアピールにつながります。

普段から自分は何が得意なのか、分析しておくようにしましょう。話すことが得意か、書くことが得意かだけでも把握しておけば、グループディスカッションで役割を決めるときに迷わなくなります。

スムーズに役割を決めるテクニック

最初の自己紹介の時に、それぞれの得意なことを把握しておくとスムーズに役割を決めることができます。自己紹介で得意なことを紹介し、把握するようにしましょう。

声が大きい人が発表を担当したり、資料作りが得意な人が書記をしたりすれば、負担が少なく議論を進めることができます。役割を決める時間は数分〜5分程度が理想なので、メンバーの得意なことを把握するようにしましょう。

役割が決まらなかった時の進め方

立候補制にすると、なかなか希望者が出ないというパターンがあります。希望者が出づらければ「私は〇〇をするので、隣の方が〇〇をしていただけませんか?」と提案することも1つの方法です。

就活生の中には、グループディスカッションの進め方や役割について全く知らない人もいる可能性があります。知らない人がいても役割について提案できるように、自分の得意なことや役割の特徴を把握しておきましょう。

まとめ

この記事では、グループディスカッションの進め方と役割の種類について解説してきました。グループディスカッションの進め方や役割の重要な点は以下の通りです。

  • グループディスカッションの基本的な進め方を知る
  • グループディスカッションに必要な役割を知る
  • 自分の得意なことを把握し、適性のある役割をする
  • 役割が決まらない時の対処法を知る

グループディスカッションの進め方や役割を知れば、慌てることなく試験に臨むことができます。自分の適性にあった役職でグループディスカッションに参加して、採用担当者に好印象を与えましょう。

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