「長期インターンをガクチカに活かす方法がわからない」
「就活に活用できるガクチカが浮かばない」
就活を進めたい大学生は、このような悩みが多いのではないでしょうか。この記事では、ガクチカの重要なポイントを以下の点に絞って解説しています。
- ガクチカに長期インターンの経験を活かす5つのポイント
- ガクチカが浮かばない人の対処法
企業にアピールできるガクチカを作り、就活を成功させましょう。
ガクチカに長期インターンの経験を活かす5つのポイント
長期インターンシップをガクチカに活かすポイントを5つ解説します。
- 長期インターンでの目標を伝える
- 目標達成のためにどう行動したかを伝える
- 長期インターンの実績を具体的なエピソードで伝える
- 長期インターンでどんなスキルが身についたかを伝える
- 長期インターンの経験が企業にどんなメリットがあるかを伝える
自分の強みを伝える方法を見ていきましょう。
長期インターンでの目標を伝える
長期インターンをガクチカに組み込む際は、何を目標にしていたかを伝えるのが重要です。目標や理由を企業に伝えれば、計画性や行動力のアピールに繋がります。目標としては、以下のような例があげられます。
- 興味のある業界の実態を知るため
- 目指す企業を具体的に調査するため
- 自分の性質や得意分野を活かせるか知るため
自分の強みをアピールするためにも、長期インターンでの目標を伝えましょう。
目標達成のためにどう行動したかを伝える
長期インターンで目標達成のためにどう行動したかを伝えるのは必須です。どんな経験があったかを伝えられれば、主体性をアピールできます。
行動がどんな結果に繋がったか、何にミスしたかなどを伝えられれば、積極的な姿勢を評価してもらえます。目標達成のための行動をガクチカに組み込み、積極性を伝えましょう。
長期インターンの実績を具体的なエピソードで伝える
長期インターンでの実績を具体的なエピソードで伝えれば、より自分の強みをアピールできます。例えば、マーケティング企業を長期インターン先に選んだ場合、市場データの解析や広報の作成などに関われます。
市場データを解析して広報やセールスにどんな影響があったのか、売上やホームページの表示回数などの変化を提示できれば、マーケティング企業へのアピールに繋がるでしょう。長期インターンでの具体的なエピソードを伝えれば、企業の目に止まりやすくなります。
長期インターンでどんなスキルが身についたかを伝える
長期インターンで身につけたスキルをガクチカに組み込むのは重要です。具体的なスキルを伝えられれば、企業に興味を持ってもらえます。例えば、営業では以下のようなスキルが欠かせません。
- 顧客を探すための調査力
- 顧客のニーズをつかむ観察力
- 商材の強みを伝えられる会話力
長期インターンの参加前と後でどう変わったか、プラスになった要素を強調できれば、企業に自分の魅力をアピールできます。
長期インターンの経験が企業にどんなメリットがあるかを伝える
長期インターンを経験した自分が就職することで、企業にどんなメリットがあるかを伝えるのが重要です。営業職であれば、顧客を積極的に探し当てられる行動力や調査力に魅力を感じるでしょう。
企業が必要とするのは売上を向上させる人材です。企業が求める人材を調べ、自分の経験やスキルが企業のニーズと合致すれば、内定をもらいやすくなります。
ガクチカの例文3選を職種ごとに解説
ここまで解説したポイントを踏まえて、ガクチカの例文を職種ごとに3つ紹介します。
- 営業の場合
- エンジニアの場合
- マーケティングの場合
シンプルな文章で自信を見せ、自分の強みをアピールしましょう。
営業の場合
営業職では、顧客に合わせた会話力や交渉力が必須だと私は考えています。長期インターンシップでは、IT企業に営業アシスタントとして参加しました。上司の営業に同伴しつつ、顧客との交渉や提案資料の作成に関わらせていただき、半年間で5件の新規契約を獲得しています。
特に、顧客のニーズを的確に把握し、カスタマイズした提案が評価されました。IT企業でのインターンシップで身につけた会話力と交渉力は、貴社の売上に貢献できると考えております。
エンジニアの場合
エンジニア職では、技術的なスキルや問題解決能力が必須です。私は大学での長期インターンシップで、スタートアップ企業の新規プロジェクトに参加しました。インターン先の企業では、JavaScriptを用いたWebアプリケーションの開発業務に携わっています。
また、サイトの視認性や利便性の改善も提案し、アプリのリリース後にはサイトの閲覧数が約1.2倍に増加しました。インターンシップで得た技術や改善提案力により、新規顧客層の獲得に貢献できる自信があります。
マーケティングの場合
マーケティング職に必要なスキルは、分析力や企画力だと考えます。私は長期インターンシップで、広告代理店のSNS運営と企画提案業務に参加しました。ターゲット層の分析やコンテンツ制作、広告運用などに関わり、SNSアカウントのフォロワー数を約20%増加させることに成功しました。
また、コンバージョン率の約10%向上にも成功しました。広告代理店のインターンシップで学んだニーズの分析力や企画力で、貴社の成長に貢献させていただきます。
ガクチカがない人の対処法3選
ガクチカがない人のための対処法を3つ解説します。
- 過去を掘り下げて自己分析する
- 他の人にない自分の特徴・得意分野を探す
- 短期・長期インターンに参加してガクチカを作る
企業に興味を持ってもらうためには、自分の強みを見つけなければいけません。順番に見ていきましょう。
過去を掘り下げて自己分析する
過去の掘り下げによる自己分析は、ガクチカがない場合の就活に効果的です。自分の就職で企業にどんなメリットがあるかを伝えるためには、自分の性質を正確に把握する必要があります。特に以下のようなポイントを重視しましょう。
- 得意な学習分野
- 具体的な記録を残せた行動
- 長年熱中し続けている趣味
アピールできる強みを見つけるためには、年単位で続けているような趣味や行動のリストアップが近道です。趣味をなぜ自分が続けているのか、熱意ある行動を長年続けていられる理由を理解できれば、アピールできる強みの発見に繋がります。
自分の特徴や得意分野を探す
自己分析の次は、特徴や得意分野の調査です。例えば、人が気にしない細かな点が気になる性質であれば、書類の不備や他人のミスに気付きやすくなるでしょう。逆に大雑把な性質であれば、仕事をスピーディーに進められる決断力の持ち主といえます。
大切なのは、自分の働きで企業にどんなメリットがあるかを伝えることです。特に他の人よりも優れた特徴や得意分野があれば、ガクチカを差別化できます。
短期・長期インターンに参加してガクチカを作る
自己分析でガクチカを作れないと悩む大学生には、短期・長期インターンをおすすめします。インターンへの参加で得られるメリットは以下のとおりです。
- インターン先の内定をもらいやすくなる
- 社会人同士のコミュニケーションに触れられる
ガクチカが見つからない大学生は、短期・長期インターンへの参加がおすすめです。
ガクチカに有効な長期インターンの期間は1ヶ月以上!
長期インターンをガクチカに活かしたい大学生は、1ヶ月以上の参加がおすすめです。長期インターンは、業務内容に触れたり、社会人との交流機会が増加したりするだけでなく、キャリア形成方法の理解に役立ちます。
引用元:経済産業省「学生・企業の接続において長期インターンシップが与える効果についての検討会」 2020/04/21
上記の表を見ると、長期インターンに1ヶ月以上参加した大学生は、63.4%がキャリア観(生き方)を明確にできたと答えています。ガクチカをまとめたい人や、キャリア形成の流れをはっきりさせたい人は、1ヶ月以上の長期インターン参加がおすすめです。
まとめ
この記事では、ガクチカに長期インターンを活かすポイントと、ガクチカがない人の対処法を解説しました。あらためて重要なポイントをまとめます。
【ガクチカに長期インターンを活かすポイント】
- 長期インターンでの目標を伝える
- 目標達成のためにどう行動したかを伝える
- 長期インターンの実績を具体的なエピソードで伝える
- 長期インターンでどんなスキルが身についたかを伝える
- 長期インターンの経験が企業にどんなメリットがあるかを伝える
【ガクチカがない人の対処法】
- 過去を掘り下げて自己分析する
- 他の人にない自分の特徴や得意分野を探す
- 短期・長期インターンに参加してガクチカを作る
特に重要なのは企業のニーズを把握することです。企業のニーズを理解できれば、面接の受け答えや履歴書の内容をまとめやすくなります。自己分析やインターンへの参加でガクチカを充実させ、就活を成功させましょう。