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【面接は怖くない】質問の意図を理解することが就活のカギ!

【面接は怖くない】質問の意図を理解することが就活のカギ!

新卒採用の面接は、多くの就職希望者にとって非常に緊張する瞬間です。しかし、「面接官の質問の意図がわからない」と答え方に困る場合もあるでしょう。

本記事では、面接官の質問の意図や、よく聞かれる質問とその答え方の例文を紹介し、面接対策のポイントを解説します。面接官の質問の意図を嚙み砕くことで、恐怖心を和らげ、自信を持って応答できるようになるでしょう。

目次

面接での質問で見られているポイント

面接での質問で見られているポイント

面接官が質問を通じて見ているポイントは大きく分けて2つあります。

ポイント①|一貫性のある内容を伝えられるか

面接官は、応募者の回答に一貫性があるかを重視します。応募者の考えや行動が論理的かどうかを確認するためです。一貫性のない回答は、信頼性に欠ける印象を与えてしまいます。

ポイント②|簡潔に話せるか

簡潔に要点をまとめて話せる能力も重要です。コミュニケーションスキルや問題解決能力を測るための一つの指標です。長々と話すことは避け、ポイントを押さえた回答を心掛けましょう。

【新卒採用】よく聞かれる質問7選と答え方の例文

【新卒採用】よく聞かれる質問7選と答え方の例文

商業インテリアを製造する会社のデザイナー志望の新卒者を想定して、よくある質問を答え方の例とともに以下に7つ挙げます。

質問①|志望動機は何ですか

志望動機は、面接時の質問の王道です。ESや履歴書などの書類でも記載することの多い内容ですが、企業は応募者の動機に共感できるかを重視します。口頭でも簡潔に述べられると評価は高いでしょう。具体的な答え方の例は以下の通りです。

私は、貴社でインテリアデザイナーとして働きたいと考えています。

大学ではインテリアデザインを専攻し、特に機能性とデザイン性を両立させることに興味を持ちました。卒業プロジェクトでは、商業施設のインテリアデザインを担当し、コンペで優秀賞を受賞しました。この経験で、業務用インテリアデザインの重要性や社会的価値の高さを実感しました。

貴社では昨今、商業施設だけでなく、病院や市役所など、公共施設のインテリアデザインの受発注にも力を入れている点に魅力を感じました。

貴社でのデザイナー職を通じて、さまざまな分野でのデザインスキルを磨き、機能的かつ美しいインテリアを提供することで、社会に貢献したいです。

この例文のように、具体的な経験やスキルが、企業にとって大きなメリットと考えられる内容の志望理由を述べられるとよいでしょう。

質問②|学生時代力を入れたことは何ですか

こちらも面接時の質問としては王道です。学生時代に力を入れたことを具体的に述べることが重要です。企業は応募者のこれまでの取り組みの様子や成果を知りたいと考えています。具体的な答え方の例は以下の通りです。

学生時代、商業施設のインテリアデザインプロジェクトに力を入れました。座学で得た知識をもとに、実践的なデザインスキルを磨くためです。

このプロジェクトでは、ユーザー調査からデザイン提案まで一貫して担当し、ユーザーコミット賞を受賞しました。

貴社でもユーザー視点を重視したデザインの提案で、どんな商業的な需要にも対応できるようにしたいと考えています。

この例文のように、具体的な成果と成果までの過程を掘り下げて強調しましょう。

質問③|あなたの強み・弱みは何ですか

普遍的でありながら、意外と具体的に述べることが難しい質問です。臆せずに適切に述べるには、事前の自己分析で強みと弱みを具体的に洗い出しておきましょう。企業はこの質問を通して、応募者の自己認識力と改善意欲を知ろうとしています。具体的な答え方の例は以下の通りです。

私の強みはアイデアを伝える力とプロジェクト管理能力です。この2つのスキルはデザイン業務をほかの人と行うにあたって最も重要だと考えています。

これまで大学の垣根を超え、時にインターンでもインテリアデザインのチームに入って制作を行ってきました。それぞれ毛色の異なるチームで、自分の考えを伝えたり、誰かの意見をすり合わせたりして、創造的なデザインを実現に繋げました。

一方、弱みは完璧主義です。多様な意見を取りまとめることの難しさから、ときに時間がかかりすぎることが難点です。 現在は、優先順位をつける習慣をつけるために、スマホアプリでタスク管理をするなど、改善に努めています。

この例文のように、 強みと弱みを具体的なエピソードで補強するのが効果的です。また、強みや弱みについては複数の考えを求められる場合もあります。その場合を想定して、自己分析をして考えられる回答とエピソードをいくつか用意しておくとよいでしょう。

質問④|あなたにとって働くとは何ですか

働く意義を問うシンプルな質問です。応募者が仕事をするうえで大事にしているものや目的を知り、企業は応募者の仕事観や価値観を理解しようとします。自分の価値観や将来性を述べて、企業のビジョンと結び付けるのが有効な回答方法です。

私にとって働くことは自己成長と社会貢献の場です。働くことにおいては、自分のスキルを高め、他者に価値を提供することを求められているからです。

私はインテリアデザインを通じて、快適で機能的な空間を提供し、人々の生活を向上させたいと考えています。貴社で働くことで、デザインのプロフェッショナルとして成長し、今よりもっと質の高いインテリアや、時代によって変化するライフスタイルに適応したインテリアを提供したいです。

この例文のように、 働くことに対する自分の考えを明確に言語化しましょう。

質問⑤|現在の他社の選考状況はどうなっていますか

この質問には、正直に他社の選考状況を伝えましょう。企業は応募者の本気度や他社との比較を知りたいと考えています。嘘はすぐ見抜かれるため、誠実な対応を行い、企業側との信頼関係を崩さないように心がけましょう。就活では複数企業に応募するのは当たり前です。

現在、複数の企業で選考中で5社ほどデザイン関連の企業の選考を受けています。貴社のデザイン理念に強く共感しているため、貴社が第一志望です。特に、貴社では公共施設のインテリアデザインにも着目していることに私の関心が向いています。私の将来的な目標と、貴社の価値観がマッチしていると考えています。

私は貴社でのデザイナー職を通じて、貴社のビジョン実現に貢献したいです。

このように、他社の選考状況を伝える際は、貴社が第一志望である理由も述べましょう。

質問⑥|あなたは10年後にどうなっていたいですか

この質問の意図は、応募者のキャリアプランや成長意欲を知ることです。具体的なキャリア目標を示し、それを実現するための計画を述べましょう。

10年後に、私は貴社のデザイン部門のリーダーとして活躍したいです。インテリアデザインの専門知識を深め、チームを率いることでさらに売上に貢献したいからです。

現在の公共施設向けの業務用インテリアデザイン分野で、確かな実績を挙げることで、インテリアデザインといえば貴社、というイメージを社会に浸透させたいです。

学生時代のプロジェクトリーダー経験から、チームの力を引き出す能力に自信があります。さらなるスキルアップと実績を積み、貴社の発展と社会貢献に寄与するリーダーになりたいです。

この例文のように、 10年後の目標を掲げ、そのためにどのような道筋を想定しているのかを自分の言葉で述べましょう。

質問⑦|何か質問はありますか

企業は応募者の関心度や準備の程度を見ようとすることがあります。そんな意図が含まれるのが、「逆質問」を求める質問です。 応募者から質問をすることで、企業への関心をアピールできます。具体的なプロジェクトや業務内容について質問するのが有効です。

貴社のデザインプロセスについて詳しく知りたいです。入社後の業務をより具体的にイメージしたいからです。特に、どのようなチーム構成でプロジェクトを進めるのか、どのようなデザインツールを使用するのかに関心があります。

この例文のように、 企業で実際に働く想定の具体的なシチュエーションに基づいた質問ができれば、面接官に強い印象を与えられるでしょう。

面接官が変わった質問をする意図

面接官が変わった質問をする意図

面接では変わった質問が飛んでくることがあります。多くの場合、その目的は応募者の素直な反応や柔軟性を探るためです。具体的に考えられる目的を以下に3点挙げます。

目的①|緊張をほぐすため

面接官は突拍子もない質問をすることで応募者の緊張をほぐそうとします。面接は多くの応募者にとって非常にストレスフルな場面です。リラックスした状態の方が、本来の自分をより良く表現できるからです。

面接中にリラックスするためには、変わった質問が来ても戸惑わず、楽しむ気持ちで答えるよう心掛けましょう。

目的②|素直な価値観を掘り下げるため

変わった質問によって、応募者の自然な価値観や本音を引き出すことも目的のひとつです。標準的な質問では準備された回答を述べることが多いため、応募者の本当の考えや価値観が見えにくくなります。

自分の価値観を素直に表現できるように日頃から自己分析を行い、様々な視点から自分を見つめ直しておきましょう。

目的③|アドリブ対応力を探るため

予想外の質問に対する応募者のアドリブ対応力を確認することが目的です。現実の職場では、予測不能な状況や即座の対応が求められる場面が多々あります。アドリブ力は、その場の状況に柔軟に対応できる力として重要視されます。

面接に備えて様々なシナリオを想定し、どんな質問が来ても柔軟に対応できるように日頃からトレーニングを行いましょう。

このように、変わった質問には明確な目的があります。変わった質問の目的を理解したうえで自分なりの回答を準備すると、より自信を持って面接に臨むことができるでしょう。

【新卒でも変わり種あり】変わった質問3選

【新卒でも変わり種あり】変わった質問3選

面接官が変わった質問をしてくるのは、新卒採用でも例外ではありません。変わった質問として趣向が異なるものを以下に3点挙げます。質問の意図や答えるにあたっての考え方を、ぜひ参考にしてください。

質問①|もし100万円があったら何に使いますか

このような「たられば」の質問の意図は、応募者の価値観や興味を自然に引き出すことです。応募者の人間性や内面に迫る情報を得ることができます。

本筋とは無関係に思われるような質問は、その場で考えたことをその場でまとめられるかを試すものでもあります。応募者の対応能力を測ろうという意図も考えられるといえるでしょう。

このような事前に用意しにくい質問には、自己分析が非常に有効です。自分の軸がある程度定まっていると、自分の考えを発することにためらいが少なくなります。正解が1つに決まる質問ではないため、どんな意見でもしっかり最後まで述べることを最優先に考えましょう。

質問②|人生で最もつらかった経験は何ですか

質問①の「たられば」とは真逆の質問といえます。この質問の意図は、過去の経験から、応募者のストレス耐性や困難を乗り越える力を知ろうとしていることです。

過去の経験を質問されているからと言って、その経験を答えるだけでは不十分と捉えられかねません。そのため、「辛かったことをどのように乗り越えたか」や、「乗り越えた結果どのように考えが変化したか」にフォーカスした回答を自分の言葉で伝える質問であると理解しましょう。

このような過去に関する質問は、やはり自己分析をどこまで掘り下げられるかが試されます。自分の軸を言語化するにあたっては、必ず過去の経験を噛み砕かなければなりません。そのうえで、人より目立とうとするのではなく、等身大の自分を適切に表現することが大切です。

質問③|今日の面接を自己採点したら何点だと思いますか

この質問には準備が有効ではありません。質問の意図としては、応募者の即時的に自己評価する力や反省する力を知るためだと考えられます。

点数を答えるのは当然ですが、なぜそのように考えたのかを的確に言語化できるかどうかが試されています。特に、日本人は謙遜が過剰になりやすく、悪いところばかりを取り上げがちです。

良かったところにも悪かったところにも、臆せず根拠を提示できるように、常に自分以外にも目を向ける癖を付けておくとよいでしょう。

【焦らないために】面接対策のためのおすすめ行動4選

【焦らないために】面接対策のためのおすすめ行動4選

面接の際に焦らないためにはある程度、事前に準備しておくのが有効です。面接対策に向けた具体的な行動を4つ紹介します。

行動①|早めに自己分析にとりかかる

早めに自己分析に取りかかると準備期間を多く確保できるため、面接時の対応の幅が広がります。自己分析を通じて自分の強みや弱み、価値観を明確にすることで、面接での自己PRや志望動機を効果的に伝えられるようになります。

例えば、自分の経験を振り返り、具体的なエピソードを整理することで、面接官に説得力のある話をすることができます。これにより、応募者の信頼性を高め、評価に繋がるでしょう。

自己分析の内容として有効なのは、過去の経験や達成した成果をリストアップし、それぞれのエピソードから学んだことを整理することです。自分の強みを明確に理解し、自信を持って面接に臨むことができます。

行動②│積極的に企業分析をする

積極的に企業分析を行うことも面接対策において重要です。企業のビジョンや事業内容を深く理解することで、面接時に具体的な志望動機を伝えやすくなります。また、企業の文化や価値観が自分に合っているかを確認できます。

企業分析の例としては、企業のウェブサイトやプレスリリース、SNSなどを通じて最新情報を収集したり、自分の志望動機や将来のビジョンと照らし合わせたりすることなどが挙げられるでしょう。面接官に納得のいく、厚みのある説明ができるようになります。

このようにして分析した内容をもとに、自分の経験やスキルとどのように関連するかを整理しましょう。面接時に具体的かつ説得力のある話を展開することができます。

行動③│模擬面接に参加する

模擬面接は、実際の面接での緊張を和らげるのに効果的です。模擬面接を通じて面接の流れや質問に慣れることで、本番の面接に対する不安や緊張を軽減することができます。また、ただ場数を踏むだけでなく、フィードバックを受けることも、改善点を見つけるのに有効です。

例えば、大学のキャリアセンターや就職支援サービスを利用して模擬面接を行うと、具体的なアドバイスを受けることができ、面接の技術や自信が向上します。

模擬面接を複数回実施し、さまざまな質問に対する対応力を磨きましょう。フィードバックをもとに自己改善を図り、本番に備えて万全の準備を整えることが重要です。

行動④│就活以外のことにも目を向ける

いくら周りが就活モードで集中している環境だとしても、就活以外のことにも目を向ける時間は非常に有意義です。就職活動ばかりに集中してしまうと、精神的に疲れてしまいやすいため、適度な息抜きを取り入れることで、新たな気持ちで面接に臨めます。

例えば、趣味やスポーツ、友人との交流など、リラックスできる時間を持つことで、ストレスを軽減し、気持ちの切り替えにつながりやすいです。これらの息抜きやリフレッシュから、面接や就活全般に対する新しい価値観を得られる場合もあります。

定期的に休息を取り、バランスの取れた生活を心がけましょう。趣味やリフレッシュ活動を計画的に取り入れることで、心身ともに健康な状態を保ち、余裕をもって面接に備えることが大切です。

まとめ

まとめ

新卒採用の面接では、質問の意図を理解したうえでで自分を適切にアピールすることが重要です。

一貫性のある内容を簡潔に伝えること、そして変わった質問にも柔軟に対応する力を養うことで、面接の成功率を高めましょう。

面接での対応力を上げるためには、自己分析や企業研究、模擬面接が有効です。自分の考え方がどのようで、その根拠は何で、それらをどのように言葉にしてアウトプットするかを繰り返し試すにあたっては、自己分析や企業研究、模擬面接は大変有効といえます。

面接に恐怖感を持ってしまうのは自分の考えを伝えることに自信を持てない要素を消せないためです。自己と向き合い、言語化へのハードルを下げるためにできることから始めましょう。

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