「オンライン面接でやってはいけないことはなんだろう……」
オンライン面接では、対面の面接とことなる独自のマナーがあります。この記事では、オンライン面接で避けるべきNG行動7選を紹介します。
これからオンライン面接の予定がある就活生や、就職活動を控える大学生にとっては必見です。好感度を上げるテクニックや、よくあるトラブルを防ぐ方法も解説するので、参考にしてみてください。
オンライン面接のNG行動7選
オンライン面接のNG行動7選は以下のとおりです。
- 私服で受ける
- PCでメモを取る
- 目線を合わせずに話す
- 雑音がひどい場所で受ける
- 開始と終了時にあいさつをしない
- カンペを用意して質問に回答する
- スマートフォンの通知をOFFにし忘れる
1つずつ解説します。
私服で受ける
オンライン面接での服装は、対面面接と同様にスーツを選ぶのが無難です。
オンラインであっても面接の基本マナーは大きく変わらないので、自宅で受ける場合でもスーツに着替えましょう。
また、企業によっては「服装は自由です」と伝えられることがあります。その場合は、無地のシャツにジャケットを羽織るといったオフィスカジュアルの服装を選択しても問題ありません。
オンライン面接だからといって私服で受けることは避けましょう。
PCでメモを取る
オンライン面接中にPCでメモを取るのはNGです。
カチャカチャとタイピングする音は面接官に不快感を与えます。強くタイピングする癖がある場合は、カメラが揺れる原因にもなります。
また、面接はメモを取らないことが一般的です。どうしてもメモしたい内容があったら、必ず面接官に確認して許可を得てからメモを取るようにしてください。
その際はメモを取ってよいと分かってから準備するのではなく、事前にノートとボールペンを机に用意しておきましょう。
目線を合わせずに話す
オンライン面接においても、目線を合わせずに話すのはNGです。
オンライン面接では、カメラを見て話すことを意識してください。カメラに目線を向けることで、面接官からは目を見て話しているように映ります。
画面に映っている面接官を見てしまうと目線が合わないことに加え、顔がやや下向きになり暗い表情に見えてしまうので注意しましょう。
雑音がひどい場所で受ける
オンライン面接は自宅の自室など、周りの雑音が少ない場所で受けてください。
カフェやカラオケ、家族が居るリビングなどは極力選ばないようにしましょう。周りの雑音が入る環境だと、面接官の質問が聞こえなかったり、自分の話し声が伝わりにくくなったりしてしまいます。
何度も聞き返すのは失礼になり、イメージダウンにつながります。オンライン面接が確定している日は、静かな場所で受けられるように準備をしましょう。
また、静かな環境が身の回りにない場合は、レンタルオフィスやコワーキングスペースを利用するのもひとつの手段です。
開始と終了時にあいさつをしない
オンライン面接の始まりと終わりにあいさつをすることは、マナーであり守るべきことです。
あいさつができない人に面接官はよい印象を持てないでしょう。始まりと終わりに使えるあいさつの例は以下のとおりです。
開始時:〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします。
終了時:本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。失礼いたします。
上記のようなあいさつを自然に発言できるように練習しましょう。
また、退室する際のタイミングは、面接官がログアウトした後です。「先にどうぞ」と促されたときは、一礼を述べてから退室してください。
カンペを用意して質問に回答する
オンライン面接はカンペを用意することも可能ですが、面接官にバレる可能性があります。
面接官は応募者の目の動きをよく見ています。カメラの外に目線を向けると「カンペを見ているのでは」と推測されてしまうのです。カンペを用意しているのがバレると、今までよい印象だった場合でもイメージダウンにつながる可能性があります。
カンペを用意することに寛容な企業もありますが、リスクのある行為なので、カンペを使わずに答えられるように準備をしておきましょう。
スマートフォンの通知をOFFにし忘れる
スマートフォンやパソコンの通知は、オンライン面接が始まる前にすべてOFFにしましょう。
オンライン面接で通知を鳴らしてしまうと「準備や配慮に欠ける人」と、思われてしまいます。面接官が話しているタイミングにパソコンの通知が入ってしまうと、質問が聞き取れないおそれもあります。
オンライン面接が始まる前のスマートフォンはサイレントモードにする、もしくは電源を切り、通知音がならない状態にしてください。
パソコンも通知OFFの設定に切り替えることを忘れないようにしましょう。
オンライン面接で好感度を上げるテクニック
オンライン面接で好感度を上げるテクニックは、以下のとおりです。
- カメラの横にシールを貼る
- ライトを使って顔を明るく見せる
- 背景に余計な物が映り込まないように片付ける
誰でも簡単に実行できるテクニックなので、ぜひ理解して実践に移してみてください。
カメラの横にシールを貼る
カメラの横にシールを貼ると目印になり、目線を保ちやすくなります。
面接官は、応募者がしっかり目線を合わせて質問に答えたり自己アピールしたりする様子に意欲や熱意を感じるでしょう。カメラの横に貼るシールは、マスキングテープや付箋で代用するのもおすすめです。
シールを貼った際には、カメラに映り込みがないかを必ずチェックしてください。
ライトを使って顔を明るく見せる
オンライン面接はカメラ映りも重要です。
ライトを使うだけで表情を明るく見せることができ、第一印象が向上します。部屋の照明や自然光だけだと、映りが暗いことがあります。今はデスクに置けるコンパクトなリングライトがあり、2,000〜3,000円ほどで購入できるので、この機会に検討してみてください。
リングライトは面接時以外にも入社後のオンライン会議などで活躍します。
背景に余計な物が映り込まないように片付ける
オンライン面接の背景に生活感のあるベッドや部屋干しされた洗濯物などが映り込んでいると、面接官に雑な印象を与えます。
背景に余計な物が映り込まないよう、事前に片付けておくこともオンライン面接のマナーです。本棚などの動かすのが難しい家具は、白いシーツや布を被せることで違和感なく隠せます。
また、バーチャル背景を使う方法もありますが、不自然に見えたり表示されなかったりなどのトラブルがあるため、基本的には使わないほうがいいでしょう。
バーチャル背景を使う際は面接官に断りを入れて、違和感のない白や無地の背景を選んでください。
オンライン面接でよくあるトラブルへの対策法
オンライン面接を受ける際に重要なのが、安定した通信環境を確保することや、ツールの使い方を把握しておくことです。
ここでは、オンライン面接でよくあるトラブルを起こさないための対策をお伝えします。
通信環境は固定回線を選ぶ
オンライン面接に使用する通信環境は、高速かつ安定している固定回線を選びましょう。
ポケットWi-Fiやスマートフォンのテザリング機能を使用して受けることも可能ですが、時間帯や場所によっては画面や音が途切れるおそれがあります。一方で自宅の固定回線なら時間帯に左右されることも少なく、公共のWi-Fiよりも比較的安定しています。
また、使用する回線の速度をチェックできるサイトを以下に掲載しておくので、どのくらいのスピードが出ているかを確かめてみてください。オンライン面接は20Mbps以上あれば、途切れることなくスムーズに進められるでしょう。
使用するツールの使い方は事前に把握しておく
オンライン面接に使用する会議ツールの使い方は、事前に触れて把握しておきましょう。
まずは、オンライン面接の案内メールに記載されているツールを確かめて、アカウントを作成します。アカウントを作成したら、自分のプロフィールを入力していきます。その後はカメラやマイクをテストしながら、テキストでやりとりできるチャットや退室ボタンの場所などを確認しておきましょう。
ツールの使い方を把握しておけば、オンライン面接時の操作に戸惑うことはありません。
使用するデバイスが固まったときは面接官に連絡する
オンライン面接中に画面が固まり動かなくなったときは、まず面接官に電話して事情を伝えてください。
面接官も不本意であることは承知しており、このようなトラブル対応には慣れています。面接官の指示に従いながら、慌てず今後の流れについてよく聞くようにしましょう。
オンライン面接のトラブルに備えるためにも、面接官の電話番号やメールアドレスは事前に控えておくのがおすすめです。
まとめ|オンライン面接のNG行動を把握して準備しよう
オンライン面接のNG行動を把握すれば、面接官へのイメージダウンを防ぎ、好感度の向上に期待できます。
就職に関わる面接を成功させるには、準備することがかかせません。
しっかり準備しておけば、面接本番においても心に余裕が生まれ、自分をうまくアピールできるでしょう。