就職活動の中で証明写真は、自分自身の第一印象を決める重要なものです。服装や髪型を整え撮影した印象が良い証明写真でも、いざ履歴書やエントリーシートに証明写真を貼ろうとした際に「サイズが合わない!」と困ったことはないですか?
証明写真のサイズが合っていないと、「ルールや規則が守れない人なのでは」と悪い印象を持たれてしまう可能性があります。
大学生が就職活動で採用担当者から良い印象を持ってもらうために、この記事では大きく分けて以下の3つの内容について解説します。
- 就職証明写真の適正サイズ
- 就活証明写真の撮り方
- 就活証明写真のサイズが合わない時の対処法
就活証明写真の適正サイズを知れば、履歴書やエントリーシートでの不安が減り、今後の就職活動も自信を持って取り組めるようになるでしょう。
就職証明写真の適正サイズとは?
証明写真には用途によって決められた適正サイズがあり、就職活動においては「4:3」の縦横比が一般的です。
適正サイズではない証明写真を提出してしまうと、採用担当者から「ルールや規則が守れない人なのでは」と思われてしまう可能性があります。
就職活動において証明写真は自分自身の第一印象を決める重要なものであるため、手を抜かず、指定されたサイズの証明写真を使用しましょう。
ここでは「紙の履歴書」と「Webエントリー」の2つの場合の適正サイズを解説していきます。
紙の履歴書の場合は縦4cm×横3cm
紙の履歴書の場合、就活証明写真の適正サイズは「縦4㎝×横3㎝」です。
履歴書やエントリーシートに印刷されている規定の枠にぴったり収まるように貼りましょう。規定の枠より小さくても大きくても、多くの履歴書やエントリーシートを見ている採用担当者の目から見ると、間違いが明らかです。
市販されている履歴書の証明写真サイズは「縦4㎝×横3㎝」がほとんどですが、企業が用意しているエントリーシートの証明写真サイズは「縦4㎝×横3㎝」では無い場合もあるため、事前に必ず確認しましょう。
Webエントリーの場合は縦560px×横420px
Webエントリーの場合、就活証明写真の適正サイズは「縦560px×横420px」です。「縦560px×横420px」の他にも「縦600px×横450px」を指定される場合がありますが、どのサイズでも縦横比は「4:3」と覚えておきましょう。
またデータ提出の場合は証明写真のサイズだけではなく、データ容量にも気を付ける必要があります。証明写真サイズが合っていても、データ容量が大きすぎるとアップロードできなくなってしまうおそれがあるからです。
アップロードできる上限サイズは企業により変わる場合がありますが、一般的に「2MB」以内に収めると、問題なくアップロードできます。また「2MB」以内にすると、企業の採用担当者側もダウンロードがスムーズにできるでしょう。
就活証明写真の撮り方3選
就活証明写真の撮り方には、大きく分けて以下の3つがあります。
- プロが撮影する「写真館」
- 機械で撮影する「スピード写真機」
- 自宅で撮影する「スマホアプリ」
ここではそれぞれの撮り方とメリット・デメリットを解説します。
プロが撮影する「写真館」
就活証明写真の撮り方1つ目は写真館でプロのカメラマンに撮ってもらうことです。
写真館を利用することで、クオリティが高い証明写真を撮ってもらえます。撮影時に表情や身だしなみについて客観的なアドバイスをもらえたり、修正や加工を行うことで印象アップした自分を演出してもらえたりすることがメリットです。
クオリティが高い証明写真を撮ってもらえる反面、費用や時間がかかってしまう点がデメリット。写真館を利用する場合は、時間に余裕を持って早めに動くことがおすすめです。
機械で撮影する「スピード写真機」
就活証明写真の撮り方2つ目はスピード写真機を利用することです。
スピード写真機を利用すると写真館で撮影してもらうよりも費用が安く、自分のタイミングで撮影できるのがメリットです。近年ではオプションとして写真をデータで受け取れる機種があり、スピード写真機で撮影した写真でも焼き増しが可能な場合があります。
デメリットとしては時間制限や撮り直し回数に限りがあるため、撮影時に緊張しやすく印象が良い証明写真を撮影するのが難しい点です。
自宅で撮影する「スマホアプリ」
就活証明写真の撮り方3つ目はスマホアプリを利用して自宅で撮影することです。
スマホアプリで撮影するメリットは、無料で何回でも撮影できる点です。最近の証明写真撮影アプリでは、背景が自動的に無地の壁紙に変更できたり、肌のトーンを調整できたりするものもあります。
しかし自撮りで撮影すると手元を操作しながらの撮影になるため、カメラ目線での撮影が難しく表情が硬くなってしまいがちです。写真館やスピード写真機とは違い撮影の際に照明がない為、証明写真全体が暗くなりやすい点もデメリットの1つと言えます。スマホアプリを利用する場合は1人で撮影を行うのではなく、他の人に協力してもらうことがおすすめです。
就活証明写真サイズが合わない時の対処法
就活証明写真の適正サイズは、縦横比が「4:3」である「縦4㎝×横3㎝」か「縦560px×横420px」がほとんどですが、企業によっては独時のサイズを採用している場合があります。用意していた証明写真サイズが合わないときはこれから紹介する対処法をお試し下さい。
写真の場合
実物の写真の場合は次の3点の対処法があります。
- 撮り直す
- 写真館で焼き増す
- コンビニで焼き増す
実物の写真の場合でも焼き増すためには、写真データが必要です。データが取得できる場合はデータも必ず購入しましょう。
撮り直す
1つ目の対処法は撮り直すことです。写真データが無く、手元にある証明写真のサイズが指定サイズよりも小さい場合は、撮り直す必要があります。
指定サイズよりも大きいサイズになってしまった場合は、写真をカットすることで調節できますが、背景の余白部分と比べて顔の比率が大きくなり、バランスが悪く見えてしまうためあまりおすすめできません。カットして調節する場合は1㎜や2㎜などの誤差範囲が小さい場合が良いでしょう。
いずれにせよ、指定とは異なるサイズの写真しか持っていない場合は、撮り直すことをおすすめします。
写真館で焼き増す
2つ目の対処法は写真館で焼き増すことです。写真館で撮影したデータがあれば、写真館でトリミングした上で焼き増してもらえます。写真館によっては、専用の裁断機で指定サイズに合わせて綺麗にカットしてくれる場合もあります。
全ての写真館で焼き増し対応をしてもらえるとは限らないため、事前に写真館に確認しておきましょう。
コンビニで焼き増す
3つ目の対処法はコンビニで焼き増すことです。証明写真をデータで取得していた場合は、コンビニのマルチコピー機を使って、低価格で焼き増せます。
コンビニで焼き増した場合は、自分自身で指定サイズにカットしなくてはなりません。定規やカッターを使用し、まっすぐ綺麗にカットしましょう。
写真データの場合
写真データの場合はトリミングを行うことで、サイズ調整ができます。自分で撮影した写真を使用する場合は、背景部分が大きい方がトリミングしやすいでしょう。
写真データの場合は次の3点の方法でトリミングが可能です。
- 写真館でトリミング
- Windowsペイント3Dでトリミング
- スマホアプリでトリミング
写真館でトリミング
1つ目の方法は写真館でトリミングしてもらうことです。証明写真を撮影してもらい、証明写真データを買った写真館であれば、データのトリミングをしてくれるでしょう。
全ての写真館でも対応してもらえるとは限らないため、事前の確認が必要です。
写真館でプロの方にトリミングしてもらえば、手間がかからず綺麗に仕上げてくれるので安心です。
Windowsペイント3Dでトリミング
2つ目の方法は Windowsペイント3Dでトリミングすることです。ご自宅でお持ちのパソコンのOSがWindowsであれば、搭載されているペイント3Dのアプリで簡単にトリミングすることができます。
サイズを変更したい写真データを開いたら、トリミングを選択し、カスタムをクリックして指定されているピクセル数を入力しましょう。縦横比を固定するにチェックをすれば、トリミング準備が整います。後は任意の場所にトリミング範囲を合わせて完了を押せばトリミングが可能です。
スマホアプリでトリミング
3つ目の方法はスマホアプリでトリミングすることです。
iPhoneでは写真アプリの編集画面からトリミングを選び、「4:3」の比率を選択し、切り取りたいところで完了のチェックマークをタップすれば、簡単にトリミングができます。
Androidの場合はGoogleフォトアプリから写真を開き、編集ボタンをタップ。切り抜きを選び適正サイズである「4:3」のサイズを指定し、コピーを保存をタップすれば、完成です。
まとめ
この記事では就活時に自身の第一印象を決める重要な要素である、就活証明写真について以下の3つの内容を解説してきました。各項目の1番大切なところは次のとおりです。
- 就活証明写真の適正サイズ 縦横比は「4:3」
- 就活証明写真の撮り方 「写真館・スピード写真機・アプリ」の3種類
- 就活証明写真のサイズが合わない時の対処法 「証明写真データ」を必ず取得する
証明写真のサイズが合わなかった場合、撮り直したり修正したりするためには時間やお金がかかってしまいます。やることがたくさんある就活時の貴重な時間を失わないためにも、証明写真のサイズは最初に確認をして、早めに準備をしておきましょう。