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【ガクチカを深堀りしてくる頻出質問8選】対策方法と良い回答例を解説!

就活の面接で採用担当者にガクチカを話す際、どのような質問で深掘りされるのか不安、どんな回答をすれば良い評価がもらえるのかわからないとう方が多いのではないでしょうか?

この記事ではそんな大学生の方に向けて、頻出する質問や質問の意図、良い回答の作り方を解説していきます。

この記事を読み終える頃にはガクチカの深堀り対策方法がわかり、面接に自信を持って挑めるようになります。

目次

ガクチカの深堀りをされた時の対策方法や良い回答とは

業界や業種が異なったとしても、各企業がガクチカの深掘りをする理由は共通しており、質問する内容が似通っています。そのため、採用担当者から良い評価を得やすい回答には一定の傾向があるのです。また、対策方法を理解して良い回答を一度作れば、どの企業の面接にも応用できます。

企業が面接でガクチカの深堀りをする理由

企業が面接でガクチカを深堀りして聞いてくる理由は次の通りです。

  • 自社とのマッチ度を確かめるため
  • 人柄や思考傾向を把握するため
  • 論理的思考力があるか知るため

詳しく解説していきます。

自社とのマッチ度を確かめるため

企業は採用した就活生が入社した後、長期間に渡って活躍してほしいと考えています。そのため自社の社風や文化、価値観が採用する就活生の考え方や価値観にマッチしていないと早期離職に繋がるため、特に注視しています。

なぜなら、早期退職されてしまうと採用活動に費やしたコスト(時間とお金)がムダになってしまうため、自社とのマッチ度の高さを重要視してるのです。

人柄や思考傾向を把握するため

就活生の人柄や思考傾向を把握することで、自社のどの部署でどのような職種なら活躍してくれそうかを見ています。企業の目的は利益を上げることなので、採用した就活生がどこのポジション(部署や職種)なら成果(自社の利益への貢献)を出してくれそうかを判断しているからです。

論理的思考力があるか知るため

成果を出すため円滑に業務を進めるには、上司や先輩、同僚、部下、顧客の誰に対しても簡潔でわかりやすい説明が求められます。わかりやすい説明をするのに必要なのが論理的思考力です。

採用する就活生に論理的思考力があるか知ることで、入社後に他の社員や顧客と円滑なコミュニケーションを取って活躍できそうか見ています。

ガクチカの深堀り対策方法

面接でガクチカを深掘りされた際の対策方法は以下の通りです。

  • 自己分析を徹底的におこなう
  • 面接や面談回数を増やす

詳しく解説していきます。

自己分析を徹底的におこなう

自己分析を徹底的に行うことで、譲れない自分の価値観(就活の軸)が見えてきます。譲れない自分の価値観がわかれば、ガクチカを深堀る質問に対して明確な回答が可能になります。なぜなら、ガクチカを深堀りする質問の大半は「なぜ?」というキーワードが頻出しており、就活生の譲れない自分の価値観が何なのかを知るために問いかけてくるからです。

つまり、自己分析によって譲れない自分の価値観を把握できれば、採用担当者からの問いに対して的確に回答でき、良い評価を得やすくなります。自己分析の詳しいやり方(譲れない自分の価値観の見つけ方)については、以下の記事が参考になりますので併せてご一読ください。

面接や面談回数を増やす

面接や面談の回数を増やすことで社会人として働いている人達とのコミュニケーションの取り方のコツが掴めてきます。面接は「選考の一部」、面談は「対等な話し合い」を指すため、面接の方が緊張感が高いです。

面接と面談ともに、緊張感を持ちながらコミュニケーションを取る経験を積める貴重な場であることに変わりありません。回数をこなすごとに慣れていき、自分本来の力を発揮しやすくなるため、徐々に良い評価を得やすくなります。

ガクチカの深堀りへ回答する時のコツ

ガクチカの深掘りに対する回答のコツは次の通りです。

  • 結論から答える
  • 状況や背景をわかりやすく伝える
  • 数字を用いて具体的に伝える

詳しく解説していきます。

結論から答える

企業で働く人たちは忙しいため、簡潔でわかりやすい説明が求められます。採用担当者の質問に対して結論から述べることで、相手が知りたい情報を真っ先に提示でき、「入社後に活躍できそうだな」とポジティブなイメージを抱かせられます。

また、結論を先に伝えて相手が話を聞く態勢を整えることで、説明する側は結論を補足する内容を話すだけで伝わるため便利です。

状況や背景をわかりやすく伝える

なぜその結論に至ったのか状況や背景、理由を伝えることで、就活生がどんな価値観や思考傾向を持っているのか採用担当者が把握できます。また、簡潔にわかりやすく伝えることで聞く側の負担を減せるので、良い印象を与えられます。

数字を用いて具体的に伝える

数字を用いて回答することで具体的かつ、客観的な回答ができます。数字の増減を示すことで成果や実績を定量的に伝えられるのです。また、採用担当者が説明の内容を理解しやすくなり、記憶に残る主張ができます。

また、結論から答えたり、結論に至った理由をわかりやすく伝えたりするための具体的なテクニックとして有名な「PREP法」。採用担当者に良い印象を与えるための「メラビアンの法則」について、以下の記事で詳しく解説しています。併せて読むことでより良い評価を得やすくなるのでおすすめです。

ガクチカの深堀り質問集と回答例8選

ガクチカの深掘りに対する質問集は次の通りです。

  • ①なぜそのことに取り組んだか教えてください
  • ②その取り組みを頑張れたのは、なぜだと思いますか?
  • ③なぜその目標を掲げようと思ったのですか?
  • ④取り組むなかで最も困難だったことは何ですか?
  • ⑤その困難を解決しようと思ったのはなぜですか?
  • ⑥困難にはどう向き合って、解決しましたか?
  • ⑦当時に戻れるとしたら、何をどう改善しますか
  • ⑧その学びや経験を仕事でどう生かしたいか教えてください

各質問に対する意図と回答のコツを併せて、詳しく解説していきます。

①なぜそのことに取り組んだか教えてください

この質問の意図は取り組むきっかけになった背景や感情を聞くことで、何がモチベーションとなってその行動に取り組んだのかを知ろうとしています。

回答例は以下の通りです。

週3回ジムの筋トレを始めたきっかけは運動をすることで基礎代謝が上がり、太りづらくなると知ったからです。また、学業に加えアルバイトをするようになり、パフォーマンスを維持するためには身体的な体力が大事だと感じるようになりました。

同様に貴社へ入社後、日々の業務を滞りなく進めて貢献していくためには体力が大事だと考えたため、週3回ジムの筋トレを今も継続しています。

②その取り組みを頑張れたのは、なぜだと思いますか?

この質問の意図は仕事に取り組む際、何をモチベーションに頑張れるのかを知り、困難を乗り越えたり、物事を継続したりできそうかを見ています。

回答例は次の通りです。

週3日ジムの筋トレを継続して頑張れたのは、自分に自信が欲しかったからです。父からよく「体が細いな」と言われるのが嫌でした。また、更衣室で着替える際に他人の筋肉質な身体と細身の自分の身体を比較しては、自分もあの様になりたいと強い憧れを抱くようになりました。

最初は大変でしたが、コンプレックスの解消と理想の自分に近づきたいという想いを原動力にして頑張ることができました。2、3ヶ月目ぐらいから筋トレ後の爽快感や自分の肉体が変化する喜びが勝るようになり、筋トレ前と比較して自信が高まったと感じています。

③なぜその目標を掲げようと思ったのですか?

この質問の意図は物事に取り組む際、現状の問題や課題を見つけ出し解決に向けて主体的に動いていけそうか、思考の過程や姿勢を推し量っています。

回答例は以下の通りです。

週3回ジムの筋トレを目標に掲げた理由は、ジムに通う習慣付けと筋肉増量に必要な休ませる期間を設けるのに適した間隔だと、ジムトレーナーの方に助言を頂いたからです。

ジムトレーナーの方はプロだけあって筋肉質な体付きで、この方の言うことなら成果が出せそうだと想い、素直に実行してみることに決めました。

④取り組むなかで最も困難だったことは何ですか?

この質問の意図はどのようなことを困難と感じるのか、困難を感じた時にどのような感情を抱くのかといった困難への向き合い方から人柄や性格を知り、入社後に活躍してくれそうか知りたいのです。

回答例は次の通りです。

週3回の筋トレをする中で最も困難だったことは、取り組み始めた最初の1ヶ月目にジムへ通うのを習慣化することでした。疲労が溜まると外出するのが手間に感じられ、サボりそうになるのを我慢するのが大変でした。

⑤その困難を解決しようと思ったのはなぜですか?

この質問の意図は困難に直面した際、困難の解決に現状の問題や課題を見つけ出し解決に向けて主体的に動いていけそうか、思考の過程や姿勢を見ています。

回答例は以下の通りです。

ジムへ週3回通うことを習慣化しようと思ったのは、ジムに行くことさえできればやる気のスイッチが入り、筋トレを継続できるだろうと考えたからです。また、ジムに通うボトルネック(一番の障害)は習慣化されるまでの1、2ヶ月を乗り切れるかが成否の分かれ目だと考えたため、解決に尽力しました。

⑥困難にはどう向き合って、解決しましたか?

この質問の意図は問題や困難に直面した際、どのようなプロセスで問題に対処しているのか姿勢や思考傾向を知ることで、企業が求める人物像にマッチしそうか推し量っています。

回答例は次の通りです。

最初はジムへ行くことをサボってしまいそうになりましたが、普段着をストレッチ性の高い服に変えて着替えの手間を省くよう改善しました。また、筋トレ中だけ自分の好きなYoutube動画を見て良いことにし、ジムに通いたくなるよう工夫をした結果、週3回のジム通いを続けることに成功しました。

⑦当時に戻れるとしたら、何をどう改善しますか

この質問の意図は就活生が現状の課題を把握し、向上心や成長意欲があるかを知ることで入社後、長期間に渡って活躍してくれそうな人材かを見ています。

回答例は以下の通りです。

もし当時に戻れるなら、自分の体重×1.5gのプロテインを朝・昼・夜の3回に分け、筋トレ直後なら2時間以内に摂取して効果が最大になるよう配慮します。ジムの筋トレを始めた当初は、効果的なプロテインの摂取タイミングを理解できていなかったためです。

⑧その学びや経験を仕事でどう生かしたいか教えてください

この質問の意図は長期的な視野で、主体的に自己成長していく中で身につけた学びや経験を用いて自社に貢献してくれそうか、自社の求める人物像にマッチしているかを見ています。

回答例は次の通りです。

週3回ジムの筋トレを継続して、筋肉量を増加させる成功体験を得ることができました。その中で学んだのは、成果を上げている人から正しいやり方(方向性)を学び、言われたとおり素直に試すこと。また、自分の状況に適したやり方へ最適化することで、成果が出やすくなるということです。

同様に仕事でも同じプロセスをたどることで、仕事の成果に結びつけて企業やチームに貢献していきたいと考えています。

まとめ

採用担当者がガクチカを深堀りする理由や聞いてくる頻出質問、良い回答の作り方や回答する時のコツについて解説しました。

ガクチカを深堀る質問をされると、詰め寄られているような感覚になりプレッシャーを感じるかもしれませんが、見方を変えればあなたに興味があるから聞いてくるとも捉えられます。

この記事で紹介した内容を1つでも試してみることで、ガクチカの深堀りに対して動じることなく回答できるようになると思いますので、取り入れてみることをおすすめします。

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