GMOインターネットグループ株式会社(東証プライム市場、以下GMOインターネットグループ)は、ドメイン登録・レンタルサーバーをはじめとするインターネットインフラ事業を核に、インターネットセキュリティ・インターネット広告・メディア・インターネット金融・暗号資産と幅広い領域を手がける総合インターネット企業グループです。2025年12月期の有価証券報告書によると、同社の平均年収は841万円となっており、IT・インターネット業界のなかでも高い水準にあります。
本記事では、GMOインターネットグループの平均年収について、有価証券報告書をもとに年度別の推移や同業他社との比較、役職別・年齢別のデータを詳しく解説します。転職や就職を検討している方にとって、年収水準や働く環境を把握するうえでの参考としてご活用ください。なお、2025年1月1日付でGMOインターネットグループは持株会社体制に移行しており、以下の有報データは持株会社(証券コード9449)のものです。インターネットインフラ・広告事業を承継した事業子会社のGMOインターネット株式会社(証券コード4784)は2025年1月に新体制で始動したばかりであり、現時点では複数期分の有報データが蓄積されていないことをあらかじめご了承ください。
GMOインターネットの会社概要
GMOインターネットグループは、1995年12月にインターネット事業を創業して以来、「すべての人にインターネット」を掲げてサービスを拡大してきた企業グループです。現在はインターネットインフラ、インターネットセキュリティ、インターネット広告・メディア、インターネット金融、暗号資産という5つの主要セグメントを軸に事業を展開しています。上場企業12社を含むグループ153社、約8,200名のパートナーとともに成長を続けており、国内のインターネット産業を広くカバーするエコシステムを構築しています。
GMOインターネットの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | GMOインターネットグループ株式会社 |
| 証券コード | 9449(東証プライム市場) |
| 設立 | 1991年5月(インターネット事業開始は1995年12月) |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー |
| 代表取締役グループ代表 | 熊谷 正寿 |
| 事業内容 | インターネットインフラ事業、インターネットセキュリティ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業 |
| グループ会社数 | 153社(上場企業12社含む) |
| グループパートナー数 | 約8,200名 |
| 公式サイト | https://group.gmo/ |
GMOインターネットグループの事業の根幹は、ドメイン登録サービス「お名前.com byGMO」に代表されるインターネットインフラ事業です。ドメイン登録では国内20年以上にわたりトップシェアを維持しており、クラウド・レンタルサーバーやプロバイダーサービスとあわせて「無くならない・無くてはならない」岩盤ストック収益を形成しています。インターネット金融事業ではGMOクリック証券を擁し、FX取引高で世界トップクラスの実績を誇ります。さらに暗号資産事業やAI・ロボティクス関連への積極投資も進めており、インターネット産業のバリューチェーン全体を網羅する構造が同グループの大きな特徴です。
GMOインターネットの平均年収はどのぐらい?
GMOインターネットグループの平均年収は、有価証券報告書(提出会社の状況)にて毎期開示されています。直近の2025年12月期では841万円となっており、5年前の2020年12月期(623万円)から大きく上昇しています。ただし、2025年1月に持株会社体制へ移行した影響で、直近期は単体従業員数が大幅に減少しており(723名から197名へ)、平均年収の急伸には組織再編による構成員の変化が影響している点に留意が必要です。
年度別の平均年収推移
下表は、GMOインターネットグループ株式会社(証券コード9449)の有価証券報告書「提出会社の状況」に記載された従業員データの推移です。
| 年度(決算期) | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年12月期 | 660 | 35.5 | 5.5 | 764 |
| 2022年12月期 | 677 | 36.1 | 6.4 | 737 |
| 2023年12月期 | 680 | 非開示 | 非開示 | 非開示 |
| 2024年12月期 | 693 | 37.9 | 非開示 | 723 |
| 2025年12月期 | 841 | 39.0 | 6.4 | 197 |
出典:GMOインターネットグループ株式会社 有価証券報告書(2021年12月期〜2025年12月期)
2021年12月期から2024年12月期にかけては、年間10〜20万円程度の安定的な増加が続いていました。2025年12月期に前年比148万円と大幅に上昇したのは、持株会社体制への移行にともない単体従業員数が723名から197名へ大きく減少し、コーポレート機能に特化した高年収層が中心となった構成に変化したためです。そのため、2025年12月期の841万円はグループ全体の平均水準とは性質が異なる点にご留意ください。
他企業との比較データ
同業のインターネット・IT企業との平均年収(各社最新有価証券報告書ベース)を比較します。
| 会社名 | 平均年収(万円) | 決算期 |
|---|---|---|
| GMOインターネットグループ(9449) | 841 | 2025年12月期 |
| GMOインターネット(4784) | 599 | 直近有報 |
| さくらインターネット(3778) | 非開示 | — |
| バリューコマース(2491) | 非開示 | — |
出典:各社有価証券報告書、日本経済新聞(有価証券報告書等データ)
持株会社としての性格が強まった2025年12月期のGMOインターネットグループ(9449)の841万円は、従業員構成の変化を反映した数値であり、同規模インターネット企業の標準的な水準と単純に比較することは難しい状況です。事業子会社のGMOインターネット(4784)の直近有報ベース599万円は、インフラ・広告事業を担う実務職を含む構成であり、業種平均と比較してより実態に近い数値といえます。
GMOインターネットの役職別年収データ
GMOインターネットグループ株式会社の有価証券報告書では、役職別の年収内訳は公式データとしては非開示となっています。有価証券報告書「提出会社の状況」に記載されるのは平均年間給与(全従業員の単純平均)のみであり、職位・グレード別の年収レンジは開示されていません。
同社では「ミッショングレード制」と呼ばれる評価制度を採用しており、四半期ごとに評価が行われ、成果に応じて昇格・昇給の機会があります。グループ内では成果を上げた社員に対して年収1,500万円以上のポジションが開かれているとされていますが、これはグループ全体の採用方針に関する説明であり、有価証券報告書に根拠のある数値ではありません。役職別の具体的な年収レンジを確認したい場合は、GMOインターネットグループ公式IRページや採用情報をご参照ください。
| 区分 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 役職別年収レンジ | 非開示(有価証券報告書に記載なし) |
| 全従業員平均年収(2025年12月期) | 841万円 |
| 評価制度 | ミッショングレード制(四半期評価) |
GMOインターネットの年齢別年収推移
GMOインターネットグループ株式会社の有価証券報告書では、年齢別の年収データは公式データとしては非開示となっています。有価証券報告書「提出会社の状況」に記載される情報は、従業員全体の平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数のみであり、年齢帯ごとの年収内訳は開示されていません。
参考として、直近の有価証券報告書から確認できる従業員属性データを以下に示します。2025年12月期は持株会社体制移行後の構成であるため、平均年齢39.0歳・平均勤続年数6.4年という数値はコーポレート機能に特化した少数精鋭の構成を反映しています。年齢帯別の年収推移を詳しく知りたい場合は、GMOインターネットグループのIR情報ページにて最新の有価証券報告書を直接ご確認ください。
| 年度 | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 年齢別年収 |
|---|---|---|---|
| 2021年12月期 | 35.5 | 5.5 | 非開示 |
| 2022年12月期 | 36.1 | 6.4 | 非開示 |
| 2024年12月期 | 37.9 | 非開示 | 非開示 |
| 2025年12月期 | 39.0 | 6.4 | 非開示 |
出典:GMOインターネットグループ株式会社 有価証券報告書(2021年12月期〜2025年12月期)
【中途採用】GMOインターネットのような優良企業への転職おすすめサービス
GMOインターネットのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
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GMOインターネットの福利厚生
GMOインターネットグループは、 「世界一の福利厚生」をパートナーへ提供することを目指し、さまざまな福利厚生制度の拡充を進めています。 以下では、GMOインターネットグループ公式サイト・採用サイトに記載された主な制度をカテゴリ別に紹介します。
職場環境・食事
グループ本社内には24時間365日利用できる社員食堂「シナジーカフェ GMO Yours」があり、食事・飲み物は無料で提供されています。 また、グループ本社には本格的なマッサージサービス「GMO Bali Relax」が設置されており、心身のリフレッシュを図ることができます。 オフィス内にはジム「GMO OLYMPIA」も完備されており、コンシェルジュカウンターではプライベートなお店探しやクリーニング代行など多彩なサポートも受けられます。
子育て支援
働くパパ・ママが安心して仕事ができる環境を整えるため、生後57日後からお預かり可能な社内託児所「キッズルーム GMO Bears」を設けています。 通勤時の負担を軽減するため、タオル・おむつなどの消耗品は託児所内に完備されています。
勤務制度・休暇
8時から19時の間で30分単位で始業・終業時間を変更できるフレックスタイム制を採用しており、年次有給休暇の範囲内で5日間を限度に時間単位での有給取得も可能です。 また、リモートワーク制度を整備しており、各パートナーのライフステージや価値観に合わせた柔軟な働き方を支援しています。 交通費は非課税限度額の範囲内で会社基準に基づき支給されます。
資産形成・健康支援
従業員持株制度では奨励金10%分と事務手数料を会社が負担します。確定拠出年金制度(企業型DC)も導入しており、等級に比例して会社が拠出金を追加支援する仕組みになっています。 健康面では、女性の健康支援として低用量ピル服薬支援サービス「mederi for biz」の費用補助も実施しており、東京以外の拠点のパートナーも利用できます。 さらに、自己啓発のための外部サービス利用に対する月額費用補助も設けられています。
出典:GMOインターネットグループ株式会社 採用サイト(recruit.group.gmo)、GMOインターネットグループ株式会社 サステナビリティ(労働慣行)ページ
GMOインターネットの転職難易度は?
GMOインターネットグループの2024年度における中途採用比率は85.0%であり、中途採用に積極的な企業であることが公式データからも確認できます。 持株会社体制への移行後、募集ポジションはコーポレート機能・経営戦略・AI関連など高度専門職が中心となっており、求職者にとっては職種を絞った準備が重要です。
求められる人材像
GMOインターネットグループが公式に掲げる人材像は、「100年単位で続く企業グループの成長を推進し、グループ経営の将来を担う人材」です。 GMOが公表している求める人物像として「GMOイズム」を深く理解し実践できる人財が挙げられており、すべての面接で志望動機や企業理解に関する質問がされるため、事前にGMOがどのような人財を求めているのかを理解しておく必要があります。
持株会社体制移行後の採用求人(公式採用ページ・リクルートエージェント掲載情報)では、以下のような人物像・スキルが明示されています。
- 事業会社の経営に強い関心を持ち、経営課題の発見から戦略立案・実行まで担える方
- 公認会計士・弁護士・研究者など高度な専門資格・知見を持つ方
- AI・ロボティクスなど先端技術への深い知識と実装経験を持つエンジニア・研究者
- 秘書・総務・法務など専門スキルを持ちグループ横断で活躍できるコーポレート人材
出典:GMOインターネットグループ株式会社 採用情報(キャリア採用ページ)、リクルートエージェント掲載求人情報
転職成功のポイント
GMOインターネットは転職市場での人気は高い一方、募集職種が多岐にわたっているため、職種によっては十分に転職できる可能性があります。 選考はおおむね書類選考・適性検査(Webテスト)・複数回の面接という流れで進みます。 エンジニア職など一部の職種では適性検査が不要な場合もあります。
転職活動で意識すべきポイントを整理します。
- 「GMOイズム」(インターネットで世界一を目指すベンチャー精神)への共感を具体的なエピソードで語れるよう準備する
- 持株会社としての役割(グループ全体の経営・投資・ガバナンス)を正確に理解し、志望職種との接点を明確にする
- AI活用実績や専門資格は選考で強みになるため、具体的な成果とともに職務経歴書に記載する
- 中途採用の募集状況はグループ公式採用ページで随時更新されるため、定期的にチェックして応募時期を逃さないようにする
GMOインターネットのまとめ
本記事では、GMOインターネットグループ株式会社(東証プライム市場、証券コード9449)の平均年収・福利厚生・転職難易度について、有価証券報告書および公式採用情報をもとに解説しました。
有価証券報告書(提出会社の状況)によると、同社の平均年収は2021年12月期の660万円から2025年12月期の841万円へと推移しています。ただし、2025年12月期は2025年1月1日付の純粋持株会社体制への移行にともない、単体従業員数が723名から197名へ大きく減少した影響があります。841万円という数値はコーポレート機能に特化した高年収層が中心となった構成を反映しており、インターネット・IT業界全体の実務職を含む平均水準とは性質が異なる点に留意が必要です。事業を承継した子会社のGMOインターネット株式会社(証券コード4784)の直近有報ベース599万円のほうが、インフラ・広告事業の実務職を含むより実態に近い数値といえます。
福利厚生面では、24時間利用可能な社内カフェ・社内託児所・フレックスタイム制・リモートワーク・従業員持株制度・企業型確定拠出年金など、業界水準を上回る多彩な制度が整備されています。転職・就職を検討する際は、持株会社としての役割と事業子会社それぞれの役割を正確に理解したうえで、自身のキャリア目標と照らし合わせることが重要です。
最新の採用情報・有価証券報告書は、GMOインターネットグループ キャリア採用ページおよびGMOインターネットグループ IR情報ページからご確認ください。


