人材派遣を中心とした人材サービスを展開するWDBホールディングス株式会社(以下、WDBホールディングス)は、兵庫県姫路市に本社を置く東証プライム上場の純粋持株会社です。転職や就職を考えるうえで、年収水準は気になるポイントではないでしょうか。
この記事では、有価証券報告書に記載された提出会社の平均年間給与をもとに、年度別の推移と同業他社との比較を整理します。役職別・年齢別の年収データについては、公式に開示されている範囲を正確にお伝えします。
WDBホールディングスの会社概要
WDBホールディングスは1985年設立で、本社は兵庫県にあります。 当社グループは、当社(純粋持株会社)及び子会社15社により構成され、主として人材派遣を中心とした人材サービス関連事業を展開しています(2025年3月期有価証券報告書)。 グループ全体では連結で5,000名を超える従業員を抱える規模で、2025年3月期の連結従業員数は5,452名 でした。
WDBホールディングスの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | WDBホールディングス株式会社 |
| 証券コード | 2475 |
| 上場市場 | 東京証券取引所 プライム市場 |
| 設立 | 1985年 |
| 本社所在地 | 兵庫県姫路市豊沢町79番地 |
| 決算期 | 3月 |
| 事業形態 | 純粋持株会社(グループ子会社15社) |
| 連結従業員数 | 5,452名(2025年3月期) |
| 提出会社の従業員数 | 11名(2025年3月期) |
出典はWDBホールディングス株式会社 有価証券報告書(2025年3月期)です。
事業の中心は人材サービス事業で、 人材派遣とは、グループが雇用する社員を顧客に派遣し、顧客の業務を支援するサービスと説明されています。 技術系人材派遣ではバイオ・化学など理学系の研究職人材に強みがあるとされ、専門性の高い領域で存在感を持つ企業です。
WDBホールディングスの平均年収はどのぐらい?
有価証券報告書で開示されている直近で確認できた平均年間給与は、 708万4,000円(2025年3月31日現在)です。ただし、この数値は純粋持株会社である提出会社に在籍する従業員の平均で、対象は11名と少人数です。グループ会社で働く派遣スタッフや事業会社の社員を含む数値ではない点にご注意ください。
年度別の平均年収推移
| 年度 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2020年3月期 | 650.3 | 44.7 | 9.6 | 11 |
| 2022年3月期 | 662 | 48.65 | 11.28 | 10 |
| 2023年3月期 | 694 | 49.4 | 14.31 | 11 |
| 2025年3月期 | 708.4 | 43.1 | 15.5 | 11 |
出典はWDBホールディングス株式会社 有価証券報告書(各期、提出会社の状況)です。表には数値を確認できた期を掲載しています。平均年収は2020年3月期の650万円台から、2025年3月期には708万円まで上昇しました。勤続年数も9.6年から15.5年へと長くなっています。
提出会社は11名前後の少人数のため、人員の入れ替わりや年齢構成の変化が平均値に影響しやすい点には留意が必要です。なお、 2026年3月期(第41期)の有価証券報告書は2026年6月18日に提出されています。 最新期の数値は、WDBホールディングスのIRライブラリーやEDINETで公表資料をご確認ください。
他企業との比較データ
| 企業名 | 平均年収(万円) | 対象期 |
|---|---|---|
| WDBホールディングス | 708.4 | 2025年3月期 |
| nmsホールディングス | 733.6 | 2025年3月期 |
出典は各社 有価証券報告書(2025年3月期)です。比較対象は、同じ人材サービス分野で開示値を確認できたnmsホールディングスとしています。
比較表の数値では、WDBホールディングスの708.4万円は同業のnmsホールディングス(733.6万円)より約25万円低いものの、近い水準にあり標準的な位置づけといえます。ただし、いずれも持株会社の少人数の従業員が対象である点を踏まえて見る必要があります。
WDBホールディングスの役職別年収データ
WDBホールディングスの有価証券報告書には、提出会社の従業員全体の平均年間給与は記載されていますが、課長・部長といった役職別の年収は記載されていません。公式データとしては非開示です。そのため、本記事では役職別の金額を掲載しません。
| 区分 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 一般社員 | 非開示 |
| 主任・リーダー | 非開示 |
| 課長クラス | 非開示 |
| 部長クラス | 非開示 |
出典はWDBホールディングス株式会社 有価証券報告書(2025年3月期)です。提出会社の従業員が11名と少なく、役職ごとに分けた数値は公表されていません。
WDBホールディングスの年齢別年収推移
年齢別の年収についても、公式データとしては非開示となっています。有価証券報告書で確認できるのは、提出会社の従業員全体の平均年齢と平均年間給与のみです。
| 区分 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代 | 非開示 |
| 50代以上 | 非開示 |
| 提出会社の平均年齢(2025年3月期) | 43.1歳 |
| 提出会社の平均年間給与(2025年3月期) | 708万4,000円 |
出典はWDBホールディングス株式会社 有価証券報告書(2025年3月期)です。年代別の金額は公式に示されていないため、年齢ごとの年収水準を知りたい場合は、面接や内定時の条件提示で個別に確認することをおすすめします。
【中途採用】WDBホールディングスのような優良企業への転職おすすめサービス
WDBホールディングスのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
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WDBホールディングスの福利厚生
WDBホールディングスの福利厚生は、グループの採用サイトや各社の募集要項で公表されています。 WDBグループは、社員のワークライフバランスを充実させるために働き方の改革を行っており、労働時間の短縮や給与のベースアップなどで福利厚生を整えています。 以下は、WDBグループ採用サイトおよびWDB株式会社の福利厚生ページに記載された内容です。雇用形態や配属先によって適用条件が異なる制度もあります。
住宅・手当・保険に関する制度
新卒採用のビジネスグロース職の募集要項では、 家賃補助が最大70%(居住エリアによって上限あり)、通勤手当は全額支給、残業手当も全額支給で、みなし残業はないと記載されています。 保険や資産形成の面では、法定福利として健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険があり、法定外福利として企業型確定拠出年金(DC)、従業員持株制度、GLTD保険(団体長期障害所得補償保険)、退職金制度、WDBグループ奨学金、社員旅行などが挙げられています。 なお、家賃補助などの手当は募集職種ごとに内容が異なるため、応募する職種の募集要項で確認することをおすすめします。
休暇・働き方に関する制度
休暇制度について、WDB株式会社の福利厚生ページでは、 有給休暇は入社半年経過後に勤続年数に応じて最大20日間が付与され、入社半年未満の間も3日間が特別に付与されると説明されています。1日単位だけでなく、1時間単位や半日単位でも取得できます。 子育てや介護に関しては、出生時育児休業(産後パパ育休)や介護休業制度が整備されています。
働き方の面では、 2022年以降、就業時間を従来の8時間勤務から9時から17時の7時間勤務に短縮しています。 また、2026年7月から、ネゾット株式会社でコアタイムなしのフルフレックス制度が導入されており、他のグループ会社についても導入の検討が進められています。 長期勤続者向けには、入社15年以上の社員を対象に、1〜3カ月程度の長期休暇を取得できるサバティカル休暇があります。
給与改定・能力開発に関する制度
給与面では、 2022年から2024年にかけて給与アップを行い、給与水準を合計20%引き上げたとされています。 学びの面では、仕事で成果を発揮するための講義を中心とした社内教育プログラムである能力開発プログラムが用意されています。 出典はWDBグループ採用サイトおよびWDB株式会社キャリア採用サイトの福利厚生ページです。
WDBホールディングスの転職難易度は?
提出会社であるWDBホールディングス本体の従業員は11名(2025年3月期)と少なく、 採用サイトの募集職種一覧でも、持株会社の募集は経営者や経営幹部候補が中心です。 一方で、グループの事業会社であるWDB株式会社は、研究職を実務未経験から始められる正社員型派遣の求人をdodaに掲載しています。 持株会社本体を狙う場合は求人の出方が限られるため、グループ事業会社の求人を並行して確認し、募集が出たタイミングで応募する動き方が現実的です。
求められる人材像
経営人材採用のページでは、求める人材として、 問題意識と論理的思考、そして本人の思いを重視するという方針が示されています。持株会社の経営者や経営幹部候補の募集では、新規事業の立ち上げや事業会社の経営を担う役割が想定されているため、マネジメントや事業開発の経験が重視されると考えられます。
事業会社の研究職などの求人では、 実務未経験を歓迎しつつ、研究職で働きたい方や理化学系専攻で専門・短大卒以上の方が対象とされています。 マイナビ転職の求人でも、第二新卒歓迎で、メーカーや製造など異業種出身の先輩社員が活躍していると記載されています。 理系の専門知識を活かしたい第二新卒や20代、30代の方は、応募条件に合うかを確認しやすい求人といえます。
転職成功のポイント
転職を検討する際は、まず応募先が持株会社なのか事業会社なのかを整理することが大切です。WDBホールディングスの有価証券報告書で開示されている平均年間給与708万4,000円は、提出会社11名の平均であり、事業会社の求人の給与とは対象が異なります。事業会社の募集では、 首都圏の研究職の求人で月給32万円からと提示されている例があります。 応募する職種の募集要項に記載された給与や手当を個別に確認しましょう。
募集職種や選考の流れはWDBグループ採用情報で確認できます。選考では、これまでの経験をどう活かし、人材サービス事業やグループの事業にどう関わりたいかを、具体的に説明できるよう準備しておくと安心です。
WDBホールディングスのまとめ
WDBホールディングスは、兵庫県姫路市に本社を置く人材サービス中心の純粋持株会社です。有価証券報告書に記載された提出会社の平均年間給与は、2025年3月期で708万4,000円でした。2020年3月期の650.3万円から上昇しています。ただし、対象は提出会社の従業員11名で、グループ全体の従業員の年収ではありません。同業のnmsホールディングス(733.6万円)と比べると約25万円低いものの、近い水準にあります。
役職別・年齢別の年収は、公式データとしては非開示です。福利厚生は、有給休暇の時間単位取得、7時間勤務、サバティカル休暇、企業型確定拠出年金や従業員持株制度など、グループ採用サイトで確認できる制度が整っています。
転職を考える場合は、持株会社本体の経営層向け募集と、事業会社の研究職などの募集を分けて検討することをおすすめします。年収を比較する際は、提出会社の平均値だけで判断せず、応募する職種の募集要項に記載された給与条件を確認してください。最新の数値は、2026年3月期の有価証券報告書など、公表資料で確認できます。


