株式会社FJネクストホールディングス(以下、FJネクストHD)は、東京都新宿区に本社を置く東証プライム上場の不動産持株会社です。自社ブランド「ガーラマンションシリーズ」を展開する投資用ワンルームマンションの企画・分譲が主力事業で、不動産業界の中でもとりわけ首都圏の資産運用型マンション市場に強みを持ちます。転職・就職を検討するうえで、平均年収や年収推移は欠かせない情報のひとつです。
この記事では、FJネクストHDの有価証券報告書に開示された公式データをもとに、平均年収・年度別推移・同業他社との比較を詳しく解説します。役職別・年齢別のデータについても、公式一次情報の範囲で正確にお伝えします。
FJネクストホールディングスの会社概要
FJネクストHDは、 2021年10月1日付で持株会社体制に移行し、同日付で商号を株式会社FJネクストホールディングスに変更しました。 グループ全体の経営戦略を担う持株会社として機能しており、当社グループは当社および連結子会社5社、非連結子会社1社により構成され、首都圏において不動産開発事業を中心として事業展開しています。
資産運用型マンションの企画・分譲等を行うFJネクストを中核とする持株会社で、都心エリア中心に自社ブランド「ガーラマンションシリーズ」を展開し、仕入力・販売力が強みです。 グループ傘下には、不動産管理事業を担うエフ・ジェー・コミュニティ、建設事業を担う株式会社レジテックコーポレーション、旅館事業を行うFJリゾートマネジメント株式会社 なども抱えており、不動産の川上から川下まで一貫したビジネスモデルを持っています。
FJネクストホールディングスの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式社名 | 株式会社FJネクストホールディングス |
| 英語名 | FJ Next Holdings Co., Ltd. |
| 設立 | 1980年(昭和55年)7月 |
| 代表者 | 代表取締役会長 肥田 幸春 / 代表取締役社長 肥田 恵輔 |
| 本社所在地 | 東京都新宿区西新宿六丁目5番1号 新宿アイランドタワー |
| 資本金 | 27億7,440万円 |
| 証券コード | 8935(東京証券取引所プライム市場) |
| 事業年度 | 4月1日〜3月31日 |
| 主な事業内容 | グループ会社の経営管理、不動産特定共同事業、不動産の売買・賃貸 |
| 上場市場 | 東京証券取引所プライム市場 |
出典:株式会社FJネクストホールディングス 公式サイト 会社概要
FJネクストHDの報告セグメントは、不動産開発事業・不動産管理事業・建設事業・旅館事業の4つです。 主力の不動産開発事業では、「ガーラ」ブランドの新築マンションに加え、中古マンションの買取・再販も積極的に手がけており、ガーラ・レジデンスシリーズの開発等も推進しています。 東証プライム上場企業の中では比較的小規模な持株会社ながら、首都圏の投資用マンション市場において高い知名度と実績を誇ります。
FJネクストホールディングスの平均年収はどのぐらい?
FJネクストホールディングスは上場企業のため、有価証券報告書内にて平均年収が公開されており、2024年のFJネクストホールディングス株式会社の平均年収は727万円でした。 全国の給与所得者平均と比較しても高水準にあり、2023年度の全国の平均年収は460万円(国税庁)のため、比較的年収の高い企業です。
年度別の平均年収推移
以下の表は、有価証券報告書(提出会社の状況)に記載された数値をもとに作成しています。FJネクストHDは持株会社のため、開示対象は単体(提出会社)の従業員データです。
| 年度(期末) | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2025年3月期(第45期) | 736 | 36.2 | 非開示 | 非開示 |
| 2024年3月期(第44期) | 727 | 37.1 | 12.2 | 38 |
| 2023年3月期(第43期) | 757 | 非開示 | 非開示 | 39 |
| 2022年3月期(第42期) | 746 | 39.7 | 13.9 | 35 |
出典:株式会社FJネクストホールディングス 有価証券報告書(各年3月期)、J-LiC 上場企業サーチ、転職回廊(2024年3月期)
平均年収は年度によって700万円台後半から700万円台前半の間で推移しています。 平均勤続年数は12.2年で、プライム全体平均の13.7年をやや下回るものの、プライム市場の不動産業界の平均7.8年と比べると業界内では比較的勤続年数が長く、人の出入りの少ない会社といえます。 持株会社のため従業員数は30〜40名規模と小さく、個人の成果や役職によって年収の振れ幅が大きくなりやすい構造です。
他企業との比較データ
同業の東証プライム上場不動産企業と、有価証券報告書ベースの平均年収を比較します。
| 企業名 | 平均年収(万円) | 市場 | 出典 |
|---|---|---|---|
| FJネクストホールディングス | 727 | 東証プライム | 有価証券報告書(2024年3月期) |
| 大東建託 | 837 | 東証プライム | 有価証券報告書(2024年3月期) |
| 住友不動産 | 817 | 東証プライム | 有価証券報告書(2024年3月期) |
| 東急不動産ホールディングス | 760 | 東証プライム | 有価証券報告書(2024年3月期) |
| 日本エスリード | 680 | 東証プライム | 有価証券報告書(2024年3月期) |
出典:各社有価証券報告書(2024年3月期)
FJネクストHDの平均年収727万円は、 東証プライム上場企業の平均年収742万円と比べるとプライム内では平均的な給与水準であり、東証プライムの不動産業界の平均年収835万円と比較すると業界内では比較的年収の低い水準にあります。
上表の比較5社の中では中位に位置しています。住友不動産や大東建託といった大手総合デベロッパーには及ばないものの、投資用ワンルームマンションに特化した持株会社という事業規模・従業員数を踏まえると、一人あたりの生産性は高い水準を維持しています。
FJネクストホールディングスの役職別年収データ
FJネクストHDの有価証券報告書(提出会社の状況)では、役職ごとの年収内訳は開示されていません。役員報酬については、有価証券報告書の「役員の報酬等」の項目に総額および人数が記載されていますが、一般従業員の役職別年収(係長・課長・部長など)は公式データとしては非開示となっています。
| 区分 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 役員報酬(総額) | 有価証券報告書「役員の報酬等」に総額・人数を開示(年度ごとに変動) |
| 一般従業員(係長・課長・部長等) | 非開示 |
| 提出会社の平均年間給与 | 727万円(2024年3月期)/736万円(2025年3月期) |
出典:株式会社FJネクストホールディングス 有価証券報告書(2024年3月期・2025年3月期)
役職別年収について、有価証券報告書以外の一次情報(IR資料・採用サイト等)においても個別の役職ごとの年収レンジは公式には公表されていません。詳細はFJネクストホールディングス IRページよりご確認ください。
FJネクストホールディングスの年齢別年収推移
FJネクストHDの有価証券報告書では、年齢階層別の年収データは開示されていません。提出会社の状況として開示されているのは、平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数のみであり、20代・30代・40代といった年代ごとの内訳は公式データとしては非開示となっています。
| 年齢階層 | 平均年収(万円) |
|---|---|
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代 | 非開示 |
| 50代以上 | 非開示 |
出典:株式会社FJネクストホールディングス 有価証券報告書(各年3月期)
年齢別年収の公式データが非開示である背景には、FJネクストHDが従業員数30〜40名規模の持株会社であることが挙げられます。従業員数が少ない場合、年齢階層別に細分化すると個人が特定される恐れがあるため、多くの持株会社が同様に年代別の個別開示を行っていません。年収の詳細な内訳を確認したい場合は、金融庁EDINETにて有価証券報告書の原文をご参照ください。
【中途採用】FJネクストホールディングスのような優良企業への転職おすすめサービス
FJネクストホールディングスのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
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FJネクストホールディングスの福利厚生
FJネクストHDグループの福利厚生は、FJネクストホールディングス 採用情報サイト(不動産開発・管理事業)に掲載されている内容をもとにご紹介します。以下の情報はグループ採用の共通制度として公表されているものです。
住宅面では、 自社ブランドのガーラマンションを社宅として利用できる社宅制度が整備されています。都心部の投資用ワンルームマンションを社宅として使用できる点は、同業他社にはあまり見られないグループ固有の優待です。
資産形成の面では、 従業員持株会と財形貯蓄の制度が用意されています。東証プライム上場企業の従業員持株会は、奨励金付きで自社株を積み立てられるケースが多く、長期資産形成の手段として活用できます。また、 退職金制度も設けられています。
健康・余暇の面では、 定期健康診断、スポーツ活動補助金制度、部活動(野球・フットサル・ゴルフ)、家庭用常備薬の無料支給が整っています。また、 グループ会社のFJリゾートマネジメントが経営する静岡県伊豆エリアの温泉旅館4施設に、社員優待価格(最大30%引き)で宿泊できる制度もあり、家族や両親・知人も所定の割引率が適用されます。さらに、 レンタカー社員優待利用制度やプロ野球観戦チケットの無料配布(抽選)といったユニークな福利厚生も公表されています。
育児・休暇の面では、 2024年度実績として、育児休業取得対象者36名(女性15名・男性21名)のうち取得者数は24名(女性15名・男性9名)で、取得率は女性100%・男性42.8%となっています。女性の育休取得率が100%である点は、不動産業界の中でも高水準といえます。
教育・資格支援の面では、 FJカレッジと称する資格取得支援制度があり、宅地建物取引士取得コースや管理業務主任者取得コースなどが用意されています。 加えて、宅地建物取引士・管理業務主任者など会社が認める資格を取得した社員に対して、所定の資格手当を支給する制度 もあります。不動産業界でキャリアを積むうえで必要な資格取得を、会社が費用面・手当面でバックアップする体制が整っています。
なお、交通費・保険(社会保険)については採用情報サイト上での個別明記は確認できませんでしたが、東証プライム上場企業として健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険の各種社会保険は法定どおり完備されていると考えられます。詳細はFJネクストHD 採用情報サイトにてご確認ください。
FJネクストホールディングスの転職難易度は?
FJネクストHDのグループ採用は、 FJネクストホールディングス・FJネクスト・FJネクストレジデンシャル・エフ・ジェー・コミュニティ・レジテックコーポレーション・FJリゾートマネジメントの6社による「FJネクストグループ合同採用チーム」として実施されています。持株会社単体の求人は少なく、グループ全体としての採用活動が中心です。新卒・中途ともにグループ各社への配属が前提となるため、応募の際はグループ全体の事業内容と各社の役割を理解したうえでエントリーすることが重要です。
求められる人材像
FJネクストHDグループが採用情報サイト上で示している配属予定職種は、 管理部門(経理部・人事総務部・業務部・経営戦略室)、営業部所属事務、開発事業本部(企画業務・設計業務・監理業務)、マンション管理部門、賃貸管理部門と多岐にわたります。営業職・管理部門職・不動産開発職のいずれにも門戸が開かれており、文系・理系を問わず採用実績があります。
採用サイトが掲げるのは「目の前の人に誠実に向き合い、その先にある暮らしや未来に価値を届ける」という姿勢であり、資産運用型マンション市場を通じて顧客の資産形成に貢献したいという動機を持つ人材が求められています。資格面では宅地建物取引士や管理業務主任者の取得支援制度があることからも、入社後に不動産専門知識を身につける意欲が評価されます。
また、 採用実績として、商学部・法学部・文学部・体育学部・社会学部・理工学部など学部不問で入社している事例が公表されており、特定の専攻・学歴に偏らない採用方針がとられています。中途採用においては不動産営業・マンション管理・開発企画のいずれかの実務経験があると選考で有利になりやすいと考えられますが、未経験職種での応募可否は求人票ごとに異なるため、最新の募集要項を直接確認することをおすすめします。
転職成功のポイント
FJネクストHDグループへの転職を検討する際は、以下の点を意識すると選考を有利に進めやすくなります。
- 「ガーラマンションシリーズ」を中心とした投資用ワンルームマンション事業の仕組みと、グループ各社の役割分担を事前に把握しておく。IR資料や有価証券報告書でグループの業績・戦略を確認し、志望動機に具体性を持たせる。
- 宅地建物取引士・管理業務主任者などの不動産関連資格は、保有していれば入社後の資格手当にもつながるため、取得済みであれば積極的にアピールする。未取得でも取得意欲を示すことが有効。
- 転勤なしの勤務地(東京都新宿区西新宿)が採用情報に明記されており、首都圏で長期的に働きたい志向の人材にとっては訴求しやすいポイントとなる。面接では腰を据えてグループに貢献する姿勢を示すことが効果的。
- 育児休業の取得率が女性100%・男性42.8%(2024年度実績)と公表されており、ライフイベントを見据えた長期就労への意欲を示すことも評価につながる。
FJネクストホールディングスのまとめ
この記事では、FJネクストHDの平均年収・年度別推移・同業他社比較・福利厚生・転職難易度について、有価証券報告書および公式採用情報サイトをもとに解説してきました。
有価証券報告書に開示されたデータによると、FJネクストHD(提出会社単体)の平均年収は2024年3月期で727万円、2025年3月期では736万円となっており、直近2期連続で700万円台を維持しています。2022年3月期の746万円・2023年3月期の757万円と比べると若干落ち着いた水準ですが、全国平均(460万円・国税庁)を大きく上回っており、給与水準は高い部類に入ります。
一方、東証プライムの不動産業界平均(835万円)や住友不動産(817万円)・大東建託(835万円)といった大手総合デベロッパーと比べると、年収水準としてはやや低位に位置します。ただし、FJネクストHDは30〜40名規模の持株会社であり、グループ全体を統括する管理機能を担う組織であることを踏まえれば、一人あたりの生産性は高い水準を維持しています。
福利厚生面では、自社ブランドマンションを社宅として活用できる制度や、グループ旅館への社員優待、FJカレッジによる資格取得支援など、不動産業界の特性を活かしたユニークな制度が整っています。育児休業の取得実績も公表されており、長期就労を支援する環境が整っているといえます。
転職を検討する方は、まず有価証券報告書やIR情報でグループの経営状況を把握したうえで、FJネクストHD 採用情報サイトで最新の募集要項を確認することをおすすめします。持株会社単体への配属よりも、グループ中核会社であるFJネクスト等への配属が主体となるため、希望職種・事業領域を明確にしてエントリーするとよいでしょう。


