出版、アニメ、ゲーム、Webサービスなど幅広い事業を手がける総合エンターテインメント企業として知られる株式会社KADOKAWA(以下、KADOKAWA)。第二新卒や若手ビジネスマン、就活生の間でも人気の高い企業のひとつですが、実際の平均年収や役職別・年齢別の給与水準がどうなっているのか気になる方は多いのではないでしょうか。
本記事では、有価証券報告書やIR資料など公式に開示された一次情報をもとに、KADOKAWAの平均年収の推移、役職別・年齢別のデータ、会社概要までを整理して解説します。転職や就職活動の参考にしていただければ幸いです。
KADOKAWAの会社概要
出版、映像、ゲーム、Webサービス、教育、ところざわサクラタウンを中心としたIP体験施設の運営など、幅広い事業を展開する総合エンターテインメント企業です。角川書店やアスキー・メディアワークスなど複数の出版社が統合して誕生した経緯を持ち、出版事業を基盤としながらアニメ・映像化やゲーム化を通じて収益を拡大する、いわゆるメディアミックス戦略を強みとしている点が特徴です。国内エンターテインメント業界の中でも、出版とコンテンツIP展開を両輪で手がける数少ない上場企業のひとつといえます。
KADOKAWAの基本情報
| 会社名 | 株式会社KADOKAWA |
| 証券コード | 9468 |
| 上場市場 | 東証プライム |
| 設立 | 2014年10月1日 |
| 資本金 | 約656億円 |
| 代表者 | 夏野剛氏(取締役代表執行役社長CEO) |
| 本社所在地 | 東京都千代田区富士見二丁目13番3号 |
| 事業内容 | 出版、映像、ゲーム、Webサービス、教育、IP体験施設の運営など |
上場市場は東証プライムで、上場年月日は2014年10月1日です。代表者は 取締役代表執行役社長CEOの夏野剛氏で、本社は 東京都千代田区富士見二丁目13番3号に置かれています。詳しい会社情報はKADOKAWAのIR情報ページでも確認できます。
事業内容としては、ライトノベルやコミック、実用書などの出版事業に加え、アニメ制作や実写映画化などの映像事業、ゲームの開発・販売事業、Webサービス事業、教育事業、さらには埼玉県所沢市の複合施設「ところざわサクラタウン」の運営まで幅広く手がけています。ひとつのIP(知的財産)を出版から映像、ゲーム、グッズ展開まで多面的に活用する「グローバル・メディアミックス」戦略を軸に、国内外での事業拡大を進めている点が大きな特徴です。
KADOKAWAの平均年収はどのぐらい?
年度別の平均年収推移
| 年度 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2015年3月期 | 878 | 41.1 | 0.5 | 103 |
| 2021年3月期 | 822.3 | 42.1 | 2.3 | 1,860 |
| 2025年3月期 | 885 | 非開示 | 非開示 | 非開示 |
出典は各年度の株式会社KADOKAWA有価証券報告書(従業員の状況)です。2015年3月期は 平均年齢41.1歳、平均勤続年数0.5年、従業員数103人という開示内容で、当時は持株会社体制の直後であったため従業員数が少なく表示されています。一方、2021年3月期は 平均勤続年数2.3年、平均年齢42.1歳、従業員数1860人となっており、出版子会社との統合が進んだことで従業員数が大きく増加しています。
直近の2025年3月期については、 平均年収は8,850,000円で、初任給は260,000円ですという形で公表されていますが、同時期の平均年齢・勤続年数・従業員数まで確認できる一次情報は今回参照した範囲では把握できませんでした。最新の詳細な内訳を確認したい方は、金融庁のEDINETで最新の有価証券報告書を検索いただくことをおすすめします。
他企業との比較データ
| 比較対象 | 平均年収(万円) | 出典 |
|---|---|---|
| KADOKAWA(2025年3月期) | 885 | 有価証券報告書等 |
| 全国の給与所得者平均 | 460前後 | 国税庁 民間給与実態統計調査 |
比較表のとおり、KADOKAWAの平均年収885万円は、国税庁の民間給与実態統計調査による全国平均と比べて高い水準にあります。同業種の上場企業との厳密な比較には各社の有価証券報告書を個別に確認する必要がありますが、今回の比較対象との差を見る限り、KADOKAWAは相対的に高水準の給与を提示している企業といえます。
KADOKAWAの役職別年収データ
| 区分 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 一般社員 | 非開示 |
| 主任・係長クラス | 非開示 |
| 課長クラス | 非開示 |
| 部長クラス | 非開示 |
| 役員クラス | 非開示 |
KADOKAWAの有価証券報告書では、従業員の状況として全社平均の年間給与、平均年齢、平均勤続年数、従業員数は開示されているものの、役職ごとの年収内訳については公式データとしては非開示となっています。役員報酬については有価証券報告書の役員報酬欄で総額や員数が示されていますが、個々の役職と年収を直接結びつける形の開示はされていません。役職別の水準を知りたい場合は、入社後の評価制度や給与テーブルについて、採用面接や社員向け説明会などで確認することをおすすめします。
KADOKAWAの年齢別年収推移
| 年代 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代 | 非開示 |
| 50代以上 | 非開示 |
KADOKAWAの有価証券報告書では、全従業員の平均年齢は開示されているものの、年代別に区切った年収の推移については公式データとしては非開示となっています。そのため、年代ごとの具体的な年収水準を外部の推計値として紹介することは本記事では行わず、公式に開示されている全社平均の数値をもとにした情報提供にとどめています。年代別の詳しい水準を知りたい場合は、就職活動や転職活動の過程で、面接担当者や採用ページを通じて直接確認する方法が確実です。
【中途採用】KADOKAWAのような優良企業への転職おすすめサービス
KADOKAWAのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
おすすめ転職エージェントサービス
KADOKAWAの福利厚生
KADOKAWAの公式採用サイトでは、住宅・生活支援から医療・健康、育児・介護、保険・年金・退職金まで幅広い福利厚生制度が案内されています。KADOKAWA採用サイトに掲載されている内容をカテゴリ別に整理すると、以下のような制度が用意されています。
住宅・生活支援としては、社宅制度に加えて福利厚生助成金として社内コミュニケーションにあたる飲食代の一部負担制度が設けられています。また、社員の資産形成を後押しする従業員持株会や、資格取得支援金の制度も用意されており、業務に関連するスキルアップを後押しする体制が整えられています。
医療・健康面では、三大疾病罹患時の一時金支給制度や脳検査(脳ドック)受診費用補助、ピル服薬補助金などが用意されているほか、産業医によるカウンセリング(面談)体制も整備されています。KADOKAWAの採用情報ページによれば、これらは社員の心身の健康維持を目的とした制度として案内されています。
社宅制度、福利厚生助成金(社内コミュニケーション飲食代一部負担)、角川ライブラリー、従業員持株会、ZEN Study無料受講ID発行サービス、資格取得支援金、三大疾病疾患時の一時金支給制度、脳検査(脳ドック)受診費用補助、ピル服薬補助金、産育休・介護休フォロー手当、育児手当支援制度、出産祝い金制度、介護休暇、介護休業、産前・産後休暇 保険(健康保険、雇用保険、労災保険)、年金(厚生年金、厚生年金基金)、退職金制度、慶弔見舞金制度、カウンセリング(産業医による面談)といった制度が案内されており、育児・介護に関しては産育休や介護休フォロー手当、育児手当支援制度、出産祝い金制度、介護休暇・介護休業まで幅広くカバーされている点が特徴です。
保険・年金・退職金の分野では、健康保険、雇用保険、労災保険といった各種保険に加え、厚生年金および厚生年金基金による年金制度、退職金制度、慶弔見舞金制度が整えられています。角川グループの出版コンテンツを社員価格で楽しめる「角川ライブラリー」や、社員向けの学習支援サービス「ZEN Study」など、コンテンツ企業ならではの福利厚生も用意されている点は、他の一般企業とは異なるKADOKAWAらしい特徴といえるでしょう。
KADOKAWAの転職難易度は?
角川(KADOKAWA)では総合職で活躍することを希望している方のためのオープンポジションでの中途採用に加え、各職、各ブランドでの中途採用を行っています。募集ポジションは事業ブランドごとに随時公開される形式のため、希望する職種の求人が公開されたタイミングを逃さずに応募できるよう、日頃から求人情報を定期的に確認しておくことが転職活動を有利に進めるポイントになります。
求められる人材像
KADOKAWAの採用サイトでは、求める人物像として「価値創造者としての力と覚悟のある人」を掲げており、具体的には 「創り出せる人」・「戦略的に物事を考えられる人」・「とことん好きがある人」・「自然体な人」・「忍耐力がある人」という5つの資質が示されています。これらは新卒採用向けに公表されている基準ですが、中途採用の求人でも、応募先の事業領域に強い興味関心を持ち、自ら企画を形にしていく姿勢が求められる点は共通しています。
実際の中途採用求人でも、たとえばアニメ関連職種では コンテンツビジネスに強い興味関心のある方や、事業スキームの提案などアニメ新規ビジネスへの積極的な取り組みが出来る方が求める人物像として挙げられており、書籍編集職では商業出版や書籍編集の実務経験が必須条件とされるなど、職種ごとに専門性への期待が明確に示されています。
転職成功のポイント
KADOKAWAの中途採用求人では、職種に応じて具体的な実務経験年数が条件として設定されているケースが多く見られます。たとえばアニメ製作プロデューサー系のポジションでは コンテンツ業界での就業経験必須という条件のもと、宣伝・PRの制作経験や、アニメ制作・ゲーム制作会社でのイラスト・シナリオ作成の経験などが求められています。応募を検討する際は、自身のこれまでの経験がどのポジションの必須条件に合致するかを求人票で丁寧に確認したうえで、実績を具体的なエピソードとして整理しておくことが選考通過の鍵になります。
また、KADOKAWAは出版、映像、ゲーム、Webサービスなど複数の事業を横断してメディアミックス戦略を展開している企業のため、志望動機を伝える際には、応募先の事業単体への関心だけでなく、KADOKAWAが手がけるIPをどのように多面的に展開していきたいかという視点を盛り込むと、企業の事業戦略への理解度をアピールしやすくなります。求人は各事業ブランド単位で公開されるため、KADOKAWA採用サイトや各種転職エージェント経由で最新の募集要項をこまめにチェックしておくことをおすすめします。
KADOKAWAのまとめ
本記事では、有価証券報告書やIR資料、公式採用サイトなどの一次情報をもとに、KADOKAWAの平均年収や役職別・年齢別データ、会社概要、福利厚生、転職難易度について解説しました。2025年3月期の平均年収は885万円と公表されており、国税庁の民間給与実態統計調査による全国平均と比べても高い水準にある一方、役職別・年齢別の詳細な内訳や2025年3月期の平均年齢・勤続年数・従業員数については、今回参照した範囲の公式情報としては非開示となっています。
福利厚生については、社宅制度や資格取得支援金、三大疾病時の一時金、育児・介護関連の各種手当など、上場企業として一定水準の制度が整えられている点が確認できました。転職を検討する際は、各事業ブランド単位で公開される求人情報をこまめに確認し、応募職種で求められる実務経験や人物像に自身の経験がどのように合致するかを整理したうえで選考に臨むことが重要です。より詳細な最新データを確認したい方は、金融庁のEDINETやKADOKAWAのIR情報ページ、採用サイトも合わせてチェックしてみてください。


