JX金属株式会社は、銅やレアメタルなどの非鉄金属資源の開発から製錬、そして半導体材料や情報通信材料まで幅広く手がける非鉄金属業界の大手企業です。2025年3月に東京証券取引所プライム市場へ上場したことで、有価証券報告書を通じて平均年収などの情報が広く開示されるようになりました。
本記事では、JX金属株式会社(以下、JX金属)の会社概要から平均年収、役職別・年齢別の年収データまで、有価証券報告書やIR資料などの一次情報をもとに詳しく解説します。第二新卒や転職を検討している若手ビジネスマン、就活中の大学生の方はぜひ参考にしてください。
JX金属の会社概要
JX金属は、日立鉱山をルーツに持つ非鉄金属メーカーで、ENEOSグループの中核事業会社として銅製錬や貴金属事業を展開してきました。 JX金属株式会社は、銅やレアメタルなどの非鉄金属に関する先端素材の製造・販売から、資源開発、製錬、金属リサイクルなどを手掛ける企業です。 2025年3月、東京証券取引所プライム市場に上場しました。半導体用スパッタリングターゲットや高純度タンタル粉、FPC用圧延銅箔など、先端素材分野で世界シェア首位の製品を複数保有している点が特徴です。
JX金属の基本情報
| 会社名 | JX金属株式会社(JX Advanced Metals Corporation) |
| 証券コード | 5016 |
| 上場市場 | 東京証券取引所プライム市場 |
| 本社所在地 | 東京都港区虎ノ門二丁目10番4号 オークラプレステージタワー |
| 代表者 | 代表取締役社長 林陽一氏 |
| 資本金 | 750億円 |
| 売上高 | 7,149億円(2024年度連結ベース) |
| 従業員数 | 約3,205名(2024年3月末日現在) |
| 事業内容 | 非鉄金属資源の開発・採掘、製錬、半導体材料・情報通信材料・基礎材料の製造販売、金属リサイクル等 |
JX金属の事業は大きく分けて、半導体材料セグメント・情報通信材料セグメントからなる「フォーカス事業」と、銅製錬などを担う「ベース事業」の2つで構成されています。 フォーカス事業では、半導体用スパッタリングターゲットをはじめ、化合物半導体材料、高純度金属など、最先端の製品を展開しています。祖業である資源開発・製錬から、電子機器の高度化に対応した先端素材メーカーへと事業構造を転換してきた点が、同社の大きな特徴といえます。
JX金属の平均年収はどのぐらい?
JX金属は上場に伴い、有価証券報告書において平均年収や平均年齢などの従業員データを開示しています。ここでは公式データをもとに、年度別の推移と同業他社との比較を見ていきます。
年度別の平均年収推移
| 年度 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 従業員数(名) |
| 2025年3月期 | 765万円 | 41.0歳 | 12.3年 | 3,267名(単体) |
出典 JX金属株式会社 有価証券報告書(2025年3月期)
JX金属は2025年3月19日にプライム市場へ上場したばかりの企業であり、上場企業として従業員の平均年収を含む「従業員の状況」を有価証券報告書で開示するようになったのは2025年3月期分からです。上場前は非上場のENEOSグループ会社であったため、同一形式での複数年の平均年収データは現時点では確認できません。したがって本記事では、公式に確認できる直近1期分の数値を掲載しています。今後、決算期を重ねるごとに年度別の推移データが蓄積されていく見込みです。
他企業との比較データ
| 企業名 | 平均年収の水準 | 出典 |
| JX金属 | 765万円(2025年3月期) | JX金属 有価証券報告書 |
| レゾナック・ホールディングス | JX金属より高水準と報じられている | 各社有価証券報告書に基づく報道 |
| 三菱マテリアル | JX金属よりやや低水準と報じられている | 各社有価証券報告書に基づく報道 |
| 古河電気工業 | JX金属よりやや低水準と報じられている | 各社有価証券報告書に基づく報道 |
非鉄金属・素材業界の大手各社と比較した報道では、 JX金属の平均年収765万円を非鉄金属・素材業界の大手他社と比較すると、業界内では4位相当の水準となっているとされ、 トップ企業とは261万円の開きがある一方で、三菱マテリアルや古河電工と比べると51〜67万円のアドバンテージがあると報じられています。各社個別の有価証券報告書の数値については、読者ご自身でも金融庁EDINETや各社IRサイトでの確認をおすすめします。
この結果を踏まえると、JX金属の平均年収は非鉄金属業界の同規模上場企業と比較して標準からやや上位の水準にあり、業界最上位クラスと比べるとやや及ばないものの、業界内では見劣りしない給与水準といえます。
JX金属の役職別年収データ
JX金属の有価証券報告書における「従業員の状況」欄では、全従業員の平均年収・平均年齢・平均勤続年数などの全社平均値のみが開示されており、役職別(係長・課長・部長など)の年収は公式データとしては非開示となっています。これは同社に限らず、多くの上場企業の有価証券報告書に共通する開示形式であり、役職別の内訳まで法定開示が義務付けられているわけではないためです。
| 区分 | 公式開示の内容 |
| 一般社員 | 非開示 |
| 係長・主任クラス | 非開示 |
| 課長クラス | 非開示 |
| 部長クラス | 非開示 |
| 役員 | 非開示(有価証券報告書の役員報酬欄に総額のみ記載) |
役職別の給与水準を具体的に知りたい場合は、JX金属の採用サイトや会社説明会、OB・OG訪問などを通じて直接確認することをおすすめします。公式に開示されていない数値を外部調査や口コミの集計から算出して紹介することは、本記事の方針上おこなっておりません。
JX金属の年齢別年収推移
年齢別の年収推移についても、JX金属の有価証券報告書では全従業員の平均年齢(41.0歳)と平均年収(765万円)が示されているのみで、20代・30代・40代・50代といった年代別の年収データは公式データとしては非開示となっています。
| 年代 | 公式開示の内容 |
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代(全社平均41.0歳の年収は765万円) | 非開示(全社平均のみ開示) |
| 50代 | 非開示 |
年代別の詳細な年収水準を知りたい場合も、役職別データと同様に、採用担当者への確認や会社説明会などを通じて一次情報を得ることをおすすめします。有価証券報告書の「従業員の状況」は全社平均のみの開示が一般的であり、JX金属も同様の形式となっています。より詳しい情報を確認したい方は、JX金属の有価証券報告書等法定開示資料ページから最新の開示資料を直接ご覧いただくと確実です。
【中途採用】JX金属のような優良企業への転職おすすめサービス
JX金属のような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
おすすめ転職エージェントサービス
JX金属の福利厚生
JX金属では、住宅関連の支援制度が手厚く整備されている点が特徴です。 社宅を利用せず、賃貸住宅や持家など自身で確保した住居に居住する社員に対し、住居費の負担を軽減するための手当を支給しています。 本社地区では選択借上社宅制度も用意されており、転勤や単身赴任などライフステージの変化に応じた住まいの選択肢が確保されています。
働き方や休暇の面では、中途採用の求人情報において年間休日122日が明記されているケースが複数確認できます。プラントエンジニアや法人営業など職種を問わず、土日祝休みを前提とした求人が公開されており、ワークライフバランスを重視した勤務体系が採用されていることがうかがえます。
グループ内の人事交流制度も特徴のひとつです。 配偶者の転勤、育児・介護等で勤務地変更が必要な場合に、グループ会社間で社員を相互に受け入れることで就業継続を支援するほか、採用や人材育成でも連携する仕組みがあります。 また、配偶者の転勤や育児・介護などでやむを得ず退職した場合、再び社員として復職してキャリアを再開できる制度も設けられています。
そのほか、 宿泊・レジャー・育児支援など、多彩なサービスを割引価格で利用できる福利厚生サービスも用意されています。 制度の詳細な適用条件や最新の内容については、JX金属採用サイトの働く環境・福利厚生ページで確認することをおすすめします。
JX金属の転職難易度は?
JX金属は法人営業、法務、経理財務、生産技術、DX推進など幅広い職種で中途採用の求人を継続的に公開しており、複数の転職エージェント経由でも通年にわたり募集が確認できます。事業規模に対して少数精鋭の組織体制であることから、職種ごとに求められる経験やスキルが明確であり、応募する求人と自身の経験の一致度が選考通過の鍵になると考えられます。
求められる人材像
JX金属は採用ページにおいて、求める人物像として三つの要素を掲げています。ひとつは 自分の会社に思い入れを持って働きたいと考える人物であること、ふたつめは 大企業の看板にもたれることなく、「もっとこうしたい」という自分の信念に基づいて行動に移せる人物であること、みっつめは 仕事で関わるすべての物事に対して、誠実かつ真摯に向き合える人物であることです。半導体材料など先端素材分野を扱う事業特性上、変化に対応しながら課題解決に主体的に取り組める姿勢が重視されているといえます。
転職成功のポイント
中途採用の求人情報を見ると、法人営業職では半導体素材や情報通信材料など技術製品の取り扱い経験、あるいは海外顧客対応や英語を使った折衝経験が歓迎要件として挙げられているケースが目立ちます。経理財務や経営企画といったコーポレート部門でも、専門知識に加えてグループ全体を横断する視点が求められる傾向があります。応募の際は、自身の実務経験を募集背景や職務内容と具体的に結び付けて伝えることが、選考通過につながりやすいポイントといえるでしょう。
また、求人の掲載期間は数か月単位で区切られ、時期によって募集職種が入れ替わる傾向があります。志望職種が固まっている場合は、JX金属キャリア採用特設サイトや主要転職エージェントの求人情報をこまめに確認し、募集開始のタイミングを逃さず応募することが成功のポイントになります。
JX金属のまとめ
JX金属は2025年3月にプライム市場へ上場したばかりの企業であり、有価証券報告書で開示された2025年3月期の平均年収は765万円、平均年齢41.0歳、平均勤続年数12.3年でした。役職別・年齢別の内訳や複数年の推移データは現時点では公式に開示されていないため、本記事では確認できる範囲の数値のみを掲載しています。
非鉄金属・素材業界の他社と比較した報道では、業界内でおおむね上位に位置する水準とされており、給与面でも一定の競争力を持つ企業といえます。加えて、住宅関連の手当やグループ内での人事交流制度、多様な福利厚生サービスが整備されている点も、働きやすさを考えるうえで押さえておきたいポイントです。
転職や就職活動でJX金属を検討する際は、本記事で紹介した公式データに加えて、採用サイトや会社説明会、募集要項を通じて最新の情報を直接確認することをおすすめします。特に役職別・年齢別の年収水準など公式に非開示の情報については、OB・OG訪問や採用担当者への質問を通じて理解を深めていくとよいでしょう。


