MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社(以下、MS&AD)は、三井住友海上火災保険やあいおいニッセイ同和損害保険などを傘下に持つ、国内損害保険業界最大手の保険持株会社です。就職・転職活動において気になる平均年収や役職別・年齢別の給与水準について、有価証券報告書や公式IR資料をもとに詳しく解説します。
本記事では、MS&ADの会社概要、平均年収の推移、同業他社との比較、役職別・年齢別の年収データについて、一次情報に基づいて整理しています。公式に開示されていない項目については、推測や独自算出を行わず、その旨を明記したうえで解説します。
MS&ADインシュアランスグループホールディングスの会社概要
MS&ADは2008年に三井住友海上グループホールディングスとあいおい損害保険グループが経営統合して誕生した持株会社です。 売上高は連結6兆4360億2600万円、単独4121億9300万円(2026年3月期)にのぼり、国内損害保険市場でトップクラスのシェアを持つグループです。東京海上ホールディングスやSOMPOホールディングスと並ぶ、損害保険業界を代表する大手グループの一角を占めています。
MS&ADインシュアランスグループホールディングスの基本情報
| 商号 | MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社 |
| 英語表記 | MS&AD Insurance Group Holdings, Inc. |
| 設立 | 2008年4月1日(2010年4月1日に社名変更) |
| 本社所在地 | 東京都中央区新川2-27-2(東京住友ツインビルディング西館) |
| 代表者 | 代表取締役社長執行役員CEO 舩曵真一郎 |
| 資本金 | 1,013億67百万円(2026年3月31日現在) |
| 従業員数 | 単体478名、連結46,856名(2026年3月31日現在) |
| 上場市場 | 東京証券取引所プライム市場 |
| 証券コード | 8725 |
| 決算期 | 3月期 |
| 事業内容 | 保険持株会社(グループ会社の経営管理及びこれに付帯する業務) |
基本情報は 商号、英語名、設立年月日、本社所在地、代表者、資本金、従業員数など、MS&AD公式の統合報告書に掲載された会社概要をもとにまとめています。詳細な会社情報はMS&AD公式IR情報でも確認できます。
MS&ADの中核事業は国内損害保険事業であり、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険という2つの損害保険会社を傘下に持つほか、三井住友海上あいおい生命保険などの生命保険事業、海外保険事業、リスク関連サービス事業も展開しています。持株会社であるMS&AD本体の従業員は、グループ全体の経営管理機能を担う少人数の組織である点が特徴です。
MS&ADインシュアランスグループホールディングスの平均年収はどのぐらい?
MS&AD単体の平均年間給与は、直近の開示データで1,237万円台となっています。ここでは有価証券報告書に基づく年度別の推移と、同業他社との比較データを見ていきます。
年度別の平均年収推移
| 年度 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2026年3月期 | 1,237.6(12,376,260円) | 47.2 | 21.7 | 478 |
| 2025年3月期 | 1,143.6(11,435,904円) | 47.9 | 非開示 | 453 |
| 2022年3月期 | 1,097.6(10,976,292円) | 48.6 | 23.7 | 401 |
2026年3月期の実績は 社員数478名(単体)、平均年齢47.2歳(単体)、平均勤続年数21.7年(単体)、平均年収12,376,260円(単体)、平均年収の対前年増減率8.2%となっており、前年から大きく増加しています。なお 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
2025年3月期については、 従業員数453人、平均年齢47.9歳、平均年収11,435,904円という開示データが確認できます。この期の平均勤続年数は、確認した一次情報の範囲では個別の数値を特定できなかったため、表では非開示としています。
過去の推移を見ると、 2022年は401人、48.6歳、勤続23.7年、年収1097万6292円でした。ここ数年は従業員数の増加とともに平均年収も上昇傾向にあることがわかります。出典はMS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社 有価証券報告書(各年3月期)です。
他企業との比較データ
| 企業名 | 平均年収(万円) | 対象年度 |
|---|---|---|
| SOMPOホールディングス | 1,259.6(12,595,575円) | 2026年3月期 |
| MS&ADインシュアランスグループホールディングス | 1,237.6(12,376,260円) | 2026年3月期 |
| 第一生命ホールディングス | 1,142.6(11,426,000円) | 2026年3月期 |
保険業界大手の平均年収を比較すると、 SOMPOホールディングス 12,595,575円、MS&ADインシュアランスグループホールディングス 12,376,260円、第一ライフグループ 11,426,000円(いずれも2026年3月期)という順になっており、MS&ADはSOMPOホールディングスに次ぐ水準です。
比較表の数値で見ると、MS&ADの平均年収(1,237.6万円)はSOMPOホールディングス(1,259.6万円)をやや下回るものの、第一生命ホールディングス(1,142.6万円)を上回っており、同業の保険持株会社の中では高水準に位置しています。
MS&ADインシュアランスグループホールディングスの役職別年収データ
| 区分 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 取締役・執行役員クラス | 非開示 |
| 部長クラス | 非開示 |
| 課長クラス | 非開示 |
| 一般社員クラス | 非開示 |
MS&ADの有価証券報告書「従業員の状況」の項目では、会社全体の平均年間給与、平均年齢、平均勤続年数、従業員数のみが開示されており、役職別の年収データは公式データとしては非開示となっています。これは上場企業の有価証券報告書における一般的な開示範囲であり、MS&ADに限った対応ではありません。役職別の水準を知りたい場合は、採用選考過程での提示条件や入社後の評価制度の説明を通じて確認することになります。
MS&ADインシュアランスグループホールディングスの年齢別年収推移
| 年齢層 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代 | 非開示 |
| 50代以上 | 非開示 |
MS&ADが有価証券報告書で開示しているのは、全社員の平均値としての平均年齢(2026年3月期で47.2歳)のみであり、年齢階層別の年収データは公式データとしては非開示となっています。したがって、20代や30代といった年代ごとの年収水準を一次情報から示すことはできません。年齢別の目安を知りたい場合は、会社説明会や採用面接の場でモデル年収例を確認することをおすすめします。
【中途採用】MS&ADインシュアランスグループホールディングスのような優良企業への転職おすすめサービス
MS&ADインシュアランスグループホールディングスのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
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MS&ADインシュアランスグループホールディングスの福利厚生
MS&AD単体の有価証券報告書は財務面の開示が中心であり、住宅手当や休暇制度といった福利厚生の個別項目までは記載されていません。一方で、MS&AD公式サイトのESGデータでは、グループ全体のワークライフバランスに関する取り組みが開示されています。ここでは、公式に確認できる範囲で福利厚生の方向性を紹介します。
- 休暇制度 MS&ADグループ国内における有給休暇取得率は直近の開示で78.8パーセント、平均取得日数は17.4日となっており、取得率取得日数とも年々上昇しています。
- ワークライフバランス施策 介護のための柔軟な勤務時間制度の利用者数もグループ国内で増加傾向にあり、育児や介護と仕事の両立を支える制度整備が進められています。
- 住宅保険等の制度 MS&ADグループの各事業会社では、社会保険完備に加えて住宅手当や財形貯蓄、退職金制度などを整備している例があり、グループ共通の人事制度に準じた福利厚生が適用される傾向があります。
MS&ADインシュアランス グループのサステナビリティ取組に関する資料やデータを掲載しています。 この公式データからは、有給休暇取得率が75.1パーセントから78.8パーセントへ、取得日数が16.5日から17.4日へと段階的に伸びている17 9 介護のための柔軟な 勤務時間制度 グループ国内 利用者数 人 24 37 57 有給休暇 グループ国内 取得率※3 % 75.1 77.0 78.8 取得日数 日 16.5 16.9 17.4 ことが確認できます。なお、MS&AD本体は478名という少人数の持株会社組織であるため、住宅手当や社宅制度などの個別条件は、採用面接や内定時の労働条件通知書で確認することをおすすめします。
MS&ADインシュアランスグループホールディングスの転職難易度は?
転職情報サイトOpenWorkでは、 MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社はグループの経営管理を行う企業であり、損害保険業生命保険業金融サービス事業等を行うグループの経営戦略統括管理を行う企業として紹介される一方、持株会社本体の求人情報は常時掲載されているわけではなく、中途採用は三井住友海上火災保険やあいおいニッセイ同和損害保険などグループ事業会社名義での募集が中心となっています。採用枠が限定的であることから、応募時期によっては求人の出方に波がある点を踏まえて動く必要があります。
求められる人材像
グループ各社が公開している中途採用の求人内容を見ると、システム関連部門ではプロジェクトマネジメント経験や社内外との折衝経験、基本情報処理技術者などの資格を持つ人材が求められる傾向があります。経営企画やITマネジメント分野の求人でも、品質向上施策の推進経験や5年以上のシステム開発運用経験といった、専門性と調整力を併せ持つ人材が評価されやすい構成になっています。
また、三井住友海上の採用ページでは、 MS&ADインターリスク総研株式会社がCSR内部統制コンプライアンス等各分野における先進の調査研究、実践的なコンサルティングで企業経営をサポートしていることが紹介されており、保険の枠にとどまらずリスクコンサルティングやガバナンス関連の知見を持つ人材もグループ内で活躍の場があることがわかります。
転職成功のポイント
MS&AD本体は従業員の多くがグループ事業会社からの出向者で構成される組織であり、求人情報の多くは三井住友海上やあいおいニッセイ同和損害保険など個別の事業会社名義で公開されます。そのため、転職活動では持株会社本体だけでなく、グループ各社の採用ページも合わせて確認することが、応募機会を広げるうえで有効です。三井住友海上の採用情報は三井住友海上の採用情報から確認できます。
選考では、保険業界での実務経験に加えて、システム開発やリスクコンサルティングなど専門分野での具体的な実績を職務経歴書で明確に示すことが重要です。グループ内の出向制度や経営管理機能を担う持株会社の役割を理解したうえで、自身の経験がどの事業会社でどのように活かせるかを整理しておくと、面接でのアピールにつながります。
MS&ADインシュアランスグループホールディングスのまとめ
MS&ADインシュアランスグループホールディングスの平均年収は、2026年3月期の有価証券報告書開示で1237万6260円となっており、前年の1143万5904円から大きく増加しています。従業員数478名、平均年齢47.2歳、平均勤続年数21.7年という水準からも、国内損害保険最大手の持株会社として安定した処遇水準にあることがうかがえます。
同業の保険持株会社と比較すると、SOMPOホールディングスの1259万6000円台をやや下回るものの、第一生命ホールディングスの1142万6000円台を上回っており、業界内でも高水準に位置しています。一方で、役職別や年齢別の年収データ、福利厚生の個別条件などは有価証券報告書では非開示となっているため、具体的な条件を知りたい方は採用選考の過程やグループ各社の募集要項で確認することが欠かせません。
第二新卒や30代の転職検討者の方は、持株会社本体だけでなく三井住友海上やあいおいニッセイ同和損害保険などグループ事業会社の求人も含めて情報収集することで、自身の経験を活かせるポジションを見つけやすくなります。本記事で紹介した一次情報をもとに、応募先選びや条件交渉の参考にしていただければ幸いです。


