水と環境のコンサルタントとして上下水道インフラを支える株式会社NJS(以下、NJS)は、東証プライムに上場する建設コンサルタント業界の老舗企業です。就職や転職を検討する際、気になるのはやはり年収水準ではないでしょうか。本記事では、NJSが有価証券報告書で公式に開示しているデータをもとに、平均年収の推移や同業他社との比較、役職別・年齢別の状況について詳しく解説します。
第二新卒や30代の若手ビジネスマン、就活中の大学生の方が、NJSへの入社や転職を検討する際の参考になるよう、公式データに基づいた情報のみをまとめています。推測や独自算出による数値は一切含まれていませんので、安心して企業研究にお役立てください。
NJSの会社概要
NJSは1951年の創業以来、上下水道を中心とした水インフラの調査・計画・設計・施工管理・経営コンサルティングを専業としてきた企業です。多くの建設コンサルタントが道路や橋梁など土木分野全般を扱う中、NJSは創業から一貫して「水」に特化してきた点が特徴で、国内の浄水場や下水処理場の設計実績は豊富であり、海外コンサルティング事業も展開しています。
NJSの基本情報
| 会社名 | 株式会社NJS(NJS Co.,Ltd.) |
| 証券コード | 2325(東証プライム) |
| 上場市場 | 東証プライム(2002年9月26日上場) |
| 設立 | 1951年9月3日 |
| 代表者 | 代表取締役社長 村上雅亮 |
| 本社所在地 | 東京都港区芝五丁目34番2号 ミタマチテラス6階 |
| 資本金 | 5億2000万円 |
| 従業員数 | 連結1,471名/単体659名(2025年12月31日現在) |
| 事業内容 | 上下水道等インフラに関するコンサルティング、調査・設計・施工管理、環境計画・環境アセスメント、海外コンサルティング事業 等 |
| 公式サイト | https://www.njs.co.jp/ |
事業内容としては、国内の上下水道・工業用水道・河川といったインフラに関する調査・計画・設計・施工管理に加え、住民サービスや財務会計処理、企業会計移行支援などの事業運営サポート、さらに海外コンサルティング事業の3本柱で展開しています。近年は新設中心から改築更新・災害対策・運営管理へと事業の重心がシフトしており、小口径管路点検用ドローンの開発などソフトウェア・インスペクション分野にも力を入れています。
NJSの平均年収はどのぐらい?
NJSの平均年収は、有価証券報告書の「従業員の状況」に明記されています。直近の開示では、提出会社(単体)の平均年間給与は849万4179円となっており、建設コンサルタント業界の中でも高水準の部類に入ります。
年度別の平均年収推移
| 年度 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2022年12月期 | 827.2 | 42.9 | 15.2 | 580 |
| 2024年12月期 | 829.6 | 42.5 | 15.0 | 645 |
| 2025年12月期 | 849.4 | 42.6 | 15.0 | 659 |
659 · (256) · 42才7ヶ月 · 15年0ヶ月 · 8,494,179という数値が、2025年12月期の提出会社の状況として有価証券報告書に記載されています。また前期にあたる2024年12月期については 645 (263) 42才6ヶ月 15年0ヶ月 8,295,788という開示内容になっており、直近2期を比較すると平均年収・平均年齢ともに緩やかに上昇していることが分かります。出典はいずれも株式会社NJS 有価証券報告書(2024年12月期・2025年12月期)です。
他企業との比較データ
| 企業名 | 平均年収(万円) | 業種 |
|---|---|---|
| NJS | 849.4 | 建設コンサルタント(水インフラ専業) |
| 日本工営 | 各社有価証券報告書の開示数値をご確認ください | 建設コンサルタント(総合) |
| 建設技術研究所 | 各社有価証券報告書の開示数値をご確認ください | 建設コンサルタント(総合) |
建設コンサルタント業界には、道路や橋梁など土木全般を扱う総合系の企業も多く存在しますが、NJSのように水インフラに特化した専業企業は希少な存在です。業界内での具体的な年収水準を比較する際は、各社が金融庁EDINETで公開している有価証券報告書の「従業員の状況」を確認することをおすすめします。
NJSの平均年収849.4万円は、国内の上場企業全体の平均と比較しても高い水準にあり、専業コンサルタントとしての高い技術力・専門性が処遇に反映されていると考えられます。同社の従業員数規模(単体659名)を踏まえると、少数精鋭による高付加価値業務が収益と年収水準を支えている構図がうかがえます。
NJSの役職別年収データ
| 区分 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 役員報酬(取締役・監査役等) | 非開示(個別開示基準の1億円超に該当する役員がいないため、総額のみ有価証券報告書に記載) |
| 部長・課長等の役職別給与 | 非開示 |
| 一般社員の役職別給与 | 非開示 |
NJSの有価証券報告書では、提出会社全体の平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数は開示されていますが、部長や課長といった役職ごとの給与水準は公式データとしては非開示となっています。これは多くの上場企業に共通する開示慣行であり、個人が特定されない範囲での集計にとどめる目的があると考えられます。役職別の具体的な年収を知りたい場合は、入社後の人事評価制度や昇格基準を採用面接等で直接確認することをおすすめします。
NJSの年齢別年収推移
| 年齢層 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代 | 非開示 |
| 50代以上 | 非開示 |
有価証券報告書に記載される従業員情報は、提出会社全体の平均年齢(42.6歳)・平均勤続年数(15.0年)・平均年間給与の合算値であり、年齢階層別の年収データは公式データとしては非開示となっています。これは有価証券報告書の記載義務が会社全体の集計値に限定されているためで、NJSに限らず上場企業の多くで同様の開示形式が採られています。年齢別の具体的な年収推移を知りたい場合は、入社後に確認できる人事制度や、採用担当者への質問を通じて把握することになります。
【中途採用】NJSのような優良企業への転職おすすめサービス
NJSのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
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NJSの福利厚生
NJSの福利厚生は、住宅関連の手当や単身赴任への配慮など、全国に拠点を持つ建設コンサルタントらしい制度が整えられています。経験者採用の募集要項では、諸手当として定額時間外勤務手当、通勤手当、奨学金返済支援手当、管理職手当、単身赴任手当に加え、 住宅入居手当(敷金、礼金、家賃、引越費用)、資格取得手当、同好会活動補助金などが公式に明記されています。転勤を伴う異動が多い職種特性を踏まえ、引っ越し費用まで含めた住宅関連の手当が手厚く設計されている点が特徴です。
社会保険や退職金についても、各転職サイトに掲載されている企業情報では 各種社会保険完備、退職金制度(定年70歳)、住宅入居補助制度、従業員持株会制度、資格取得報奨金制度が共通して紹介されています。定年年齢については、技術者人材の確保を目的として2019年に60歳から70歳へ引き上げられた経緯があり、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の事例紹介でも 同社が2019年4月に「60歳定年・65歳までの継続雇用制度」から「70歳定年制度」に改定したことが報告されています。
働き方の面では、フレックスタイム制度や在宅勤務制度も導入されています。前述の雇用支援機構の事例によれば、 2019年に全社員を対象としたコアタイム10時から15時までのフレックスタイム制度が導入され、2020年には在宅勤務制度も整備されました。経験者採用の募集要項でも 勤務時間はフレックスタイム制(コアタイム10時00分から15時30分、昼休み12時00分から13時00分)、昇給は年1回(4月)、賞与は年2回(6月・12月)と案内されています。休暇制度については求人情報サイトにおいて、年間休日125日や夏季休暇、産休・育休の取得実績があることも紹介されています。
NJSの転職難易度は?
労働施策総合推進法に基づきNJSが公表している中途採用比率のデータによれば、 2025年の実績として45名という数値と27名という数値が開示されており、採用者全体に占める中途採用の比率は高い水準にあります。また複数の転職求人媒体で東京、大阪、福岡、名古屋、仙台など全国の拠点で同時に求人が公開されていることから、特定時期に限らず通年で中途採用の機会がある企業といえます。
求められる人材像
NJSの採用サイトでは、共有すべき価値観として4つのキーワードが掲げられています。 同社は「NJSの最大の資産は人材です」としたうえで、価値観を共有しつつ互いに成長できる社員を求めています。具体的には「お客様第一主義」「プロフェッショナリズム」「ダイバーシティ」「チャレンジ精神」の4つが挙げられており、 採用情報ページでも「求める人物像」が独立した項目として案内されています。技術専業コンサルタントとして、特定分野を突き詰める専門性と、変化する事業環境に対応する柔軟性の両方が重視されていることがうかがえます。
転職成功のポイント
経験者採用の募集要項を見ると、職種ごとに具体的な資格や実務経験が応募条件として設定されています。例えば土木設計職では 「高専卒以上(土木、建設、環境、衛生系学科)で上下水道施設の設計に関わる実務経験を有する方」が応募資格とされ、技術士(上下水道部門)資格保有者は優遇されると明記されています。建築設計職についても一級建築士資格の保有が条件に含まれるなど、職種ごとの専門資格が重視される傾向があります。転職を成功させるには、上下水道分野における実務経験や関連資格を具体的な業務実績とともに伝えられるよう準備しておくことがポイントになります。また、電気設備設計職の求人では想定年収が577万円から1000万円のレンジで公開されており、経験や保有資格に応じて給与条件の交渉余地があることも把握しておくとよいでしょう。
NJSのまとめ
NJSは1951年の創業以来、上下水道を中心とした水インフラに特化してきた専業コンサルタントであり、2025年12月期の有価証券報告書によれば平均年間給与は849万4179円、平均年齢42.6歳、平均勤続年数15.0年となっています。役職別や年齢別の給与は公式には非開示ですが、提出会社全体の数値としては建設コンサルタント業界の中でも高水準にあることが確認できました。
福利厚生の面では、住宅入居手当や資格取得手当、フレックスタイム制度や在宅勤務制度など、専門職として長く働き続けられる環境が整えられています。中途採用についても全国の拠点で通年にわたり求人が出されており、上下水道分野での実務経験や技術士・一級建築士などの資格を持つ方にとっては、専門性を活かしてキャリアアップを図れる転職先の一つといえるでしょう。入社後の具体的な処遇や役職別の年収については、採用面接や人事担当者への質問を通じて確認することをおすすめします。


