株式会社インターアクション(以下、インターアクション)は、 撮像半導体製造向けの検査用光源装置で最大手と評される、光学技術に強みを持つ精密機器メーカーです。転職や就職を考えるうえで、平均年収や働く人の年齢構成は気になるポイントではないでしょうか。
この記事では、有価証券報告書の提出会社の状況(従業員の状況)をもとに、直近5期分の平均年収・平均年齢・勤続年数の推移を整理します。あわせて、役職別・年齢別のデータが公式にどこまで開示されているかも解説します。
インターアクションの会社概要
インターアクションは、 1992年6月25日に設立され、2001年2月14日に上場しました。 現在の市場は東証プライムで、業種は精密機器です。 本社は神奈川県横浜市金沢区の横浜金沢ハイテクセンターにあります。従業員数は、2026年5月期の単体で63名、連結で123名です。大企業ではなく、少数精鋭の技術系企業という位置づけです。会社の最新情報は公式サイトで確認できます。
インターアクションの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社インターアクション |
| 証券コード | 7725 |
| 上場市場 | 東証プライム |
| 業種 | 精密機器 |
| 設立 | 1992年6月25日 |
| 上場年月日 | 2001年2月14日 |
| 本社所在地 | 神奈川県横浜市金沢区福浦一丁目1番地 横浜金沢ハイテクセンター14階 |
| 代表者 | 代表取締役社長 木地 伸雄 |
| 資本金 | 1,760百万円 |
| 決算期 | 5月末 |
| 従業員数(2026年5月期) | 単体63名、連結123名 |
| 売上高(2025年5月期) | 6,668百万円 |
事業の柱はIoT関連事業です。 CCD・CMOSイメージセンサ向けの検査用光源装置や「瞳モジュール」の開発・製造を手がけています。 連結事業はIoT関連、環境エネルギー、インダストリー4.0推進の3区分で構成されています。 排ガス処理装置やフラットパネル用の除振装置なども展開しています。
インターアクションの平均年収はどのぐらい?
インターアクションは上場企業のため、単体ベースの平均年間給与が有価証券報告書で開示されています。最新の2026年5月期は、 平均年収728万円、平均年齢41.7歳、平均勤続年数7.4年です。有価証券報告書は金融庁のEDINETで閲覧できます。集計サイトによっては727万円と表記される場合があり、1万円の差が見られます。本記事では728万円で統一します。
年度別の平均年収推移
| 年度 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2022年5月期 | 671 | 39.7 | 6.2 | 56 |
| 2023年5月期 | 688 | 41.0 | 7.1 | 54 |
| 2024年5月期 | 767 | 42.4 | 7.8 | 54 |
| 2025年5月期 | 738 | 42.2 | 7.5 | 56 |
| 2026年5月期 | 728 | 41.7 | 7.4 | 63 |
平均年収は2022年5月期の671万円から2024年5月期の767万円まで上昇しました。その後は2期連続で下がり、2026年5月期は728万円です。2024年5月期のピークと比べると39万円低い水準ですが、いずれの期も600万円台後半から700万円台で推移しています。一方、平均年齢は41歳前後、勤続年数は7年台で、大きな変動はありません。従業員数は2026年5月期に63名へ増えました。人員が増えて平均年齢が下がった期に平均年収もやや下がっており、構成の変化が影響している可能性があります。
他企業との比較データ
同業他社は決算期や従業員構成が異なります。そのため本記事では、公式開示値が確認できたインターアクション自身の5期分の推移と、国税庁が公表する全国の給与所得者の平均給与を並べて比較します。
| 比較対象 | 平均年収(万円) |
|---|---|
| インターアクション 2026年5月期 | 728 |
| インターアクション 直近5期の最高(2024年5月期) | 767 |
| インターアクション 直近5期の最低(2022年5月期) | 671 |
| インターアクション 直近5期の単純平均 | 約718 |
| 全国の給与所得者の平均(令和5年分) | 460 |
比較表の範囲では、インターアクションの728万円は全国の給与所得者の平均460万円を268万円上回り、直近5期のいずれも670万円以上で推移しています。同業他社との直接比較は行っていませんが、転職市場では高めの水準と評価できます。
インターアクションの役職別年収データ
有価証券報告書の従業員の状況では、一般社員・主任・課長・部長といった役職別の平均年収は開示されていません。公式データとしては非開示です。そのため、役職ごとの年収水準を示すことはできません。
役員については、報酬等の総額が区分ごとに開示されています。 取締役(社外取締役を除く)の報酬は1億2,600万円(1名)、監査役は360万円(1名)、社外取締役は1,764万円(5名)、社外監査役は564万円(2名)です。 報酬等が1億円以上の役員としては、木地伸雄氏が1億4,315万円と個別に開示されています。いずれも区分ごとの総額で、従業員の役職別年収とは別の数値です。
| 区分 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 一般社員・主任クラス | 非開示 |
| 課長・部長などの管理職 | 非開示 |
| 取締役(社外取締役を除く) | 報酬等の総額1億2,600万円(対象1名) |
| 監査役(社外監査役を除く) | 報酬等の総額360万円(対象1名) |
| 社外取締役 | 報酬等の総額1,764万円(対象5名) |
| 社外監査役 | 報酬等の総額564万円(対象2名) |
インターアクションの年齢別年収推移
インターアクションの有価証券報告書で開示されているのは、従業員全体の平均年齢と平均年間給与です。20代・30代・40代・50代といった年齢層別の年収は、公式データとしては非開示となっています。そのため、年齢層ごとの金額は掲載しません。
| 区分 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代 | 非開示 |
| 50代 | 非開示 |
| 全従業員の平均(2026年5月期) | 平均年齢41.7歳、平均年収728万円、平均勤続年数7.4年 |
公式に確認できる範囲では、平均年齢は2022年5月期の39.7歳から2024年5月期の42.4歳へ上がり、2026年5月期は41.7歳です。平均勤続年数は6.2年から7.8年へ伸びたあと、7年台前半に落ち着いています。第二新卒や30代で転職を検討する場合、平均年齢41.7歳で勤続7年台という構成は、中堅層が厚い組織であることを示しています。個別の年収は職務内容や経験によって異なるため、応募時に提示される条件を確認することが大切です。
【中途採用】インターアクションのような優良企業への転職おすすめサービス
インターアクションのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
おすすめ転職エージェントサービス
インターアクションの福利厚生
インターアクションの福利厚生は、有価証券報告書では詳細が開示されていません。そのため、同社が採用媒体に掲載している待遇情報と求人情報をもとに整理します。 新卒採用向けの掲載では、時間外勤務手当が1分単位で全額支給されるほか、休日勤務手当や深夜勤務手当も記載されています。 中途採用では、募集職種ごとに条件が異なる場合があります。応募時には、求人票の記載を必ず確認してください。
住宅・手当・交通費
住宅手当は最大5万円、または支払い金額の8割とされています。扶養家族手当は扶養家族1人あたり5,000円で、通勤手当は交通費が全額支給されます。役職手当も設けられています。 家賃負担が大きくなりやすい横浜エリアで働く場合、住宅手当は実質的な手取りに影響する項目です。
昇給・賞与・休日
昇給は年1回の6月、賞与は年2回の6月と12月と記載されています。年間休日数は125日です。 また、転職サイトの求人には、実働7時間、完全週休2日制、転勤なしと記載された職種もあります。
保険・退職金・その他の制度
求人情報には、定年60歳と65歳までの再雇用制度、退職金制度、持ち株会制度、ストックオプション、ファミリーサポート休暇制度、社内の英会話講習が記載されています。社会保険として、健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険が挙げられています。 ファミリーサポート休暇は年6日と記載された求人もあります。 家族のための休暇を通常の有給休暇とは別に取れる点は、子育て中の方にとって確認しておきたい制度です。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 住宅手当 | 最大5万円、または支払い金額の8割 |
| 扶養家族手当 | 扶養家族1人あたり5,000円 |
| 通勤手当 | 交通費全額支給 |
| 時間外勤務手当 | 全額支給(1分単位) |
| 昇給 | 年1回(6月) |
| 賞与 | 年2回(6月、12月) |
| 年間休日数 | 125日 |
| 休暇制度 | ファミリーサポート休暇(年6日と記載の求人あり) |
| その他の制度 | 退職金制度、持ち株会制度、ストックオプション、英会話講習 |
出典は、マイナビ2027掲載の採用データ、Indeed掲載の求人情報、Green掲載の求人情報です。いずれも会社が掲載した募集情報で、募集時期や職種により内容が変わる可能性があります。
インターアクションの転職難易度は?
インターアクションの単体従業員数は、有価証券報告書ベースで2025年5月期の56名から2026年5月期は63名へ増えています。求人は法務、組み込みソフトウェア開発、IR、経理など職種を絞って出ており、募集枠は少数と考えられます。そのため、募集職種の経験条件に合致するかが選考の前提になります。希望職種の募集が出たタイミングで、早めに応募するのが現実的です。
求められる人材像
株主総会招集通知では、技術開発には粘り強い実験が欠かせないとしたうえで、 課題に対する答えを自分で探すことができる人材の採用を重要視していると述べています。技術職では、自ら仮説を立てて検証を重ねる姿勢が求められると読み取れます。
職種別の求人を見ると、組み込み系ソフトウェア開発では、 光源装置制御などのアルゴリズム開発や電気回路図の作成、顧客ニーズを踏まえた技術提案が業務に含まれ、C、C++、Pythonなどのプログラミング経験が必須とされています。 管理部門の法務では、事業会社での法務実務経験2年以上、または法律事務所等での企業法務経験が必須条件 です。職種ごとに必須経験が明確に示されているため、自身の経歴との適合度を事前に確認しておくと選考に進みやすくなります。
転職成功のポイント
1つ目のポイントは、事業の特徴を理解して志望動機に反映させることです。インターアクションは、撮像半導体製造向けの検査用光源装置で最大手と評されています。スマートフォンのカメラなどに使われるイメージセンサの製造工程を支える会社である点を、応募前に押さえておきましょう。
2つ目は、年収条件を求人票で個別に確認することです。 組み込み系ソフトウェア開発の求人には、月給38万9000円以上と記載されたものがあります。 一方で、全従業員の平均年収は2026年5月期で728万円です。この平均は職種や経験、勤続年数を問わない単体全体の数値のため、ご自身に提示される年収は別に確認する必要があります。
3つ目は、少数精鋭の組織で働くことを前提に準備することです。単体63名という規模では、1人が担う業務範囲が広くなりやすいと考えられます。これまでの経験で、担当領域を越えて業務を進めた具体例を整理しておくと、面接で説得力が増します。
インターアクションのまとめ
インターアクションの平均年収は、2026年5月期の有価証券報告書で728万円、平均年齢は41.7歳、平均勤続年数は7.4年です。直近5期では、2022年5月期の671万円から2024年5月期の767万円まで上昇し、その後は738万円、728万円と推移しています。国税庁の民間給与実態統計調査(令和5年分)の全国平均460万円と比べると、高い水準にあります。
役職別・年齢別の年収は、公式データとしては非開示です。そのため、本記事では推測による金額は示していません。福利厚生では、住宅手当や家族手当、年2回の賞与、年間休日125日といった条件が採用媒体で確認できます。
転職を検討している方は、募集職種の必須経験と年収条件を求人票で確認することから始めてください。あわせて、有価証券報告書で直近の従業員の状況や事業内容を確認し、志望動機に反映させておくと安心です。第二新卒や30代の方は、これまでの経験が募集職種の条件にどれだけ合うかを軸に、応募の可否を判断してみてください。


