障害福祉と教育の分野で全国にサービスを展開する株式会社LITALICO(以下、LITALICO)は、東証プライムに上場する企業として注目を集めています。就職や転職を検討するにあたり、LITALICOの平均年収や役職別・年齢別の給与水準がどの程度なのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、LITALICOが有価証券報告書で開示している平均年収や従業員データをもとに、年度別の推移や他企業との比較、役職別・年齢別のデータについて詳しく解説します。公式に開示されていない項目については、その旨を明記したうえでご案内します。
LITALICOの会社概要
LITALICOは、2005年の創業以来、就労支援サービス「LITALICOワークス」や児童発達支援・学習教室「LITALICOジュニア」、IT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」など、障害福祉と教育の両分野にまたがる多様なサービスを展開してきました。 障害者福祉業界の会社として、就職支援ポータルサイト運営や障害児支援、求職者支援(職業訓練)、就労移行支援事業所運営などを手がけています。 リアルの事業所とオンラインプラットフォームを連携させたハイブリッド型のビジネスモデルを特徴としており、福祉・教育業界の中でも成長を続けている企業のひとつです。
LITALICOの基本情報
| 商号 | 株式会社LITALICO(LITALICO Inc.) |
| 設立 | 2005年12月 |
| 代表者 | 代表取締役社長 長谷川敦弥氏 |
| 本社所在地 | 東京都目黒区上目黒2-1-1 中目黒GTタワー15F/16F/20F |
| 資本金 | 311,437,605円 |
| 従業員数(グループ全体) | 5,768名(2026年6月末時点) |
| 事業内容 | LITALICOワークス(就労支援サービス) LITALICOジュニア(ソーシャルスキル&学習教室) LITALICOワンダー(IT×ものづくり教室)など |
| 証券コード | 7366 |
| 上場市場 | 東証プライム |
| 決算期 | 3月 |
LITALICOの事業は大きく分けて、障害のある方向けの就労移行支援を行う就労支援事業、発達が気になる子ども向けの学習教室やIT教室を展開する教育事業、そして「LITALICO発達ナビ」などのポータルサイト運営を行うプラットフォーム事業で構成されています。リアルの支援拠点で培ったノウハウをオンラインサービスに活用する点が特徴です。
LITALICOの平均年収はどのぐらい?
年度別の平均年収推移
LITALICOは有価証券報告書の「従業員の状況」において、提出会社(単体)の平均年間給与や平均年齢、平均勤続年数を開示しています。直近の2026年3月期の平均年収は、 従業員数1,616人、平均年齢34.7歳、平均年収5,498,000円となっています。なお、2024年3月期については本記事執筆時点で確認できた一次情報の範囲内では従業員数と平均年齢の詳細な数値を特定できなかったため、該当行を省略しています。
| 年度 | 平均年収(万円) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 従業員数(名) |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月期 | 526万円 | 32.2 | 3.5 | 550 |
| 2023年3月期 | 554万円 | 33.2 | 3.8 | 679 |
| 2025年3月期 | 5,652(千円) =565.2万円 | 34.2 | 4.7 | 1,495 |
| 2026年3月期 | 549.8万円(5,498,000円) | 34.7 | 4.9 | 1,616 |
出典 LITALICO 有価証券報告書(各年3月期)。 2021年3月期の486万円から2024年3月期にかけては右肩上がりの傾向が続き、2025年3月期以降はやや調整が入っています。 株式交換による組織再編の影響で従業員数が年度によって大きく変動している点にも注意が必要です。
他企業との比較データ
| 企業・統計 | 平均年収(万円) | 出典 |
|---|---|---|
| LITALICO(2026年3月期) | 549万円 | 有価証券報告書 |
| 日本全体の給与所得者平均 | 約478万円 | 国税庁 民間給与実態統計調査をもとにした分析値 |
LITALICOの平均年収は有価証券報告書によると約570万円で、日本全体の平均年収(約478万円)を上回る水準です。 このため、福祉・教育業界の中でも給与水準は比較的高めに位置していると考えられます。
上記の比較表から見ると、LITALICOの平均年収549万円は日本の給与所得者全体の平均を上回っており、同規模の上場企業と比べても標準から やや高めの水準にあると評価できます。障害福祉・教育支援業界は給与水準が控えめとされてきた歴史がありますが、LITALICOはこの分野の中で相対的に高い給与水準を維持しています。
LITALICOの役職別年収データ
LITALICOの有価証券報告書では、課長や部長といった役職別の年収データは開示されていません。上場企業の多くは「従業員の状況」において全社平均の給与水準のみを開示する形式をとっており、LITALICOについても役職区分ごとの年収は公式データとしては非開示となっています。
| 区分 | 公式開示の内容 |
|---|---|
| 一般職 | 非開示 |
| 主任・係長クラス | 非開示 |
| 課長クラス | 非開示 |
| 部長クラス以上 | 非開示 |
役職別の給与水準を具体的に知りたい場合は、採用面接や内定後の条件提示の際に直接企業へ確認することをおすすめします。
LITALICOの年齢別年収推移
年齢別の年収推移についても、LITALICOの有価証券報告書では開示されていません。有価証券報告書の「従業員の状況」で開示されるのは全社平均の平均年齢・平均年間給与のみであり、年代ごとの詳細な年収水準は公式データとしては非開示となっています。
| 年代 | 平均年収(万円) |
|---|---|
| 20代 | 非開示 |
| 30代 | 非開示 |
| 40代 | 非開示 |
| 50代以上 | 非開示 |
なお、前章で紹介した通り、LITALICO全体の平均年齢は直近の2026年3月期で34.7歳となっており、比較的若い年齢層の社員が多い構成であることがうかがえます。年代別の詳細な給与水準を知りたい場合は、採用選考の過程で企業に直接問い合わせることをおすすめします。
【中途採用】LITALICOのような優良企業への転職おすすめサービス
LITALICOのような企業への転職を目指す方には、専門の転職サイトやエージェントの活用が効果的です。第二新卒エージェントneo、MyVisionなど、20代からキャリアアップを目指す方まで幅広くサポートするサービスが揃っています。自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選び、プロのアドバイスを受けながら転職活動を進めましょう。
おすすめ転職エージェントサービス
LITALICOの福利厚生
LITALICOの公式採用サイトや求人情報によると、社会保険や休暇制度を中心に、安心して長く働ける環境づくりに力を入れていることがうかがえます。ここではカテゴリ別に、公式情報として確認できた福利厚生の内容を紹介します。
社会保険・年金制度
LITALICOでは 社会保険完備、企業型確定拠出年金制度、確定給付企業年金(DB/はぐくみ企業年金)が整備されています。老後の資産形成を支援する制度が用意されている点は、長期的なキャリア形成を考える求職者にとって安心材料のひとつといえるでしょう。
住宅・通勤に関する制度
住宅面については、 会社de賃貸制度(借上げ社宅制度)が設けられています。通勤手当については、職種や求人ごとに支給条件が異なり、上限額を設けたうえで実費を支給するケースが一般的です。詳細な支給条件は、応募する職種の求人票や内定後の条件提示で確認することをおすすめします。
健康サポート・保養制度
健康面のサポートとしては、 健康サポートグループ(社員の健康サポートするための専門部署)、社内カウンセラー常駐、健康診断無料(年1回の健康診断費は会社が負担)、健康保険組合(TKJ)の各種優待/保養施設利用といった制度が整っています。また、採用情報サイトでは 確定拠出型年金制度(老後資金形成のための支援制度)、健康保険組合(TKJ)の各種優待/保養施設利用も案内されており、心身の健康を長期的に支える仕組みが用意されています。
休暇・働き方に関する制度
働き方の柔軟性に関しては、求人情報サイトにおいて 年間休日120日以上、服装自由、フレックス制といった条件が掲載される求人も見られます。また、採用情報では 兼業制度(同業他社を含む副業が可能)、育児休業中の兼業OK、カムバックエントリー制度も紹介されており、ライフステージの変化に対応しやすい制度設計がなされています。なお、具体的な休日日数や手当の有無は配属先の事業所や職種によって異なる場合があるため、応募時に求人票で詳細を確認することをおすすめします。
LITALICOの転職難易度は?
求人サイトの掲載状況を見ると、LITALICOでは営業職やサービス職など複数の職種で同時に求人が出されており、職種によっては 採用人数5名以上の募集も確認できます。対人支援職からビジネス職、テクノロジー職まで幅広く中途採用を行っていることから、特定のタイミングに絞らず通年で応募機会を探しやすい状況にあるといえます。
求められる人材像
LITALICOの採用情報では、 LITALICOの目指す理念・ビジョンに共感し、社会をよりよく変えるために自発的に行動できる人材が求められていると紹介されています。専門スキルの有無だけでなく、障害福祉や教育分野が抱える社会課題に対する関心や、事業ビジョンへの共感度が重視される傾向にあるようです。
職種別に見ると、対人支援職では教育・福祉・心理分野での経験や資格が、ビジネス職では法人営業や企画提案の経験が、テクノロジー職では開発やデータ活用のスキルが、それぞれ求人情報で挙げられることが多くなっています。いずれの職種においても、理念への共感とチームでの協働力が共通して重視されるポイントといえるでしょう。
転職成功のポイント
選考対策としては、まずLITALICOが展開する就労支援事業、教育事業、プラットフォーム事業それぞれの特徴を理解し、自身の経験が各事業でどのように活かせるかを具体的に説明できるようにしておくことが重要です。あわせて、障害福祉や教育分野への関心を持つに至った背景や、過去の業務で得た成果を再現性のあるエピソードとして語れるよう準備しておくと、選考過程で評価されやすくなるでしょう。
未経験の職種に挑戦する場合でも、対人支援の経験や、人と関わる仕事で培ったコミュニケーション力は評価の対象となり得ます。応募を検討する際は、LITALICOの採用サイトで公開されている募集職種や求める経験を事前に確認し、自身のキャリアとのマッチ度を見極めたうえでエントリーすることをおすすめします。
LITALICOのまとめ
本記事では、株式会社LITALICOの平均年収や役職別・年齢別のデータ、福利厚生、転職難易度について、有価証券報告書や公式採用サイトの情報をもとに解説しました。直近の2026年3月期における平均年収は549.8万円(5,498,000円)で、平均年齢は34.7歳、平均勤続年数は4.9年となっており、日本全体の給与所得者平均を上回る水準にあります。役職別・年齢別の詳細な年収データについては、有価証券報告書上では非開示となっているため、具体的な金額を知りたい場合は選考過程や内定後の条件提示の際に企業へ直接確認することが確実です。
福利厚生については、社会保険や確定拠出年金制度、健康保険組合の優待制度など、長期的に安心して働ける環境が整えられています。また、対人支援職からビジネス職、テクノロジー職まで幅広い職種で中途採用が行われており、理念への共感や社会課題解決への関心を軸に人材が求められる傾向にあります。就職や転職を検討する際は、本記事で紹介した一次情報とあわせて、公式の採用サイトや求人票も必ず確認し、自身のキャリアプランに合った選択をしていただければ幸いです。


